ゼラチンを使ったレシピを紹介!寒天との違いや栄養成分・正しい使い方は?

ゼラチンを使えば色々なレシピを楽しめるようですが、果たしてどのようなレシピが人気となっているのでしょうか?ゼラチンに関しては寒天との違いや成分・効果なども気になるものですが、果たして寒天との違いとは何でありゼラチンにはどのような成分・効果があるのでしょうか?今回はゼラチンの活用法・人気レシピをおかず系からデザート系まで詳しくみていくとともに、寒天との違いや成分・効果も掘り下げます。

ゼラチンを使ったレシピを紹介!寒天との違いや栄養成分・正しい使い方は?のイメージ

目次

  1. 1ゼラチンを使ったレシピおすすめは?
  2. 2ゼラチンとは?
  3. 3ゼラチンの正しい使い方
  4. 4ゼラチンを使ったおかずレシピ
  5. 5ゼラチンを使ったお菓子レシピ
  6. 6ゼラチンを使ったレシピをマスターしていろんな料理に役立てよう!

ゼラチンを使ったレシピおすすめは?

ゼラチンというとプルプルでコラーゲンたっぷりというイメージが強いものですが、そんなゼラチンを活用して料理を作ることも可能なようです。ゼラチンはゼリーなどのデザートという印象をもっている人も多いかもしれませんが、実はゼラチンを使えばさまざまなタイプのおかずを作ることもできるので、ぜひ色々な方法で活用していきたいものです。

今回はそんなゼラチンの人気レシピを、おかずレシピからデザートレシピまで詳しくみていきます。そもそもゼラチンとはどのようなものであり、寒天との違いや成分・効果はどうなっているのかもみていくので、ゼラチンとは何かを理解した上でぜひ活用しましょう。ゼラチンを使えば、おかずもデザートもレパートリーが増えること間違いなしです。

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ゼラチンとは?

ゼラチンはプルプルとした食感が特徴的ですが、色々なおかずやデザートに使うことができるので便利だと言われています。そんなゼラチンとはそもそもどのような食材であり、どのような成分・効果が期待できるのかをまずチェックしましょう。ゼラチンと寒天との違いやゼラチンのカロリーなども、みていきましょう。

ゼラチンの栄養成分と効果

ゼラチンというのはよく耳にする食材ではあるものの、具体的にどのようなものなのか理解していないという人は案外多いようです。ゼラチンというとプルプルとした食感を思い浮かべるという人も多いかもしれませんが、プルプルといえばコラーゲンを連想する人も少なくないでしょう。ゼラチンとは、コラーゲンに熱を加え抽出したものなのです。

コラーゲンというのは動物の皮膚や腱、骨などの組織の主成分となっているタンパク質であり、主に牛や豚などの骨や皮を原料としていることも多いです。このような原料に酸やアルカリなどで処理を加えて加熱をすることで得られるものがゼラチンであり、ゼリーやグミなどに使われるほか、これを粉末化したものがゼラチンパウダーとなります。

そんなゼラチンの栄養成分としてはやはり、タンパク質がメインのものとして挙げられます。美容のために重要だと言われることも多いコラーゲンですが、ゼラチンの主成分はコラーゲンでありコラーゲンは肌や骨、筋などの健康のために非常に重要です。コラーゲン不足は骨粗鬆症や関節痛などを引き起こす原因にもなるので、注意が必要です。

さらにコラーゲンが不足するとコラーゲンをはじめとするタンパク質が主成分となる皮膚や髪の毛にも影響を及ぼします。特に真皮に置いてはタンパク質中の7割がコラーゲンであるために、コラーゲン不足は肌の健康を損ねてしまうと言われています。つまり、ゼラチンなどの補給はこれらの症状を予防するという効果につながるとされています。

他にもゼラチンの主成分であるコラーゲンにはアレルギー症状の緩和や目の老化の予防、動脈硬化の予防などの役割があるとされています。つまりこれらの予防にもゼラチンは役立ちそうですが、ゼラチンはビタミン類は乏しいもののビタミンB群やミネラル類は含んでいます。ゼラチンの摂取は、これらの栄養成分の摂取を意味するでしょう。

もちろんゼラチンを摂取するだけで関節症の予防や皮膚や髪の毛の健康維持が完璧に行われるわけではなく、他の方法でのタンパク質摂取やその他の栄養成分の補給も非常に重要になります。しかしゼラチンはパウダータイプなども売られており、さまざまな料理やデザートなどに活用しやすい・独自の食感を加えられるというメリットがあります。

ゼラチンの種類とカロリー

ゼラチンはコラーゲンが主成分であり、コラーゲン不足による関節や皮膚、髪や骨などの病気予防に役立つ可能性が示唆されています。そんなゼラチンは料理に独自のプルプル食感を加えられることもあって人気を博していますが、その種類とカロリーはどうなっているでしょうか?ゼラチンと言ってもいくつかの種類があり、活用法が異なります。

ゼラチンは寒天との違いなども気になりますが、ゼラチンと言っても粉タイプのものもあれば板状のものもあります。粉ゼラチンは文字通り粉末状のゼラチンであり、量の調節がしやすいというメリットがあります。粉をお湯などに溶かすだけで簡単に活用できるというメリットがあり、お菓子作りなどの初心者でも重宝するゼラチンとなっています。

一方で板ゼラチンはより透明感のある滑らかな仕上がりになりやすいタイプのゼラチンであり、飲食店において料理のプロなどにも重宝されているタイプのゼラチンとなります。弾力性は粉ゼラチンに比べて強く、より安定感のある仕上がりになりやすいために、粉ゼラチンの方が量の調整はしやすいものの板ゼラチンを好む人も多いものです。

このようなゼラチンの種類によってもその特性や使い方というのは微妙に異なってくるものです。そのため自分の使用するゼラチンのタイプも把握しながら適切な活用方法でゼラチンを使っていきたいものですが、ゼラチンについてはカロリーも気になります。実はゼラチンのカロリーは100gあたりでは340〜380kcal程度と案外高めです。

やはりコラーゲンが主成分でありコラーゲン由来の効果なども期待できそうなゼラチンはタンパク質であるためにカロリーはやや高めです。しかし料理やスイーツ作りに使用する際には数グラムのことが多くその場合には高くても10数キロカロリーというのが相場です。もちろんゼラチンとどの食材を組み合わせるかでもカロリーは変わります。

ゼラチンと寒天との違い

ゼラチンと言っても粉ゼラチンと板ゼラチンがあり、このゼラチンのタイプによる違いもしっかりと理解してうまく活用していきたいものですが、そんなゼラチンについてはゼラチンのタイプ間の違いだけでなく寒天との違いも気になるものです。ゼラチンとよく比較される存在が簡単ですが、その寒天との違いとはどうなっているのでしょうか?

ゼラチンと寒天との違いは紛らわしいものですが、基本的な違いはゼラチンが動物性であり寒天が植物性であるということになります。ゼラチンは動物性のコラーゲンを熱で抽出したものですが、寒天はテングサやオリゴノと呼ばれる海藻由来のものです。そして栄養成分的にはタンパク質ではなく炭水化物であり、食物繊維が主成分となります。

食物繊維ということで整腸作用なども期待できる寒天は、凝固性が高く固さのある食感が特徴的となります。また、寒天というのはそれ自体ではカロリーがほとんど含まれていないものであり、100g程度で3kcalほどな上に料理などに使う上ではほとんど無視できるほどの量です。もちろん、料理全体は他の食材により高カロリーになることもあります。

つまりゼラチンと寒天との違いは動物性・植物性ということが挙げられるとともに、タンパク質・コラーゲンか食物繊維かということも挙げられます。食物繊維には糖の吸収を抑えたり血糖値の急上昇を防いだりする働きがある一方でタンパク質は髪の毛や皮膚の原料となるなど、その成分の効果という見地から見るとかなりの違いがあると言えます。

そしてゼラチンは少ない水分量で簡単に固められるという特徴があり、ゼラチンより使いやすい場合もあります。弾力性に関してはゼラチンの方が圧倒的に強いですが、柔らかで滑らかな質感は共通しています。また、寒天との違いだけでなく、アガーという寒天に類似している食品とゼラチンとの違いに関しても、把握しておきたいものです。

アガーはカラギーナンという海藻やローカストビーンガムという植物由来の食品であり、ゼラチンや寒天との違いとしてはより透明度が高いことが挙げられます。質感は寒天・ゼラチンの間くらいであり、カロリーは寒天とほぼ同じです。このように寒天との違いだけでなくアガーなどとの違いも理解し、ゼラチンを正しく活用していきましょう。

ゼラチンの正しい使い方

ここまでゼラチンの概要や成分・効果、寒天との違いなどについて詳しくみてきました。ゼラチンはその効果なども正しく理解した上でぜひ色々な料理に活用していきたいものですが、果たしてどのようにして使うものなのでしょうか?あれば色々な料理が作れて便利だと話題のゼラチンについて、その使い方や注意点もチェックしていきましょう。

ゼラチンの使い方

ゼラチンを使うときには使用するゼラチンのタイプ・特質なども理解した上で、プルプルの質感を付与したり固めたりするために使っていきたいものです。ゼラチンの基本の使い方としては水でふやかした上で色々な食材と混ぜて使用していきたいものですが、できるだけ冷たい水でふやかすようにし、それから混ぜる際は火を止めておきます。

ゼラチンは沸騰させた状態で混ぜると固まりにくくなるために、他の食材と混ぜるときには食材の加熱を止めてからゼラチンを加えましょう。顆粒タイプでも板タイプでも基本となる使い方は共通していますが、後述するレシピのようにそれぞれ適性などもあるので、どちらを使うかはそのときどきによって使い分けていくのがベストでしょう。

粉末タイプであれば液体にそのまま溶かせるというメリットがあるものの、板タイプのゼラチンの方が質感がよくなりやすいという利点もあります。このようなゼラチンごとの特性なども理解した上で、ゼラチンを固めてゼリーにしてそれをスイーツとして活用したり、そのゼリー状の質感を活かしたおかず料理なども作ってみてください。

ゼラチンを使うときの注意点

お伝えしたようにゼラチンを混ぜる際には沸騰させた状態ではなく加熱を止めてからの状態がおすすめであり、60度程度を目安にするとよいとも言われています。固まりやすくするためにはゼラチンのこのような点をしっかり意識したいものですが、他にもフルーツと組み合わせる際にはタンパク質を分解する酵素の存在にも注意が必要です。

特にパイナップルやキウイなどに含まれる酵素と一緒にゼラチンを混ぜてしまうと、酵素の働きで固まりづらくなってしまいます。そのため、加工された缶詰などを使用するか、食材を全て煮詰めてから混ぜるのがおすすめとなります。また、ゼラチンを使用するときにはあくまで5〜10g程度にとどめ、使いすぎないことも重要となります。

ゼラチンを使ったおかずレシピ

ここまでゼラチンと寒天との違いや成分・効果、基本的なゼラチンの使い方をチェックしてきました。ゼラチンはお伝えした使い方も参考に、注意点もチェックした上で色々なレシピに活用していきたいものです。ゼラチンはスイーツにも使える食材ですが、まずはお弁当のおかずなどにもぴったりなゼラチンおかずレシピをチェックしましょう。

ゼラチンを入れてジューシーに仕上げる「餃子ハンバーグ」

ゼラチンを入れることで質感をよくしてジューシーに仕上げられるレシピとして紹介したいのは、餃子ハンバーグです。ゼラチンを使った餃子ハンバーグを作るときにはまず、タネを仕込んでいきます。使用するお肉は牛豚の合挽き650gに対して5g程度の粉ゼラチン、鶏ガラ粉末を小さじ2杯にオイスターソースも小さじ2杯程度を用意しておきます。

そしてごま油は大さじ1杯、片栗粉は大さじ2杯程度を用意しましょう。まずは冷蔵庫から取り出した冷たい状態のひき肉に塩を練りこんでいきます。そこにゼラチンも加えてよく混ぜてなじませていきます。それから調味料類も全て既述の分量で加えた上で、粘り気が出てくるまで練っていきます。その上で、野菜類も加えて混ぜていきましょう。

野菜類は代表例としてはニラを1束水洗いした上でみじん切りにし、えのきなどのきのこ類があればみじん切りにしましょう。その上で生姜とニンニクも一片程度ずつをすりおろしておきます。これらを肉と調味料を練りこんだもののボウルに加えて全体をよく混ぜ合わせます。その上で、手のひらで小判型に成形してからフライパンに並べましょう。

フライパンにバランスよく並べたら熱湯を大体肉の高さの4分の1程度まで注いでから火をつけましょう。中火程度にした上で蓋をして、まずは3分程度加熱していきます。この時点で裏返して反対側を焼いていきます。mそして裏返してから蓋をして2〜3分程度加熱していきましょう。あとは様子を見ながら足りないようなら加熱をより加えます。

あとは全体の色合い的によい焼き色が付いていたら完成となります。こうしてゼラチンを加えた上で蒸し焼きにするという工夫によって、初心者でもふっくらジューシーな餃子ハンバーグを作ることができます。ひき肉のジューシーさを餃子の味付けで楽しむことで、間違いのない美味しさを堪能できますから、ぜひ一度作ってみてください。

粉ゼラチンを使って失敗知らずの「カニクリームコロッケ」

カニクリームコロッケはかなりレシピが難しそうですが、実は粉ゼラチンを使えば失敗知らずの美味しいレシピを楽しむことができます。カニクリームコロッケは玉ねぎとカニをホワイトソースで楽しむコロッケですが、通常の作り方でもゼラチンを入れてちょっとレシピを工夫するだけでかなり美味しいコロッケを作れるのでおすすめなのです。

まず玉ねぎはみじん切りにして、かに缶は汁気を切っておきます。切った汁を活用して粉ゼラチンをふやかしておくとよいでしょう。玉ねぎは4分の1個程度、かに缶は50g程度用意するとよいです。耐熱容器に玉ねぎ・カニ・白ワインを小さじ一杯入れた上で電子レンジで加熱します。ラップをした状態で、大体3分程度を目安に加熱しましょう。

そしてこの加熱した玉ねぎとカニのボウルにバターを入れて溶かしていきます。バターは大体30g程度、そしてバターが溶けてきたら小麦粉をふるい入れて粉気がなくなるまでしっかり混ぜていきます。大体小麦粉は大さじ4杯程度を入れた上で、そこに顆粒スープのもとを小さじ一杯程度、牛乳を180ml程度加え、全体をよく混ぜていきましょう。

牛乳は少しずつ加えて混ぜるとよいでしょう。そして途中で電子レンジで2分程度加熱して均一に混ぜていきましょう。ここにふやかした粉ゼラチンを加えて溶かしていきます。そして塩胡椒も加えて味を整えていき、氷水をボウルに当てて冷やしていきましょう。程よく固まってきたら、全体を8等分程度にして丸めて成形していきます。

粉ゼラチンを加えることで成形しやすくなるので、おすすめとなるのです。それから衣をつけて揚げていくことになります。小麦粉・溶き卵・パン粉の順につけた上で、180度で2分程度揚げていきます。きつね色になるまで揚げた上で皿に盛り付けていきます。付け合わせのサラダを一緒に皿に盛り合わせて、濃厚な味わいを楽しんでみてください。

おもてなしにもピッタリの「濃厚かぼちゃのコンソメゼリースープ」

その成分・効果なども含めて注目度が高まっているゼラチンですが、そんなゼラチンを使った料理の中でもおもてなしにぴったりのゼラチンを使った料理として人気を博しているのが、濃厚かぼちゃのコンソメゼリースープです。濃厚かぼちゃのコンソメゼリースープはかぼちゃの甘みを活かしたおしゃれな料理であり、コンソメ味が美味しいと話題です。

そんな濃厚かぼちゃのコンソメゼリースープは、まずコンソメゼリー作りからスタートします。粉ゼラチンを5g程度用意して、大さじ2杯程度の水でふやかしておきます。そして顆粒スープの素を小さじ一杯程度、水を200ml、はちみつを小さじ一杯、塩をひとつまみ、白ワインを小さじ一杯、そしてドライパセリをひとつまみ鍋に入れていきます。

この状態で強火にかけて顆粒スープの素が溶けてきたら、ふやかしておいたゼラチンを加えます。そして余熱で溶かした上で鍋底を氷水に当てて冷まし、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やしていきましょう。そしてかぼちゃの方はタネを取り除いた上で薄切りにしていきます。玉ねぎも薄切りにしておき、鍋にバターを入れて弱火で炒めていきましょう。

しんなりしてきたらかぼちゃを入れて塩をひとつまみ加えて混ぜながら炒めていきます。それからかぼちゃが崩れるくらいに炒めたら水をかぼちゃが浸るくらいに入れて煮込んでいきます。そしてこれをミキサーにかけて滑らかにした上で豆乳を加えます。大体豆乳を50mlくらい加えたらよく混ぜて塩胡椒をして、こちらも冷蔵庫で冷やしておきます。

あとは固めておいたゼリーに冷やしたかぼちゃペーストを流していき、パセリを振りかけたら完成となります。小さめの小瓶などにゼリーを固めておいてその上にペーストをかければ、かなりおしゃれで可愛らしい一品料理の完成となります。ゼラチンの効果を活かして作ったゼリーは、スイーツだけでなくこのようにおかずものにも活用できます。

おつまみにぴったり「ロースハムのテリーヌ」

かぼちゃのコンソメゼリーもかなりおしゃれな料理でしたが、ゼラチンの効果を活かしたおしゃれな一品料理はそれだけではありません。手軽に作れて簡単で美味しいというメニューの中でも、ロールハムのテリーヌなどはかなり人気度が高いです。綺麗なピンク色のテリーヌを作れば、ホームパーティーなどでも友人らに喜ばれること間違いなしです。

そんな濃厚かぼちゃのコンソメゼリースープを作るときにはまず、板ゼラチンを水で戻しておきます。大体8gを目安に使いましょう。それから鍋に白ワイン大さじ2杯と30mlのチキンスープを入れて加熱します。沸騰してから火を止めて、戻しておいた板ゼラチンを加えます。そして100g程度のハムを用意してプロセッサーなどでピューレ状にします。

ピューレ状にしたハムを入れてボウルに50〜70ml程度の泡立てた生クリームを加えてよく混ぜていきましょう。そこに鍋に入れておいたゼラチンも加えて、できるだけ早くかき混ぜていきます。ゼラチンは熱いうちに手早くかき混ぜていきます。そしてそこに生クリームとメレンゲも加えて混ぜ、型にクッキングシートを敷いて流し込んでいきます。

流し込んだ上で冷蔵庫で冷やして固めていきます。それから、テリーヌに添えるサイドメニューも作っていきましょう。ジャガイモを茹でて粉ふき芋にした上で、潰してマッシュしていきそこにマヨネーズを大さじ一杯程度加えましょう。こうしてマッシュポテトサラダを作ったり、アボカドスライスなどを作ったりしておくと便利でしょう。

テリーヌを一定時間冷やして固めたら、あとは3mm程度の厚さにカットして皿にサイドメニューとともに盛り付けていけば完成となります。ホームパーティーなどで楽しむときにはテリーヌを容器から取り出した大きな状態で皿に移した上で、食べるときにナイフで切り分けるのもおすすめです。おつまみにぴったりであり、ワインとの相性も抜群です。

ゼラチンを使ったお菓子レシピ

ゼラチンはお伝えしてきたように色々なおかず料理やスープ料理などに活用できるので、ぜひとも自分の好きな形で活用していきたいものです。そんなゼラチンはお菓子レシピにも活用することができますが、ゼラチンを使ったお菓子にはどんなものがあるでしょうか?プリンやゼリーなど、ゼラチンを使うお菓子の人気レシピを要チェックです。

トロッとした食感が特徴の「ゼラチンで作るトロプリン」

ゼラチンを料理に使うときにはその成分・効果や寒天との違いなども理解しつつ、その性質をフルに活用できるような料理に活かしたいものです。ゼラチンを使ったスイーツレシピとしてまず紹介したいのは、ゼラチンで作るトロプリンです。このプリンは粉末タイプのゼラチンを使ったレシピで、トロッとした質感がたまらないプリンとなります。

用意するものは牛乳・砂糖・卵・バニラエッセンス・ゼラチンというラインナップになります。まずは鍋に牛乳と砂糖を入れて加熱していきます。牛乳は400cc、砂糖は大さじ4杯ほどを使用するとよいでしょう。沸騰しない程度に加熱していき、沸騰しそうになったら直前で火を止めます。こうして火を止めて、少し冷まして放置しておきましょう。

ボウルに卵を入れて、泡立て器を使ってほぐしていきます。軽く混ぜほぐしたら、ここに加熱した上で冷ましておいた鍋の牛乳と砂糖も加えましょう。既述の牛乳と砂糖のような分量の場合には、大体卵は2個程度を目安にするとよいでしょう。そしてここに香り付けのために欠かせない存在のバニラエッセンスも加えて、全体をしっかりと混ぜます。

全体をよく混ぜたらさらにここに粉末タイプのゼラチンを加えていきます。ゼラチンもしっかりと馴染んだら、プリン液の完成となります。尚、バニラエッセンスは4〜5滴、ゼラチンは7〜8g程度を目安にするとよいでしょう。あとは茶漉しで漉しながら容器に注いでいきます。容器に注いだらそれぞれにラップをして冷蔵庫で冷やしていきましょう。

すぐに食べる場合には数時間、よく固めたい場合には一日程度を目安に冷蔵庫で固めた上で、カラメルソースなどをかけて食べましょう。カラメルソースは白砂糖と水を鍋で沸騰させ飴色になるまで加熱したら完成となります。シンプルで定番の味わいながらも、ゼラチンの効果で簡単に上質な質感を加えられる王道のプリンレシピとなります。

アレンジが豊富で簡単な「水ゼリー」

ゼラチンを使ったスイーツレシピの中でも、アレンジが豊富で簡単に作れるとして話題になっているのが、水ゼリーです。ゼラチンを使った料理の中でも特にスイーツ類というのは色々なバリエーションで作りたいものですが、その中でも水ゼリーは初心者にもおすすめのレシピであり、自分の好きな味にもしやすいのが実に魅力的なのです。

そんなアレンジ豊富な水ゼリーを作るときにはまず、市販のゼラチンをお湯に入れてよく溶かしていきます。お湯の温度は80度以上に設定した上で、ゼラチンを5gに対して50ml程度のお湯で溶かすとよいでしょう。ゼラチンがしっかりと溶けてきたらここに水を加えてよく混ぜていきます。水の量は、既述の分量に対して250ml程度が目安でしょう。

それから冷蔵庫で冷やして固めていきます。できるだけ早く食べたい時でも3〜4時間程度固めてから様子を見ましょう。余裕のある時には一晩固めておくとよいでしょう。あとは好きな量を器に盛って、そこに好きなソースなどをかけて楽しんでください。和風のゼリーがよいときには黒蜜ときな粉を適量振りかけたものが、特におすすめとなります。

また、フルーツの味わいを楽しみたいときにはイチゴジャムやブルーベリージャムなどのフルーツを使ったジャムをかけるだけでもかなり美味しく楽しむことができます。そしてトッピングとしてミントを飾りつけると見栄えもよくなるのでおすすめです。また、缶詰のフルーツなどをトッピングしたゼリーもかなりおすすめとなります。

尚、フルーツと一緒にゼリーにしたい場合でも加熱したものや缶詰のものを使わないと、タンパク質を分解する酵素の働きによってゼラチンがうまく固まりづらいので注意してください。このようにゼラチンを使ったスイーツの中でもゼリーというのは水と組み合わせるだけでも作りやすいので、ぜひ初心者でもまずは水ゼリーを作ってみてください。

さっぱり美味しく楽しめる「オレンジムース」

ゼラチンはコラーゲン由来の効果なども期待できそうな食材ですが、そんなゼラチンの成分・効果を理解した上でぜひ作ってみたい爽やか系のスイーツは、オレンジムースです。オレンジムースはゼラチンと生クリーム、オレンジジュースを組み合わせることで簡単に作れるので魅力的であり、クリームが入っていながらもさっぱりめの仕上がりです。

オレンジは柑橘系の中でもさっぱりとした酸味がありつつもほどよい甘さもあるので、非常に食べやすいバランス感が魅力的となっています。そんなオレンジの風味豊かなオレンジムースは板ゼラチンを使った方が綺麗に仕上がるのでおすすめですが、板ゼラチンをボウルにあけて少量の水を加えて湿らせて放置し、柔らかくしておきましょう。

そしてまずは3分の2程度の量のオレンジジュースに砂糖を加えます。オレンジジュースは板ゼラチン一個に対して100cc、砂糖は30g程度を用意しておきましょう。そして耐熱容器に入れた上で、レンジを600Wに設定した上で30〜40秒加熱していきます。沸騰しない程度に、しかし確実に温まるようにチンした上で取り出し、ゼラチンを加えます。

ゼラチンがしっかりと溶けるように混ぜた上で、残りのオレンジジュースも入れて全体をかき混ぜます。それから生クリームを7分程度に泡だてておきます。そしてオレンジジュースのボウルは氷水に当てて粗熱をとっておきます。ある程度冷えたら半分程度の生クリームを入れた上で、泡立たないように混ぜ合わせ全体をよくなじませていきます。

全体がよく馴染んだら今度はそれを残りの生クリームの方のボウルに入れて混ぜ、あとは容器に入れて冷蔵庫で2時間程度冷やしたら完成となります。最後にカットしたオレンジやミント、あるいはバニラアイスクリームなどを適量トッピングしたらより美味しく楽しめるでしょう。ゼラチンスイーツの中でも特に爽やかなものを堪能してください。

ゼラチンを使ったレシピをマスターしていろんな料理に役立てよう!

今回は気になるゼラチンについて、寒天との違いや成分・効果を踏まえた上で人気レシピをチェックしてきました。ゼラチンは寒天との違いや動物性か植物性という違いが大きいですが、ゼラチンのプルプルとした食感が好きだという人も多いでしょう。そんなゼラチンは、おかず系からデザート系まで色々なタイプの料理に活用できそうです。

ゼラチンを使ったレシピでは気軽にタンパク質を補給できる上に、プルプルの食感を加えることも可能です。そんなゼラチンは予想以上に活用しやすくゼラチンの人気レシピも案外簡単に作れるものが多いようです。ぜひ身近な食材としてゼラチンを活用して、簡単に作れるお弁当のおかずや美味しいデザートを作ってみてはいかがでしょうか?

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