ピンス焼きとベビーカステラの違いとは?ピンス焼きのレシピも

淡路島の池田商店で販売しているピンス焼きの紹介をしていきます。ソウルフードと親しまれているピンス焼きの名前の由来やベビーカステラとの違いを紹介します!ピンス焼きの独特な手法や家庭でも作れる美味しいピンス焼きのレシピも紹介します。

ピンス焼きとベビーカステラの違いとは?ピンス焼きのレシピものイメージ

目次

  1. 1ピンス焼きとは?
  2. 2ピンス焼きとベビーカステラの違いは?
  3. 3ピンス焼きの美味しいレシピ
  4. 4淡路島のソウルフードピンス焼きを食べてみよう

ピンス焼きとは?

ピンス焼きとは、淡路島でのべビーカステラの呼称です。ピンス焼きを初めて販売したのが、淡路島にある池田商店です。池田商店のピンス焼きについても詳しく解説していきます。後ほどピンス焼きのおいしいレシピも紹介していきます。

ピンス焼きは淡路島のソウルフード

ピンス焼きは、地元ではソウルフード(その地域の特有料理)とも呼ばれていて、とても親しまれています。大人から子供まで知らない人はいないでしょう。ピンス焼きは、ベビーカステラに見た目は似ていますが、ベビーカステラとは違います。

見た目はベビーカステラですが、生地や作り方が異なるので、ピンス焼きはベビーカステラとは形が似ているだけで、違うものといえるでしょう。ピンス焼きは独特な作り方をしています。ベビーカステラとは少し違う作り方です。

ピンス焼きを食べた後に、ベビーカステラを食べると、ベビーカステラの方が「固い」と感じる人が多いです。反対に、ベビーカステラを食べた後にピンス焼きを食べると、あまりの柔らかさに驚く人もいます。食感も全く違うので、ベビーカステラとピンス焼きは別物になります。

ピンス焼きの元祖は池田商店

ピンス焼きの元祖は、池田商店です。地元では、池田商店のピンス焼きのことを「池ピン」と呼び、多くの人に親しまれています。「池ピンを知らない人はいない」と言われるくらい有名です。

地元の人は「池田商店のピンス焼き以外はピンス焼きじゃない」と言うほど、池田商店のピンス焼きは独特な味をしています。ピンス焼きの本来の味は、発祥である池田商店にしか出せません。地元の人にとっては、ピンス焼きといえば、池田商店なのです。

池田商店は、淡路島の「五色町鮎原」が地元です。地元でのみ、不定期で営業をしています。事前告知はなく、不定期のため、なかなか出ているところに遭遇することは難しいです。

しかし、伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)の初詣では、毎年出店しています。端の方で行列が出来ているお店を見つけたら、そのお店が池田商店です。池田商店がお店を出す時は、端の方に出していることが多いです。

ピンス焼きの中身は半熟

とろとろの半熟卵を2つに割っている

淡路島のピンス焼きは、中身がクリーム状で柔らかくなっています。普通のベビーカステラは、中までしっかり焼いています。ピンス焼きは、中身を半熟にする焼き方です。ピンス焼きを食べた後にベビーカステラを食べると、「固い」と感じる人もいるでしょう。

ピンス焼きは、中にクリームが入っているわけではありません。ベビーカステラのように、よく焼かないので中身が半熟になっています。半熟のとろとろ感がクリームみたいな食感です。絶妙な焼き加減がちょうどよく、柔らかくて美味しいと評判です。

半熟のため「生焼けだ」と言って怒って返しにくるお客さんもいます。ピンス焼きは生焼けではなく、わざと半熟に焼いているのです。中身が半熟なのがピンス焼きの特徴です。ベビーカステラを知っていて、よく食べている人には生焼けに感じるかもしれません。

淡路島の人達は、半熟のピンス焼きを食べ慣れているため、ベビーカステラを食べると「固くてあまり美味しくない」と言います。焼き方一つで食感が全く違ってくるのです。

ピンス焼きはどんな味?

はちの巣の中のたっぷりのはちみつがアップで映されている

ピンス焼きは「甘くて、口の中に広がる半熟の生地がおいしい」と人気を呼んでいます。外はカリッと香ばしく、中はとろっと口の中に広がる生地の柔らかさが、絶妙なバランスです。隠し味に、生地の中に味噌が練り込まれています。味噌が生地に練り込んであるので、ただ甘いだけではありません。甘いのが嫌いという人でも食べられます。

ピンス焼きの人気の秘密がここにあります。今では、お祭りの時以外でも、商店やスーパーの店先などで販売されるようになりました。ピンス焼きは、お店によっても味が違います。

いろいろ試してみて「これが一番おいしい!」と思うピンス焼きを探してみてください。淡路島の近くに行く際は、池田商店のピンス焼きを試してみるのもおすすめです。池田商店が本場ですから、ぜひ、本場の味を試してみてください。

ピンス焼きとベビーカステラの違いは?

ベビーカステラとピンス焼きの違いについて解説していきます。「ピンス焼きもベビーカステラと同じだ」と思われるかもしれませんが、焼き方と生地が全く違います。ピンス焼きはベビーカステラに似ているけれど、全く別のお菓子といえるでしょう。

ベビーカステラとは?

ベビーカステラを鉄板で焼いている

ベビーカステラとは、ホットケーキやカステラのような生地を、小さい球状に焼いたものです。専用の機会を使って楕円状の型に生地を流し込み、くるくる回転させながら焼きます。今では家庭でも、たこ焼き器があれば、生地を流し込むだけで簡単に作れます。

縁日や屋台で、昔からよく売られいて、子供から大人まで人気のお菓子です。一口サイズの食べやすい大きさになっているので、食べ歩きしながらお祭りや縁日を楽しめます。少し小腹が空いた時にちょうどいいおやつです。

ピンス焼きとベビーカステラの違い

ベビーカステラは中までしっかり焼いた、小さい球状のカステラの事をいいます。ピンス焼きは、生地に味噌が練りこまれていて、中身が半熟の小さい球状のカステラの事です。ベビーカステラは地方によって呼び方がさまざまです。「チンチン焼き」「玉子焼き」「福玉焼き」と呼ばれています。

ピンス焼きの美味しいレシピ

ホットケーキミックス&たこ焼き器でおいしいピンス焼きレシピ

使う前のたこ焼き器の道具がキッチンの上に出されている

材料

  • ホットケーキミックス200g
  • 卵2個
  • 水150cc
  • はちみつ大さじ3
  • 味噌小さじ1
  • 砂糖大さじ3
作り方
  1. ボウルに、材料をすべて合わせて、なめらかになるまで混ぜます。
  2. たこ焼き器を温めます。温度調節できる場合は、200℃にします。
  3. 生地を、型の半分くらいまで流し入れます。
  4. 外側が焼けて、中もほぼ火が通ったら2つの生地を1つに合わせます。型の中で、ころころ転がして、形を整えたら完成です。

簡単に出来るホットケーキミックスを使ったピンス焼きです。とても簡単に家庭でも作れます。材料を混ぜて焼くだけで30分あれば、出来上がる時短レシピです。材料も家庭にあるもので用意できます。

カスタードクリーム入りピンス焼きのレシピ

ふわふわのワッフルにカスタードクリームをかけてベリーを散らしておしゃれに盛り付けられている

材料

  • 卵2個
  • 牛乳120cc
  • 砂糖80g
  • はちみつ大さじ1
  • 薄力粉150g
  • ベーキングパウダー3g
  • バター20g
  • サラダ油適量
  • カスタードクリーム
作り方
  1. ボールに、卵、砂糖、薄力粉、ベーキングパウダーを順に入れてよく混ぜ合わせる。
  2. バターを溶かし、1のボールに入れて、混ぜ合わせる。
  3. 温めておいた、たこ焼き器に油を引き、生地を8分目くらいまで流し入れる。
  4. 生地の中にカスタードクリームを入れる。
  5. 焦がさないように、竹串などでころころ転がしながら焼く。
  6. 焼き色がついたら完成。

本場に近いピンス焼きを食べたい方におすすめのレシピです。小麦粉から作り、カスタードクリームを生地の中に入れて焼くことで、本場のピンス焼きに近い食感を味わうことができます。プレーンのピンス焼きに飽きてしまった人にもおすすめです。

チョコ入りピンス焼きのレシピ

割れた板チョコのおいしそうなアップ写真

材料

  • ホットケーキミックス200g
  • 卵2個
  • はちみつ大さじ4
  • みりん大さじ2
  • 牛乳180cc
  • サラダ油適量
  • チョコ板チョコ2枚
作り方
  1. たこ焼き器を温めておき、温まったらうすく油をひいておく。
  2. 材料をボールに入れ、よく混ぜる。チョコを溶かしておく。
  3. 混ぜたら生地をたこ焼き器の8分目まで流し入れる。
  4. 溶かしたチョコを真ん中に入れる。
  5. プツプツとアワが出てきて周りに火が通り初めたらもう一つの半球の生地と合わせる。
  6. コロコロと転がして焼き色がついてきたら完成。

簡単に作れて、少し変ったピンス焼きを食べたいときに試してみてください。ホットケーキミックスで混ぜるだけ、チョコレートも溶かすだけの簡単で、手間もかけずにおいしいピンス焼きができます。

ピンス焼きの美味しいアレンジレシピを3つ紹介しました。家庭で簡単に作れるアレンジレシピなので、おやつや朝食に、このアレンジレシピを活用してみてはいかがでしょう?

淡路島のソウルフードピンス焼きを食べてみよう

ピンス焼きは、今ではネットショップなどで購入出来ます。しかし、本場の淡路島の池田商店のピンス焼きは、直接現地に行って買わないと手に入りません。お祭りや縁日のときにしか営業しないため、行事のタイミングを見計らって行くといいでしょう。地元の洲本市では、不定期で屋台を出しているので、洲本市にも足を運んでみてください。

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