アクエリアス経口補水液の成分と口コミは?他との違いを比較!
素早く体に水分が吸収される特性をもつ経口補水液。アクエリアスから経口補水液が出ているのを知っていますか?アクエリアス経口補水液は、スポーツドリンクのアクエリアスと何が違うのでしょうか?また、他の経口補水液とは違いがあるのでしょうか。ここではアクエリアス経口補水液の成分について、ほかの飲料と比較しながら詳しく紹介します。また、気になる味などの口コミ情報もあります。飲んだことがある人も、まだ飲んだことがないという人もぜひ参考にしてください。
目次
水分補給の味方!アクエリアス経口補水液
いよいよ夏本番ですが、これからの季節心配なのは脱水症による熱中症です。特に高齢の方や幼いお子さんをお持ちの方は、十分な注意が必要です。熱中症対策で重要なのはこまめな水分補給というのは周知のとおりですが、皆さんは素早く水分補給をしたいとき、何を飲んでいますか?お茶や水、スポーツドリンクという方も多いと思いますが、効率よく体に吸収される経口補水液もおすすめです。
2017年、日本コカ・コーラ株式会社から「アクエリアス経口補水液」が発売されました。ここではアクエリアス経口補水液の成分や、スポーツドリンクや他の経口補水液との違いについて詳しく紹介します。また、まだ飲んだことがないという方のために、気になるそのお味などの口コミ情報も合わせて紹介します。この夏はアクエリアス経口補水液で脱水症対策をしてみませんか?
脱水症状とは
そもそも脱水症状とはなぜ起こるのでしょうか?人間の体の60パーセントは水でできており、水の中にはたんぱく質や色々なミネラルが溶け込んでいます。激しい運動や暑さなどで、水とミネラルのうちのナトリウムが失われると、脱水症状を引き起こします。
夏だけでなく嘔吐、下痢を伴うウイルスが流行する冬も脱水症状には注意が必要です。嘔吐が続くと水を飲んでもすぐ吐き戻してしまいますし、また、下痢ではかなり多くの水分が体から出て行ってしまいます。そのほか、入浴や飲酒、就寝中も水分が不足しがちで、脱水症状は日常の中に潜んでいます。
脱水症状になると大量の汗、強いのどの渇き、めまい、吐き気などが出てきます。さらに脱水が進むと、汗が出なくなる、手足の震え、ふらつき、頭痛、全身の脱力感、呼吸困難が見られます。このような脱水症状がみられたときは、すぐに病院で適切な治療を受ける必要があります。のどが渇いた時にはすでに脱水が始まっていますので、のどが渇く前にこまめに水分補給をすることが予防につながります。
経口補水液とは
経口補水液とは、水に食塩とブドウ糖を溶かしたもので、小腸から素早く吸収されるという特徴があります。脱水症状がみられたとき、病院では点滴を打って直接血管に水分とミネラルを補給しますが、経口補水液は飲む点滴とも言われており、口から飲んだ水分を素早く吸収できるように成分調整されています。そのため、大量に汗をかいたときや、嘔吐、下痢などで水分を取ることが難しいときなどは、経口補水液が適しています。
水中毒
大量に汗をかいたとき、のどの渇きにまかせて水だけを飲み続けると、水中毒を引き起こすことがあります。水中毒とは、汗でナトリウムなどのミネラルが失われているのに水だけを補給したため、血液中のナトリウムイオン濃度が下がり、中毒症状を引き起こすことで起こります。
水中毒になると頭痛、嘔吐、けいれんが起こり、最悪の場合は死に至ります。汗をかいたときなどは、水だけでなくナトリウムの補給も欠かせません。そのため、適度に成分調整された経口補水液は、水分補給に適しています。
アクエリアス経口補水液の成分
経口補水液とは、水に食塩とブドウ糖を溶かしたものということは紹介しましたが、それでは、アクエリアス経口補水液には実際にどんな成分が含まれているのでしょうか。日本コカ・コーラ社の情報によると、アクエリアス経口補水液100ml中には、炭水化物2.7g、食塩(塩化ナトリウム)相当量0.249g、カリウム80mg、ブドウ糖1.5gが含まれており、エネルギーは11kcalです。
アクエリアス経口補水液のペットボトルは500mlですので、ペットボトル一本ではそれぞれ5倍の成分が含まれていることになります。アクエリアス経口補水液は、ナトリウムとカリウムが多めに設計された清涼飲料水の位置づけで、特別用途食品(病者用食品)ではありません。また、持病などでナトリウム、カリウムの摂取量に注意が必要な方は、医師に相談の上飲んでください。
アクエリアス経口補水液とスポーツドリンクとの違い
ところでアクエリアス経口補水液は、おなじみのスポーツドリンクのアクエリアスとは何か違いがあるのでしょうか?ここではアクエリアス経口補水液とほかのスポーツドリンクとの成分の違いについて詳しく紹介します。水分補給に経口補水液を飲むかスポーツドリンクを飲むか迷われたときは、参考にしてみてください。
アクエリアスの成分
アクエリアス100ml中には炭水化物4.7g、食塩(塩化ナトリウム)相当量0.1g、カリウム8mg、マグネシウム1.2mg、アルギニン25mg、イソロイシン1mg、バリン1mg、ロイシン0.5mgが含まれており、エネルギーは19kcalです。アクエリアス経口補水液の成分がシンプルにナトリウム、カリウム、ブドウ糖だけだったのに対し、アクエリアスはマグネシウムなどのほかのミネラルも多く含まれています。
また、アクエリアス経口補水液の食塩(塩化ナトリウム)相当量が0.249gだったのに対し、アクエリアスの食塩(塩化ナトリウム)相当量0.1g、アクエリアス経口補水液のカリウムが80mgだったのに対し、アクエリアスのカリウムは8mgと、ナトリウムとカリウムの量は、アクエリアス経口補水液の方が格段に多く含まれています。カロリーはアクエリアスの方がやや高めです。
この成分の比較からわかるように、アクエリアス経口補水液は経口補水液に必須の食塩とブドウ糖を多く含み、アクエリアスなどのスポーツドリンクよりも脱水症状の緩和に適していると言えます。
アクエリアス経口補水液とOS-1との違い
経口補水液と言えば大塚製薬のOS-1を思い出す方も多いのではないでしょうか。そこで、アクエリアス経口補水液とOS-1の成分の違いについて説明します。
OS-1の成分
大塚製薬の経口補水液OS-1(オーエスワン)には、現在ペットボトル、ゼリー、パウダーの3種類が販売されています。ペットボトル100mlあたり、ゼリー100gあたり、水に溶かしたパウダー100mlあたりの栄養成分はどれも同じで、炭水化物2.5g、食塩相当量0.292g、カリウム78mg、マグネシウム2.4mg、リン6.2mg、ブドウ糖1.8g、塩素177mg、エネルギーは10kcalです。
OS-1にはマグネシウムなどのミネラルやリンが含まれています。塩分相当量はアクエリアス経口補水液が0.249gであるのに対して、OS-1は0.292gです。カリウムはアクエリアス経口補水液が80mgであるのに対しOS-1は78mg、ブドウ糖はアクエリアス経口補水液が1.5gであるのに対しOS-1は1.8gと、それぞれほぼ同程度であることが分かります。
アクエリアス経口補水液の口コミ
軽度の脱水症状の時には非常に役に立つ経口補水液ですが、清涼飲料水と比べて味がいまいちで飲みにくいという声も聞かれます。アクエリアス経口補水液はお味はどうなんでしょうか?アクエリアスと同じ味なのでしょうか?ここではアクエリアス経口補水液の味について、口コミ情報を調べたので紹介します。
アクエリアス経口補水液の口コミ:「味はOS-1に近い。柑橘系のフレーバーがする」「経口補水液は苦手だったが、これなら飲める」「スポーツドリンクのような甘い香りがするが、最後に塩味が残る」「OS-1よりは飲みやすい」「嘔吐、下痢の時に飲んだら体にしみわたる感覚だったが、健康な時は飲みにくい」「冷やした方が飲みやすい」「経口補水液がおいしく感じたら、脱水が進んでいる証拠。通常は美味しく感じない」
アクエリアス経口補水液の口コミとしては、このような感想が多くみられました。ぜひ買う前の参考にしてみてください。
アクエリアス経口補水液は飲みすぎに注意
小さな子供やお年寄り、持病をお持ちの方など脱水で重篤になりやすい人や、嘔吐などで水分が取りにくい人に、素早く水分を補給するのに適した経口補水液ですが、飲みすぎには注意しましょう。ナトリウムの摂りすぎで塩分過多になったり、ブドウ糖の摂りすぎでペットボトル症候群になることも考えられます。特にナトリウムやカリウムの量を制限されている方は、医師と相談の上摂取が望ましいです。
また、経口補水液500ml中に含まれるナトリウムの量は、みそ汁一杯、または中サイズの梅干し一つと同程度です。普通の食事で十分に摂取できる量ですので、健康でしっかり食事がとれていて、特に汗をかく仕事やスポーツなどをしていない方には、水やお茶でも十分でしょう。いつもは室内にいるけれど今日は炎天下に出る、体調が悪く食事もままならないなどの状況では経口補水液が有効です。状態に合わせて賢く利用しましょう。
アクエリアス経口補水液で効率よく水分補給!
アクエリアス経口補水液の成分や、脱水の症状、他の経口補水液やスポーツドリンクとの成分の違い、アクエリアス経口補水液の口コミまで紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?素早く体に吸収される経口補水液で効率よく水分補給して、暑い夏も元気に乗り切りましょう。