経口補水液とは?アクエリアスとOS‐1の飲み方の違いや理由を解説!

みなさんは、経口補水液はどのような物なのか知っていますか?最近テレビや店頭などでよく見かけるようになった経口補水液ですが、どのようなときに飲むものなのでしょうか?アクエリアスなどのスポーツドリンクと似ているようにも思えますが、この二つの違いは一体どこなのでしょうか?今回の記事では、経口補水液の種類についてや、どのような飲み方をすればよいかなどを紹介していきます。

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目次

  1. 1経口補水液の特徴や飲み方について知りたい!
  2. 2経口補水液について解説
  3. 3経口補水液とスポーツドリンクとの違いや飲み方について解説!
  4. 4経口補水液の特徴や必要性をよく理解しておこう!

経口補水液の特徴や飲み方について知りたい!

みなさんは、経口補水液とはどのような物なのか知っていますか?最近OS-1などをはじめCMなどでよくその名を聞くようになった経口補水液ですが、どのような物なのかよく知らないという方も多いかと思います。アクエリアスなどのスポーツドリンクと似ているように感じますが、はたしてアクエリアスなどのスポーツドリンクなどとはどこが違うのでしょうか?飲み方などは果たして違うのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

今回は、知っているようで意外と知らないOS-1などの経口補水液について詳しく紹介していきます。最近よく目にするようになり、身近なものとなった経口補水液ですが、OS-1をはじめとした経口補水液とはいったいどのような物なのか、どういった種類があるのか、そしてどのような時に飲めばいいのかなどについて一緒にチェックしていきましょう!

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経口補水液について解説

それでは、OS-1をはじめとした経口補水液とはどのような物なのか一緒に見ていましょう。最近お店やテレビなどでよく見かけるようになり、すっかりおなじみとなった経口補水液ですが、飲み方などをしっかりと把握している方はあまり居ないかもしれません。その経口補水液とはどのような物なのか、そして味などはどのような物なのかについて早速チェックしていきましょう!

経口補水液とは?

まず、経口補水液とはどのような物なのか見ていきましょう。経口補水液は名前を見ると水分補給のための飲み物のように思えますが、それだけのためではありません。経口補水液は、ナトリウムなどの電解質、そしてブドウ糖などの糖分がバランスよく配合された飲み物の事です。がぶがぶと飲む飲み物ではなく、暑い時や運動をした時など、大量に汗をかいたときなどに飲むことをおすすめします。

経口補水液の効果は?

それでは、経口補水液の効果を見てみましょう。OS-1をはじめとした経口補水液は、感染性陽炎、感冒による下痢などによる脱水状態に効果があります。他にも、高齢者の方の水分をあまりとらないことによる脱水症状、そして過度の発汗による脱水症状などに効果があります。このように、経口補水液は脱水症状に大きな効果を発揮します。軽度から中程度の脱水状態に効果があるそうです。

経口補水液は子供や赤ちゃんでも飲める?

経口補水液は子供や赤ちゃんでも飲むことが出来るのでしょうか?結論から言うと、経口補水液は子供や赤ちゃんでも飲むことが可能です。赤ちゃんに経口補水液をあげる際は、乳幼児用経口補水液もありますので、こちらを利用するのも良いかと思います。赤ちゃんが下痢や嘔吐をした際など、脱水症状になりやすい時に少しづつあげるようにします。詳しい量などは、医師に相談するようにしましょう。

経口補水液「OS-1」は厚生労働省でも認可されている!

大塚製薬から発売されている経口補水液「OS-1」は、実は厚生労働省でも認可されている商品です。経口補水療法に活用できる製品としてこのOS-1が開発され、ペットボトルで4種類の臨床試験結果をもとにして当時の厚生労働省許可個別評価型病者用食品の表示許可を取得しました。その後、ゼリータイプやパウダータイプでも表示許可を取得されたようです。

2009年9月には特別用途食品などの担当官庁が厚生労働省から消費者庁へ移管されたため。現在は消費者庁許可マークとなっています。このことからも、OS-1を含む経口補水液がただの水分補給の飲み物でないことが分かります。

経口補水液にはパウダーやゼリーなどの種類もある!

経口補水液といえばペットボトルなどに入って売られているイメージがありますが、経口補水液にはいくつかの種類があります。経口補水液の種類には液体だけではなく、パウダーやゼリータイプなどの種類もあります。それでは、パウダーやゼリータイプの種類の経口補水液にはそれぞれ、どんな特徴があるのか見てみましょう。

まずは、経口補水液のパウダータイプの種類についてです。粉状になっている種類のパウダータイプの経口補水液は、アクエリアスなどのスポーツドリンクのパウダータイプの様に、小袋に入って発売されています。パウダータイプとなっている種類の経口補水液は、水を溶かすだけですぐに作ることが出来るので必要なときにすぐに摂取することが可能です。場所も取らないので、ストックしておくと便利かもしれません。

小さい小袋に入ったパウダータイプなら、保存しておいても場所を取りませんし持ち運びにもとても便利です。夏のレジャーの際には一つ持っていくと良いかもしれません。続いては、ゼリータイプの経口補水液の紹介です。ゼリータイプの経口補水液は、水では無いくゼリータイプとなっていますので、飲み込むのが難しい、という方が摂取する時におすすめしたい経口補水液です。

柔らかいゼリー状となっていますので、嚥下しやすいゼリータイプの方がおすすめです。ゼリータイプの物なら凍らせた方がおいしく飲めるのでは、と思われる方もいるかもしれませんが、経口補水液のゼリータイプは凍らせないように気を付けましょう。経口補水液のゼリータイプは凍らせると物性が変わってしまうそうです。

どうしても凍らせて摂取したい、という方はゼリータイプではなく、水分タイプの物を選ぶようにしましょう。別容器に移して凍らせれば破裂などの心配もありませんし、凍らせても組成に変化はありません。ただ、摂取する時には完全に溶けてから摂取するか、一口サイズに製氷皿で凍らせたものを摂取するようにして下さい。

経口補水液は美味しい?

脱水症状に効果を発揮してくれる経口補水液ですが、果たして味はどうなのでしょうか?見た目からは、スポーツドリンクのような甘い味を想像しますが、飲みやすさはどれほどの物なのでしょうか。結論から言いますと、経口補水液はあまり美味しい物ではなく、むしろまずいと感じる方が多いようです。スポーツドリンクに比べて塩分が高くなっており、飲みにくいのが原因のようです。

しかし、経口補水液の味は、普段はまずいと感じても脱水症状が出ていて必要としている時には飲みやすいと感じることもあるそうです。そして、経口補水液にもいくつかの種類があり、それぞれ少し味も違うようなので中でも比較的飲みやすい経口補水液を探してみるのも良いかもしれません。経口補水液の味はメーカーによってはポカリスエットやアクエリアスに近い味だったり、リンゴ味だったりするそうです。

経口補水液とスポーツドリンクとの違いや飲み方について解説!

それでは、経口補水液と、よく似たイメージであるスポーツドリンクとの違いをチェックしていきましょう。一般的にスポーツドリンクよりも飲みにくいとされている経口補水液ですが、その理由とは何なのでしょうか?スポーツドリンクと経口補水液との違いや、自分で経口補水液を作る方法まで一気に紹介していきます。

経口補水液とアクエリアスなどのスポーツドリンクとの違いは?

それでは、経口補水液とアクエリアスなど、スポーツドリンクとの違いを見てみましょう。OS-1などをはじめとした経口補水液は、「経口補水療法」という考え方に基づいて摂取するもので、脱水症状の時に不足している電解質を補うために摂取する飲み物の事です。

大量に汗をかいたから経口補水液を取らなければ、と思う方もいるかもしれませんが、日常の水分や電解質補給では、経口補水液を摂取しなくてもポカリスエットやアクエリアスといったスポーツドリンクで十分です。それでは、ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクはどのようなときに飲んで経口補水液をどのようなときに飲めばよいのか、詳しくチェックしてみましょう。

アクエリアスなどのスポーツドリンクはどういった時に飲む?

それでは、アクエリアスなどのスポーツドリンクはどういった時に飲めばよいのでしょうか?アクエリアスなどのスポーツドリンクは、スポーツやトレーニングなど、多量に汗をかいたな、と感じた時に飲むのがおすすめです。トレーニング中に摂取するのではなく、終わった後に飲むのが良いとされています。そして、運動の1時間前くらいに飲んでおけば疲労回復の効果があるといわれているそうです。

経口補水液はどういった時に飲む?

それでは、経口補水液はどのような時に飲めばよいのでしょうか?スポーツドリンクを飲むのは多量に汗をかいたとき、と書きましたが、こちらは風邪などによる高熱で大量に汗をかいた場合、感冒などによる下痢嘔吐発熱により脱水症状となっている場合、高齢者の方があまり水分を摂取せず、脱水症状となってしまった場合などの場合です。

スポーツによる発汗など、日常生活における水分や電解質補給ならばスポーツドリンクで十分なのですが、軽度から中程度の脱水症状の時には経口補水液を摂取するのが適しているでしょう。飲み込むのも難しい、といった場合には、ゼリータイプの経口補水液もありますのでこちらも活用しましょう。

経口補水液は風邪や下痢の病気以外に二日酔いにも効果的!

経口補水液は、もちろん風邪で大量に汗をかいた時や下痢などの時に有効な飲み物なのですが、二日酔いにも効果的です。一般的に、飲酒時は脱水症状になりやすいといわれています。飲酒によって脱水層状になりやすい理由は2つあります。一つ目は、アルコールには利尿作用がある事です。アルコールを摂取することで摂ってはいるのですが、それ以上に水分が出てしまい脱水状態になりやすくなります。

炎天下で飲むビールは美味しい物ですが、ビールは特に利尿作用が強いといわれています。1リットルのビールを飲めば1.1リットルの水分を失うともされており、炎天下の下で発汗もしますのでかなり脱水状態になりやすいといえるでしょう。二つ目の理由は、アルコールを分解する際に水が必要なためです。アセトアルデヒドはまず、体内で酢酸に分解されます。

酢酸に分解された後は二酸化炭素や水になって尿や汗、そして呼気となって排出されていくのですがこの分解の過程で必要となる酵素の働きに水が必要となってきます。上記の理由から、お酒を飲んだ後は脱水状態になりやすいのです。体内から水が失われると電解質と呼ばれるミネラルも一緒になくなってしまいます。〆にお味噌汁を飲んだり、飲んだ当日や起きる時には、経口補水液を飲んでおくのもおすすめです。

経口補水液の正しい飲み方

経口補水液は上手に利用すれば脱水症のケアに役立つものです。しかし、普通のジュースなどとは違うので飲み方には注意が必要です。それでは、経口補水液の正しい飲み方とはどのような物なのか、正しい飲み方を見てみましょう。経口補水液はがぶがぶと飲まずに、少しづつゆっくりと飲むようにします。経口補水液は水分と電解質が速やかに吸収されるように調整されている飲み物です。

ですので、経口補水液をなにかで薄めたりするようなことはやめておきましょう。バランスが崩れてしまい、吸収速度にも影響が出てしまいます。一日の摂取目安量やパッケージにかかれていると思いますので、量はそちらを参考にして下さい。

経口補水液が手元にない時は自作も可能!

経口補水液が欲しい時に家にストックが無く、経口補水液がすぐ手に入らない、という場合もあるかもしれません。そういう時は、自分で経口補水液を作ってしまうことも可能です。キャンプなどで急に必要となった場合など、覚えておけばすぐにできて役に立ちます。ただ、夏場に大量な汗をかいてナトリウムを多く失う場合に限定しておきましょう。あくまで簡易的になります。

それでは、経口補水液の作り方をチェックしてみましょう。材料を見ていきましょう。材料は、砂糖20g~40g、塩3g、水1リットル、それにレモンを適宜となっています。これらをよく混ぜたら簡易的な経口補水液の完成です。分量は間違えず、出来るだけ正確に測るようにしてください。雑菌の混入などの関係で、作った経口補水液は当日中に飲み切ってしまうようにしてください。

経口補水液の特徴や必要性をよく理解しておこう!

いかがでしたでしょうか?最近OS-1など、テレビやお店などでよくその名前を聞くようになった経口補水液ですが、飲み方について正しい知識が無かった、という方も多いのではないでしょうか?経口補水液はアクエリアスなどのスポーツドリンクとよく似たイメージの飲み物ですが、実際の飲み方はスポーツドリンクとは異なっているので、正しい知識が必要だという事が分かりました。

経口補水液は適切に使用すれば、軽度や中程度の脱水に効果的な飲み物です。普通のジュースとは違うので、がぶがぶと飲むような飲み物ではありません。日常生活における電解質補給や、スポーツ後の補給であればスポーツドリンクでも十分対応できますが、脱水状態が疑われるような、必要な時には適宜OS-1などの経口補水液を上手に活用しましょう。

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