白ワインビネガーとは?おすすめの使い方・活用法を徹底解説!

皆さんは、白ワインビネガーという調味料についてどのくらい知っていますか?洋食に多用される調味料でバルサミコ酢と似たようなものだとざっくり認識している人が多いと思います。今回は、知っているようで知らない白ワインビネガーについて、バルサミコ酢などとの違いや活用法について詳しく紹介していきます。これを知って、皆さんも白ワインビネガーを活用してお料理上手になりましょう!

白ワインビネガーとは?おすすめの使い方・活用法を徹底解説!のイメージ

目次

  1. 1白ワインビネガーとは?
  2. 2白ワインビネガーの歴史
  3. 3白ワインビネガーとバルサミコ酢の違い
  4. 4白ワインビネガーのおすすめ活用法
  5. 5白ワインビネガーと赤ワインビネガーの違い
  6. 6白ワインビネガーを使ったおすすめ料理
  7. 7白ワインビネガーを上手に活用しよう

白ワインビネガーとは?

白ワインビネガーとは、ぶどう果汁を原料に作られた酢のことを指し、白ワインビネガーは白ぶどうが原料にです。ワインビネガーという呼称は「酸っぱいワイン」というフランス語から由来しているとされています。世界にはそれぞれ、伝統的なお酒に対応する酢があり、今でもフランス・イタリア・スペイン・ポルトガルなどのワインの産地ではワインビネガー、イギリスではモルトビネガー、日本では米酢が食酢として作られてきました。

白ワインビネガーの歴史

ビネガー(酢)の歴史は、文字通りお酒、アルコールの歴史と並行して積み重ねられてきました。古代ローマ時代には、酸味料としてワインが使われてきたとも言われています。私たちが飲む現代のアルコールのワインにも多少の酸味がありますが、古代のものは現代と比べてもっと酸味の強いものだったようです。当時は保存状態によってはさらに発酵が進み、きわめて酸味の強いものだったと言われています。

14世紀以降になると、料理においてビネガー(酢)の重要性は非常に高くなり、肉・魚料理にも他の調味料・香辛料とともに必要不可欠なものになっていきます。時代がさらに進むと、フランス料理はますます進化していき、ビネガー(酢)はなくてはならない調味料となりました。そして色んなソース、マヨネーズ、ドレッシング、ケチャップなどの新しい調味料も発達していきますが、それらは全て酢をベースになっていたのです。

白ワインビネガーとバルサミコ酢の違い

白ワインビネガーと並行してよく使われる調味料にバルサミコ酢というものがありますが、皆さんはこの白ワインビネガーとバルサミコ酢の違いをきちんと説明できますか?見た目はもちろん違いますが、どちらもぶどうが原料になっている点では同じです。バルサミコ酢と白ワインビネガーで大きく違うのはその製造方法です。今回はこの違いについて、製造方法に着目して詳しく紹介してみます。

バルサミコ酢の製造方法

バルサミコ酢の製造方法ですが、原料となるぶどうの果実を圧搾し、その果汁を煮詰めます。その果汁をを木の樽に詰めてまた熟成させ、その過程で自然に水分が蒸発し量が減っていくので、異なる木材の樽に移し替えながらまたさらに熟成させていきます。樽に使われる木材の種類や移し替えていく回数によってバルサミコ酢の風味が変化するので、ワインビネガーの生産者は工夫を凝らしてオリジナルの特徴を出すのです。

白ワインビネガーの製造方法

白ワインビネガーの製造方法は、搾汁したぶどうの果実にワイン酵母を加え「ワインもろみ」を醸造します。このもろみに酢酸菌を加えて樽の中の空気に触れさせながら発酵させていきます。こうしてできたワインビネガーにワインを継ぎ足し、熟成させることを繰り返しながら長期間にわたって熟成させるのです。名称こそ白ワインビネガーとなっていますが、アルコール分が酸化して酢になっているので、アルコール分は含まれていません。

Thumbバルサミコ酢の使い方とレシピを紹介!おすすめのドレッシングやソースも! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

白ワインビネガーのおすすめ活用法

イタリア料理やフランス料理において、白ワインビネガーは欠かせない基本的な定番の調味料です。日本でいう醤油のように、食卓の上にワインビネガーの瓶が置かれていて、多くの料理に使われています。白ワインビネガーはすっきりとした爽やかな酸味でクセがないので、使い方もさまざまで、色んな料理に活用できます。今回はいくつかおすすめの活用法、使い方を紹介しますので、是非頭に入れておきましょう。

ドレッシングとして使うのが鉄板!

白ワインビネガーのおすすめ活用法として、一番にまずおすすめしたいのはフレンチドレッシングです。種入りマスタードに、白ワインビネガー、オリーブオイル、塩コショウというシンプルな材料だけで作ることができます。白ワインビネガーは非常にすっきりした爽やかな酢なので、ドレッシングとして使うのにとても適しています。野菜などの食材にもとてもよく馴染んで、美味しく食べることができておすすめです。

魚料理に白ワインビネガーを使ってみよう!

フルーティーな香りで味わいもとてもさっぱりしている白ワインビネガーは、白身魚やタコのカルパッチョ、マリネなどに使うのにも最適でおすすめです。たんぱくでさっぱりとした白身魚やタコとも相性抜群で、好みに合わせて野菜も入れると美味しくなります。ムニエルやフライに添えるソースで使いたい時は、メインの材料としてよりもタルタルソースを作る際に酢の代用として白ワインビネガーを加える、という使い方もあります。

ビネガードリンクもおすすめ!

もうひとつ白ワインビネガーのおすすめ活用法は、ビネガードリンクです。昨今、黒酢や果実酢を使ったドリンクがブームになったことがありますが、白ワインビネガーでも美味しいビネガードリンクを作ることができます。酢は体にもとても良いので、夏バテしやすいこれからの時期にも是非おすすめです。水360mlに対して白ワインビネガーとレモン果汁を大さじ1杯ずつ加えれば完成で、好みではちみつや炭酸水を入れても美味しいです。

ビネガードリンクは、アルコールと組み合わせてカクテル風に作るのもおすすめです。その場合は、ワインやチューハイなどを使って好みの味にしてみましょう。入れる白ワインビネガーの分量も味見しながら調節して、ぜひ自分好みのオリジナルのアルコールビネガードリンクを作ってみてください。その際は、アルコール度数が高すぎるものだとビネガーの風味が損なわれてしまうので、アルコール度数がほどほどのものにしましょう。

白ワインビネガーと赤ワインビネガーの違い

ぶどう果汁から作られるワインビネガーはワインそのものと同様に赤と白があります。赤ワインビネガーは少し渋みとコクがあって、煮込み料理の隠し味に使われたり、煮詰めて酸味を飛ばしてソースを作ったりします。白ワインビネガーはすっきりとした味わいでクセがないため、たんぱくな食材や野菜などに合わせてドレッシングやマリネなどにする使い方に向いています。

赤ワインビネガーは赤ワインをベースに作られ、白ワインビネガーと比較してコクと深みがあります。サラダのドレッシングの他、バルサミコ酢のように火にかけて、料理のソースとして使用するのも美味しく味わうことができます。まとめると、赤ワインビネガーは料理にコクを出したい時に、白ワインビネガーは酸味を活かしてさわやかさを出したい時に使うのがおすすめの使い方になります。

白ワインビネガーを使ったおすすめ料理

サラダチキンにも白ワインビネガーはよく合います。サラダスパのようにさっぱりとしたメニューに白ワインビネガーを調味料として使うのもおすすめです。お気に入りの白ワインビネガーを常備しておいて、色んな料理に使えるように準備してきましょう。

白ワインビネガーを上手に活用しよう

いかがでしたか?白ワインビネガーの特徴やその良さが生きる使い方が分かると、使う料理のアイディアも湧きやすくなります。また白ワインビネガーとの違いを紹介したバルサミコ酢や赤ワインビネガーなど、使う食材やレシピによって調味料を上手に使い分けることができるようになると、さらに料理上手になって家族も喜びます。

まずは普段の料理の調味料を変えてみることからチャレンジしてみて、また今回紹介したようにアルコール入りでもソフトドリンクでも、ビネガードリンクとして楽しんでみるなど柔軟にアレンジを楽しんでみましょう。メーカーによっても味わいが違うので、ぜひお気に入りの白ワインビネガーを見つけて、上手に取り入れてみてください。

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