2018年10月26日公開
2024年08月14日更新
赤レンガ倉庫のレストランのおすすめは?営業時間やランチ情報も!
横浜の人気スポット「赤レンガ倉庫」は、港町にたたずむ歴史的建造物で、明治・大正の面影を残しつつ、ショッピングやグルメ、四季折々のイベントが楽しめる商業施設です。夜になるとライトアップが美しく、倉庫の外壁に赤みの強いオレンジ色の明かりが照らされ、何とも幻想的です。そんな赤レンガ倉庫のレストランのおすすめは?営業時間やランチ情報も紹介しています。気になるレストランも、ランチ向け、ディナー向けと分けて紹介しているので、参考にして下さい。
目次
赤レンガ倉庫のレストランはシチュエーション最高でおすすめ!
港町横浜は流行の発信地でもありますが、歴史的建造物が今もなお大切に保存している街でもあります。その中でも、今回紹介する「赤レンガ倉庫」は今やグルメ・ファッション、催しで賑わう観光地の1つとなりました。この赤レンガ倉庫の歴史は100年以上前の明治・大正建築を現在に伝える名所でもあります。その歴史に触れながら、商業施設と変化を遂げた赤レンガ倉庫のおすすめのレストランや営業時間、ランチ情報を紹介します。
赤レンガ倉庫はどんな所?
赤レンガ倉庫って、そもそもどんな所なの?そんな疑問にお答えします。赤レンガ倉庫の歴史は1859年に横浜村が開港の場所と定められたことにより、横浜の都市として歴史が始まりました。1911年に新港ふ頭建設の一環で国の保税倉庫として建設された赤レンガ倉庫ですが、2号倉庫が1号倉庫より先に竣工となりました。1913年には日本最初の荷物用エレベーターや消化水栓・防火扉を備え、日本が世界に誇る2つの倉庫が完成しました。
1923年に起こった関東大震災の発生で、倉庫が半壊するという大きな被害を受けましたが、建物に耐震技術が施されていたこともあり、震災を生き延びることができました。1930年には耐震を高める修繕工事を修了させ、再スタートを図りました。第二次大戦で海外との貿易が途絶え、戦争における軍事物資の補給基地となりました。終戦後はアメリカ軍に接収され、港湾司令部として使用されることになりました。
約10年間の接収が終了した1956年には、1号倉庫は税関倉庫、2号倉庫は公共の上屋となり、再び海外との取引が始まりました。1970年頃になると、倉庫としての役割が低下し、建物の解体も検討されましたが、横浜市は1983年に「みなとみらい21」事業に着手し、赤レンガ倉庫の歴史と景観を生かした街づくりが進められました。1989年になると、赤レンガ倉庫は80年の歴史に一旦幕を下ろすことになりました。
1994年頃になると、赤レンガ倉庫の屋根の改修や窓やひさしの復元、落書きの除去、鉄骨による構造補強など、本格的な改修工事は1999年まで続きました。2000年にはいよいよ商業施設として必要な設備を整えるための内部改修工事が行われました。工事の際、歴史的構造物としての記憶を留めるために、創建当時の部材を残す工夫が随所に込められました。9年に及ぶ保存・活用工事を終え、2002年に文化・商業施設として蘇りました。
2007年には経済産業省の「近代化産業遺産」に赤レンガ倉庫が認定されました。2010年には「ユネスコ文化遺産のためのアジア太平洋遺産賞」優秀賞を受賞し、2011年に2号館創建100周年、通算来場者5,000万人を突破しました。2012年にリニューアル10周年を迎え、2013年に1号館創建100周年と記念セレモニーが続き、2017年にはリニューアル15周年を迎え今に至っています。現在は商業店舗や催しなどで賑わいを見せています。
ロケーション抜群なデートスポット
毎年クリスマス時期になると「クリスマスマーケットin横浜」が赤レンガ倉庫を挟んだ通りで開催しています。クリスマスマーケットの醍醐味の1つに、会場全体のイルミネーションがあります。会場である赤レンガ倉庫全体が光に包まれるその様子は本当に素敵です。「赤レンガ」という要素が他のクリスマスマーケットとは一味違う、より一層異国情緒溢れた雰囲気を演出してくれ、デートスポットとしてもロケーション抜群です。
クリスマスマーケットの本場はドイツですが、横浜の赤レンガ倉庫でも、本場と同じようにプリンテン人形を会場エントランスに設置し、本場の雰囲気を演出します(入場料無料)。会場エントランスを抜けると木の小屋が軒を連ね、会場奥の海側には高さ約10mの本物のモミの木を使用したクリスマスツリーを設置し、イルミネーションルーフが光のトンネルとなり、ロマンチックです。クリスマスらしい雑貨やケーキも販売しています。
イベントも多くて家族で来ても楽しい
2005年から始まった、横浜の夜を彩るアートリンクの光の中で、赤レンガ倉庫付近のイベント広場でスケートが楽しめる催しが毎年12月~2月頃に開催され、冬の風物詩となりました。期間中は家族連れも多く見られますので、ショッピングや食事がてらスケートを楽しんではいかがでしょうか?入場料は大人700円、3歳~高校生は500円、付添観覧料200円、靴貸出し料500円になります。赤レンガ倉庫がライトアップされ幻想的です。
グルメや雑貨など幅広く楽しめる
赤レンガ倉庫には、グルメや雑貨なども数多く取り揃えていて、幅広く楽しめます。その中でもおすすめな雑貨は「スーベニール ギャラリー ヨコハマ」という、ファッション雑貨を取り揃えている店があります。場所は、2号館2Fにあります。スーベニールでは「赤レンガ倉庫限定」刺繍ハンカチ(648円)が可愛くて、土産物としても人気です。ダブルガーゼ素材で、吸水性はもちろん、子供にも優しいハンカチです。
赤レンガ倉庫1号館1Fにある「デポ」という店には、赤レンガ型のかすてら(1,296円)や、レンガまるごと1.5キロのチョコレート、レンガ柄のガムテープなど、赤レンガ倉庫オリジナルとも呼べるユーモア溢れた「レトロ横浜」をテーマに、どこか懐かしく、どこか新しい、横浜の魅力がつまったグッズを展開しています。
食べ歩きできるグルメもある!
赤レンガ倉庫2号館1階にある「ハワイアンワッフル メレンゲ」は「本物以上のテイストに出会える!ふわふわのパンケーキ」で人気の「Merengue」が独自の製法で開発した、新しいモチモチハワイアンワッフルは(1,100円)とボリューム満点のホットドッグ(750円)をテイクアウトで展開しています。1度食べたらやみつきになる本場ハワイでも流行の外はカリッと中はモチモチの新食感です。赤レンガ倉庫を背に頬張りましょう。
こちらが紹介の「レインボーホットドッグ」です。横浜赤レンガ倉庫店限定なのでぜひ、その味を確かめて下さい。営業時間は平日9:00~23:00(L.O22:00)、土日祝日8:00~23:00(L.O22:00)です。また、モーニングタイム、平日のカフェタイムは同時にオープンする「Caf'e Rottiserie LA COCORICO」の店内でイートインできますが「ハワイアンワッフル メレンゲ横浜赤レンガ倉庫店」はテイクアウトのみの提供です。
赤レンガ倉庫のランチにおすすめなレストラン
赤レンガ倉庫までのアクセスは、みなとみらい線みなとみらい駅から徒歩12分、馬車道駅・日本大通り駅からは徒歩6分、JR桜木町駅からは徒歩15分になります。駐車場は共有で179台完備しています。定休日は不定休(赤レンガ倉庫に準ずる)が多いです。そんな赤レンガ倉庫のランチにおすすめなレストランを紹介していきます。
我が家のように寛ぐことができるパン食べ放題の「chanoーma(チャノマ)」
赤レンガ倉庫のランチにおすすめなレストランは、2号館3Fにある寛ぎカフェ「chanoーma(チャノマ)」です。この店はなんと小上がりマット席があり、寝転んで寛ぐことができ、今までにないカフェ空間で人気です。ベッドのようなゆったり感なので、赤ちゃん連れのママさん方が来店することもあります。ウトウトと、うたた寝しそうです。席数は130と多いので、テーブル席ももちろんあります。
chanoーmaでは、全てのランチメニューにパンビュッフェとドリンク1杯が付いています。chanoーma特製のとろとろビーフシチューにパンも食べ放題でボリューム満点です。赤レンガ限定メニューとして「苺と練乳フレンチトースト」も人気です。営業時間11:00~23:00(ランチタイムは16:00まで。ディナータイムはフードが22:00、ドリンクは23:30まで)です。
洋食屋さんのオムライスが人気な「横濱たちばな亭」
赤レンガ倉庫のランチにおすすめなレストランは、2号館1Fにある横浜の洋館をイメージした外観と黒船を思わせるショップカラーの「横濱たちばな亭」は、プロが作る本格洋食で、半熟トロトロ卵とデミグラスソースが自慢のオムライスとハヤシライスがこの店の人気です。ピクニックコート内、総席数250席で、営業時間は11:00~21:00(L.Oフードは20:30、ドリンクは20:50)です。予約は不可ですが、テイクアウトは可です。
本場ブルタージュのガレットとクレープが味わえる「ブレッツカフェ エクスプレス」
赤レンガ倉庫のランチにおすすめなレストランは、2号館1Fピクニックコート内にある日本初のクレープリー東京・神楽坂のガレット専門店「ル ブルタージュ」がプロデュースする「ブレッツカフェ エクスプレス」です。本場ブルタージュの食事ガレットとデザートクレープが美味しいと人気店です。テイクアウトも可で手持ちで食べれるガレットも用意しています。営業時間は11:00~21:00(L.Oフード20:30、ドリンク20:50)です。
ハワイ発祥のグルメバーガー&サンドウィッチショップ「KUA'AINA(クアアイナ)」
赤レンガ倉庫のランチにおすすめなレストランは、2号館1Fピクニックコートにあるハワイ発祥クアアイナKUA’AINA」です。この店はハワイオアフ島ノースショア、ハレイワという小さな町にあります。地元のロコ達、サーファーの口コミでその美味しさは30年の歴史を刻みながら広まってきました。バンズに溶岩石を敷き詰めたグリルでじっくり焼き上げたパティです。営業時間11:00~21:00(L.Oフード20:30ドリンク20:50)です。
横浜赤レンガ倉庫限定パンケーキメニューが人気の「bills(ビルズ)」
赤レンガ倉庫のランチにおすすめなレストランはシドニー、ロンドン、ハワイ、日本と展開するオーストラリアのレストランターがプロデュースする店[bills(ビルズ)」です。リコッタチーズとスクラングルエッグのふわふわ感が絶妙で「世界の朝食」とも言われて話題になりました。その中でも横浜赤レンガ倉庫には日本だけでなく、世界でも食べることができない「店舗限定パンケーキ」があり、その名はベリーベリーパンケーキです。
ベリーベリーパンケーキの生地は全粒粉で作られていて、生地の中にベリーの果肉が練り込まれ、パンケーキの上には「ベリーバター」が添えてあります。全粒粉使用なのに、生地は柔らかめで、ねっとり食感タイプです。また、定番のふわっとしたパンケーキが好みの方は、迷わず「リコッタパンケーキ」を頼んで下さい。営業時間は9:00~23:00(L.Oフード22:00、ドリンク22:30)になります。
赤レンガ倉庫のディナーにおすすめなレストラン
次は、赤レンガ倉庫のディナーのおすすめなレストランを紹介します。夜の赤レンガ倉庫はライトアップされ、一気に異国情緒溢れた空間になります。みなとみらいの夜景も望める中で、気心知れた仲間と素敵なディナータイムを過ごしてみませんか?
みなとみらいの夜景を楽しみながら食事できる「ビア ネクスト」横浜赤レンガ倉庫店
赤レンガ倉庫のディナーにおすすめのレストランは、最大級の規模を誇るダイニングレストラン「ビア ネクスト 横浜赤レンガ倉庫店」です。天井が高く広々とした店内で、こだわりの生ビールと食事が楽しめます。テーブル席が192、テラス席が52もあるので、懇親会や結婚式の二次会にも利用が可能です。テラス席では横浜の夜景を一望できます。2号館3Fで営業時間は11:00~23:00(フードL.Oは22:00、ドリンクL.Oは22:30)です。
クラシカルな雰囲気の店内がとてもおしゃれで、夜はみなとみらいの夜景を楽しみながらディナーを堪能するのがおすすめです。みなとみらいにふさわしい「開港プレート」は、ビーフステーキ200g、ポークスペリアブ300g、チキングリル240gとフライドポテトという、ボリュームも満点です。ビールにもワインにも合います。また、遠赤外線で焼き上げたローストビーフやチーズフォンデュも美味しいです。コース料理もあります。
スタイリッシュなライブレストラン「Motion Blue yokohama」
赤レンガ倉庫のディナーにおすすめなレストランは、2号館3Fにあるスタイリッシュなカフェレストランバー「Motion blue yoikohama」です。ここは、ブルーノート東京がプロデュースしたスタイリッシュなライブレストランです。座席は自由席からペアシート、ゆったりとソファーで寛げるボックスシートなどを選ぶことができ、ジャズを中心に国内外の一流アーティストのパフォーマンスを食事や酒と共に楽しめます。
エンターテイメント性豊かで盛り上がるので、友人同士やカップルで訪れるのもおすすめです。アーティストによってチャージ料金が変わり、スケジュールは店のウェブサイトにて確認できます。そして料理は季節の食材と素材感にこだわり、フレンチをベースにした創作料理の数々が楽しめます。ポテトや自家製ピクルスのおつまみから、パスタやキッシュなどの軽食、肉や魚まで幅広く揃い、ドリンクも充実しています。
また、アラカルトが面倒な場合は、アミューズ、前菜、メイン、デザート、パンがセットになったスペシャルディナーコース(3,000円と5,000円から選ぶ)もあります。ディナーの予約は平日のみ可です。総席数182(店内150席、バルコニー32席)です。営業時間は月~金18:00~23:00で、土・日・祝は15:15~22:00です。L.Oは月~金はフードが22:00、ドリンクは22:30まで。土・日・祝のL.Oはフード21:00、ドリンク21:30です。
ブリティッシュ・パブが進化した店「ガストロパブ クーパーズ」
赤レンガ倉庫のディナーにおすすめなレストランは、2号館3Fにあるブリティッシュ・パブが進化した店「ガストロパブ クーパーズ」です。ガストロパブとは、英国・ロンドンにて従来のパブが気軽に立ち寄れる雰囲気をそのままに、フィンガーフードだけでなく、ハイクオリティな料理を楽しむことができるパブです。営業時間は、11:00~23:00(L.Oフード22:00、ドリンク22:30)です。食事の方もメニューが色々あります。
本場ナポリを追求したカフェ・レストラン・バー「TUNE(チューン)」
赤レンガ倉庫のディナーにおすすめなレストランは、2号館3Fにあるカフェ・レストランバー「TUNE」です。本場ナポリを追求したピザを500℃の釜で焼き上げ、ピザ生地にはナポリピザ専用の小麦粉「ルスティカ」を使用しています。ソーセージにはトウモロコシで飼育した和豚もちぶたを使っています。クラシカルでムーディーな店内の営業時間は11:00~15:00(ランチ)15:00~17:00(カフェ)17:00~23:00(ディナー)です。
アメリカ西海岸シーフードビュッフェスタイルのレストラン「FISHERMAN'SMARKET」
赤レンガ倉庫のディナーにおすすめなレストランは、2号館3Fにあるシーフードビュッフェスタイルのレストラン「FISHERMAN'SMARKET(フィッシャーマンズマーケット)」です。店内はアメリカ西海岸の缶詰工場をイメージした開放的な空間で、赤レンガ倉庫の外壁はそのまま使用しています。シーフードを中心としたグリル料理やアジアンテイスト料理など約60~70種類をビュッフェスタイルで提供しています。
店内は港を望む広々とした空間でライブ感あふれた料理が楽しめます。マグロの希少部位などシーフードを中心に、新鮮な野菜や肉を使った魅力的な料理の数々に加え、ボイル蟹は別途1,186円になりますが、美味しいです。また握り寿司やサラダバー、デザートも用意しています。営業時間は11:00~23:00(L.O21:30)になります。定休日は不定休(赤レンガ倉庫に準ずる)です。
赤レンガ倉庫のレストランで大切な人との特別な時間!
今回は、赤レンガ倉庫のレストランのおすすめは?営業時間やランチ情報も一挙に紹介しました。昼と夜の雰囲気がガラッと変わる、赤レンガ倉庫やみなとみらいの景色を眺めながらの食事は、とてもいい思い出になりそうです。皆さんも横浜の赤レンガ倉庫を訪れた際には、ぜひ異国情緒溢れた雰囲気を楽しんで下さい。