タカノハダイの刺身の味は?美味しい旬や値段・おすすめの食べ方を紹介

タカノハダイという魚を知っていますか?実は釣り人の間ではリリースされやすい魚です。しかし一部の人の間では「あのタカノハダイをリリースしている!?もったいない!」という人もいます。そんなタカノハダイはいったいどんな魚なのか知りたくなりませんか?そこでタカノハダイの刺身の味、そして美味しい料理や旬、そして美味しい食べ方についてタカノハダイについて徹底的に調べてきたのでご紹介します。

タカノハダイの刺身の味は?美味しい旬や値段・おすすめの食べ方を紹介のイメージ

目次

  1. 1タカノハダイってどんな魚?
  2. 2タカノハダイの味や旬の時期と値段について
  3. 3タカノハダイのおすすめの食べ方
  4. 4タカノハダイは料理次第で美味!挑戦してみよう

タカノハダイってどんな魚?

今一部の人の間である魚がすごく美味しいと話題を呼んでいます。その魚の名前は「タカノハダイ」と呼ばれている魚です。しかし実はこの魚、釣り人の間では嫌われ者の魚でもありました。嫌われ者の魚といえばボラもいました。そのボラと同じぐらい嫌われ者であるはずのタカノハダイが美味しいという話題を呼んでいるとの事で今回そんなタカノハダイについて細かく調べてきたのでご紹介していきましょう。まずは生態からです。

タカノハダイはいったいどこに生息する魚なのかというと、スズキ系スズキ目スズキ亜目タカノハダイ科タカノハダイ属に属する魚です。海水魚であり主に浅い岩礁地帯に所属する魚で、日本では津軽海峡〜九州南岸の日本海・東シナ海・太平洋沿岸、瀬戸内海で釣れる魚です。磯の魚の代表的な魚ではありますが、釣り上げられても殆どのタカノハダイは海へリリースされてしまいます。その為にタカノハダイの魚は知られていません。

タカノハダイは釣り人の嫌われ者?

そもそもどうしてタカノハダイはそんなに釣り人や漁業の人に嫌われているのでしょうか?その訳は意外な所にありました。それはタカノハダイ自身の匂いです。夏等に釣ると特にその臭みがあり、その為にどうしても敬遠されてしまうのです。しかも人間って不思議な事に「これは臭いからダメだ」となるとその印象がずっと印象が残ってしまい、いつどこで釣っても「これは臭い」という印象だけでリリースも平気でしてしまうんです。

タカノハダイの生息している場所は?

では、そのタカノハダイが生息しているのはどこなのかと言いますと上でお伝えしていますが、浅い岩礁地帯に所属する魚で、日本では津軽海峡〜九州南岸の日本海・東シナ海・太平洋沿岸、瀬戸内海で釣れます。定期網などにもよく引っ掛かりますが、その臭いが原因で入ってきてもすぐにリリースされてしまい、漁獲量自体が少ないために、タカノハダイが流通上もなかなか出てこない魚の為にあまり知られていないという事も現実です。

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タカノハダイの味や旬の時期と値段について

タカノハダイが美味しいのは秋から春にかけて

臭いがきついと言われるだけでリリースされるタカノハダイですが、食べ方を知って食べると実は意外と美味しいと言われている魚なのです。食べ方はもちろんですが、料理も知っていればタカノハダイをリリースする必要がなくなります。それぐらい実はリリースするのが勿体無いと言われているタカノハダイですが、しかしやはりどうしても匂いが気になる人が多いです。そこでタカノハダイの旬があるのです。そこを狙えば大丈夫です。

タカノハダイの旬は、秋から春つまり、冬が一番美味しいと言われています。しかし、冬でも釣り方次第では匂いが出てきますが、夏程強くない匂いの為に、「あれ?」と思う方もいるそうです。試しにの食べた所、殆どの人が「え?この魚こんなに美味しいの?」となっているそうです。タカノハダイは肉厚な白身魚で、タカノハダイだと言わずに出せば高級魚さながらの美しい白身を持っている為に、臭いがあるのに騙されるぐらいです。

タカノハダイの値段は?

流通上になかなか出てこないタカノハダイは、よほどの機会がない限り目にかかることがありません。しかし出てきてもそこまで高い値段で取引される魚でもないのがタカノハダイです。市場で知られている魚ではない為に、価格が安い事からタカノハダイのことを知らない人が購入することも珍しくはありません。っそしていざ切って食べたら「!?」とそのおいしさの虜になる人も多いそうです。知られざる魚タカノハダイというべきです。

タカノハダイの刺身の味は?

タカノハダイですが、いろんな食べ方があります。しかし特に旬の時期である冬に釣れたタカノハダイは、刺身にして食べるのが一番美味しいのです。タカノハダイの美味しい所である肉厚な白身が刺身で一番味わう事が出来る食べ方です。もちろん刺身以外にも美味しい料理はあるのでそれはのちほどご紹介します。しかし刺身としてタカノハダイを食べるのであれば冬のみに限ります。その理由は次の嫌われる理由と関係しているのです。

タカノハダイ美味しいけど嫌われる理由は?

さて、ここでどうしてタカノハダイが嫌われているのかの理由を説明しましょう。最初に言った通り、タカノハダイは釣り人、漁業の人から嫌われているのは、タカノハダイが出すその独特な匂いです。実はこの匂いはタカノハダイの肝から出ている匂いなのです。しかし冬にはその臭いが収まっている事が多くどうして秋から春の間に釣れるタカノハダイにはその臭い無いのか不思議に思う人もいるでしょう。それには理由があります。

実はタカノハダイの肝が臭いにおいを出してしまうのは春~夏と秋~春にタカノハダイが食べる餌に大きく関係しているのです。タカノハダイの主食は海底の小型甲殻類なのですが、藻類の成育が盛んでタカノハダイが藻類を主食としている春から晩夏頃にかけては肝の臭みが強くなるのです。その為に春~夏は臭くて食べれないのですが、秋~春は逆に藻類を食べない代わりに海底の小型甲殻類を食べるのでその臭みが消えて美味しいのです。

つまりタカノハダイの臭みは餌によって左右されているという事です。ということは、タカノハダイは養殖にも向いている魚ではないでしょうか。特定の季節である冬のみしか食べれない魚であるタカノハダイですが、養殖であれば人の手によって管理が出来、冬場の食事である海底の小型甲殻類系に近い餌を調合して与えて育てれば一年中流通する事が出来、また今までつけられていた不名誉な名前も消し去ることができます。

タカノハダイとミギマキは似ている

所でタカノハダイの隠れた魅力を知った所で実はタカノハダイにそっくりな魚がいることをご存知ですか?その魚は同じ所属するミギマキという魚です。同じ所に所属する魚なので、似ているのですが、タカノハダイと違い徹底的に違うと事一つだけあります。それは色です。タカノハダイは銀と黒の模様に対して、ミギマキは、黒と黄色の模様です。ここを見ればほぼタカノハダイとミギマキの区別がはっきりしている所です。

タカノハダイのおすすめの食べ方

タカノハダイの隠れた魅力を知ったらやはり一度は料理にして食べてみたいところです。しかし流通上にもなかなか出てこないタカノハダイをいざ調理しようとしてもその食べ方や料理の仕方が分からないと食べれないのは事実です。そこでタカノハダイのおすすめな食べ方をする為にさばき方から食べ方、そしておすすめの料理をいくつかご紹介していきましょう。ぜひこの機会にタカノハダイの美味しい食べ方や料理を知りましょう。

タカノハダイを手にれたらまずさばいてみよう

最初にタカノハダイを手に入れたらさばいてみましょう。もちろん3枚卸しで十分です。後で紹介しますが、塩焼き以外は殆ど3枚卸しで行けば大丈夫です。しかしタカノハダイをさばく時に注意事項があります。タカノハダイは鋭い背ビレを持っており手を怪我しやすいことから『テッキリ(手を切る)』と呼称している地域もあるぐらい背びれが危ないです。なので、必ず背びれには気を付けながら3枚卸しをするようにしてください。

タカノハダイは鱗は硬めですが取りやすく、身も厚いので調理は比較的簡単な部類なので3枚卸しのさばき方を理解していれば素人でもさばきやすい魚であります。その為にちゃんと綺麗3枚卸しが出来ればどんな料理にも使う事が出来ます。また臭いにおいの元である肝は必ず綺麗に取り除いてください。旬の時期でもかすかに匂いは残っている事が多いです。そして血合いもしっかり落としてください。ここまで出来たら次は料理です。

旬の美味しい時期にはおすすめ「刺身」

ではここからタカノハダイを美味しく食べる料理をご紹介します。最初におすすめの食べ方は「刺身」です。これは旬の時期である冬に限りますが本当に美味しいです。肉厚な白身が口の中で味わう事が出来る刺身はタカノハダイの隠れた魅力を引き出す料理です。刺身はどの魚でも一番魚の本来の味を感じることが出来ます。そんな刺身は旬である冬のみに食べれる貴重な料理なので、旬の冬に取れたタカノハダイは刺身で食べて下さい。

塩だけでタカノハダイの旨味を出す「塩焼き」

次におすすめするタカノハダイを使った美味しい食べ方は、やはり塩焼きです。刺身とこれば次は塩焼きです。刺身と塩焼きほど魚の本来の味を一番味わう事が出来ます。ちなみに塩焼きをするときは内臓と血合いの下処理をしっかりして置けば食べれます。必ず肝をはじめとした内臓は綺麗に取り除く事が大事です。後は塩だけで味付けたタカノハダイをグリルできつね色になるまでしっかり焼き上げれば完成です。ご飯が進む一品です。

ごぼうと煮ると臭みが消える「煮つけ」

それでもやはり匂いが気になるという人におすすめするタカノハダイの料理があります。それは煮つけです。煮つけ料理はタカノハダイの最大の難点である匂いを消してくれます。もちろん煮つけは3枚卸しでも姿そのままでも大丈夫です。匂いを消す為に必要な材料は煮つけには揃っているので匂いが気になる方には煮つけ料理は正しくもってこいの料理です。そんな煮つけ料理で上手に匂いを消してくれる汁の作り方は次に紹介します。

材料と作り方は簡単です。タカノハダイ 550グラム ゴボウ  2本☆酒 1/2カップ☆みりん 50cc☆しょう油 50cc☆砂糖 大3☆酢 大1です。タカノハダイの気になる匂いは牛蒡と酢を使えばほぼ消えるのです。もちろんここにはありませんが生姜でもおすすめです。牛蒡と酢の持つ匂いを消去する力を利用すれば匂いも気にせずに食べる事が出来ます。煮つけはご飯もどんどん進んでしまう1品なのでぜひ作って欲しい料理でもあります。

ハーブで臭みが消える「ムニエル」

匂いが消える系タカノハダイの料理としてご紹介するのはムニエルです。ムニエルは匂いがきつい魚料理として外国ではよく使われています。その理由はハーブにあります。ムニエルはシンプルに焼き上げる為に、どうしても匂いが残りやすいのですが、外国では、少しでもその臭いを消し、魚のおいしさを引き立てる為に、ハーブを使って一緒に焼き上げることが多いのです。ハーブの香りが食欲をかきたて、おいしく仕上げてくれます。

ニンニクと生姜で匂いけし「唐揚げ」

ここまではタカノハダイの姿そのものを使った料理が多かったです。しかし魚の姿そのものでは食べない人もいます。子どもは特にそうです。そこで今度は子どもでも喜んで食べてくれるタカノハダイの料理についてご紹介しましょう。それは唐揚げです。タカノハダイは肉厚の白身魚なので、しっかり下味をつけてしみ込ませると殆ど鶏肉の唐揚げと同じぐらいぷりぷりで美味しい唐揚げになると言われています。では作り方です。

そんなタカノハダイを使った唐揚げの下味は簡単です。ニンニク、生姜、塩コショウ、そして醤油を大さじ1入れてしっかり揉んだ後に、唐揚げ粉もしくは薄力粉を付けて160℃の油にいれてきつね色になるまで揚げれば完成です。もちろんお弁当のおかずにも活用できます。魚なので、ダイエット中の人でも安心して食べれる料理です。ニンニクと生姜でタカノハダイの匂いが完全に消えているので匂いを気にせずに食べる事が出来ます。

シンプルに美味しい「カルパッチョ」

次にご紹介するのは旬の季節である「冬」に刺身以外でぜひ食べて欲しいタカノハダイの料理です。それはカルパッチョです。刺身と並ぶ生で食べると美味しいと言われている料理です。カルパッチョもうまく使えば匂いが気にならない料理なのでぜひ旬の時期である冬に食べて欲しいです。材料はこちら!タカノハダイ200gしそ10枚、粉チーズ大1、塩胡椒少々、フライドガーリック、オリーブオイルはお好みの量です。

後は簡単です。タカノハダイをカルパッチョが美味しいとされるを7ミリ厚さに切ってお皿に盛り付けておきます。その盛り付けたお皿に塩胡椒→粉チーズ→しそ→フライドガーリック→オリーブオイルの順にトッピングして出来上がりです。刺身は切れば終わりですが、つける醤油がいりますが、カルパッチョは一皿で味付けまでできているのでお母さん達にとっては洗い物を少なく済ませることができるのでお勧めの料理です。

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タカノハダイは料理次第で美味!挑戦してみよう

今までリリース対象であった魚・タカノハダイですが、ここまでいろんな魅力や情報を知ることができました。こうしてみると意外とリリースされやすい魚の原因は餌であったり、人が作り出した環境であったりすることが多いです。だけどこの時期ならばこの味で楽しめるという事が分かれば安心して食べる事ができますし、タカノハダイの隠れた魅力を知ることが出来ます。ぜひ冬の季節に釣ったタカノハダイは刺身で食べてください。

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