レモンカードとは?イギリス伝統クリームの作り方&食べ方教えます!
最近レモンカードと呼ばれるものが流行っていますが、果たしてどのようなものなのでしょうか?スイーツ作りにぴったりな上に普段の食卓でもさまざまな使い方ができるためにかなり使い勝手がよいと言われるレモンカードは、イギリス伝統のクリームとして話題です。今回はそんなレモンカードとはどのようなもので日持ちはどのくらいなのかなどを掘り下げた上で、おすすめの使い方・食べ方やケーキレシピを紹介します。
目次
レモンカードとはどんな食べ物かその魅力を紹介!
スイーツ作りで重宝すると言われるレモンカードですが、果たしてどのようなものなのでしょうか?おすすめ人気ケーキレシピも気になるレモンカードは、最適な使い方をするためにもまずどんな食べ物なのかを把握しておきたいものです。イギリス伝統の食べ物だと言われているレモンカードは普段使いしても楽しく美味しいと言われていますから、どのようなものかまずはその概要を要チェックです。
レモンカードはイギリスの伝統料理
レモンカードはイギリスの伝統料理として知られています。レモンカードの歴史は19世紀のイングランドにまで遡り、アフターヌーンの際にレモンカードをスコーンとともに楽しむような習慣がすでにあったようです。イギリスは料理が美味しくないと言われることもありますが、アフタヌーンやお菓子の文化は古い歴史をもっており、パンやスコーン、パンケーキなどさまざまなものと組み合わせて楽しむことができるのが魅力的です。
イギリスの伝統料理であるレモンカードはアメリカでも人気となり、その影響を受けて日本にも伝わりました。そして最近ではレモンカードが料理好きやスイーツ作りを趣味とする人の間でインスタなどでも流行り、レモンカードを使って色々なレシピを作る人が増えているようです。レモンカードはイギリスの伝統に基づいて作られており定番レシピが大体決まっている上に、おしゃれに見せることも簡単なのが魅力的だと言えます。
「カード」の意味とは?
レモンカードはレモンを使ったスプレッドの一種です。原料としてはレモンの他に卵・バター・砂糖などを使って、ペースト状にして仕上げることになります。カードとは英語では「curd」のことを指し、凝固するという意味のある言葉です。つまり原料を湯煎にかけてペースト状に固めるのでカードと呼ばれているようですが、レモンカード以外にもオレンジカードやライムカードなど、特に柑橘類を使って作られることが多いのです。
そんなカードはカスタードやパイフィリングなど同じようにペースト状のクリームやスプレッドに比べて、果実の割合が高いという特徴があります。果皮も含めて凝固させるカードは風味が強く出るのが特徴的で、またコーンスターチなどではなくバターをもちいて増粘させるので、よりクリーミーな質感になりやすいものです。またカスタードなどに比べてもそれ自体で食べることは少なく、スプレッドとして使用することが多いです。
ジャムのような感覚でパンに塗って美味しい
レモンカードが人気である理由としては、使い方・食べ方が多彩で非常に使い勝手がよいということが挙げられます。レモンカードは湯煎で凝固させて作るペーストな訳ですが、ジャムのような感覚でパンなどに塗って簡単に美味しく食べることができます。ジャムとは違いバターを含めているのでクリーミーな質感になり、ジャムよりもスプレッドとして活用しやすいという魅力もあり、塗るだけで美味しいので普段使いもしやすいです。
イギリス発祥のためにあまり美味しくないというイメージを持つ人もいますが、やはりアフタヌーンティーの文化のあるイギリスでは、パンやスコーンなどをシンプルに楽しむということが多いです。そんなときに活躍してくれるのがレモンカードであり、レモンとメレンゲを組み合わせて作るレモンメレンゲパイもイギリスやアメリカで人気があります。スプレッドから派生して、スイーツ作りにもぴったりなのがレモンカードです。
料理やお菓子など様々に使える万能クリーム
レモンカードは、スプレッドとして単純にパンに塗って楽しむことができるだけでなく、料理やお菓子にも幅広い使い方で楽しむことができるという魅力があります。レモンカードは強いレモンの風味とバターによる滑らかな質感を持ち合わせている万能クリームであり、レモン風味の料理を作りたいときにはレモンカードさえあれば簡単に美味しいものを作れます。特に煮込み料理などであれば、隠し味として使いやすいことでしょう。
もちろんお菓子としてもさまざまな使い方・レシピで楽しむことができ、特にケーキやタルトなどで活躍してくれる万能クリームとなります。シンプルにレモン味のクリームとしてフィリングなどに使用するのもアリですし、メレンゲと組み合わせることも可能です。また、生クリームなどと混ぜて使ってケーキにするのもおしゃれです。とにかく色々なスイーツレシピがあるので、後述するレシピ・食べ方をチェックしてみましょう。
作り置きしておけばいつでも使えて便利
また、レモンカードの魅力としては、作り置きしていつでも好きな時に使えるということも挙げられます。調味料にちょっとこだわって料理を楽しみたいというときでも、一から調味料にこだわって作っていると時間がかかるものですが、先にレモンカードだけ作っておけば簡単に美味しい料理やスイーツを作りやすいものです。色々な使い方・食べ方で楽しむことができるレモンカードだからこそ、あらかじめ作っておくと便利です。
イギリス伝統の料理であるレモンカードですが、現在ではさまざまな用途で使われており、今回紹介するレシピも参考にしながら、自分のアレンジを加えて活用することも可能です。料理の隠し味として使うことでこれまでにはない風味をもった料理を作れる上に、レモン系のスイーツを作りたいときに時短で美味しいものを作れるようにもなります。そんなレモンカードは、まずイギリス伝統の作り方からマスターしていきましょう。
レモンカードのイギリス伝統の作り方
レモンカードとはイギリス発祥のレモンとバターのスプレッドのようです。そんなレモンカードはまずイギリス伝統の作り方をチェックして、それに倣って王道の味をまずは作っておきたいものです。レモンカードのイギリス伝統の作り方を覚えておけば、色々なレシピに活用できるので便利です。アレンジ系の使い方・食べ方も楽しむべく、レモンカードのイギリス伝統の作り方をまずはチェックしましょう。
材料はいたってシンプル
イギリスの伝統的な作り方で作るレモンカードは、いたってシンプルな材料によって作ることができます。定番のレモンカードを作るときに用意することになる材料は、下記の通りです。
- レモン
- 砂糖
- バター
- 卵
レモン一個に対して卵は一個、砂糖とバターはそれぞれ40〜50gの量で調整します。レモンカードを作るのに使う材料はこの通りかなりシンプルなので、定番のレシピを覚えてしまえば日常的に作って色々なスイーツや料理に活用することができるでしょう。
また、レモンは皮ごと使用することになるので、皮ごと使っても安心な無農薬のものを選ぶとよいでしょう。スーパーで見かける安いレモンは防カビ剤などが使われていることが多いので、できればそれらを避けましょう。また、レモン果汁が足りないときは市販レモン汁を少し加えるのもアリです。
卵はこすことで滑らかな仕上がりに
レモンカードを作るときに一つの肝となるのが、卵です。この卵はレモンカードにおいて質感を決定できる要素となりますが、これをこすことで滑らかな仕上がりになりやすいです。レモンカードを作るときには具材を湯煎にかけたあとでこすことになりますが、最初に卵をこしておくことも一つの手です。
こうしておけば質感を保つために加熱しすぎることなどもなく、質感を保った美味しいレモンカードが出来上がりやすいです。また、全体をこすときにはゴムベラなどを使ってザルにこするようにしてこすのがおすすめとなります。その上で急速に冷やすことで、美味しいレモンカードを作りやすいので、実際に下記のレモンカードの定番レシピを確認して、ぜひ絶品レモンカードを作り上げてみましょう。
湯せんにかけながら丁寧に混ぜる
レモンカードを作るときに用意する材料はいたってシンプルな組み合わせです。そんなレモンカードは日持ちやアレンジケーキレシピなども気になりますが、卵に注意して滑らかな質感に仕上げて楽しみたいものです。そんなレモンカードは材料を混ぜて湯煎にかけて丁寧に混ぜ合わせていくことになりますが、シンプルなレシピの手順は以下の通りです。
- レモンの皮の黄色い部分をすりおろします。果汁も絞っておきましょう
- ボウルに卵を割り入れ、ほぐします。ここにレモンの果皮と果汁を加えます。
- バターと砂糖も40gくらいずつ加えます。少し混ぜてから鍋に移し、湯煎にかけます。
- それから少し加熱して全体がなめらかになったら一度こします。
- その後弱火で5分ほど加熱します。ヘラですくってもったりしたらこします。
- こしてから急速に冷やします。
上記のような手順でレモンカードを作れば、簡単に美味しいものが完成します。こすタイミングを質感をよく見極めてチェックすること、そしてこしてから急速に冷やすということがポイントとなります。要点をおさえれば美味しいレモンカードを作るのは案外簡単なので、ぜひ挑戦してみてください。
レモンカードの保存方法
レモンカードのイギリス伝統の定番レシピは既述の通りですが、レモンカードに関して気になるのはレシピやアレンジの食べ方だけでなく、保存方法に関してもでしょう。完成したレモンカードは、瓶に詰めて保存するというのが一般的となっています。保存場所は、冷蔵庫が望ましいでしょう。瓶の中でも、できれば煮沸消毒した保存瓶を使用することで、レモンカードの質を保ち少しでも長い間スイーツなどに使って楽しめそうです。
レモンカードを作ってからすぐにスイーツなどに使うのであれば、その分を除いて残りはできるだけすぐに冷蔵庫で瓶に保存しておくのがベストだと言えます。レモンカードは用意する材料や作り方こそシンプルですが、色々な料理やスイーツに使いたい場合には保存方法というのも重要になってきます。ぜひ保存方法についてもこだわって、美味しいレモンカードを色々な使い方・食べ方で活用していきましょう。
手作りレモンカードはどれぐらい日持ちする?
保存方法にもこだわりたいレモンカードですが、保存方法を意識した上では果たしてどのくらい日持ちするのか気になるものです。レモンカードは瓶に入れて冷蔵庫で保存していくというのが王道の保存方法となりますが、ベストな状態で楽しみたいのであれば1週間を目安に使い切るのが重要となります。煮沸消毒した瓶であれば2〜3週間ほど持つこともあるようですが、高い質を保った状態で使いたいのであれば1週間ほどでしょう。
また、レモンカードを瓶から取り出して使用する際には、清潔なスプーンを使用することをしっかりと心がけましょう。レモンカードはスイーツだけでなくさまざまなケーキレシピで楽しむこともできますから、レモン一個分で作ったものであれば1週間以内に使い切ることも難しくありません。また、日持ちのことも考えてレモンカード作り初心者の場合には、最初から一度に大量に作りすぎないということも重要になってくるでしょう。
レモンカードのおすすめの食べ方・使い方
レモンカードのイギリス伝統の作り方は案外簡単であり、さまざまな使い方ができるというメリットもあります。日持ちも1週間程度するのが魅力的なレモンカードですが、果たしてレモンカードのおすすめの食べ方・使い方とはどうなっているでしょうか?イギリス伝統のレモンカードは、日持ちや保存方法も意識して作った上で、ぜひとも色々なタイプの食べ方・使い方で活用していきましょう。
パンに塗ってシンプルに
レモンカードのおすすめの食べ方・使い方としてはまず、パンに塗るというのが挙げられます。レモンカードはレモンの風味が豊かであると同時にバターを使っていることでなめらかな質感にもなっており、スプレッドとして重宝する食べ物でもあります。日持ちも気になるからこそ毎日使える食べ方で楽しみたいものですが、パンに塗れば日持ちが心配な場合でも効率よくレモンカードを消費することもできるので、かなりおすすめです。
普段からトーストを朝に食べているという人はトーストにレモンカードを塗るだけでもアリです。また、トーストしていない食パンに塗っても、マーガリンやバターのように完全に溶ける必要もないのでおすすめとなります。また、バゲットでも美味しいですし、ラスクのようなものであれば主食としてだけでなくおつまみとしても楽しむことができます。パンに塗るシンプルな食べ方だからこそ、毎日でも楽しむことができるでしょう。
パンケーキのトッピングに
パンに塗る食べ方であれば日持ちもあまり気にせずにレモンカードを楽しむことができそうですが、パン以外でもパンケーキのトッピングとして楽しむというのもアリです。まだまだパンケーキブームの熱は冷めていませんが、フルーツトッピングのパンケーキは美味しいものです。生のフルーツに比べるとレモンカードの方が日持ちも長いですが、パンケーキと生クリーム、レモンカードの単純な組み合わせでも、間違いない美味しさです。
生クリームのもったりとした甘さだけで楽しむパンケーキだとやや飽きてしまうこともありますが、そこにレモンカードがあることで爽やかに楽しむことができるでしょう。また、生クリーム・レモンカードの上に砕いたアーモンドなどを散らしても美味しいでしょう。甘いだけでなく、爽やかなほどよい酸味が加わったパンケーキを楽しみたいというときには、ぜひパンケーキにレモンカードを添えて堪能してみてはいかがでしょうか?
ヨーグルトやアイスと一緒に
また、パンやパンケーキ以外に塗る食べ方としては、ヨーグルトやアイスに使うというのもアリです。ヨーグルとにマーマレードなどのジャムを加えるだけでも実に美味しいものですが、マーマレードの代わりにレモンカードをヨーグルトに加えるだけでかなり爽やかに楽しむことができます。特にプレーンのヨーグルトに加えると、砂糖も加えて作るレモンカードを入れれば、ほどよい甘さも加わってバランスよい仕上がることでしょう。
また、バニラアイスなど場合でもレモンカードを加えるだけで爽やかなレモンの酸味が加わるので、かなりおすすめとなります。バニラアイス2スクープにレモンカードを大さじ一杯ほど垂らし、ミントを加えればオリジナルジェラートとして楽しむことができるでしょう。市販のアイスやヨーグルトでもレモンカードを加えることで定番と味を変えて堪能することができるので、パンだけでなくアイスやヨーグルトでも楽しんでみましょう。
普段の料理のアクセントに
また、パンにシンプルに塗ったりシンプルなアイスやパンケーキなどのスイーツにレモンカードを添えたりするだけでなく、料理のアクセントとして活用することもできます。レモンカードは特にお肉料理との相性が抜群によい調味料としても知られており、ステーキやパテなどにちょっと添えることで味変を楽しむことができます。また、この食べ方以外にもカレーなどの煮込み料理系であれば、隠し味として抜擢するのもアリです。
もちろん全ての料理に合うというわけではありませんが、普段からレモンとバターを別々に加えて作っているものや、ちょっと爽やかな酸味を加えたいものを作るときなどにはレモンカードが活躍するでしょう。レモンの酸味と滑らかな質感の両方を簡単に加えることができるので、チキンなどをレモンカードで煮込むだけでもかなり美味しいと話題です。ぜひスプレッドとしてだけでなく、さまざまな料理にも活用してみてください。
レモンカードの簡単美味しいアレンジレシピ
レモンカードはさまざまなレシピで楽しむことができますが、数あるレシピの中でも簡単に作れて間違いなく美味しいものは何でしょうか?日持ちが1週間ほどのレモンカードを使ったレシピの中でも、特にシンプルでおすすめとなるものをアレンジレシピは要チェックです。
濃厚とろとろの絶品アレンジ「はちみつレモンカード」
はちみつレモンカードは、日持ちが1週間ほどのレモンカードの中でもはちみつを使って作る人気のレシピです。レモンとはちみつのコンビネーションは抜群ですが、はちみつレモンカードに必要な材料は以下の通りです。
- レモン1個
- はちみつ60g
- バター50g
- 卵1個
- 卵を割りボウルに入れてかき混ぜます。その上でこします。
- これにレモンの果皮をすりおろし、果汁も卵に加えます。
- そこにバターとはちみつを入れ、木ベラで全てを混ぜます。
- これを弱火で7〜8分ほど火にかけ、こして急冷します。
はちみつレモンカードのレシピはこのように簡単なので、変わり種のレモンカードとして作り楽しんでみてはいかがでしょうか?
市販のレモン汁で簡単「卵黄たっぷり濃厚レモンカード」
レモンカードはレモンの果皮も入れたものがイギリス伝統の作り方とも言われていますが、市販のレモン汁を使って簡単にできるのが、卵黄たっぷり濃厚レモンカードです。卵黄たっぷり濃厚レモンカードに必要な材料は以下の通りです。
- レモン汁120cc
- 卵黄3つ分
- バター100g
- グラニュー糖140g
- ボウルに卵を割り卵黄のみを入れます。
- そこにレモン汁を加えます。
- この状態でこして、鍋に入れて火をかけます。
- 滑らかになったら熱いうちにバターとグラニュー糖を加えます。
- どちらも溶けて均一になったら完成です。
このように卵黄たっぷり濃厚レモンカードは、卵黄のみをたっぷり使用して作ります。レモンではなくレモン汁のみでも作れるので便利ですが、既述のようにバターと砂糖はレモンと卵の加熱後に入れるのもアリなのでぜひチャレンジしてみてください。
バターの変わりにお洒落アレンジ「オリーブオイルでレモンカード」
レモンカードはバターを使用して作るものが一般的となっていますが、オリーブオイルを使って作るのもおすすめです。バターがないときでも、下記の材料を用意すれば簡単にレモンカードを作ることができます。
- レモン汁20g
- グラニュー糖50g
- 溶き卵1個
- オリーブオイル30g
- 小鍋に全ての材料を入れます。
- 弱火にかけながら木べらでかき混ぜます。
- とろみがついてきたら火を止めます。
- 急冷したら完成です。
オリーブオイルを使った場合でも、強火で加熱してしまうとボソボソの状態に仕上がってしまうことが多いので、確実に弱火で加熱するということがポイントとなります。
オレンジも加えて作る「レモン&オレンジカード」
レモンカードを作る際には日持ちがどれくらいか、そしてどんな食べ方で楽しむのかということも意識したいものですが、変わり種のレモンカードレシピとしてはレモンとオレンジを組み合わせたものも挙げられます。レモン&オレンジカードを作る際には、まず下記の食材を用意しましょう。
- オレンジ1個
- レモン3個
- 卵4個
- バター100g
- グラニュー糖150g
- レモンとオレンジの果汁を絞り果皮をすりおろします。
- 鍋にバターを溶かし加熱してグラニュー糖も溶かします。
- ボウルに卵を入れて混ぜ鍋に加えて混ぜレモンとオレンジも加えます。
- それから弱火でじっくりとろりとするまで加熱し混ぜたら冷まして完成です。
このように、オレンジを混ぜたレモンカードも、その割合や弱火でじっくり加熱することなどをしっかり守れば、美味しいカードは簡単にできるのでぜひ挑戦してみてください。
レモンカードのケーキの人気レシピ
既述のようにレモンカードのアレンジレシピも簡単に作ることができますし、アレンジのものでも使い方や日持ちなどは定番レシピとほとんど変わらないのでおすすめとなります。そんなレモンカード自体のアレンジレシピだけでなく、レモンカードを使ったケーキの人気おすすめレシピにはどのようなものがあるでしょうか?
レモンづくしの贅沢ケーキ「レモンカードパウンド」
レモンカードの日持ちが迫っているときは、レモンカードでパウンドケーキを作ってみてはいかがでしょうか?レモンカードパウンドを作るときにはまず、下記の材料を用意し、続いての手順を守って作っていきます。
- 薄力粉120g
- ベーキングパウダー3g
- レモンカード150g
- 牛乳50g
- 薄力粉とベーキングパウダーを混ぜ合わせます。
- レモンカードと牛乳を別のボウルで混ぜ合わせます。
- 上記二つを混ぜ合わせて、さっくりヘラで混ぜていきましょう。
- パウンド型に入れて180度で45分で焼き上げます。
このように定番のパウンドケーキのレシピでレモンカードを含めたものも簡単に作ることができます。日持ちがギリギリのレモンカードがあるのであれば、ぜひレモンカードパウンドケーキを作ってみてはいかがでしょうか?
甘酸っぱい絶品おやつ「レモンカードのカップケーキ」
レモンカードを使えば、カップケーキも可愛らしく間違いのないものを簡単に作ることができます。レモンカードのカップケーキは、レモンカードも含め下記のものを用意して作ります。
- 薄力粉100g
- ベーキングパウダー小さじ一杯
- 砂糖100g
- 卵1個
- バター60g
- サワークリーム50g
- レモンカード適量
- ベーキングパウダーと薄力粉をふるい、カップにバターを塗り型に入れます。
- バター・サワークリームを混ぜ、そこに卵と砂糖、そして粉類を混ぜます。
- それをカップの中に流し入れて180度で15分を目安に焼きます。
- カップケーキの上にレモンカードを絞って完成となります。
レモンカードが余っている場合には、さまざまなケーキ類を作ってみるのもアリです。その中で、上記のような手順で作る可愛らしい見た目のカップケーキというのも、ぜひレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか?
プチプチ食感がたまらない「レモンポピーシードケーキ」
プチプチ食感がたまらないポピーシードケーキも、レモンカードを使って爽やかに仕上げることができます。レモンポピーシードケーキを作るためには、下記の材料を用意します。
- 薄力粉300g
- ベーキングパウダー小さじ一杯
- 卵3個
- サラダ油150gグラニュー糖120g
- ポピーシード50g
- 牛乳50g
- レモンカード適量
- 卵・グラニュー糖・はちみつ・サラダ油をボールに入れ混ぜます。
- 牛乳も加えてヘラで混ぜ、レモンカードとポピーシードも加えます。
- ここにふるった粉類も加え、型に半分ほど流し入れます。
- レモンカードをその上に落としていき、その上に残りの生地を流します。
- あとは170度で40分程度焼き上げクリームチーズなどを塗り完成です。
材料が多く感じるレモンポピーシードケーキですが、作り方はいたってシンプルであり、初心者でも簡単に作ることができます。型はパウンド型だけでなくレモン型などを使うと可愛らしいケーキができやすいです。友達に贈るものとしても、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?
レモンカードのタルトの人気レシピ
レモンカードの使い方としてケーキというのはバラエティ豊かでおすすめとなりますが、レモンカードのタルトの人気レシピにはどのようなものがあるでしょうか?ケーキだけでなくタルトに関してもレモンカードをうまく使うと美味しいものを作りやすいですから、ぜひ挑戦してみてください。
レモンとチーズの酸味がぴったり「レモンカードとチーズのタルト」
レモンカードの使い方としては、チーズと組み合わせるというのもかなりおすすめとなります。下記の材料を用意して、レモンとチーズの酸味を活かしたレシピにすれば、美味しいタルトは作りやすいでしょう。
- 無塩バター40g
- 卵黄1個
- 薄力粉70g
- アーモンドパウダー8g
- クリームチーズ160g
- 生クリーム大さじ2杯
- レモンカード140g
- タルト型にバターを薄く塗り冷蔵庫で冷やします。
- バターを室温で戻し薄力粉とアーモンドパウダーをふるいます。
- バターをクリーム状に泡だて粉糖と卵黄を少しずつ加えます。
- その上で薄力粉とアーモンドパウダーも加えさっくり混ぜ合わせます。
- ラップをして一晩寝かせ、厚さ2mmに伸ばして型に敷き180度で20分焼きます。
- そこに生クリーム・チーズ・レモンカードを混ぜます。
- これを型に入れてよく冷やしたら完成です。
上記のようなレシピで作れば、レモンカードとチーズのタルトは簡単に作ることができるでしょう。最後にミントを添えるのもアリです。
生クリームでまろやか「レモンカードのとろ生レモンタルト」
冷蔵庫での日持ちは一週間ほどであるレモンカードですが、生クリームと組み合わせることで簡単に美味しいレモンタルトを作ることができます。レモンタルトでとろ生レモンタルトを作るときには、以下の材料を用意しましょう。
- バター60g
- レモンカード200g
- 生クリーム200cc
- 薄力粉100g
- グラニュー糖25g
- 卵25g
- バターとグラニュー糖を混ぜ溶き卵を少しずつ加えます。
- ここに薄力粉をふるいながら入れます。そしてラップで包みます。
- 3mm程度に伸ばし、型にかぶせて重石をして180度で25分焼きます。
- 生クリームを泡だて器で混ぜレモンカードと混ぜ合わせ、型に絞ります。
あとはしっかりめに冷やしてムース風にするか、適度に冷やして食べるかを好みで楽しんでみましょう。甘酸っぱさが特徴的なタルトはこうして簡単に作れるので、ぜひトライしてみましょう。
トッピングで鮮やかに「レモンカードブルーベリータルト」
レモンカードと他のフルーツを組み合わせることで、より風味豊かなタルトも簡単に作ることができます。レモンカードブルーベリータルトは、下記の材料をまずは用意して作り始めましょう。
- レモン一個
- ブルーベリー適量
- グラニュー糖50g
- 卵1個
- バター40g
- ボウルに卵とグラニュー糖を混ぜます。
- そこにすりおろしたレモン果皮と果汁を加えます。
- 別ボウルにバターを入れ湯煎で溶かしてから卵液に加えます。
- こしてからタルト型に流し入れ、ブルーベリーをトッピングします。
レモンカードの日持ちなどが気になる場合の使い方・食べ方として初心者でも実践する価値は大いにありそうです。市販タルト型を使えば上記のようにかなり簡単にレモンブルーベリータルトを作ることができます。フルーツトッピングをして少し特別なレモンカードスイーツを楽しんでみてはいかがでしょうか?
レモンカードを手作りしてイギリス風料理を楽しもう!
今回はレモンカードについて詳しくみてきましたが、いかがでしたでしょうか?レモンカードは最近よく聞くワードですが、イギリス伝統のレモンバタークリームのことであり、使い勝手がよくさまざまな食べ方ができるのが魅力的です。シンプルにパンに塗ったりヨーグルトに加えたりという使い方ももちろんよいですが、さまざまなスイーツレシピに活用することができ、おしゃれなケーキやタルトなども簡単に作ることができます。
レモンカードは日持ちも短くないので一つだけでなくぜひ色々な使い方・食べ方で楽しんでみてください。今回は特に人気でおすすめとなるレモンカードを使ったケーキレシピも紹介したので、参考にした上でアレンジやオリジナリティも加えて絶品レモンカードスイーツを堪能してみましょう。おしゃれなレモンカードだからこそ活用したいという人は多いですが、実は楽しく簡単に活用することができるのがレモンカードなのです。