ミートソースの冷凍保存方法を解説！保存期間や解凍方法も紹介！

ミートソースは、たくさん作り置きしておくと色々な料理に使えてとても便利です。しかし、作りすぎてしまうと保存に困り、無駄にしてしまうことはありませんか？上手に保存できる方法がわかれば、その心配もありません！それが、冷凍保存です。せっかく作ったミートソースを無駄にせず、少しでも保存期間を長くできるように、上手な冷凍保存方法を覚えましょう。

冷凍保存には、様々なメリットがあります。新鮮な状態で食材を保存できるだけでなく、保存期間を長くすることもできます。冷凍のまま料理に使える場合もあるので、とても便利です。冷凍庫に余裕があるなら、ぜひ試していただきたいです。

​​​​今回は、ミートソースの冷凍保存方法の手順やポイント、解凍方法と保存期間についてたっぷり紹介していきます。また、冷凍ミートソースを使ったアレンジレシピも乗せていますので、ぜひ最後までごらんください！冷凍保存方法と解凍方法をマスターして、料理に活かしましょう！

冷凍保存できる食材はたくさんありますが、ミートソースも冷凍保存できます。冷凍保存は保存期間が長いので、とても便利です。早速、冷凍保存の手順やポイントを見ていきましょう。

ミートソースを冷凍保存するためには、まず作ったミートソースの粗熱をしっかり取りましょう。次にジッパー付きの密閉袋に入れ、できるだけ薄く、平らにならします。熱伝導の良いアルミやステンレスのバットにのせて、冷凍庫で急速冷凍します。作ったその日に冷凍保存するようにしましょう。市販のミートソースを冷凍保存する場合も同様です。

汁気のあるミートソースは、ついついタッパーなどの容器に入れて冷凍保存してしまいがちですが、実は密閉式の袋に入れたほうが上手に冷凍保存できます。冷凍庫に入れ、半解凍の状態になったタイミングで1度取り出し、箸などで筋をつけておくと、使いたいときに使いたい分だけパキっと割ることが出来ます。使わない分も一緒に解凍する必要がなく、傷ませることがないのでとても便利です。
 

また、粗熱はしっかり取りましょう。湯気によって水滴が溜まり、傷みの原因になります。冷凍することでさらに水滴がつきやすくなるので注意しましょう。また、空気に触れると酸化して味が落ちてしまうので、できるだけ密閉の状態に近くなるよう、空気を抜くことがポイントです。隙間があると、そこに水分が付着し、カビが発生しやすくなります。

急速冷凍機能がない冷凍庫でも、アルミやステンレスのバットを使うことで急速冷凍に近い状態で、素早く冷凍することができます。鮮度を保った状態で冷凍することが重要なので、なるべく急速冷凍を心がけましょう。

ミートソースは、市販のものも手作りのものも、冷凍した場合は2～3週間が保存期間の目安です。しかし、冷凍庫は日々何度も、食材を取り出すために開け閉めをするため、庫内の温度は安定しません。冷凍しているとはいえ、品質や風味はどうしても変化するため、2～3週間以上の長期保存には向きません。冷凍で保存期間が長くなるとは言っても、美味しく食べられるうちに食べ切ることをおすすめします。

ミートソースは、冷蔵保存の場合だと、長くても1週間程度しか保存できません。日が経つにつれて品質や風味が落ちていくため、できるだけ早く食べきったほうが良いです。冷凍保存だと、3倍は保存期間が延びるため、焦って使い切らずにすみます。また、市販のものとは違って、自分好みの味や具材で作れるので、それを冷凍しておくことで、いつでも自分好みのミートソースを楽しむことができます。

さらに、大量に作って冷凍保存しておくことで、次に料理する際に時短になり、手間も省けます。1回の料理分ごとに小分けにしておけば、使いたい分だけ解凍できるので無駄もありません。冷凍して美味しい保存期間内に、上手に料理して楽しみましょう。

ミートソースの冷凍方法を紹介しましたが、ここで番外編です。ミートソースといえばパスタ、というぐらい定番のメニューですが、ミートソースパスタの状態で冷凍保存する方法をご紹介します。忙しくてご飯が作れないとき、解凍して温めるだけで食卓に出せるので、とてもおすすめです。

まず、パスタを固めに茹でます。茹でたらミートソースと絡めます。ジッパー付きの密閉袋に入れて、ミートソースの冷凍保存方法同様に、空気を抜いて平らにならします。こうしておけば、レンジで温めるだけであっという間にミートソースパスタが食べられます。

作ったミートソースパスタを耐熱容器に入れて冷凍しておけば、袋から取り出す手間もなく、より簡単です。ミートソースだけを冷凍しておくのはもちろんですが、このようにパスタと絡めて冷凍しておくと、忙しい日の救世主になってくれます。出来合いの冷凍食品を食べるよりも、手作り冷凍食品の方が暖かみも感じられておすすめです。

冷凍したミートソースは、解凍方法が何パターンかあります。すぐに使いたいかどうかで、そのときに合った解凍方法を選びましょう。

加熱する場合の、冷凍したミートソースの解凍方法を紹介します。袋から取り出し、鍋に移して弱火で解凍します。電子レンジを使う場合は、耐熱容器に移し、ラップをかけて加熱しましょう。袋のままや、プラスチックの保存容器を使うと、ミートソースの油分が高温になり、容器を変形させたり溶かしてしまう恐れがありますので、必ず耐熱容器を使いましょう。

ミートソースも、他の冷凍食材の解凍と同じように、冷蔵庫での自然解凍ができます。時間がかかるため、夕食に使うのであればその日の朝のうちに、冷蔵庫に移しておくと良いでしょう。

短時間で解凍したい場合は、水が入らないように気をつけて流水解凍しましょう。水が入るのが心配な場合は、さらにポリ袋に入れると良いでしょう。ボウルに入れ、水道水を少しずつ流しかけましょう。流水解凍よりも早く解凍するなら、氷水解凍もおすすめです。流水解凍よりも早く、水を節約できるメリットもあります。また、レトルトのように湯せんにかけて解凍すると、美味しく解凍できます。

冷凍保存方法を覚えたら、続いては、基本のミートソースの作り方を紹介します。これ1つあればいろいろなアレンジ料理に使えますので、ぜひ覚えておきましょう。慣れてきたら好みの具材や味付けにアレンジして、自分だけのミートソースにしていきましょう。そして冷凍保存して、オリジナルミートソースを長く楽しみましょう。

材料は、合びき肉200グラム、玉ねぎ1/2個、にんじん1/2本、セロリ1/2本、しめじ1/2株、ニンニク1片、水煮トマト缶400グラム、赤ワイン200cc、固形コンソメ2個、ナツメグ、塩・こしょう少々、サラダ油大さじ1です。野菜類は全てみじん切りにします。水煮トマトは手で潰しておきましょう。

鍋にサラダ油とニンニクを入れて弱火にかけ、香りがたったら玉ねぎ、ニンジン、セロリ、シメジを加えます。中火にしてしんなりするまで炒めましょう。次に合びき肉を加えて炒め合わせます。赤ワイン、水煮トマト、固形コンソメを加え、弱火で20～30分煮込みます。汁気がほとんどなくなったら、ナツメグ、塩コショウで味を調えて完成です。肉も野菜もたっぷりのミートソースです。

美味しいミートソースが作れたら、様々な料理に使ってみましょう。煮込み料理なら、冷凍したミートソースをそのまま使えるので、解凍時間がなくて便利です。これから紹介するレシピで、ぜひ冷凍ミートソース料理を極めてみてください。冷凍の保存期間が過ぎてしまう前に、たくさんのミートソースレシピで美味しいうちに食べ切りましょう！

材料は、冷凍ミートソースお好みの量、茄子1本、オクラ4～5本、パン粉・ピザ用チーズお好みの量、ホワイトソースです。ホワイトソースは、小麦粉大さじ2、バター大さじ1、牛乳200cc、固形コンソメ1個をフライパンに入れて、弱火で丁寧にじっくりとかき混ぜて作ります。ダマにならないよう、最初からしっかりかき混ぜます。とろみがついたら完成です。冷凍ミートソースはしっかり解凍しておきましょう。

茄子は輪切りにし、オクラと一緒に多めの油をひいたフライパンで揚げ焼きにします。グラタン皿にご飯を盛り、その上にミートソースをたっぷりかけます。その上に茄子とオクラを並べ、ホワイトソースをかけて、チーズ、パン粉をのせます。オーブントースターで5分～10分程度、チーズがこんがりするまで温めたら出来上がりです。ミートソースとチーズの相性が抜群の、家族みんなに喜ばれるメニューです。

材料は、冷凍ミートソースお好みの量、木綿豆腐1丁、塩・こしょう少々、小麦粉大さじ1.5、サラダ油大さじ1、ゆで卵2個、ピザ用チーズお好みの量です。豆腐は重石をして30分置き、水気をしっかり切ります。8等分に切って塩・こしょうをし、小麦粉をまぶしておきます。ゆで卵は輪切りにします。冷凍ミートソースは解凍しておきます。フライパンにサラダ油をしいて中火で熱し、豆腐を入れて両面に焼き色をつけ、取り出します。

耐熱皿に豆腐とゆで卵を盛り、たっぷりのミートソースとチーズをかけます。オーブントースターでチーズが溶けるまで5分程度焼いて出来上がりです。パセリを散らせば彩もよくなります。豆腐を使っているので、カロリーが抑えられてお腹いっぱいになります。クリーミーな舌触りがホワイトソースの役目も果たしてくれ、まろやかに仕上がります。

材料は、豚ヒレブロック300グラム、玉ねぎ1個、冷凍ブロッコリー1にぎり、冷凍ミートソース適量、塩・こしょう少々、パセリ、パルメザンチーズお好みの量です。玉ねぎは薄切りに、ヒレ肉は2センチ幅にカットします。油を引いたフライパンで、ヒレ肉の切り口をこんがり焼きます。玉ねぎと塩を加えて炒め合せます。冷凍ミートソースとこしょうを加えて煮込みます。ブロッコリーは食べる直前に加えて、彩りをよくしましょう。

皿に盛りつけたら、パセリ、パルメザンチーズをかけて完成です。豪華なメイン料理になるだけでなく、ソースはパンなどにつけて食べるとさらに美味しいです。簡単かつ安いヒレ肉で作れるので、頻繁に作りたくなる料理です。この場合の冷凍ミートソースは、あらかじめ解凍してから使うのがオススメです。冷凍のまま入れると、肉や玉ねぎを炒めたフライパンの温度が下がり、食感が悪くなってしまうためです。

朝食、昼食にピッタリの、手間なし簡単なアレンジレシピを紹介します。メイン料理、とまではいかなくても、ちょっとした1人分ごはんを簡単に作れて、なおかつ豪華なのがおすすめです。

食パンにピザ用ソースを塗ってチーズをのせ、ピザトーストにすることはよくありますが、ミートソースを乗せても美味しくなります。食パンにたっぷりミートソースとピーマンなどのお好みの野菜をのせ、チーズをたっぷりかけてトースターで焼くだけです。ミートソースの下にマッシュかぼちゃを敷くと、ボリュームも出てかぼちゃの甘味もプラスされ、さらに本格的になります。残りものとは思えない、豪華な朝ごはんです。

冷凍ミートソースは、シリコンの製氷機などに入れて小さめに小分け冷凍しておくと、少しだけ使いたいときに便利です。パンに塗ったり、野菜にかけたりするだけで1品出来上がるので、こうした冷凍保存方法もぜひ使ってみてください。

材料は、ご飯茶碗一杯分、冷凍ミートソース100グラム、水30グラム、生クリーム30グラム、塩・こしょう少々、パルメザンチーズお好みの量です。フライパンに水と生クリーム、冷凍ミートソースを入れて煮立たせます。ご飯を加えてさらにひと煮立ちさせ、塩・こしょうで味をととのえ、器に盛って完成です。たっぷりのパルメザンチーズをかけて、コクもアップです。パセリやバジルを散らして、彩りと香りを添えるのもおすすめです。

冷凍ミートソースは、冷凍庫からだしてそのまま一緒に、水・生クリームと温めてしまいましょう。時間がないときでも解凍時間が必要ないので、とても助かる1品です。

材料は、冷凍ミートソースお玉1杯分程度、好きな野菜(じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、キャベツなど)、オリーブオイル少々、水適量、固形コンソメ1個です。野菜はそれぞれ1センチ各に切っておきます。鍋にオリーブオイルを熱し、野菜を火の通りにくい順から炒めます。野菜が浸る程度に水を入れ、コンソメを入れて煮込み、野菜が柔らかくなる手前で冷凍ミートソースを加えてさらに煮込みます。お好みで粉チーズをかけて完成です。

使う野菜は、冷蔵庫にある余り野菜で構いません。野菜の旨味がでて、ヘルシーにお腹いっぱいになるスープです。寒い時期などはショウガも加えると、体がぽかぽか温まっておすすめです。このレシピも、煮込む際に温めるので、冷凍ミートソースはそのまま入れてしまえます。

ミートソースの冷凍保存方法について、いかがでしたか？ミートソースは、料理初心者の方でも簡単に作ることができます。たくさん作ったら、すぐに冷凍保存していつでも使えるようにしておきましょう。冷凍しておけば、腐らせてしまう心配がなく、次に料理する際の時短にもなります。保存期間も長くなるのでとてもおすすめです。

解凍方法は何パターンかあるので、時間のあるときは冷蔵庫での自然解凍方法、急いでいるときは加熱解凍方法を使うなど、その時々に合わせて行いましょう。冷凍ミートソースは、料理のアレンジも様々で何度でも楽しめます。煮込み料理に使う場合は、冷凍のままお鍋に投入して使えるので、解凍の時間がいりません。しかし、料理によっては温度をさげてしまうため、冷凍のまま使うのは避けるようにしましょう。

ぜひ明日から、今回ご紹介した冷凍保存方法を活用して、手作りのミートソースを冷凍してみてください。冷凍庫の場所もとらず、無駄なく料理に使えます。冷凍庫に常備させて、絶品レシピで家族を喜ばせてあげましょう。