オレガノはハーブ調味料!効能や効果的な使い方と簡単レシピも紹介!
シソ科のハーブ調味料であるオレガノ。ハーブの知名度としては少し低めですが、実は様々な効能があります。今回はそんなオレガノの効能や効果的な使い方を紹介します。また、トマトやチーズといった料理とも合うハーブですので簡単レシピも併せて紹介します。
目次
ハーブ調味料オレガノについて
オレガノはシソ科の多年草でシソ科のハーブの中ではもっとも香りが強く、ややほろ苦さのあるさわやかな香りが特徴です。チーズやトマト、肉料理と相性がよく、イタリア料理、特にピザには欠かせない存在のハーブです。香味が強いので肉や魚の臭み消しになるため、グリル・炒め物・煮込み料理などに幅広く使用されます。
オレガノはオリーブオイルを多く使った料理や、脂身のある肉のソテーと合わせて使うと脂っぽさを和らげる効果があるので、イタリア料理や地中海料理によく使われます。最近では日本でも生の葉が手に入るようになりましたが、煮込み料理の場合は生の葉を使うと苦みが出ますし、ドライタイプの方が香りが良いため、一般的にはドライタイプを使用します。
オレガノの効果・効能は?
ハーブであるオレガノは胃腸の調子を整えて、消化を促進する効能があるといわれています。生のオレガノはドライオレガノよりも香りが良いいので、ハーブティーによる飲用が一般的な使い方になります。食べ過ぎたりしてしまい、胃腸が弱った時などには、オレガノを使ったハーブティーを飲むと消化を助けてくれるのでおすすめです。
また、オレガノには強壮作用もあり、心身の疲労回復にも効果・効能があるといわれています。身体の内部はもちろん外面、精神的な部分に対しても効果があり、体調サポートのハーブとしても優秀ですので、何となく身体が疲れ気味だと感じたり、体調が優れないと感じた時には率先して使いたいハーブです。
オレガノは鎮静作用もあるといわれ、神経性の頭痛や生理痛などを和らげ、咳をしずめてくれます。精神的な疲れがある際にはオイルを入浴剤の代わりに使うと、リラックス効果があります。また、抗菌効果も優れているので、ドライフラワーにしてインテリアに飾るといった楽しみ方もあります。ただし、オレガノは妊婦さんには刺激が強いので、妊娠中の方は使い方に注意してください。
また最近のUSDA(アメリカ合衆国農務省)の研究によると、オレガノには抗酸化成分が多く含まれ、アンチエイジングや免疫力の向上、糖尿病、高血圧、動脈硬化などの予防に効果が期待できることが明らかになりました。ある研究ではオレガノに含まれる「カルバクロール」という成分にはアレルギーから皮膚病まで様々な症状に幅広く効果があるとされているので、今後の更なる研究結果が注目されています。
オレガノレシピ①簡単バゲットピザ
トマトやチーズと相性がいいオレガノを使ったレシピの代表といえばピザ。簡単に作りたいと思うならバゲットを使う方法がおすすめです。バゲットを食べやすい大きさに斜めに切り、ピザ用ソースを塗り、オレガノを振ります。チーズをのせてトースターで焼いたら完成。オレガノがアクセントになる、ちょっと贅沢で簡単なバゲットピザです。オレガノの使い方に迷ったら、まずこのレシピを試してみてください。
オレガノレシピ②オレガノを使ったパスタ
オレガノは古代ローマの料理の本に「ソースをおいしくするスパイス」という風に記載されているようです。今まで使ったことがない人が料理に取り入れる際は、まず、いつも作っているミートソースやトマトソースにほんの少しドライオレガノを入れることをおすすめします。効能が強いので香りの強く、クセが強いハーブになります。好みに合わせて自分のレシピに加えてみてください。
オレガノはシソ科のハーブなのでオレガノ主体でパスタを作りたい場合は、大葉やシソを使ったパスタのレシピと同じように作ってください。とても清涼感のある味に仕上がります。チーズとの相性もいいのでオレガノを加えたチーズクリームソースを作り、パスタと合わせても美味しいです。また、ドライオレガノだけではどうしてもクセが強く感じる場合は、バジルやマジョラムなどを混ぜて使うことをおすすめします。
オレガノレシピ③鶏のオレガノ風味
オレガノは肉料理との相性は抜群です。鶏肉はグリルで焼くと本格的な味わいになりますが、家庭で簡単に作ろうと思うならフライパンでも十分美味しく出来ます。鶏肉の身のほうにオレガノをまぶして暫く置きます。フライパンを熱してオリーブオイルを入れていったん火を止め、全体的に油をなじませたら中火で鶏肉の皮目から焼きます。鶏肉に火が十分通ったら出来上がりです。お好きな野菜を添えつけて食べてください。
オレガノレシピ④胃腸が弱った時にオレガノスープ
弱った胃腸を整える効能があるオレガノ、胃腸が弱っているときの使い方としてはスープ料理がおすすめです。胃に負担をかけないよう、野菜を中心にした具材をよく煮てから、コンソメやブイヨンを入れて、ひと煮立ちさせたらオレガノや他のハーブを加えます。最後に塩、こしょうで味を調えたら出来上がりです。簡単に作れますし、あまり食欲がない時でもスープなら食べやすいので、ぜひ試してみてください。
オレガノレシピ⑤オレガノが香るサラダ
サラダにハーブを使うことは珍しくありません。ただ、主役にしてしまうと食べにくい場合もありますので、使い方としてはサラダに使うドレッシングに混ぜたり、仕上げとしてサラダの上にドライハーブを振りかけたりするのが一般的です。ハーブ独特の香りがいつもとは違うサラダを演出します。オレガノはトマトやチーズ、肉料理との相性がいいので、それらの食材を使ったサラダの時に一緒に使ってみてください。
オレガノレシピ⑥オレガノフライドチキン
ハーブで作るフライドチキンは風味がよく、いつものフライドチキンとは一味違った味わいになります。作り方は簡単。卵1個に牛乳大さじ2を混ぜた卵液に鶏肉をつけ、小麦粉と片栗粉を半々で混ぜドライオレガノを加えた衣をつけ、余分な粉を落として油で色よく揚げるだけで完成です。レモンやプチトマトを添えつけて食べてみてください。香りがよく冷めても美味しいので、お弁当に入れても喜ばれるレシピです。
オレガノレシピ⑦ビーフシチュー
煮込み料理によく使われるオレガノはビーフシチューにも欠かせないハーブとして使われています。牛肉の表面を焼いてから、玉ねぎやにんじん、セロリなどの野菜を加えて煮込みます。この際にオレガノや他のハーブ、調味料を一緒に入れてください。後はじっくりと煮込めば完成ですが、圧力鍋を使うと早くて簡単にできます。オレガノの爽やかな香りと、玉ねぎやセロリの甘さが美味しいビーフシチューです。
オレガノレシピ⑧ふんわりオレガノオムレツ
オレガノは卵とも相性のいいハーブになります。そんな卵料理の中でも、ハーブの緑が映えて風味が豊かなチーズオムレツがおすすめです。ボールに卵を溶いて、塩、コショウ、粉チーズ、ドライオレガノを加え、熱したフライパンにオリーブオイルをひき、ふんわりと焼くだけで出来上がりです。お皿に盛り付ける際に、お好みでフライドポテトやプチトマトを添えると華やかなプレートになります。
トマトや肉料理とよく合うハーブですので、オムレツ自体に混ぜるのではなく、ミートソースやトマトソースを作り、加えるレシピもおすすめです。出来たソースはオムレツの上からかけてもいいですし、中に巻き入れてボリューミーなミートオムレツにしても豪華な一品になります。特に食べ盛りの子どもや男の人に喜ばれる栄養満点のレシピです。
オレガノレシピ⑨オレガノフォカッチャ
フォカッチャの生地を丸く伸ばして天板にのせ、30分ほど二次発酵させてから生地がふっくらしたら、表面にオリーブオイルを塗り、その上にオレガノ、ピザ用チーズ、オレガノの順で乗せてオーブンで薄く焼き色がつくまで3~5分焼いたら出来上がりです。今回のレシピはオレガノとチーズの相性抜群ペアですが、チーズをトマトソースや粒塩に変えてみても美味しいフォカッチャが出来るので、色々と試してみてください。
オレガノレシピ⑩オレガノを使ったハーブクッキー
オレガノはスパイスとしてお菓子作りにも使えます。プレーンクッキー生地に塩気のあるパルメザンチーズとドライオレガノを加えて焼くと、ほろほろサックリとした食感の「オレガノとパルメザンチーズのクッキー」が作れます。パルメザンチーズの風味とオレガノの香りが合わさり、爽やかな風味のハーブクッキーになります。いつもとは違うクッキーを試してみたい時にどうぞ。
多くの効果・効能のあるオレガノ
強壮、鎮静作用があるといわれ、胃腸の調子も整えてくれたりと様々な効能の宝庫であるオレガノ。使い方に迷ったり悩んだりしたら、今回の記事を参考に、まずはオレガノと相性のいいトマトやチーズ料理を中心に、日々の調味料の一つとして気軽に生活に取り入れてみてください。