セルフメディケーションの対象商品一覧!対象外の医薬品は?

セルフメディケーションとは、いったいどういうことなのでしょうか?健康志向の高まっている最近はよくメディアなどで取り上げられているので耳にすることも多くなりましたが、まだまだその意味までは理解していないかたが多いです。この記事ではセルフメディケーションについての概要や、どんな人が対象になるのか、セルフメディケーション税制の対象商品はどれなのか対象外商品は何なのかなどを一覧にして詳しく解説していきます。とてもお得な情報ですので、セルフメディケーションについて知りたい方には必見です!

セルフメディケーションの対象商品一覧!対象外の医薬品は?のイメージ

目次

  1. 1セルフメディケーションってなに?
  2. 2セルフメディケーションの対象商品を知りたい!
  3. 3セルフメディケーションの対象外商品について
  4. 4セルフメディケーションの対象商品を知っておこう!

セルフメディケーションってなに?

セルフメディケーションとは、いったいどのようなことをいうのでしょうか?世界保健機関において、自分自身の健康に責任を持ち軽度な体の不調は自分で手当てすることと定義されています。近年は、平均寿命が延びていると同時に医療機関を受診する方が多くなってきています。そんな中自分の健康を自分で守り自身で管理していいきましょう。という意味合いが込められています。

日本OTC医薬品協会では毎年7月24日をセルフメディケーションの日として定めて、その日から1週間をセルフメディケーション週間としています。各国のセルフケアの取り組みとしては、健康に関する正しい情報をえること、適度な運動やきちんとした食生活、禁煙やうがい手洗い歯磨き、検診、健康診断の受診、OTC医薬品の適切な使用などで、さまざまなイベントなどで呼びかけがされています。

セルフメディケーションの対象商品を知りたい!

それては、セルフメディケーション対象の商品は、どれなんでしょうか?薬局にはたくさんの薬があり、どの薬が対象なのかわかりません。ではセルフメディケーションの対象商品は薬局で売っているものならどれでもいいのでしょうか?答えはいいえです。セルフメディケーション税制の対象商品にはいったいどのようなものがあるのでしょうか。またどのような商品は対象外になるのでしょうか?ひとつひとつ具体的にみていきましょう。

セルフメディケーションの対象商品の一覧を紹介

セルフメディケーションの対象商品となるのは、まずスイッチOTC 医薬品の特定成分が含まれていることが条件です。スイッチOTC とはもともとは医療機関で使われる薬を安全性や効能を変えずに市販用にスイッチされたものをいい83種類あります。スイッチOTC医薬品の特定成分が含まれない場合は対象外となりますし、含まれていても対象外となる場合もありますので一覧を確認しておくことをおすすめします。

また、そのスイッチOTC医薬品を含むセルフメディケーション税制の対象商品はとても多くて、約1600種類もあります。厚生労働省の認可を受けているため、安全性効能性は高く、また処方箋がいらないため手軽に購入できるというメリットがあります。その反面自己管理が必要なため、用法容量を誤ると副作用などのリスクもあります。そのためほとんどは、薬剤師の対面販売によって購入するように義務付けられています。

セルフメディケーション税制の対象商品は一覧でみると良くわかりますが、種類が多くなかなか覚えきれません。また多岐にわたっています。一度購入時のレシートと下記の一覧を参考にして対象商品になるか対象外なのか確認してみてください。意外な商品が対象になっていたりします。下記に一覧のあるホームページをリンクしましたので、参考にしてください。

セルフメディケーション税制対象品目一覧【2018年1月22日版】 | メディカルサーブ株式会社

セルフメディケーションの税制とは?

セルフメディケーション税制とは、2017年1月より始まった税制です。確定申告の時、一定の健康への取り組み(人間ドックや健康診断等)をしている個人が、軽度な病気の治療のために自分で対象商品となる薬を購入した際に医療費控除の特例として控除が受けられるという税制です。特徴としては、従来の医療費控除は10万円以上が対象ですが、この制度では1万2000円以上が対象ですのでより控除が低額でも受けやすくなります。

ただし注意点としては、人間ドックを受ける場合、健康保険組合や、国民健康保険などの実施するものであることとあり個人で受けたものは対象外になります。人間ドックを受ける際にはその点は確認してください。

セルフメディケーションの税制対象となる人は?

セルフメディケーション制度はとても魅力的な制度ですが、誰でもが対象になるわけではありません。ではどんな人が対象となるのでしょうか?まず一番は所得税住民税を納めている人です。そして、一年間の間に特定の健康への取り組みを行っていることが必要です。

特定の健康への取り組みとはどのようなことをいうのでしょうか?具体的には特定健康診査いわゆるメタボ検診、人間ドック、定期健康診断(事業主検診)、健康診査、予防接種、がん検診を受けていることが条件です。

それでは、自分の配偶者や子供などは対象になるのでしょうか?子供のために薬を購入することも多いですが、セルフメディケーション税制では、自分だけではなく生計を同一とする配偶者と親族の購入した医薬品も対象になります。特定の取り組みをしている人の生計を同一とする家族であれば、その配偶者や親族が健康診断などを受けていなくても対象となります。

ただしその金額は、1万2000円を超えた場合にそれ以上の額が対象です。例えば2万2000円分の対象商品の薬を買ったとすると、22000-12000=10000円分が控除対象になります。また控除の上限額は8万8000円です。対象となるのは商品の定価ではなく購入価格ですので、しっかりと確認しましょう。1万2000円を超えた額が返ってくるわけではなく、控除ですので間違わないようにしてください。

ただし、ひとつ注意点としては、従来の医療費控除との併用はできないということです。医療費でも控除してセルフメディケーション税制の控除を受けるということは出来ないため、どちらの控除がより適しているかは自分で確認することが大事です。よく計算して自分にあった最もお得になる控除をうけるようにしましょう。

セルフメディケーションの対象商品は厚生労働省のサイトで確認可能!

セルフメディケーションの対象商品の一覧ですが、厚生労働省のホームページで確認することができます。この一覧は、2か月ごとに更新されています。最新の情報は厚生労働省のホームページにありますのでそちらで確認してください。下記の厚生労働省のホームページ内の一覧を参考にしてください。

ホーム|厚生労働省

セルフメディケーション対象商品:目薬などの外用薬

花粉の季節になると花粉症のために目薬を手放せないというかたも多いのではないでしょうか?あんがい目薬代がかさんだりします。このセルフメディケーション税制では目薬も対象になります。

例えばこんな目薬が対象になります。一例としてロート製薬のロートアルガードクリアブロックEX、ロートアルガードクリアブロックZ、ロートクリア等々や、第一三共ヘルスケアのエージーアイズアレルカットC、武田製品工業のマイティアアイテクト、マイティアアルピタットEXA等があげられます。同じシリーズでも対象にならない商品もあるため一覧でよく確認してください。

目薬以外にも外用薬として、肩こりや捻挫にも使うシップや塗り薬の中にもセルフメディケーション対象商品があります。一例として久光製薬のサロンシップEXインドメタシンなどがあります。慢性的に肩がこるという方には朗報です。

セルフメディケーション対象商品:解熱・鎮痛剤

市販薬で利用することが多いのは、発熱などのときではないでしょうか?風邪をひいたときの解熱や頭痛などのときに必要になるのが解熱鎮痛剤です。解熱鎮痛剤の中にもセルフメディケーション税制の対象商品があります。

例えばこんな商品が対象です。一例としてエスエス製薬イヴ、ライオンのバファリンEx、第一三共ヘルスケアのロキソニンS、アラクスのノーシンピュアなどおなじみの名前が多いです。多くの商品が対象としてありますので、一覧を確認してみてください。

セルフメディケーションの対象商品:風邪薬・鼻炎薬

風邪をひいてはなみず、せき、悪寒などのつらい症状の時、薬局の薬でとりあえず症状を抑えることは多いですが、セルフメディケーション税制の対象商品には風邪薬や鼻炎などの薬もあります。

例えばこんな商品が対象です。風邪薬では、武田薬品工業のベンザブロックL、第一三共ヘルスケアのルルアタックNX、エスエス製薬のエスタックイブなどが一例としてあげられます。また鼻炎薬では、エスエス製薬のアレジオン20、ロート製薬のロートアルガードST鼻炎スプレーなどが一例としてあります。

セルフメディケーションの対象商品:胃薬・整腸剤等

昨夜は飲み過ぎたなと胃がむかむかしたり、おなかいっぱい食べ過ぎて胃が重たかったり、おなかの調子が悪くてグルグルいってるけれども病院にいくほどではない。そんなときがありませんか?そんな時に助かるのが胃腸薬や整腸剤です。よく購入するという方やクスリ箱に常備している方もいるのではないでしょうか?

整腸剤や胃薬の中にもセルフメディケーション税制の対象商品があります。一例として第一三共ヘルスケアのガスター10、大正製薬の大正胃腸薬S、ロート製薬のパンシロンキュアSpなどがあります。こちらもたくさんの対象商品があるので、購入時には対象となるか対象外となるか一覧で確認してください。

セルフメディケーションの対象商品:禁煙補助剤

健康志向が高まっている今日では、禁煙に取り組んでいる方も多いのではないでしょうか?喫煙場所も減っていたり、禁煙を始めようと思う方もいるでしょう。しかし禁煙補助剤はまさか対象外だろうと最初からあきらめていませんか?実は禁煙補助剤にもセルフメディケーション税制の対象商品があります。

例えばこんな商品が対象です。一例として、武田薬品工業のニコレット、ノバルティスファーマのニコチネルパッチ、大正製薬のシガノンCQ1などがあげられます。禁煙補助剤が対象であれば、禁煙もすすみやはり医療費も減るということなのでしょう。

セルフメディケーションの対象外商品について

対象商品は理解していただけたと思いますが、それではセルフメディケーション税制の対象外商品にはどんなものがあるのでしょうか?具体的にみていきましょう。

漢方薬はセルフメディケーションの対象外

漢方薬は医療機関で処方されることもあるので、セルフメディケーション税制の対象商品になると思われる方も多いと思います。また葛根湯などは漢方の風邪薬として風邪の初期によく用いられる方も多いのではないでしょうか。それでは、漢方薬は対象になるのでしょうか?それとも対象外なのでしょうか?残念なことに、漢方薬はセルフメディケーション税制の対象外となります。

医薬品であっても育毛剤は対象外

髪の毛で悩んでいる方には、育毛剤は必需品です。また継続して使う方も多いため、経済的に出費がかさみます。もし育毛剤が対象だったらとても良いとは思いませんか?

それでは、育毛剤はセルフメディケーション税制の対象となるのでしょうか?育毛剤のほとんどは、医薬部外品ですが、育毛剤の中には医薬品もあります。そのためネットでは、セルフメディケーション税制の対象となるとひそかにささやかれていることもあります。育毛剤は高価なものが多いため、対象になってほしいという願いもあるのでしょう。しかし残念ながら対象ではありません。また医薬品であるリアップなどでも対象外です。

保険が適用される薬は対象外となる

医療費控除では、病院代のほかにも病院で処方された薬も控除の対象になりますが、セルフメディケーション税制では、病院で処方されたり、処方箋で薬局で処方された場合の保険が適用される場合の薬は対象外です。注意してください。

対象か対象外であるかはマークを目印にしよう!

では、一覧にするととても多いセルフメディケーション税制の対象商品ですが、購入時の見分け方はあるのでしょうか?それは、上記のセルフメディケーション税制の対象商品のマークを参考にして、目印にして購入することで見分けられます。またネット販売などでは、セルフメディケーション税制の対象商品として検索できるようになっているところもあり、そのまま購入に進めるところもあります。

また薬局のレシートには、セルフメディケーション税制の対象商品に星印やなんらかの表示などのマークがあり、対象商品とわかるようになっています。レシートは必ず保管しておくようにしましょう。

確定申告に必要なレシートは必ず保管!

セルフメディケーション税制の対象商品を購入した時には、必ずレシートを取っておいてください。確定申告の時に必要になります。ただし、そのレシートに商品名、金額、セルフメディケーション税制の対象商品である旨の記載、販売店名、購入日の5点が必須ですので、領収書などでまとめてしまう場合には必ず但し書きにすべての対象商品名を書いてもらうようにしてください。

セルフメディケーション税制の対象商品とそうでないものが一緒に印字されているレシートや、分けて記載されているレシートなどありますが、どちらでも使えます。星印などは各薬局などでしるしは違いますのでよく確認することをおすすめします。

Thumbセルフメディケーションとは何?対象商品や制度など詳しく解説! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

セルフメディケーションの対象商品を知っておこう!

セルフメディケーション税制の対象商品について、対象外商品について、また税制の概要や注意点などをお伝えしてきましたが、いかがでしたか?対象商品を知っておくことでお得に控除を受けられるかもしれません。わたしたちの健康な生活をサポートしてくれるこの税制をしっかりと知ってお得に活用していただければ幸いです。セルフメディケーションについては下記の記事もチェックしてください。

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