2018年12月18日公開
2024年08月24日更新
シークワーサーは栄養豊富な果実!栄養素と効果効能のまとめ!
みなさんは、シークワーサーの栄養素や、効果効能などについて知っていますか?シークワーサーはさわやかな酸味を楽しむことが出来る沖縄の特産物となっており、沖縄の方以外にも人気のある食材となっています。今回の記事では、シークワーサーの効能などをはじめとして、おいしい食べ方が出来るレシピ、そして保存にも便利なジュースの選び方などについても紹介していきます。特徴などについて詳しく紹介していきますのでチェックしてみてください。
目次
シークワーサーは健康長寿に役立つ果実!
シークワーサーは、沖縄で人気の特産品であり、さわやかな酸味を楽しむことが出来る果実として沖縄以外の人にも人気があります。多くの方に人気のシークワーサーは、実は健康に役立つ果実としても知られています。シークワーサーはジュースなどで楽しむことが出来ますが、他にもいろいろな楽しみ方が出来る果実です。今回の記事では、シークワーサーの特徴と効果効能や、おいしい食べ方が出来るレシピなどを紹介していきます。
シークワーサーは沖縄で人気の特産品
それでは、まずはシークワーサーがどのような果実なのか、特徴を改めてチェックしていきましょう。シークワーサーは沖縄で人気の特産品となっており、標準和名は「ヒラミレモン」という名前です。沖縄の方言では「シー」が酸っぱい、「クワーサー」が食べさせるものや、食べ物の事を指す言葉なのだそうです。シークワーサーというと1種類だけかと思われるかもしれませんが。実はその種類はかなり多くなっています。
シークワーサーは種子によって繁殖が行われてきたために変異種がかなり多く見られるのだそうです。ですので、シークワーサーの種類は100種類以上とも言われているのだそうです。シークワーサーは沖縄の特産となっていますが、台湾などでも自生しているのだそうです。それでは、続いてシークワーサーの味や、見た目などの特徴について改めてチェックしていきましょう。
シークワーサの味や見た目の特徴は?
それでは、シークワーサーの味や、見た目の特徴についてチェックしていきましょう。シークワーサーは普通はまだ熟していない青い状態の物が収穫されるので、まるでレモンのようなさわやかな酸味を楽しむことが出来るのが特徴です。ジュースや、料理などに使用されるものはこれらのまだ青い時に収穫したシークワーサーとなります。また、皮が緑色のイメージが強いですが、完熟すると黄色くなり、味も甘酸っぱくなります。
種なしの品種もあるのですが、通常のシークワーサーは種がたくさん入っているのだそうです皮は比較的薄くなっています。また、シークワーサーの見た目は3cmから4cmほどで、カボスほどの大きさとなのも特徴です。形の特徴は温州ミカンのように少し平らな形をしており、この特徴から「ヒラミレモン」という名前となったようです。保存する場合は、湿気が少なく涼しい場所に置いておきましょう。
シークワーサーの収穫時期は?
特徴をチェックしたところで、シークワーサーの収穫時期についてみていきましょう。シークワーサーの日本での産地は、主に沖縄県です。とある年では沖縄が3500トンほど、そして第2位の鹿児島で約10トンとその差は圧倒的です。シークワーサーの収穫時期は、収穫時期によって異なります。8月から9月に収穫されるまだ青い物は、「酢の物用」として、そして10月から12月に収穫されるものは「原液ジュース用」として収穫されます。
そして、12月の下旬から2月の末くらいに収穫されるものは、もう完熟しており皮もすっかり黄色くなっています。この熟したシークワーサーは、主に「生食用」として出荷されて、出回り始めるのだそうです。同じシークワーサーでも用途によって収穫時期がかなり異なっており、夏である8月から、真冬の2月までとシークワーサーの収穫時期はかなり長い期間となっています。
シークワーサーの栄養素や効果効能を知っておこう!
それでは、時期や特徴などに続いてシークワーサーの栄養素や、効果効能について詳しく見ていきましょう。シークワーサーはさわやかな酸味を楽しむことが出来る果実となっていますが、ただ美味しいだけはなく様々な効果効能が期待できる果実でもあります。シークワーサーにはどのような栄養素が含まれているのか、そしてどのような効果効能が期待できるのかをチェックしていきましょう。
シークワーサーに含まれる主な栄養素とは?
それでは、さっそくシークワーサーに含まれる栄養素を見ていきましょう。すべては紹介しきれませんので、シークワーサーに含まれる主な栄養素を紹介していきます。シークワーサーは、主に5つの栄養素が豊富に含まれているのだそうです。その5つの栄養素とは、「ノビレチン」、「クエン酸」、「ビタミンP」、「ビタミンC」、そして「リモネン」の5つとなっています。それでは、栄養素に続いて効果効能についてみていきましょう。
シークワーサーの効果効能:ダイエット効果
まず最初に紹介するシークワーサーの効果効能は、「ダイエット効果」です。シークワーサーに多く含まれるノビレチンという栄養素は、体の脂肪を燃えやすくしてくれるという効果効能がありますので、ダイエット効果が期待できます。ノビレチンは他の柑橘類にも含まれている成分となっているのですが、シークワーサーに含まれているノビレチンは他の柑橘類に比べてダントツ多いのだそうです。
他の柑橘類と比べてみると、ノビレチンの量は果汁で2倍から12倍、果皮の部分ですとなんと400倍ものノビレチンがシークワーサーには含まれているそうです。他の柑橘類と比べてもかなり多くのノビレチンが含まれているというシークワーサーは、ダイエット効果を期待する方には是非おすすめしたい果実となっています。後ほどレシピも紹介していきますので、是非そちらも参考にしてみてください。
シークワーサーの効果効能:美肌を作る効果
続いて紹介する、シークワーサーの効果効能は、「美肌を作る効果」です。シークワーサーには、ビタミンCも豊富に含まれています。ビタミンCは肌の老化を防いでくれる働きがありますので、美肌を目指す方には是非摂取してほしい成分です。また、シークワーサーに含まれているノビチレンとヘスペリジンはしわ、シミ予防に効果があるといわれています。こちらも美肌を目指す方には嬉しい成分となっています。
シークワーサーの効果効能:花粉症の改善
続いて紹介する、シークワーサーの効果効能は、「花粉症の改善」です。先ほど紹介した、シークワーサーに含まれているヘスペリジンは、抗アレルギー作用があるといわれています。ですので、花粉症の改善効果が期待できます。更に、花粉症だけではなくアトピー性皮膚炎や気管支喘息、じんましんなどのアレルギー疾患にも同様に改善が期待できる成分となっています。
シークワーサーの効果効能:免疫を強化する作用
続いて紹介する、シークワーサーの効果効能は、「免疫を強化する作用」です。シークワーサーにはビタミンCがたっぷりと含まれていますので、免疫力の向上に役立つ成分となっています。疲れていると免疫力が低下してしまい、風邪なども引きやすくなってしまいますので、疲れたな、と感じたときにはシークワーサーを取っておくと良いかもしれません。
シークワーサーの効果的な食べ方
それでは、続いてはシークワーサーの効果的な食べ方についてチェックしていきましょう。嬉しい効能が期待できる栄養素を多く含んでいるシークワーサーですが、その豊富な栄養を効果的にとるためにはどのような食べ方が良いのかをチェックしていきましょう。まず、生のシークワーサーの栄養を無駄なくとることが出来る食べ方について紹介していきましょう。
シークワーサーの栄養を無駄なく採るなら皮ごとがおすすめ
それでは、シークワーサーの果実を食べる時にはどのような食べ方が効率よく栄養を取ることが出来るのかを見ていきましょう。シークワーサーの栄養を無駄なくとりたいのなら、皮ごと食べるという食べ方がおすすめとなっています。なぜなら、シークワーサーは皮の部分に栄養が豊富に含まれているからです。この点は、他の柑橘類とは大きく異なる点となっています。
他の柑橘類とは違って皮の部分に栄養が多く含まれているので、シークワーサーに含まれているノビレチン、ヘスペリジン、そしてリモネンを十分にとりたいのなら皮ごと食べる食べ方が一番良い方法となっています。他の柑橘類を食べる場合には、みかんなど、皮をむく場合がほとんどかと思いますがシークワーサーの果実を食べる時には、皮ごと食べるという食べ方を意識してみてください。
手に入りにくいシークワーサーは原液の果汁を使うと便利
体にも良いシークワーサーですが、シークワーサーを定期的に摂取できるという方は沖縄にいるという方以外はなかなかいないかと思います。多めに果実が手に入ったという場合でも、長期間の保存は難しいので毎日シークワーサーを取りたいという方には難しいかと思います。そういった場合には、保存にも便利な原液の果汁を使用すると便利となっています。ジュースとして売られているものがありますので、チェックしてみましょう。
ただ、保存にも便利なシークワーサーのジュースを選ぶ際には、少し注意してほしいポイントがあります。ジュースの中にはもちろんシークワーサーの果実が使用されています。この果実に農薬が使用されていると体に良いどころか体に悪いですから、農薬の心配があるものは避けた方が良いかと思います。
また、シークワーサー以外の柑橘類もブレンドした物もありますから、シークワーサーの栄養を丸々摂取したい方は注意してみてください。
一日に飲む原液ジュースの量やおすすめの時間帯は?
それでは、保存にも便利なシークワーサーの原液ジュースですが、一日に飲む原液ジュースの量などは気になるところです。果たして、一日に飲む原液ジュースの量やおすすめの時間帯はどうなっているのでしょうか?あくまでジュースですので、「一日に絶対これだけの量」というものはありませんが、シークワーサーを健康のために摂りたいのなら、原液でとるならば一日に50mlほどが目安となっているそうです。
シークワーサーの果実ですと約22個分ほどが目安となっていますので、シークワーサーは健康のために続けたいという方ならば原液でとるのが摂取しやすいでしょう。続いては、効果的に飲む時間帯についてチェックしていきましょう。原液でとる場合ですと、空腹のときですと胃に負担をかけてしまう場合がありますのでおなかが空いている時にはおすすめしません。
ですので、シークワーサージュースは原液でとる場合には食後に飲むのがおすすめです。シークワーサージュースの場合ですと、血糖値の上昇を緩やかにしてくれるという効果が期待できますので、食前や食事中に飲むのがおすすめとなっています。また、クエン酸も豊富なシークワーサーは、疲れている時や、運動をした後などに飲むのもおすすめのジュースとなっています。果実よりも保存も簡単ですのでおすすめです。
シークワーサーの簡単使い方レシピ
それでは、食べ方などに続いて栄養もたっぷり詰まったシークワーサーの、簡単な使い方レシピについて紹介していきます。さわやかな酸味を楽しむことが出来るシークワーサーは、その酸味を活かして色々なレシピに活用することが出来る素材となっています。まずは、シークワーサーを使用したドレッシングについて作り方やレシピをチェックしていきましょう。
シークワーサーを使ったドレッシング
それでは、まず最初にシークワーサーを使用したドレッシングのレシピをチェックしていきましょう。こちらのレシピは、保存にも便利なシークワーサードリンクを活用した食べ方になっています。シークワーサードリンクを飲むのにも少し飽きて、ドリンク以外で楽しみたいという方におすすめの、保存にも便利なシークワーサードリンクを活用したレシピになっています。それでは、早速レシピをチェックしていきましょう。
- シークワーサー果汁100%大さじ3
- エクストラバージンオリーブオイル大さじ2
- 砂糖大さじ1
- 塩小さじ1/2
- 作り方はとても簡単な物になっています。シークワーサー果汁、エクストラバージンオリーブオイル、さとう、そして塩をボウルなどで滑らかになるまでよく混ぜていきます。
- 1分くらい混ぜたら、材料が滑らかになると思いますのでこれでシークワーサーを使用したドレッシングの完成となります。出来上がったシークワーサードレッシングは、葉野菜やトマトなどの生野菜と合わせるのがおすすめだそうです。
おやつにおすすめ「シークワーサーカルピスゼリー」
続いて紹介するのは、酸味の効いたシークワーサー果汁が美味しい、おやつにもおすすめの「シークワーサーカルピスゼリー」です。シークワーサーのみですとかなり酸味が効いた仕上がりになるのですが、カルピスを使用していますのでお子さんでも食べやすくなっています。少しなら冷蔵庫での保存も可能です。
- シークワーサー果汁100ml
- カルピス250ml
- 水550ml
- ゼラチン10g
- 水大さじ2
- まず、耐熱容器にゼラチンと水とを入れて、ゼラチンを戻していきます。続いて、シークワーサー果汁、カルピス、そして水550mlを入れたら沸騰させないように温めていきましょう。
- 火を止めて、1の水でもどしたゼラチンを入れながらかき混ぜていきます。
- ゼラチンが溶けたら、粗熱を取ります。
- 器に入れて、冷蔵庫で3時間以上冷やして固めたら完成となります。
シークワーサーを食生活に取り入れてみよう!
いかがでしたでしょうか?シークワーサーはさわやかな酸味を楽しむことが出来るだけでなく、様々な栄養を持っており健康長寿にも役立つ果実となっています。多くの効果効能がありますので、是非シークワーサーを日々の生活に取り入れてみてください。
また、果実を手に入れるのは難しい、果実のままでは長期間保存できなくて困るという方には、保存も簡単なジュースタイプもおすすめです。色々なレシピもありますので、シークワーサーを食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?