赤ワインの効能は？健康・美容に効果的な飲み方や適量を調査！

ワインの原料はブドウですが白ワインはブドウの身だけを使っているのに対して、赤ワインは皮ごと漬け込んでいるので抗酸化作用が高いのが特徴です。赤ワインが注目されているのはポリフェノールというフィトケミカルですが、皮の付近に多くあるので赤ワインのほうがポリフェノールの含有量は多くなります。一日に一杯の赤ワインを飲むのが健康には適量とされます。日々の食事に一杯の赤ワインを飲むのがおすすめです。

赤ワインの効能は多くありますが、抗炎症作用に動脈硬化の予防、血栓の予防と血流の改善効果が注目されています。さらに疲労の回復を促進させたり、気持ちの昂揚をもたらしたりする効能が確認されています。今では、認知症の予防やダイエットなどの美容面の効果も注目されています。その他にもコレステロールの低下や殺菌作用などにより口腔内を清潔に保つなど極めて幅広い効果が発見されています。

赤ワインはブドウの種類や発酵させた年数によって栄養が変わってきます。基本的には熟成した年数が長いほうが栄養は高くなります。安いワインは熟成期間が短く栄養価も低い傾向にあります。赤ワインの渋みや甘味には様々な栄養が詰まっており健康に及ぼす影響も違います。基本的には酸味の強いワインは疲労回復に効果的ですし、渋みの強いワインのほうが抗酸化作用は高いと言われます。

赤ワインの効能の秘密はミネラルにあります。中でも微量ミネラルに分類されるクロムとモリブデンが注目されています。クロムは血糖値を下げるホルモンのインシュリンの働きを高め糖尿病の予防になります。また、モリブデンは代謝を促し尿酸や赤血球の産生を促し、結果として疲れにくい身体になります。そしてビタミンBの一種であるビオチンを含むので糖質や脂質、炭水化物の代謝も促す効果があります。

赤ワインの効能で特に注目されているのはむくみを改善するカリウムと抗酸化作用のあるポリフェノールです。他のお酒では飲み過ぎればむくむイメージがあると思いますが、赤ワインはカリウムの作用でむくみにくい効果があります。そして、身体の代謝を助けるポリフェノールの含有量が極めて高いので美容や健康面で注目されています。抗酸化作用とは代謝の際に発生する、老化を促す活性酸素を無害化する作用です。

厚生労働省の発表でも健康に良い赤ワインの飲み方としては、一日に一杯の赤ワインを食事に添える飲み方が推奨されます。もちろん、飲めない人が無理をして飲む必要はありませんが、毎日の飲酒の習慣がある人でも一日に一杯の赤ワインくらいなら飲み方として健康に問題はないとのことです。さらにおつまみにも工夫するとより健康的な飲み方が可能です。やはり不足しがちなビタミンや胃を守る脂質は適度に摂るのがおすすめです。

普通ならお酒の飲み過ぎは身体の酸化を促すので身体を老化させます。アルコールの分解は肝臓に負担をかけるため老廃物の分解能力も低下させるので余計に老化を促進させます。そこで注目されているのが抗酸化作用です。抗酸化作用は老化の原因となる身体の酸化から身体を守るのでアンチエイジング作用として注目されている栄養の一つです。赤ワインは抗酸化作用の強いポリフェノールの含有量が多いことで知られています。

身体の酸化とはしわやくすみ、たるみの原因となります。ポリフェノールの含有量が高いものには野菜や果物、ナッツ類なども挙げられますが、赤ワインのポリフェノールは吸収率が高いことでも知られます。全ての成分に言えますが、含有量が高いだけでは身体への影響は少なく吸収率も重要です。例えば、リンゴのビタミンCの含有量は高くありませんが、吸収率では群を抜いているので血液中の上昇率はリンゴが最も高いのです。

赤ワインの美容効果が注目されているもう一つの理由が美白効果です。肌が黒くなるのは紫外線の刺激によりメラニン色素が発生することですが、赤ワインはメラニン色素の発生を抑制します。そして、美白に必要な肌のターンオーバーと呼ばれる再生を促す効果も高いのです。若いときはどれだけ日焼けしてもすぐに色が戻るのはターンオーバーが盛んだからです。本来なら年齢とともに衰えるターンオーバーを赤ワインは盛んにします。

赤ワインのほうが白ワインよりも健康効果が高いと言われるのはポリフェノールの含有量に差があるからです。そもそもポリフェノールはブドウの身を紫外線から守るために皮に貯め込まれている成分です。そのため、皮ごとワインにしている赤ワインのほうがポリフェノールの含有量が多くなるのは当然です。基本的にポリフェノールのように抗酸化作用の高い成分は皮と身の間に含まれるので何でも皮ごと食べるのが理想です。

ポリフェノールは実は5000種類くらいの成分の総称です。赤ワインに含まれるポリフェノールも数種類ありますが、レスベラトロールという成分がヨーロッパでも注目されています。このレスベラトロールには内臓脂肪の蓄積を抑制する効果もあります。赤ワインを飲む人が長寿でスリムなのはレスベラトロールのおかげと分かっています。アンチエイジング作用に加えて長寿や肥満予防の効果も証明された形です。

良い事ばかりの赤ワインですが、やはり長期熟成した赤ワインにレスベラトロールなどのポリフェノールは多く含まれます。認知症の予防や抗がん作用などの効果もレスベラトロールによるものです。このレスベラトロールは渋みのもとなので熟成の長さに比例してレスベラトロールが作られます。そのため、赤ワインを選ぶ時には年数の長い渋みの強いワインを選ぶのがポイントです。

現代人は身体の中に活性酸素が溜まりやすいという研究報告があります。それは同じ姿勢が続く肉体的ストレスや人間関係などによる精神的ストレスが原因とされています。これらのストレスが課題になると体内では多くの活性酸素が生み出されるので老化の原因にもなります。そのため、定期的に抗酸化作用のあるものを摂取するのは現代人には必須と言われます。一日に一杯の赤ワインを食事と一緒に飲むのが適量とされます。

ストレス以外にも高血圧や動脈硬化の改善にも効果があるとされ、さらにアンチエイジング作用や美肌効果も期待されています。そして、普段からデスクワークでパソコン作業が多い人に嬉しい疲れ目の改善にも効果があります。適量は一日に一杯ですが、飲み過ぎた次の日は休肝日にするのが望ましいです。適量を守っていれば毎日、飲んでも問題はないとされるので日々の食事の中でうまく付き合っていくのが理想です。

赤ワインは炭酸の入ったスパークリングワインも人気です。ワインが苦手という人にも飲みやすいと評判です。基本的にスパークリングになっていると食事との相性が良くなります。スパークリングワインにおすすめの飲み方は味がしっかりとした肉料理などがおすすめです。少し油っこい料理もスパークリングワインの爽やかさで飲みやすくなります。夏で食欲が落ちているときにもお勧めの飲み方です。

スパークリングワインの嬉しいところは安くても豪華な気分を味わえることです。女性からの人気も高いのでプレゼントとしても喜ばれます。特に甘いスパークリングワインが好まれ、しっかりと冷やして炭酸が抜けにくいようにして、細いワイングラスで飲むとリーズナブルな価格で美味しいスパークリングワインを楽しめます。スパークリングワインの効能は普通のワインと変わりませんが飲みやすいのが特徴です。

赤ワインを使った料理で相性が良いのは煮込み系のレシピです。赤ワインのように醸造酒と呼ばれる発酵させたお酒は料理酒と同じで、料理に深みを出します。特に人気なのはカレーやビーフシチューのような煮込んだ料理で、普段のレシピにプラスするだけで味わいが深くなります。ビタミンやミネラルは熱で失われずに煮込んだ水の中に溶け込んでいくので全て食べられる煮込み料理は理想的です。

赤ワインを使ったレシピでおすすめなのはデミグラスソースです。安い赤ワインでも大丈夫なので、普段のデミグラスソースのレシピにプラスするだけでワンランク上のデミグラスソースに早変わりです。特にハンバーグなどの肉料理との相性が良いので、洋風料理が好きな人には一押しのレシピです。赤ワインの特徴は豊かな風味にもあります。赤ワインは飲み方の工夫以外にも料理の工夫で大活躍します。

赤ワインを使ったレシピで外せないのは肉料理です。赤ワインで煮込むことによって肉質はかなり柔らかくなるので安いお肉でも高級感が出ます。もちろん、高い牛肉を使えば食卓が一段と豪華になります。フレンチなどでは赤ワインに漬け込んで下処理することで、お肉の質をワンランクアップさせます。牛肉の赤ワイン煮込みは人気のレシピなので様々なアレンジも存在し、簡単で美味しいと評判です。

ワインにあうおつまみと言えば、生ハムやチーズが鉄板です。ホームパーティーなどで赤ワインを飲むときは準備しておけば間違いはありません。さらに一手間を加えればさらに豪華なおつまみに変身します。チーズであればトースターで温めてパリパリにしたチーズせんべいなどが人気です。生ハムも野菜のスティックなどを巻くだけでパーティーにピッタリな料理に早変わりするのでおすすめです。

赤ワインのお供に外せないのはモッツアレラチーズとトマトの組み合わせです。ワイン好きには大好評の一品でレシピが簡単なのも人気の秘密です。スライスしたトマトとモッツアレラチーズを重ねて塩とオリーブオイルをかけるだけで本格的なイタリアンの気分を味わえます。やはり、好きな人は塩やオリーブオイルにもこだわります。モッツアレラチーズも色々な種類があるので、まずはお手頃価格のものから試すのがおすすめです。

最近、ワインに合うと大好評の缶詰があります。牡蠣のオリーブオイル漬けの缶詰で高級感のあるおつまみです。プレミアムな商品となるので家にいながら少し贅沢な気分を味わえます。普段から忙しい人は保存期間瘀長い缶詰系のおつまみはおすすめです。他にも缶詰は色々な種類がありますが、ワイン好きの間で圧倒的な支持を得ているのが、この牡蠣のオリーブオイル漬けになります。

最近では赤ワインを使ってカクテルを使う飲み方も人気です。飲み方としては少し酔ってきたときに身体を休めるときにちょうどいいと人気です。お酒が苦手な人もワインをジュースや炭酸で割ることで飲みやすくなるので試してみるのがおすすめです。バーなどでもワインを使ったカクテルは増えてきています。自宅で飲むときにもジュースや炭酸を用意しておけば色々なカクテルが楽しめます。

赤ワインの代表的なカクテルと言えばスライスしたフルーツを入れたサングリアが有名です。それをお手軽に作ろうと思えば100％のジュースで割っても美味しいサングリア風のカクテルが作れます。このレシピの便利なところはアルコールの苦手な人でも好みの濃さに作れる上に、子供のいる家庭なら子供用のジュースを使って大人のカクテルにも使えるところです。軽めのデザートカクテルとしても人気です。

赤ワインを炭酸で割ったカクテルも人気です。ジンジャエールで赤ワインを割ったカクテルはキティと呼ばれます。二層に分けて注げば見た目にも美しいカクテルの完成です。赤ワインは炭酸ジュースとも相性がよく、赤ワインの酸味と炭酸ジュースの甘味がベストマッチします。二層に作りたい時はジンジャエールを先に注いで氷を浮かべ、その上にマドラーなどに伝わらせて赤ワインを注ぐときれいな二層に分かれます。

赤ワインは抗酸化作用が高いことは書きましたが老廃物の排泄を促す効果もあります。そこでおすすめなのがお酢を使ったカクテルです。お酢の酸味は老廃物の排泄を促す効果を高めます。そして赤ワインとお酢の酸味はベストマッチです。食べ過ぎ飲み過ぎになりやすい夏にはおすすめのカクテルです。そこにフルーツを浮かべればサングリア風のカクテルが完成します。お酢はリンゴ酢などの果物酢を使えばフルーティーに仕上がります。

赤ワインの効能は多岐に渡りますが健康のためには適量を守るのが大切です。一日に一杯の赤ワインを飲む習慣がある人は、飲まない人に比べて認知症の発症率が低くなるという研究もあります。特に赤ワインはポリフェノールの含有量が白ワインよりも多いので、老化の防止などの美容面でも大いに注目されています。赤ワインが持つ血流の改善効果を取り入れれば心臓疾患や脳疾患の確立を下げてくれるので活用するのがおすすめです。