2019年03月03日公開
2024年09月06日更新
カナダの食べ物/郷土料理17選!名物プーティンや定番のメープルなど
カナダの食べ物、といえば何を思い浮かべますか?豊かな自然やアクティビティが人気のカナダは食べ物のイメージがありませんが、実は肉や魚などの魚介料理から、伝統の郷土料理、絶品スイーツまでたくさんの名物グルメがあるんです。今回はカナダの食べ物について詳しく掘り下げていきます。カナダならではの料理プーティンやメープルシロップなどもピックアップしていますので、これからカナダを訪れる方はぜひ参考にしてください!
目次
カナダ旅行でチェックすべき食べ物は何?
ナイアガラの滝やカナディアンロッキーなど雄大な自然をメインにしたスケールの大きな観光スポットがたくさんあるカナダですが、カナダ料理とも言うべき郷土料理的な食べ物が思い浮かぶ人は少ないのではないでしょうか?
カナダはかつてイギリス領であり、イギリスやフランスなど世界各国から移民を受け入れてきたため、地域によって地元の食材をカナダ流にアレンジし進化した名物料理が色々見つかります。
今回はカナダを訪れたら押さえておきたいカナダの名産品であるメープルシロップを使った料理やお肉や魚介類などのカナダならではの食べ物を厳選して紹介していきます。
カナダのおすすめ食べ物【郷土料理】
カナダのおすすめの食べ物、まずは郷土料理編からピックアップしていきます。カナダらしい食べ物ばかり集めましたので、滞在中に1度は食べに行くのをおすすめします!
バタータルト
バタータルトはバター、砂糖、シロップ、卵をベースにしたフィリングを生地に流し込んで焼き上げ、レーズンやナッツなどをトッピングしたカナダ独自の食べ物です。
特にカナダの東海岸側でポピュラーで、クリスマスの郷土料理としても食べられています。バタータルトの歴史は意外と長く1900年頃に作られたという記述もあるので、カナダの食べ物としてはかなり伝統的なレシピだと言えます。
フィッシュアンドチップス
フィッシュアンドチップスといえばイギリスの家庭料理として有名な食べ物ですが、実はイギリス領であったカナダでも郷土料理として愛されています。カナダ人の国民食としてもおなじみで、カフェやレストラン、バーのほか屋台でもよく出会えます。
イギリスのフィッシュアンドチップスは揚げた白身魚に塩と酢をかけて食べますが、カナダでは揚げた魚に合わせるのはタルタルソースとレモンというのが一般的です。
ナナイモバー
ナナイモバーは、ブリティッシュコロンビア州にあるナナイモという都市が発祥の地と言われるカナダの郷土料理としてカナダ人に愛されているメジャーなお菓子です。ココナッツクッキー、カスタードクリーム、チョコレートの3層仕立てになっている名物スイーツで、3層それぞれに違う食感がとても美味しいです。
しっかり甘くかなりのハイカロリーですが食べると元気が出てきます。街のケーキ屋さんやパン屋、スーパーなどあちこちで売られているので、カナダ滞在中に一度は食べてみてください。
メープルシロップ料理
カナダの郷土料理で食べておいて欲しいおすすめが、カナダの特産品メープルシロップを使った料理です。
メープルシロップというとパンケーキやアイスクリームなどスイーツで食べることが多いと思いますが、カナダではソーセージやスペアリブなど肉料理にも使われるメープルシロップ料理が郷土料理としてポピュラーです。甘じょっぱい味わいが一度食べるとハマること間違いなしです。
カナダのおすすめ食べ物【肉・魚介料理】
カナダで食べて欲しいおすすめの食べ物、肉、魚介料理編をお届けします。広大な大地と広い海に囲まれたカナダは、肉も魚介も新鮮で美味しいと評判です。
チキンウィング
チキンウィングはカナダの名物料理のひとつで、鳥手羽肉の唐揚げに甘辛いソースで味付けを施し、ブルーチーズやサワークリームにディップして食べる食べ物です。
鳥手羽肉の味付けはバーベキューソースやテリヤキのほか、辛めのソースも人気で辛さのレベルを選べるお店もあります。カナダの国民的スポーツであるアイスホッケーのお供としても定番で、観戦にはビールとチキンウィングが欠かせません。カナダ人のローカルに混じって楽しんでみてはいかがでしょうか?
ロブスター
ロブスターはカナダ東部のノバスコシア州が名物の魚介ですが、カナダ全土でも食べられている食べ物です。
夏の時期に旬を迎え、漁の時期になると家族や親戚が一堂に集まり、みんな夢中で魚介のロブスターを食べます。
カナダで食べられる魚介で名物のひとつであるロブスターの食べ方は茹でたものを豪快に解体し、溶かしたバターをたっぷりとつけていただきます。マクドナルドやサブウェイなどでもロブスターを使った魚介系メニューが登場することもあります。
カナディアンベーコン
カナダの肉料理でおすすめなのが、脂肪分の少ないロース肉で作ったカナディアンベーコンです。
長い輸送に耐えられるよう独自の燻製方法と、乾燥させたとうもろこしを粉状にしたコーンミールをまぶしているのが特徴で、肉本来の味がしっかり閉じ込められているので美味しいです。肉の旨味をさらに引き立てるようメープルシロップをかけて食べるケースもあります。
ジビエ料理
カナダの先住民であるイヌイット族から受け継がれたカナダ伝統の郷土料理がジビエ料理です。
ジビエとは狩猟した野生動物の食肉で鹿肉や鴨肉、猪肉などを指し、野生動物が体に栄養を蓄える秋頃に旬を迎えます。ただしジビエ料理を出しているレストランはカナダでもごく一部なので、ジビエの肉料理を食べたい方は事前リサーチしておくことをおすすめします。
カナダのおすすめ食べ物【定番料理】
肉や魚介などカナダ滞在流に一度は食べたい定番の食べ物を紹介します。カナダ名物の食べ物を食べることは、旅の醍醐味のひとつと言えるでしょう。
七面鳥
カナダの郷土料理でサンクスギビングデーやクリスマス時期によく食べられるのが七面鳥の丸焼きです。
日本では馴染みのない食べ物ですが、カナダの定番料理として家庭にも登場する七面鳥は、クランベリーソースと一緒にいただくのがポピュラーとなっています。やわらかな七面鳥のお肉と甘酸っぱいクランベリーソースの相性が抜群です。
サーモン
ロブスターと並んでカナダを代表する魚介であるサーモンは、バターなどでソテーしたり、魚介フライにしたりして一般的に食べられている食べ物です。
カナダ近海でとれた新鮮なサーモンをスモークにした魚介ジャーキーなども人気で、お土産に買って帰る人も多いです。ビーフジャーキーなどの肉類はカナダ国外に持ち出しできませんが、サーモンジャーキーなどの魚介製品は持ち込みOKなのでご安心ください。
アルバータビーフ
カナダが誇るブランド肉がアルバータビーフです。北米有数の牛肉の生産地アルバータの大平原で飼育されたアルバータビーフは赤身が多く肉質が柔らかで火を通しても硬くならないのが特徴です。
特におすすめは肉の旨みがダイレクトに味わえるアルバータ肉のステーキで、旅の思い出にぜひ味わってみてください。
カナダのおすすめ食べ物【スイーツ】
カナダ人は甘い食べ物が大好きなので、スイーツの名物もたくさんあります。カナダ人に習ってしっかり甘いスイーツで旅の疲れを癒してください。
スモア
スモアはマシュマロを棒にさして火であぶり、とろっとなったところをグラハムクラッカーと板チョコでサンドして食べるスイーツです。キャンプの時によく食べられるスイーツで、トロッととろけたマシュマロの食感がたまらなく美味しいです。
ティムホートンズ
カナダ人の生活に欠かせないカフェといえば、ティムホートンズが一番人気です。街のあちこちに出店していて、カナダ滞在中に一度は訪れて欲しいおすすめです。なかでも種類豊富なドーナツは必食で、カナダ人好みのコーヒーにミルクと砂糖が2つずつ入ったダブルダブルと一緒にいただきましょう。
ビーバーテイルズ
カナダのオタワ市の名物スイーツといえば、このビーバーテイルズです。ビーバーの尻尾を意味するビーバーテイルズは揚げパンの上にシナモンシュガーやチョコレート、メープルやシナモンなどのトッピングを乗せたスイーツで、甘くて癒される味わいです。
カナダのおすすめ食べ物【その他】
カナダのおすすめの食べ物、最後に紹介するのは肉や魚料理など以外のその他ジャンルです。お土産にもおすすめの食べ物をピックアップしたので、ぜひ試してみてください。
ポテトチップス
カナダでもテレビや映画のお供に人気なのがポテトチップスで、特に人気のLaysのものはスーパーなどでも種類豊富に見つかります。カナダ限定味であるケチャップ味はカナダでしか手に入らないので、持ち帰って人にあげると喜ばれそうです。
クラフトディナー
クラフトディナーはカナダでメジャーな食べ物のブランドクラフト社が出しているマカロニチーズです。マカロニを茹でてマーガリンと牛乳、チーズパウダーをかけて混ぜるだけであっという間に出来上がるクラフトディナーは、カナダ人の日常の食べ物としてもポピュラーです。
ワイルドブルーベリー
カナダは世界でも上位のブルーベリー生産国で生のものから加工したものまでいろんな楽しみ方でブルーベリーを食べます。フレッシュなブルーベリーはファーマーズマーケットなどでも手に入り、味が濃厚で美味しいと評判です。
カナダ伝統の名物料理「プーティン」
カナダ滞在を体験した人誰もがカナダの懐かしい味と断言するのが、このカナダならではの名物料理プーティンです。
プーティンとは?
プーティンはカナダケベック州発祥のファーストフードで、フライドポテトの上にグレービーソースとカッテージチーズを加えた食べ物が基本で、そこにアレンジでさまざまな食べ物をトッピングしていただきます。
トッピングにはカリカリに焼いたベーコンやピリっと辛いチリビーンズやチリペッパー、酸味のあるピクルスなど食べるお店や場所によってさまざまなバリエーションがあります。
食べられる場所
カナダのソウルフード的存在であるプーティンは、カナダの街中のいたるところで出会うことができます。カナダの街のカフェやレストランはもちろん、マクドナルドやバーガーキングといったファーストフード店のメニューでも出会うことができ、さすがカナダで愛されている食べ物であることが実感できると思います。
家庭料理としてもプーティンは一般的で、肉を焼く際に出た肉汁を使ったグレービーソースを手作りしてプーティンを作ることもよくあるそうです。
味
カナダの名物料理プーティンはどのような味わいなのか気になります。プーティンの味ははっきり言ってとても濃いです。ポテトの油のコク、グレービーソースのお肉感、チーズの濃厚さとプーティンを1つ食べたらお腹いっぱいになってしまうくらい濃厚です。
そのためプーティンを一度食べるとしばらくいいと思ってしまうかもしれませんが、不思議とヤミツキになる味わいで、しばらくするとまた食べたくなってしまう魅力的な食べ物となっています。
値段
カナダ人がこよなく愛するプーティンは、買いやすい値段なのも特徴です。お店によって価格は異なりますが、だいたい5ドル以下で食べられることが多いので、学生がおやつ感覚で購入したり、軽食替わりに買い求める方も多いです。プーティンはカナダを訪れたら一度は食べて欲しいおすすめの料理です。
カナダの特産品でお土産の定番「メープルシロップ」
カナダといえばメープルシロップをイメージするという方も多いと思います。カナダの名産品であるメープルシロップは、カナダ国内で年間6万トン以上を生産していて、全世界で味わえるメープルシロップのうち約7割がカナダのケベック州で作られているというから驚きです。
メープルシロップとは?
メープルシロップはカエデの樹液をじっくり煮詰めたもので、はるか昔に食糧不足にあえいでいたカナダ先住民がカエデの樹液を飲んだリスが元気になったことから口にするようになり、甘くてエネルギー源になるメープルシロップを採取するようになったということです。
メープルシロップが本格的に生産されるようになったのは、1600年代からで、カエデの樹液を煮詰めて作ったメープルシロップを広く味わうようになったとのことです。
カナダ産の特徴
カナダ産のメープルシロップの多くは、サトウカエデの原生林が広がるカナダ南東部ケベック州、オンタリオ州、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州の4つの州を中心に生産されています。
なかでもケベック州はメープルシロップの世界最大の生産地であり、美味しく上質なメープルシロップが多数生産されています。カナダ産のメープルシロップの特徴は、純正のメープルシロップならではの上品な味わいが特徴です。
味
カナダ産のメープルシロップは、余計な雑味がなくさらっとしていて自然の風味がする味わいとなっています。嫌な甘さがないので食べやすく、パンケーキにかけたりケーキにかけたり、料理の調味料に使う方もいます。
クセがなく美味しいカナダ産のメープルシロップはお土産にあげると喜ばれること間違いなしのおすすめです。
値段
カナダで販売されているメープルシロップの値段はブランドや量によってピンキリですが、1本あたり500円~1000円ほどで販売されていることが多くなっています。
カナダ産メープルシロップのブランドでおすすめなのがカナダの地元の方にも人気の「Canada No.1メープルシロップ」や、「モン・ファボリメープルシロップ」、「カドデュケベックメープルシロップ」、「シタデール ピュアメープルシロップ」などです。デパートやスーパーなどでも販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
カナダ名物の食べ物と郷土料理を味わおう!
カナダを訪れたらぜひ食べて欲しいおすすめの食べ物を紹介してきました。ぜひ今回の記事を参考に日本では知られていないカナダの食べ物を本場で味わって見てください!