2018年06月20日公開
2024年07月19日更新
サラダパンは滋賀県のご当地パン!具がサラダじゃなくたくあん?
滋賀県長浜市には滋賀県のご当地パンと言われている「サラダパン」という名前のパンがあります。名前から見ているとサラダが挟まれたパンと思う方が多いですが、実際は全然違うそうです。どうしてサラダパンという名前が付いていながらサラダパンという名前が入っているのか、そしてどこで販売店で買えるのかそして通販の対応もしている!?という事からサラダパンについて細かく調べてみる事にしました。
目次
滋賀県のご当地パン「サラダパン」はサラダが入ってない!?
滋賀県のご当地グルメといえばやはりぶな寿司があります。他にも色々名物があるのですが、その中でも今メディアにも取り上げられた滋賀県のご当地グルメとして有名なB級グルメがあります。それは「サラダパン」というパンです。名前から聞くと「キャベツとがポテトサラダが挟んであるパンかな?」と思う方が多いのですが、実際食べてみると「これがサラダパン!?」という驚きを隠せない程面白くて不思議なパンがあるのです。
サラダパンというからにはサラダが挟んでいる?そもそも一体どんなパン?と想像が膨らむのはもちろんですが、一体どんな店で作られているのか、どこにいけば買えるのか、そして通販でもお取り寄せできるのか等色々気になることがいっぱいあります。そこで滋賀県民のソールフードの一つでありB級グルメでもあるサラダパンについて今回は色々細かく調べてきたので、これをきっかけにぜひ興味を持って食べて欲しい所です。
滋賀県のご当地パン「サラダパン」とは何!?
滋賀県民が愛してやまないB級グルメでもあるサラダパンとはいったいどんなパンなのか!気になります。実際パンを見てみるとコッペパンに何かを挟んだ感じのパンです。しかしその中に挟まれている物を見ようと開けてみるとなんかマヨネーズに和えられたなにかが挟んであるようです。しかし一体それは何なのかは後で紹介するのでここではあえて言いません。しかしこの挟まれている何かを見ているととても量が少なく見えます。
名前からポテトサラダが挟まれている?何かのサラダ味がある?と思っていた側にすればあっけないシンプルの素材に驚くのは当然です。しかしこのシンプルな素材が入っているパン、サラダパンを滋賀県民にとってはソールフードなのです。ではそのサラダパンに入っている素材とはいったい何なのか、そしてサラダパンを販売店として売り出している店の名前も分かれば滋賀県に行った時に買いに行く事が出来ます。次に紹介します。
サラダパンの販売店「つるや」とは!?
さて、ここでサラダパンを販売店しているお店はどこ?なんてお名前なの?という人の為にご紹介しましょう。サラダパンを売っているのは滋賀県長浜市木之本町にある「つるやさん」です。サラダパンを販売している店つまり販売店はサラダパンを売っています。しかもサラダパンはこのつるやさんだけでの販売店となっているのです。つまりサラダパンを食べたいとなるならば販売店であるつるやさんまで行くしかないのです。
この販売店であるつるやさんは、地元民からも愛されている店で連日行列が絶えないそうです。つるやさんは湖北地域と呼ばれる琵琶湖の北方、長浜市木之本町で1951年に創業した街一番の老舗パン屋です。創業時から学校給食用のパンを手がけ、人気商品は県内の一部のスーパーなどでも販売しています。長年、湖北地域でひっそりと売られていたところ口コミがじわじわと広がり、ここ数年は数多くのメディアに取り上げられたのです。
サラダパンは失敗から生まれたパン
所でどうしてサラダパンは出来たのでしょうか?普通に気になる所です。販売店であるつるやパンさんに聞いたところ意外な事実が判明しました。元々サラダパンは「失敗から生まれてきたパン」だというのです。今や滋賀県民のソールフードであり全国的にも有名になったサラダパンにまさかの意外な出生に驚きしかありません。しかし販売店であるつるやさんがいうのですから間違いはないのは確かです。しかし意外なきっかけです。
しかし出来たきっかけが「失敗から生まれたパン」であるサラダパンが今やすっかり滋賀県のソールフードとして話題を呼んでいるぐらいです。やはりなんでも失敗は成功の母といいますが、まさしくサラダパンはその失敗が成功の母と言われる作品の一つと言い切ってもいいでしょう。そんな滋賀県のソールフードであるサラダパン。そろそろその中身に入っているものが気になります。サラダパンの中身に入っているものを教えましょう。
サラダパンの中に入っているのはたくあん!
なんとサラダパンの中に入っているもの、それは「たくあん」です。マヨネーズで和えられた何かはたくあんなのです。しかもそれもなんとマヨネーズで和えたたくあんの千切りなのです。意外な組み合わせに驚かされますが、一口食べてパンとの相性の良さにもう一度びっくりして思わず目を見開いてしまいます。甘めのたくあんとオイリーなマヨネーズが口の中で溶け合い、パンと抜群のハーモニーを奏でます。それがヒットした理由です。
そんな不思議なマヨネーズで和えられたたくあんかとコッペパンで挟まれたサラダパンの不思議な味わいはいったいどうしてできているのでしょうか?販売元であるつるやさんに聞いてみました。「実は使っているマヨネーズが、一般的なものとは違います。サラダパン誕生当時の味に合わせて、できるだけ酸味を抑えたマイルドなものを使用しているんです。」とのことです。つまりサラダパン用の専用のマヨネーズで和えているのです。
出典: http://3tyau.com
なので常連客の方の中でも「たまに自宅で作っても同じ味にならない」と言われるそうです。それはそうです。家で使うのは市販のマヨネーズは酸味が強めなので違ったテイストになってしまうのです。どうしてもつるやの味に近づけたいならば酸味が抑え気味のマヨネーズで作れば少しでもつるやの味に近づくことが出来ます。たくあんの味に合う様に選ばれたマヨネーズだけで和えたつるやパンの看板パンであるサラダパンの正体です。
サラダパンに最初入っていたのはキャベツだけだった!
上記で説明した通り、サラダパンは最初は「失敗から生まれたパン」という事を話しました。では、元々サラダパンの中身には一体何が添えられていたのでしょうか?再び販売店であるつるやさんに聞いた所、意外な事実が更に発覚しました。サラダパンには、最初はたくあんではなくキャベツが入ってい田というのです。きっかけは約60年前にたまたま見た雑誌から創業者であるおばあさんが思いついて作ったレシピだそうです。
そのきっかけも雑誌でマヨネーズのレシピを見て気に入った創業者が、マヨネーズとキャベツと和えてコッペパンに挟んだのがサラダパンの始まりです。当時販売されていた胃薬の『キャベジン』の原料がキャベツらしいと聞いて、油やお酢など胃に負担がかかりそうな材料でできたマヨネーズと合わせることで、中和できると考えて出来たのがサラダパンなのです。つまりサラダパンの袋の色はマヨネーズとキャベツがイメージだそうです。
サラダパンは長浜市民のソールフード
滋賀県民にソールフードとして愛されているサラダパンですが、最初がキャベツから始まったのがどうしてたくあんになったのか気になります。それも再び販売店であるつるやさんに尋ねた所、さらに衝撃な事実が発覚しました。近所の商店に卸し始めたころから、近所の商店に卸し始めたころから、翌日になるとキャベツの水分でパンがふやけてしまうことが問題になってしまったとがで一度は製造を辞めるまでになったそうです。
製造を辞めたのですが、パッケージが大量に余ってしまい、捨てるのはもったいないと考えた総業種がそこで日持ちして食感が良い食材ということで、キャベツの代わりに家にあったたくあんを和えたそうです。それが今のサラダパンというわけです。つまり一度失敗したというのはキャベツで失敗したのであって、たくあんはそのキャベツの代わりに新しく採用されたという事なのです。今ではすっかり滋賀県民のソールフードでもあります。
サラダパンの作り方はシンプル
そんな美味しいサラダパンの作り方はシンプルです。パンの端までぎっしり詰まって満足感も高いサラダパンですがなんと機械では端まで行き渡らせるのが難しい為にすべて工場のスタッフがひとつひとつ手作業でパンに塗っているそうです。つまりサラダパンはまさしく手作りのパンとして作られているのです。もちろんそのパンも甘く優しげな味わいに仕上げられ、沈み込むようなふわふわの食感で作られていてサラダパンに合うのです。
サラダパンの2号店が誕生!その名も「まるい食パン専門店」
そんな意外なきっかけからロングセラーとなったつるやパンなのですが、サラダパン以外にも他にも数々の人気商品を販売し、地元のくらしのなかにすっかり溶け込んでいます。そんなつるやパンが今年4月、ひとつの転機を迎えました。JR長浜駅からほど近い長浜市の中心部に、2号店の「まるい食パン専門店」をオープンしたのです。サラダパンを始めいろんなパンを売り出した経緯からパンをメインにしたお店を出そうと決めたのです。
名前通り、売りは丸い形をした食パンです。食パンといえば山型であったりしても殆どが四角いパンです。しかしここではその常識を型破りして出来たのがこの丸い食パンなのです。そんな丸い食パンの主力商品は角食でも山食でもない、“まるい食パン”を使ったサンドです。開店時間の朝7時からは、フレンチトーストやハムチーズなど焼きたての「朝ベイク」も販売しています。初の支店を本店とはまったく違うスタイルになりました。
まるい食パンが焼き上がる午前11時以降は、自家製バタークリームやソース焼そばなどの具材を注文に応じてその場で挟む「昼サンド」をふるまっている支店ですが、どうしてスタイルを変えたのでしょうか?それには学校や小売店へのパンの卸しをメインにやっていると、お客さんの顔が見えないのが不安になるということ、そして学生さんが集まってわいわいしながらパンを食べる場所が作れるんじゃないかと思ったそうです。
サラダパンと並ぶ名物昼サンドも生まれた!
まるい食パン専門店で大人気のメニューといえば昼サンドの看板「焼サバ」です。長浜名物のさばとしょうが、青しそ、タルタルソースが調和する絶品で殆どの人が注文するぐらいの人気食品です。販売元であるつるやさんとしては食べた感想やどんなパンを食べたいかも聞きたいぐらいだそうです。また昼サンドはトッピングを選べるので、「ジャムサバ」とか「ピーナッツサバ」だって作れるかもしれないそうなので感想はいります。
しかもこの丸い食パンのお店、昼サンドだけでなくなんと丸い食パンを使ったラクスも大人気です。特にお土産として買う方も多くて、店自体が長浜駅から近い為に、長浜で用事があった人もふらっと寄って帰っていくぐらいだそうです。元々パンおろしもしているつるやのパンなのでラクスをしても美味しいのは間違いありません。そんな丸い食パンのラクスが買えるのはこの2号店である「丸い食パン専門店」のみなのでご注意下さい。
サラダパンは通販でお取り寄せできる
ここまで話を聞くと食べたくなったけど、なかなか滋賀県へ行けない人にご朗報です。なんとつるやパンさんが通販でも対応してくれているのです。遠方の人でも安心して通販を使えばつるやパンはほぼ通販でお取り寄せできるのです。残念ながら丸い食パンのは通販対応をしていませんが、つるやパンのサラダパンは通販でお取り寄せが出来るので嬉しいです。しかもサラダパン以外のパンも一緒に通販でも取り寄せできるのが嬉しいです。
また通販だからあまりいっぱいは頼めないと思いがちですが、なんとつるやパンの通販では段ボール一杯にサラダパンを送ってきてくれます。サラダパンだけ食べたいという人にはサラダパンぎっしりでもいいですが、流石にサラダパンだけはつらいという人にはほかのパンとセットで送ればしばらく朝も昼もご飯に困りません。遠方の人にも通販でお取り寄せできるようにしてくれるつるやパンの通販は嬉しいです。ぜひ利用しましょう。
滋賀県に来たらご当地パン「サラダパン」を食べるべし!
滋賀県のご当地グルメであるサラダパンの魅力を知ることが出来ました。なかなか隣県でも知られていないB級グルメというはどの県にもありますが、滋賀県のサラダパンは本当に周辺の県民が聞いても驚くようなものです。しかし元は失敗から生まれたパンがこうやって今日まで愛され続けられているのはすごい事です。どんな失敗したものでも最後には多くの人に愛されるパンに変身できるのは嬉しいことですし資源も無駄ではありません。
そんな美味しいけど変わったパンであるサラダパンを生んだつるやさんはサラダパンを売っている唯一の販売店です。滋賀県へ旅行なり用事で行く機会があった時はぜひつるやさんによってサラダパンを買ってみるのが一番おすすめです。サラダパンは正しく滋賀県民のB級グルメで心のフードでもあります。決して理解されない部分があったとしてもやはり美味しいのものは美味しいのです。ぜひサラダパンを買って一口食べてみましょう。