2022年08月03日公開
2024年11月27日更新
ピスタチオの上手な食べ方・殻の割り方は?食べる際に注意すべき点も紹介
最近お菓子やスイーツなどでよく目にするピスタチオ。殻付きにも挑戦したいけれど、食べ方が分からないという方も多いのではないでしょうか。ピスタチオのカロリーや糖質などの栄養価、上手な食べ方など、ピスタチオを食べる上で気になることをまとめましたのでご覧ください。
目次
お菓子やスイーツでピスタチオは食べたことがあるけれど、そのままのピスタチオは食べ方が分からず食べたことがないという方は多いのではないでしょうか。
本記事では、ピスタチオの上手な食べ方から保存方法、食べる時の注意点に加え、ピスタチオを使った料理のレシピについてもご紹介しています。
この記事を読むことでピスタチオについての基礎知識を身につけることができ、食べ方が分からず手が出なかったという方はその克服になります。また、そのまま食べるだけでなく応用したレシピも役立つでしょう。
ピスタチオに挑戦してみたいという方は、ぜひ読んでみてください。
ピスタチオとは?
ピスタチオとはウルシ科カイノキ属の落葉樹のことです。または、その木になるナッツのことを指します。
主にイランやアメリカで栽培され、味は独特な風味があり、栄養価が高いことからナッツの女王と呼ばれています。その高い栄養価やカロリーについて詳しくご紹介します。
ピスタチオの栄養価は?
ピスタチオに含まれる栄養素は主に、ビタミンB1やビタミンB6、カリウム、タンパク質、鉄、銅、食物繊維などがあります。カロリーは100グラムあたりで615キロカロリー、糖質は11.7グラムです。
ピスタチオ1粒の殻をむいた可食部分は約0.5グラム程になり、カロリーは約4キロカロリー、糖質は約0.05グラムになります。
出典:ピスタチオ - カロリー/栄養成分/計算|カロリーSlism
参照:https://calorie.slism.jp/105026/
品種はなんと100種類以上!
実はピスタチオにはさまざまな種類があり、ピスタチオの主産地であるイランには約100種類以上の品種ががあると言われています。
代表的な品種として知られているのが、ファンドギという丸みを帯びた形のピスタチオです。イランで生産されている品種の約50パーセント以上を占めています。そして、ファンドギに比べて大きく細長い形をしたカレグチという品種は、約4000年以上前から栽培されている歴史があるピスタチオです。
また、細長い形が特徴的なアーマドアガイやアクバリという品種もあります。更に、最高級のピスタチオとして有名なのがグリーンカーネルです。ローストされていない貴重なピスタチオで、鮮やかな緑色と豊かな香りが特徴で、食べ方としては高級菓子やケーキなどに使用されています。
ピスタチオの上手な食べ方は?
ピスタチオの食べ方で他のナッツと違う点としては、殻に覆われていることです。殻が硬そうでなかなか手が出なかったという方や、ピスタチオの殻むきに苦闘してきた方は上手な食べ方をご紹介しますので、参考にしてみてください。
ピスタチオの殻の割り方
ピスタチオは基本的には手で簡単に殻がむけるのですが、中には硬くて手でむきづらいものもあります。少しでも殻の割れ目に隙間があるピスタチオの場合は、割れ目に別のピスタチオの殻を差し込んで軽くひねることで簡単に割ることができます。
また、全く割れ目に隙間がないピスタチオの場合は、ペンチなどの工具を使うことで殻を割る食べ方があります。
ピスタチオの薄皮の剥き方
ピスタチオは緑色の実が茶色い薄皮に包まれおり、この薄皮には食物繊維が含まれていて身体に良い為、そのまま食べる際には薄皮ごと食べる方がおすすめです。しかし、スイーツ作りに使用する際などは薄皮をむく作業が必要になります。
ピスタチオの薄皮は、鍋で沸騰したお湯の中にピスタチオ100グラム程を入れ、箸で軽く混ぜながら15秒から20秒程茹で、ザルに移し皿に広げて粗熱を取り、1粒ずつ手で皮をむいてくことで綺麗にむけます。
茹でたピスタチオを水にさらさないことと、茹でた後は早めに皮をむくことがポイントです。
ピスタチオを使ったレシピ3選
ピスタチオを使った料理にも挑戦してみたいという方や、ピスタチオをそのまま食べるのには少し飽きてしまって違う食べ方が知りたいという方におすすめのレシピをご紹介します。ピスタチオの新たな食べ方による魅力に出会えるでしょう。
1:万能スパイスナッツ!デュカ
スープの仕上げに。
ブレッドのお供にオリーブオイルと。 または蜂蜜と混ぜ合わせておやつに。 アーユルヴェーダではナッツは滋養を与える食物と言われています。 ナッツやスパイスの賞味期限は比較的長いですが酸化してしまうと風味も落ち、なんだか元気のない香りになってしまう。 たとえ新しく買ったナッツだとしてもロースト(火)を通すことで再び香りと油分が生き返るので、大量に作って保存というよりは早めに食べられる量でコンスタントに作っていくことをおすすめします。
複数のナッツとスパイスで作るシーズニングソルトのデュカは、サラダにトッピングしたり、オリーブオイルと混ぜてパンにのせたりと、色んな食べ方ができる万能調味料です。デュカを使ったオリジナルの食べ方を自分で見つけるのもおすすめです。
2:ピスタチオドレッシング
ピスタチオのグリーンが綺麗なドレッシングです。材料全てをフードプロセッサーで混ぜるだけで完成するので、とても簡単にできます。フルーツサラダにかけるのもおすすめの食べ方です。
3:濃厚な香りと口溶け感がたまらないピスタチオチーズケーキ
成城石井のポリコムピスタチオスプレッドを使用している、ピスタチオの風味豊かなレアチーズケーキです。なめらかなクリーム状のスプレッドなので、パンに塗る食べ方だけではなくピスタチオデザート作りにも使用できます。
ピスタチオを食べる際に注意すべき点は?
ピスタチオはとても栄養価の高い食品ですが、食べる際に気をつけたい点もあります。どんな点に注意するべきなのかをご紹介します。
カビ毒がついてる可能性がある
ピスタチオは通常茶色い薄皮と鮮やかな緑色の実ですが、薄皮に白い斑点があったり一部が黒くなっていたりすることがあります。これは、ピスタチオがカビている時であり、アフラトキシンという発がん性もある毒カビですので、口にしないようにしましょう。
また、市販されているピスタチオはローストされているものが多いのでカビがつくことは稀なのですが、生のピスタチオにはカビがつきやすいので早めに食べ切ることが大切です。
食べ過ぎはNG
ピスタチオは栄養価が高く他のナッツに比べればヘルシーと言われていますが、カロリーと脂質が高いのも事実です。食べ過ぎればカロリー過多となり太ってしまいます。また、脂質も取りすぎると皮脂の過剰分泌を起こし、肌荒れやニキビを引き起す原因になることもあります。そして、豊富な食物繊維も摂りすぎると消化不良を起こし、腹痛や下痢の原因となります。
ピスタチオは美味しいのでついつい食べ過ぎてしまいがちですが、食べ方を守り1日に食べる量を15〜20粒程度に抑えましょう。
ピスタチオの旬
ピスタチオは1年中スーパーやコンビニに並び、いつでも買うことができるのですが、実はピスタチオにも旬があり、実が赤くなる9月から10月頃とされ、この時期に実が収穫されます。
ピスタチオの保存方法とは?
ピスタチオは長期保存しやすい食べ物ですが、正しい保存方法はあるのでしょうか。ローストされたピスタチオと生のピスタチオ、それぞれの保存方法をご紹介します。
ローストしたピスタチオ
一般的なローストされたピスタチオは、1度開封されて空気に触れると酸化が進み、痛みやすくなってしまいます。空気が触れないように密封袋や密封された瓶などに入れて、冷蔵庫で約6ヶ月程は保存可能です。
生のピスタチオ
生のピスタチオは水分量が多く、カビやすいので注意しましょう。生のピスタチオも酸化しやすいので、空気に触れないように真空状態にして冷蔵庫で保存しましょう。約3ヶ月程保存可能です。
自分に合ったピスタチオの食べ方を見つけよう
ピスタチオは手軽に栄養補給でき、私たちの健康的な生活を維持してくれるスーパーフードです。適度な量を守ることが大切で、そのまま食べたり料理に使ったりとさまざまな食べ方で、楽しく食生活に取り入れてみてください。