ゼラチン・寒天・アガーの違いは?使う分量やカロリーなど比較!

ゼラチンや寒天のデザートは、カロリーが低くてアレンジしやすいのでダイエット中の女性に人気です。最近注目されているのがアガーで、ぷるんとした食感が話題になっています。ここではゼラチン・寒天・アガーの違いやカロリーについて比較します。そしてゼラチン・寒天・アガーを使った美味しいデザートのレシピや、分量についてもお話します。低カロリーで美味しいデザートを、手作りして楽しみましょう。

ゼラチン・寒天・アガーの違いは?使う分量やカロリーなど比較!のイメージ

目次

  1. 1ゼラチンや寒天やアガーの違いを知っている?
  2. 2寒天とゼラチンの特徴について
  3. 3ゼラチンと寒天の成分とカロリー
  4. 4ゼラチンと寒天の栄養素・女性にうれしい効果が期待できる
  5. 5ゼラチンと寒天の溶ける温度と固まる温度
  6. 6アガーとは?ゼラチンと寒天の違い
  7. 7ゼリー・寒天・アガーで作るときの分量
  8. 8寒天とゼラチンのレシピ
  9. 9寒天を使った和菓子のレシピ
  10. 10寒天を使った料理のレシピ
  11. 11角(板)寒天の正しい戻し方を知っておこう
  12. 12アガーを使ったデザートのレシピ
  13. 13ゼラチンや寒天やアガーの違いについてのまとめ

ゼラチンや寒天やアガーの違いを知っている?

なかなか難しいゼラチンや寒天、アガーの違いをみなさんは知っているでしょうか?用途によっては使い分けをすることで最適な使い道が導かれます。今回は、この3種類の違いについて紹介していきたいと思います。

寒天とゼラチンの特徴について

ゼラチンの特徴・ぷるぷるとした食感が人気

ゼラチンは弾力性がありやわらかく、ぷるぷるとした食感が好まれています。泡のデザートも作れるので、ゼリーだけでなくムースやマシュマロも楽しむことができます。寒天やアガーよりも口どけがいいです。60度以下でも混ぜることができます。

寒天の特徴・歯切れがいい

弾力が弱く、歯切れがいいので口に入れてもすぐに溶けないのが特徴です。透明感はなくしっかりと固まります。みずようかんや、あんみつなど和菓子にも活躍します。砂糖を使わないで固めると白く濁るので、最初は砂糖を入れないでしっかりと溶かしてあとで砂糖を入れましょう。お菓子だけでなく、料理にも使いやすい食品です。

ゼラチンと果汁を混ぜるときは

ゼラチンを使うときは、酵素が多いパイナップルやキウイの果汁でゼリーを作ると固まりにくくなるという性質があります。このような果汁を使うときは、1度沸騰させてそれから60度に冷ましてから使いましょう。ゼラチンは酸に弱いので、水で溶かして火を通した鍋は粗熱をとってから果汁と混ぜましょう。

寒天を果汁と混ぜるときは

寒天は沸騰させてしっかりと溶かしてから使うのがこつで、酸味の強い果汁を使うときは凝固力が弱くなるので少し多めに使用します。

ゼラチンと寒天の成分とカロリー

ゼラチンの成分とカロリーや糖質は?

ゼラチンの成分はコラーゲンを溶かして作られ、9割がたんぱく質です。原料となっているのは豚や牛の骨になります。脂肪分がゼロで炭水化物も入っていないので、ダイエット中にはぴったりの栄養素です。カロリーは100gで343.9kalになりますが、ゼリーに使用される分量は2g前後なので、7kal前後になります。ゼラチンの糖質はゼロなので、糖質制限をしている方でも安心でしょう。

寒天の成分とカロリーや糖質は?

寒天は海藻類からできていて、食物繊維が多いのが特徴です。そして女性に不足する、ミネラル(鉄分・カルシム)も入っているので魅力的です。寒天の100gあたりのカロリーは、3.1kalです。炭水化物は1.5gで、糖質がゼロなのでダイエット中の女性には、積極的にとってもらいたい成分でしょう。

ゼラチンと寒天の栄養素・女性にうれしい効果が期待できる

ゼラチンの栄養素たんぱく質は脂肪を燃えやすくし肌をみずみずしく

ゼラチンの栄養素であるたんぱく質は、骨や筋肉・内臓・髪と、人の組織のもとになります。酵素の原料になるので、消化活動や代謝活動で大切です。食べ物からエネルギーを作り出す作用があり、脂肪を燃えやすくします。

そしてヘモグロビンの元にもなるので、血液に酸素を運びます。免疫力が上がるので、風邪やウィルスにも強くなります。コラーゲンから作られているので、肌をみずみずしく保つ作用も素敵です。

寒天の栄養素:食物繊維の力

寒天に含まれる栄養素食物繊維は、糖の吸収を穏やかにしてくれます。そのためインスリンの分泌が抑えられるので、脂肪がたまりにくくなります。そして水溶性多糖類が含まれているので、コレステロールの吸収が穏やかになる効果があります。食物繊維は水を吸収すると膨らむという特徴があるので、満腹感があり食べすぎを防いでくれるでしょう。

ダイエット中のゼラチンと寒天の食べ方の注意点

ダイエット中の女性が、デザートを食べるときに役立つ情報です。寒天やゼラチンのデザートは他のお菓子と比べて、カロリーや栄養素の面で優れています。しかし低カロリーでも、甘い砂糖を多く使用すると高カロリーのデザートになるので注意が必要です。寒天デザートはの場合は、満腹感がでるので食事の30分前には食べておきましょう。

ゼラチンと寒天の溶ける温度と固まる温度

ゼラチンの溶ける温度は、50度から60度になります。固まる温度は20度以下なので冷蔵庫に入れておく必要があります。固まった後溶ける温度は25度になるので夏は常温で溶けることになります。

寒天は90度以上にならないと溶けないので、しっかりと火を通す必要があります。固まる温度は40度から50度なので常温でも大丈夫です。固まった後に溶ける温度は、70度なので常温でも溶けないので外出するときに、持っていくことが可能です。

アガーとは?ゼラチンと寒天の違い

アガーの成分とカロリー

ゼリーを作るときに注目されている成分が、アガーです。アガーは、カラギーナンやローガストビーンガムを混ぜた混合ゲル凝固剤です。カラーギーナンとは、紅藻から抽出される多糖類です。ローガストビーンガムは、マメ科のカロブ樹の種からできる多糖類です。アガーのカロリーは、100gで350kal前後ですが、これはブドウ糖を入れているからです。ゼリーにすると7kal前後なので、カロリーは気にしなくていいでしょう。
 

アガーの溶ける温度と固まる温度

アガーは90度以上で溶けるのですが、30度から40度の常温で固まります。固まった後は60度で溶けるので常温でも溶けないので持ち運びにも便利です。

アガーの魅力は透き通った色

アガーは寒天と比べてどのように違うのでしょうか?寒天より食感がなめらかでプルンとしているという点です。そして透明度が高いので、お店のような透き通ったゼリーが作れるのが魅力でしょう。

ゼリー・寒天・アガーで作るときの分量

基本のゼリーの分量

基本のゼリーを作るときの分量は、水500ccに寒天なら4gが基本です。少し柔らかめにしたいという方は、水の分量を600ccにします。ゼラチンなら水500ccで2から3%の10gから15gが基本です。やわらかい食感が好きな人は水を増やしましょう。アガーの量は、水500ccで1%から2%(5gから10g)になります。

砂糖の分量はどれくらい入れる?

ゼリーを作るときの砂糖の分量ですが、フルーツジュースを使って作るときはほとんど入れないでいいでしょう。生の果実を使う場合は、果物の甘さに合わせて分量を調整しましょう。ミルクの場合は500ccで、砂糖大さじ3倍程度で甘いですが、はちみつを入れてもいいでしょう。上からかけるソースが甘い場合には、甘さを控えます。

寒天とゼラチンのレシピ

寒天とゼラチンのレシピ:レアチーズケーキ

ゼラチンでも寒天でもokの、クリームチーズと絹ごし豆腐を使ったヘルシーなレアチーズケーキです。最初にボールに生クリーム120gを、泡立てておきます。ゼラチンか寒天のどちらか2gを、水にふやかしてレンジを使って溶かしておきましょう。水の分量は50ccです。
 

クリームチーズ120g・絹ごし豆腐半分・ヨーグルト120g・レモン果汁少々・砂糖50gをハンドミキサーにかけてゼラチンも入れます。生クリームのボールにハンドミキサーで混ぜたれアーチーズの記事を入れて、冷蔵庫で冷やします。最後にいちごなど好きなフルーツを使って、飾りましょう。

ゼラチンと寒天のレシピ:フルーツジュースゼリー

ここでは、シンプルなフルーツジュースのゼリーを紹介します。材料はジュース1000mlに対して、糸寒天の場合は小さじ2(4~5g)、粉ゼラチンの場合は15gを使用します。鍋にジュースを300ml入れて、粉寒天か糸寒天を入れて火にかけます。粉寒天の場合は90度以上にならないと、溶けないので注意しましょう。

残りのジュースを入れて、35度以下にならないように混ぜていきます。だまになることがあれば、ざるでこしておきましょう。冷蔵庫で1時間から2時間冷やしたら、出来上がります。寒天の場合は、常温でも溶けないので持ち運びは可能です。

ゼラチンと寒天のレシピ:コーヒーゼリー

ゼラチン小さじ2杯を、大さじ3杯の水で溶いておきます。ドリップコーヒーを、200cc抽出します。甘みがあるゼリーを食べたいときは、砂糖を入れておきましょう。コーヒーとゼラチンを混ぜたら冷蔵庫で冷やしておきましょう。ゼラチンを溶かす温度は、50度前後にします。温度を上げすぎると、固まりにくくなります。

寒天のコーヒーゼリーの作り方(豆腐クリーム使用)

コーヒーゼリーのミルクの部分を、豆腐クリームを使用したヘルシーなデザートです。水300ccに粉寒天2gを入れて沸騰させます。砂糖30gとインスタントコーヒー大さじ2を入れて型に流して、冷蔵庫で冷やします。絹ごし豆腐160gをざるに入れて、水を切ります。水を切った豆腐にはちみつを大さじ2入れてよく混ぜて、ゼリーの上からかけます。

ゼラチンと寒天のレシピ:杏仁豆腐

粉ゼラチン8グラムを水50gでふやかします。水160gにグラニュー糖60gを入れて、牛乳350gも入れます。生クリーム200gと杏仁霜40gを、加えます。中火で火をかけて溶かしたら、ゼラチンを入れます。火を止めたまま混ぜると、すぐにゼラチンは溶けます。牛乳に幕がでるので、ざるでこします。容器に入れて6時間冷やします。
 

シロップは、水100gにグラニュー糖40gと杏仁霜4gを入れて火にかけて沸騰させます。ここで杏露酒を小さじ1杯入れます。冷ましてから容器に入れて、冷蔵庫で冷やします。杏仁豆腐の上にかけると、本格的な味を楽しむことができます。

寒天を使って作る杏仁豆腐の素がなくてもできるスイーツ

家に杏仁豆腐の元がないときでもできる、さわやかなデザートです。鍋に水350ccと粉寒天4gを沸騰させて混ぜます。砂糖50gを入れて火を止めて、牛乳350ccとアーモンドエッセンス小さじ2分の1と入れて混ぜます。柔らかい食感が好きな方は、粉寒天の分量を調整しましょう。果物の缶詰を上にのせて、お好みで水と砂糖を混ぜたシロップをかけます。

寒天を使った和菓子のレシピ

寒天を使った和菓子:水ようかん

水160ccに粉寒天小さじ2分の1を入れて、沸騰させたら弱火にして2分間煮詰めます。市販のこしあん200gと、砂糖を大さじ1・塩少々を入れます。塩を入れることで甘さが強くなるので、甘みを抑えたいという方は調整しましょう。中火で、とろみがつくまで混ぜていきます。容器に入れてさめたら冷蔵庫で、冷やしましょう。

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寒天を使った和菓子:夏にぴったり梅ジャム寒天

梅干し用の完熟梅の、きれいな色を出した和菓子です。鍋に水150mlと寒天パウダー2gを、火にかけて溶かします。寒天が溶けたら、梅ジャム70gを入れて梅シロップ100mlを、少しずつ加えていきます。梅シロップの分量で、甘さを調整します。容器に入れて冷蔵庫で冷やしますが、ジャムが下に沈まないように、混ぜておきましょう。

寒天を使った料理のレシピ

寒天を使った料理:糸寒天の中華風サラダ

お酢を使ってさっぱりと食べれる、糸寒天の中華風サラダを紹介します。ヘルシーで食物繊維たっぷりの、食感が魅力のサラダで朝食にもぴったりです。

糸寒天6gは、軽く洗って水に浸してしっかり絞っておきます。きくらげ3gも水で戻し、千切りにします。きゅうり半分は、斜めに切って細く切ります。ボールに、ドレッシングの材料を混ぜておきます。(醤油大さじ1・酢大さじ1・砂糖大さじ2分の1・ごま油大さじ2分の1)最後にいりごまと、寒天と野菜の材料の中にドレッシングをかけます。

寒天を使った料理:寒天の野菜サラダ

半透明なカラフルなキューブが入った、寒天のサラダです。野菜ジュースを使っているのでビタミン類をたっぷりとることができます。

野菜ジュース200ccに、粉末寒天を2gを鍋に入れて火にかけます。かき混ぜながら、2分から3分沸騰を続けます。火を止めて容器に入れて、冷蔵庫で冷やします。トマトジュースも、200ccを同じ分量で作ります。冷えたら包丁で四角い形にカットします。レタスの上にエビを乗せて、寒天を乗せていきます。最後にトマトを乗せて、ドレッシングをかけたら出来上がりです。

角(板)寒天の正しい戻し方を知っておこう

角(板)寒天の正しい戻し方を知らなかったために、ゼリーや料理を失敗するというケースがあります。基礎的なことなので、覚えておきましょう。

寒天をボールに入れて、お水を入れます。このときに寒天がつかるまで入れることが大切です。浸して15分から20分になります。ぬるま湯を使う場合は、5分から10分でokです。15分たつと見た目でも柔らかいですし、さわっても柔らかいです。天然の素材を使っているので、少しもむときれいになります。ぎゅっと絞って手でちぎって、別のボールに移します。細かくちぎっておくと、溶かしやすくなります。

アガーを使ったデザートのレシピ

アガーを使ったデザート:さくらんぼゼリー

透明な容器に、さくらんぼを入れておきます。アガー7gと砂糖30gをボールに入れて、ホイッパーでよく混ぜておきます。鍋に水100mlを入れて沸騰したら弱火にして、アガーと砂糖を混ぜたものを入れて溶かします。火からおろしてザクロジュースを100ml入れて、さくらんぼが入った容器に注ぎます。冷ましてから、冷蔵庫に入れて完成です。

アガーを使ったデザート:パルスイートを使ったミルクプリン

アガーを使ったゼリーやプリンは、ぷるぷるして美味しいのですが糖分が気になるという方も多いです。ここでは、カロリーゼロのパルスイートを使用したプリンを紹介します。

ボールにパルスイート小さじ1と、アガー小さじ1を入れてよく混ぜます。アガーとパススイートを混ぜたものに、牛乳400ccを入れます。泡だて器を使用して、ダマにならないようにします。いちご8個は、ミキサーでペースト状にします。牛乳のボールの中身を鍋に入れ火にかけ、いちごペーストを入れます。万能こしきでこして、粗熱がとれたら冷蔵庫に入れます。

ゼラチンや寒天やアガーの違いについてのまとめ

ここではゼラチン・寒天・アガーの成分やカロリー、栄養素を比較しました。デザートや料理のレシピも、紹介しましたがいかがでしたでしょうか?低カロリーで栄養素がたっぷりの食材なので、ダイエット中や健康を意識している女性にぴったりです。調理も簡単なので、気軽に作ることができるのが魅力です。

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