アカジンは沖縄ではアカジンミーバイ!美味しい食べ方を調査!

アカジンは美味しい魚として知られていますが、沖縄ではアカジンミーバイと呼ばれるものが特に高級魚として人気を博しているようです。そんなアカジンミーバイの値段はどのくらいであり、具体的な食べ方・料理はどうなっているのかをチェックしておきたいものですが、アカジンは刺身でも美味しいと言われています。今回は、そんなアカジンがどのような魚でありどのような食べ方がおすすめなのかを具体的に掘り下げていきます。

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目次

  1. 1アカジンが沖縄で大人気!
  2. 2アカジンミーバイとの違いは?
  3. 3アカジンの値段はいくら?
  4. 4アカジンは刺身料理が美味しい!
  5. 5アカジンの美味しい食べ方を紹介!
  6. 6アカジンを美味しく料理してみよう

アカジンが沖縄で大人気!

沖縄では他の地域ではあまり食べられていない南西諸島ならではの魚が一般的に親しまれており、沖縄を訪れる際にはそんな個性的なシーフードも堪能したいものです。そんな沖縄でも特に人気の魚のひとつとして挙げられるのがアカジンですが、果たしてアカジンとはどのような魚であり、どのような種類があるのかをまずはチェックしましょう。

アカジンってどんな魚?

アカジンは沖縄では実にさまざまな食べ方で楽しまれており、沖縄ではぜひ本場の味を楽しむべきですが、もちろん購入して自宅で楽しむのもアリでしょう。アカジンは刺身を含め色々なタイプの料理に活用されている魚ですが、アカジンはどのような魚でしょうか?アカジンは実はハタ科の海水魚であり、他地域ではスジハタの名で知られています。

より詳しくはスズキ目スズキ亜目ハタ科ハタ亜科ハタ族スジアラ属に分類されるアカジンは、地域によってかなり呼び名が異なりますが、特にアカジンが漁獲される沖縄県や鹿児島県ではそれぞれ特徴的な呼び名があるようです。そんなアカジンの生息域は沿岸付近・サンゴ礁付近となっており、日本以外では朝鮮半島やオーストラリアなどで獲れます。

日本国内で最もアカジンが親しまれているのはやはり沖縄県ですが、他に鹿児島県や長崎県などでもある程度知名度はあるようです。基本的にはハタの仲間ですが、その水揚げ量の少なさと鮮やかな赤色の体、そして食味のよさから高級魚のひとつに数え上げれています。現在では、少しずつ養殖も始まっており、今後さらに知名度が高まりそうです。

また、アカジンはその食べ方・活用方法が多岐に渡るという特徴もあり、新鮮なものは刺身でもかなり美味しいですが、汁物やソテー、揚げ物など色々な食べ方で楽しむのもよさそうです。そんなアカジンの旬は初夏〜秋にかけてですが、年間を通して食味のよい魚として知られており、淡白ながらも旨味のある身は多くの人に好まれています。

そんなアカジンは大きいものでは体長1m以上、体重10kg以上に逹するものも少なくありません。そしてその食性は基本的に肉食で、回遊魚や甲殻類、軟体動物などを幅広く餌とするようです。釣りでゲットするためにはアジやグルクンなどを餌にするのがよいとされていますが、一般的にアカジンは岩陰などを好み生息するという習性があります。

アカジンって何種類あるの?

お伝えしたように主に沖縄県で漁獲されるアカジンは高級魚のひとつであり、その上品な身は刺身にしても楽しむことができます。そんなアカジンは限定的ではあるものの関東にも流通して楽しむことができるため、ぜひそのレシピを覚えて、さまざまな料理として堪能したいものです。そんなアカジンは、類似した魚との違いも知って楽しみましょう。

アカジンはハタ科の中でもスジアラ属に分類される魚ですが、スジアラ属は現在日本では3種類ほどが知られており、赤みを帯びた体色のものだけでなく時折暗色のものが釣れることもあるようです。同じスジアラ属の魚としてはコクハンアラが挙げられますが、このコクハンアラはスジアラとは異なり胸ビレが黒いという特徴があります。

しかしこのコクハンアラも含めて沖縄の一部の地方ではアカジンと呼ばれることもあるなど、その名称の解釈は地方によってやや異なるので注意が必要です。また、アカジンはアカジンミーバイと呼ばれることもありますが、沖縄には他にもハタ類を意味するミーバイと名前につく魚が多いため、これらとの違いも理解して楽しんできましょう。

アカジンと他のミーバイとの違いについては詳しく後述しますが、アカジンは同類の魚の中でも最高級のものとして扱われています。そんなアカジンは刺身の作り方やその他の料理のレシピなども覚え、さまざまな方法で楽しんでいきましょう。

アカジンミーバイとの違いは?

お伝えしたようにアカジンはハタ科の海水魚であり、日本では沖縄を中心に親しまれているようです。そんなアカジンと類似した名称としたアカジンミーバイというものも沖縄などではよく聞くものですが、このアカジンミーバイとアカジンの違いとは何なのでしょうか?

アカジンミーバイの名前の由来とは?

アカジンとアカジンミーバイはどう違うのかと首を傾げてしまう人もいるかもしれませんが、実はアカジンとアカジンミーバイは同じ魚のことを指しています。つまり、アカジンミーバイの略称がアカジンであり、どちらも他の地域ではスジアラなどと呼ばれている魚のことを指しているのです。

実はミーバイというのが沖縄ではハタのことを指し、アカジンミーバイ以外にも実にさまざまな種類のハタ科の魚がいるようです。そのため、アカジンミーバイのアカジンとはミーバイの中でもスジアラの特徴を表す言葉であることがわかりますが、沖縄ではジンはお金のことを指しお金になる高級な赤いハタのため、アカジンミーバイのようです。

また、アカジンミーバイは漢字も含めて赤仁ミーバイと表記されることもありますが、略して頭だけをとりアカジンと呼ばれることも少なくありません。そんなアカジンミーバイは由来をお伝えしたことからもわかる通り値段の高い高級魚のひとつですが、その値段や刺身にするときの作り方などもチェックし美味しく楽しみましょう。

アカジンミーバイ以外のミーバイとの違いとは?

お伝えしたようにアカジンミーバイのミーバイとは沖縄でハタのことであり、アカジンミーバイ以外にも実にさまざまな種類が存在しています。しかし、ミーバイの中でも特に値段が高く最高級と言われている魚こそがアカジンミーバイであり、他のミーバイとは違い真っ赤な体をしていることから、他のミーバイと混同することは少なそうです。

しかし、他の種類のミーバイもなかなか高級なものとして取り扱われることも多く、特に大型のものとしてはアーラミーバイが挙げられます。こちらはアカジンミーバイとは打って変わって黒いボディに白い斑点がついているのが特徴的ですが、2m以上200kg以上の巨体になることもあります。しかし、刺身や鍋などにするとかなり美味のようです。

他にも紅白の縞模様が鮮やかなハンゴーミーバイはよく釣れる上に塩焼きなどで広く親しまれている魚ですが、沖縄での名称以外の一般的な和名としてはアカハタという名前になっています。ほかには、ヒョウ柄が特徴的なイシミーバイなどもいますが、アカジンミーバイと区別が難しいのはこれらではなく、バラハタと呼ばれる魚です。

バラハタはアカジンミーバイ同様にハタの一種である上にアカジンミーバイ同様に赤い色をしていますが、アカジンミーバイとは異なり有毒なので注意が必要です。しかし、アカジンミーバイとは違いヒレの後ろなどが黄色くなっているため、その特徴も把握した上でアカジンミーバイと見分け、適切に処理してそれぞれを楽しんでいきましょう。

アカジンの値段はいくら?

アカジンは沖縄を中心に食用として楽しまれている魚ですが、高級魚のひとつに数え上げられることも少なくありません。そんなアカジンは実に色々な食べ方で楽しめるため、新鮮なものは刺身にして残りはあら汁にしたりするのもアリですが、やはり気になるのはその値段でしょう。

アカジンの一般価格は?

アカジンは沖縄ではアカジンミーバイと呼ばれることもあり、他のハタ類に比べてかなり高級で美味しいとも言われています。そんなアカジンは沖縄で主に食べられることが多いですが、沖縄では他の地域に比べてかなり安くアカジンを入手できるとはいえ、やはりその価格は一キロあたり1200〜2000円が平均となっており、かなり高めです。

お伝えした通りアカジンは大きいサイズのものであれば10kg以上の大型になることも少なくないため、一匹あたりの価格は1万円以上になることもあります。やや小さめのサイズのアカジンでも6000〜8000円となることは少なくないため、アカジンの値段は決して安いとは言えないかもしれません。やはり、アカジンは高級魚のひとつだと言えます。

アカジンと同じくハタ科の魚には高級魚が多く、ハタ科の中でもひときわ高級な魚として知られているのがクエであり、クエの値段は一キロあたり3000円を超えることもあります。そんなクエの値段には及ばない上に知名度的にもクエより低いと言えるアカジンですが、沖縄を代表する高級魚であり刺身や汁物、煮付けなど様々な形で楽しめます。

アカジンは沖縄三大高級魚?

お伝えしたようにアカジンの値段は一キロあたり2000円以上することも珍しくなく、大型のものでは一尾あたり1万円を超えるというケースも少なくないようです。そんなアカジンは主に沖縄で漁獲されるハタ科の魚ですが、実は沖縄三大高級魚に数え上げられています。珍しい魚の多い沖縄では、他の地域では見られない高級魚が多く存在します。

そんな沖縄の高級魚の中でも特に高級度が高い三つの魚のひとつとしてアカジンは数え上げられています。三大高級魚のあと二つの魚はアカマチの名前で親しまれているハマダイ、マクブーの名前で親しまれているシロクラベラが挙げられます。どちらの魚もアカジン同様に刺身にして楽しむことができ、それぞれ上品な味わいが特徴的です。

特にシロクラベラは沖縄県外では取引されておらず沖縄県限定で楽しめる高級魚として知られていますが、アカジンは限定的ながらも都内などでも楽しめることがあります。そんなアカジンはやはり新鮮なものは刺身として楽しむことができますが、その作り方を具体的にチェックしておけばえも言われぬ味わいの刺身を堪能できるでしょう。

アカジンは刺身料理が美味しい!

値段もかなり高値になるアカジンは、実は沖縄三大高級魚に数え上げられるほど高級な魚として知られています。そんなアカジンは煮込み料理や汁物料理などさまざまな食べ方で楽しめるものですが、やはり最もおすすめとなる食べ方は刺身だと言えます。そんなアカジンの刺身を最高な状態で楽しむべく、その作り方をマスターしましょう。

アカジンの刺身の作り方1:ウロコ取り・内臓除去

アカジンはハタ科の魚の中でも特に高級なものとして取り扱われることも多いですが、刺身にするその方法をマスターしておけば、最高に美味しい状態を堪能できるでしょう。高級魚だからこそ、やはり刺身にして素材の味をとことん楽しみたいものです。そんなアカジンを刺身にする手順としては、基本的に他のハタ科の魚と一緒になります。

アカジンを含むハタ科の魚はかなり大型な上に骨も硬いという特徴があるため、そのことを踏まえた上で適切な方法でカットする必要があります。しかし、手順としては基本的に他の魚を刺身にするときのさばき方と同じであり、まずはウロコをこそげとった上で内臓を除去しましょう。ウロコはたわしなどを使って汚れとともにしっかり落とします。

それから、尻尾の元から包丁を入れて頭の方までまっすぐに引き、腹を開きます。アカジンはかなり大型の魚だと言えるので、しっかりと身をおさえて包丁がすべらないようにし、まっすぐに頭の方まで腹を開きましょう。それから内臓を摘出することになりますが、エラの部分をおさえて引っ張れば大方の内臓も一緒に取り出すことができます。

エラを手で引っ張り出せない場合にはエラの根元を包丁で切り落とすのもアリですが、内臓は破片などもできるだけ残らないようにブラシなども駆使して取り出し、アカジンの内部を綺麗にしましょう。血合いが残っていると刺身にしたときのクオリティに影響が出るためブラシなどをうまく使って落とし、それから水で細かな汚れも流します。

アカジンの刺身の作り方2:3枚おろし

アカジンの刺身の作り方としてはまずウロコを落としてエラ・内臓類をしっかりと除去することから始めますが、そのあとはまず頭を切り落としましょう。大型のアカジンは頭もかなり大きめになり、切り落とすのにやや力を要する場合もあります。そのため、えらを落とした根元から包丁を丁寧に深く入れていき、頭全部をしっかりと落としましょう。

頭を切り落とせたらいよいよ3枚おろしにしていきますが、まずは背中側から中骨に沿って包丁を入れましょう。それから中骨に当たるまで包丁を入れ、同じような要領で腹側からも包丁を中骨まで入れましょう。こうして背中側と腹側の身が骨を残して離れた状態になったため、あとはしっかりとおさえた状態で中骨を切り落とします。

この過程においてはかなり力を要するので、できるだけ慎重に行いましょう。同じような要領で反対側もおろすことで3枚おろしが完成します。通常の3枚おろしに比べてかなり力と時間が必要になるかもしれませんが、妙な方向に力を入れすぎても早くおろせるわけではないため、あくまで適切な方向に包丁を使い丁寧にさばきましょう。

アカジンの刺身の作り方3:食べやすい大きさにカット

アカジンは値段もかなり高くなることのある高級魚のひとつですが、だからこそ適切な方法でカットして食感も風味も最高に良い状態で刺身として楽しみたいものです。3枚におろした状態では刺身だけでなくムニエルなどにも活用できるのでここまでは他のアカジン料理の場合でも参考にしたいですが、刺身にする場合はここからさらにカットします。

3枚おろしにしたアカジンはそぎ切りにしていくのが望ましいですが、包丁は根元を使い手間に引くのが正しいやり方だと言えます。そして左側から右側に徐々に切っていくことになりますが、包丁はやや寝かせて根元を使い、手間に引いてそぎ切りにしていきます。白身魚の一種であるアカジンは、そぎ切りにすることで美味しく楽しめるでしょう。

そぎ切りにするときには左手でアカジンをおさえて右手で包丁を動かすことになりますが、おさえている左手の下を包丁が通るようなイメージで行うと、薄く均等にそぎ切りにしやすいものです。アカジンは3枚おろしにするまではなかなか力が必要かもしれませんが、そぎ切りにする過程においては他の魚同様に繊細な作業になることでしょう。

そぎ切りにしながら重ねていき、薬味などともに皿に盛りつけたらアカジンの刺身の完成となります。アカジンは淡白ながらも凝縮された旨味を感じることのできる白身魚ですが、甘めの醤油と合わせてもよいですしわさびなどと一緒に食べるのもアリでしょう。自分好みの食べ方をみつけ、自分なりの方法でアカジンの刺身を堪能しましょう。

アカジンの美味しい食べ方を紹介!

お伝えしたようにアカジンは値段も高くハタ科の中ではかなり高級魚に数え上げられている魚ですが、刺身にするときはお伝えしたようなさばき方も参考にしてみてください。フレッシュなアカジンは沖縄の料亭や居酒屋などで美味しい刺身を堪能できますが、実は刺身以外の料理にも広く活用できるため、ぜひ家でも気軽に楽しみたいものです。

まずは汁物から

アカジンの刺身以外の料理・食べ方としてまず紹介したいのは、汁物です。アカジンは色々な食べ方で楽しめるというのが利点のひとつですが、汁物であればあまり大型のものでなくても活用できる上に初心者でも失敗することが少ないのも魅力的です。また、刺身にしたあとでその他の部分を活用して出汁にし、味噌汁などにするのもアリでしょう。

アカジンを活用した汁物料理の筆頭としてまず挙げられるのは、白味噌でシンプルに味付けしたアカジンのあら汁です。アカジンのあらからはかなり濃厚で余韻もよい旨味成分がとれるので、ぜひ豪快に活用してあら汁にしてしまいましょう。値段もやや高めで高級魚のひとつに数え上げられるアカジンだからこそ、上質なあら汁が出来上がります。

あら汁にするときには、アカジンのあらをぶつ切りにしておきます。鍋一杯分を作るときはだいたいアカジンを一匹分使うのがおすすめとなり、濃厚めの美味しいあら汁が出来上がることでしょう。アカジンのあらをぶつ切りにしたらあとは沸騰したお湯に入れてあらを煮込んでいき、適度にアクを取りながら旨味成分を抽出していきましょう。

アクが適度に取れて汁の色も変わってきたら、白味噌を加えて味を調整していきます。やや穏やかな味わいの白味噌だけでもアカジンからしっかりと出汁がとれていればかなり美味しいあら汁となりますが、風味づけをより豊かにするためには刻みネギなどを加えるとよいでしょう。こうするだけで、普段食べているあら汁より濃厚なあら汁が完成です。

このようにアカジンは案外簡単に汁物として活用することができますが、もちろん鍋にしても大人数で楽しめるのでおすすめとなります。アカジンは白身魚の一種ですから鍋の中でもちり鍋が特におすすめであり、白菜や春菊などの葉物野菜、大根などの根菜や豆腐などとともにアカジンの切り身を活用し、優しい味わいで仕上げてみてください。

アカジンを焼いて食べてみよう

アカジンを使ったおすすめの料理としてはまず、やはり刺身が挙げられますが、高級魚で値段も高いからこそアカジンは焼いても美味しく食べることができます。値段もなかなか高く高級であるがゆえにアカジンを焼いたり煮込んだりする食べ方を毛嫌いする人もいますが、上質な旨味があるからこそ焼いても間違いない美味しさとなるのです。

アカジンはバターを使ってムニエル風にシンプルなソテーにするのが最も美味しいと言われていますが、自分好みの味に仕上げる場合でもできるだけシンプルな食べ方にするのがポイントだと言えるでしょう。シンプリにバター焼きにするときには一匹を丸ごと焼くと美味しいですが、大きさによって半分にカットするのもよいかもしれません。

また、下準備としてはしっかりと尻尾やヒレのぬめりを取り除いておくのが重要となります。それから塩と小麦粉をアカジン全体に満遍なくまぶしておきましょう。それからまずはフライパンでオリーブオイルを使ってスライスしたにんにくを炒めておきます。このようにしてガーリックの香りがついた油で、まずはアカジンを焼いていきます。

まずはほんのりと両面に焼き色がつくまでアカジンを焼いていき、焼き色を確認してから白ワインまたは料理酒などを加えましょう。こうすることでより風味豊かなアカジン焼きに仕上がります。こうしてからは蓋をして蒸し焼きにし、しっかりとアカジンの内部にまで火を通します。お酒の量が減ってきたら、続いてバターを投入して絡めます。

フライパンの底にある煮汁を表面にかけつつバターを溶かし、全体に均等に味がいきわたるようにします。ほどよく煮詰めたら完成となり、あとは皿に盛り付けてから先ほど炒めたおいたガーリックスライスとレモンをトッピングすれば、あとは美味しく食べるだけです。このように、他の魚とだいたい同じ手順でアカジンは焼いて楽しむことも可能です。

アカジンを蒸して食べてみよう

アカジンは汁物にする食べ方やソテーなどの料理もかなりおすすめですが、蒸すことで旨味を閉じ込めてヘルシーに楽しむこともできます。白身魚はきのこなどの具材と一緒にホイル蒸しにしても美味しく楽しむことができますが、アカジンも他の白身魚同様にお酒やポン酢などのシンプルな調味料で気軽に美味しく蒸し料理を楽しめるでしょう。

アカジンをホイル蒸しにするときにはまず、しめじなどの好きなきのこ、玉ねぎ、わかめなどの具材を揃えましょう。それからまずは玉ねぎの皮を剥いて食べやすい太さの薄切りにしておきます。玉ねぎをアカジンと一緒に蒸すことで玉ねぎ由来の甘みとアカジン由来の旨味を一緒に楽しむことができるので、かなりおすすめの組み合わせでしょう。

それからしめじなどのきのこ類は根元の部分を切り落としてた上で、食べやすい大きさにほぐしておきます。きのこからも特有の風味を抽出することができますが、その風味は白身魚のそれとよくマッチするでしょう。それからアカジンは切り身にして、だいたい3〜4つの切り身を一回分として活用して、アルミホイルで蒸すのがベストです。

まずはアカジンをアルミホイルの上にのせて、そこに先ほどカットしておいたしめじなどのきのこ類と玉ねぎものせます。そしてその上に、乾燥わかめもトッピングしましょう。一箇所に固まらないようにできるだけ全体に広がるように具材をのせるようにしてください。それから料理酒を適量かけてからフライパンにのせ、ゆっくりと蒸していきます。

アルミホイルは閉じた状態でしっかりと旨味を閉じ込めるのが望ましいですが、時折様子をみながら蒸し具合を確認して蒸し加減を調整していきます。ちょうどよく蒸し焼きにできていたらポン酢を加えて火を止め、少ししてから皿に移して食べましょう。醤油やみりんなどでも美味しいホイル蒸しができますが、ポン酢を使えば時短になります。

アカジンは煮付けにしても美味しい

アカジンのおすすめの食べ方としては刺身以外にもソテーやあら汁などが揚げられますが、白身魚ということで煮付けにしても間違いのない味を楽しむことができます。白身魚の煮付けは家庭的な料理のひとつとして広く親しまれていますが、いつも作っているような味付けでアカジンも煮付けにすることで、刺身とは違った味を楽しめるでしょう。

アカジンミーバイはハタ科の魚の中でも特に高級なものとして取り扱われており、その値段も一般的な魚に比べるとやや高めです。アカジンは鮮やかな赤色のボディが特徴的ですが、だからこそまるまる煮付けにしたときにかなり見栄えもよくなるので、ホームパーティや何かのお祝い事のときにアカジンを煮付けにして楽しむのもアリでしょう。

アカジンは下処理をして内臓をしっかりと抜いておきます。内臓が綺麗に取り除かれていないと煮付けにしたときに臭みなどを感じる原因にもなりかねないため、綺麗な状態で楽しむためにもアカジンの下処理はしっかりと行っておきましょう。その状態でアカジンをまるまる一尾使って煮付けを作りますが、まずは調味料を沸騰させます。

アカジンの煮付けを作るときの調味料としては、酒・醤油・砂糖・みりん、そして出汁昆布と生姜が望ましいでしょう。生姜は薄切りにして数枚を使用します。まずは全ての調味料を水と混ぜ合わせて鍋にかけ、沸騰させます。沸騰してからアカジンを鍋に入れますが、まずは皿に盛り付けたときに表側になる方を下にして煮込んでいきましょう。

それからキッチンペーパーなどをうまく活用して落し蓋にし、アクをとりつつ煮汁をかけながら20分ほど煮込んだら完成となります。もちろんこの煮付けのレシピはほんの一例であり、魚の煮付けは各家庭ごとに定番の味もあると思いますが、その定番の味付けをアカジンに応用するだけでもいつもとはちょっと違う美味しい煮付けになるでしょう。

アカジンは揚げても美味しい

アカジンは刺身以外では焼いたり蒸したりする食べ方もよいですが、思い切って揚げ物にしてみても他の白身魚とは違った美味しさを味わえることでしょう。アカジンミーバイは唐揚げにすることで他の食べ方・料理では味わえない食感を堪能できますが、揚げ物にすることでお酒のおつまみとしてもかなりぴったりのものが完成することでしょう。

アカジンを唐揚げにするときには、まず、アカジンを食べやすい大きさに切りましょう。唐揚げにするときはあまり大きすぎると食べづらくなりますし、小さすぎると食べ応えに欠けるのでほどよい大きさにカットすることが肝要となります。適当な大きさに切ったアカジンは、続いて下味をつけるために調味料に漬け込むことになります。

この下味によって唐揚げの根幹をなす味が決定するのでかなり重要なプロセスですが、シンプルに酒と醤油だけでも美味しい唐揚げが出来上がります。アカジンは値段もかなり高くなる高級魚のひとつですが、アカジン自体もかなり強い旨味をもっているので、酒と醤油のシンプルな組み合わせでぜひアカジン特有の旨味を引き出してみましょう。

アカジンを酒と醤油に漬け込んでおく時間はだいたい10〜20分ほどでよいでしょう。漬け込んでしっかりと下味がついたらいよいよアカジンに片栗粉をつけて揚げてきます。アカジンの切り身には満遍なく片栗粉をつけて、できるだけムラがないようにします。その上で180度ほどに油の温度を設定して、サクッとした食感になるように揚げましょう。

このようにアカジンは揚げ物にした食べ方もおすすめとなりますが、かなり食べ応えがある料理として楽しむことができます。アカジン本来の味をまず試したいのであればやはり生の状態で食べる刺身が最もおすすめかもしれませんが、アカジンは唐揚げにしても他の白身魚では出せない味わいを楽しめるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

アカジンを美味しく料理してみよう

今回は、沖縄を中心に親しまれているアカジンに関して、アカジンミーバイとの違いやアカジンを使った具体的なレシピ、刺身としての食べ方などを含めて詳しくみてきました。ハタ類の魚の中でもアカジンミーバイは高級魚のひとつに数え上げられており、刺身料理で堪能できるのはもちろん、刺身以外の料理としても幅広く活用できるようです。

アカジンミーバイは沖縄以外の地域ではあまり見かけることは少ないかもしれませんが、活用法はかなり幅広いので、外食だけでなく家でもぜひ気軽にアカジン料理を楽しみたいものです。高級魚のひとつであり値段はかなり高くなることもありますが、その値段に見合った美味しさをも兼ね備えているので、色々な食べ方で楽しんでみましょう。

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