2022年01月11日公開
2024年11月17日更新
ミートローフとハンバーグの違いを調査!基本の作り方とポイントを紹介
ミートローフとハンバーグの違いについて解説します。ミートローフは豚肉を多く使うなど、ハンバーグとの細かい違いや焼き方の違いについてまとめました。料理の名前の由来や基本的な作り方、オーブンを使わない簡単レシピなども紹介します。
目次
ミートローフとハンバーグの違いについて解説!
ミートローフとハンバーグは似たような材料を使った料理ですが、何が違うのかいまいちわからないという人もいるのではないでしょうか?本記事では、ミートローフとハンバーグの違いについて解説します。それぞれの基本的な作り方も紹介しているので、いま一度作り方をチェックしてみましょう。
ミートローフとハンバーグの違い
名前の由来
ミートローフは英語で「meatloaf」と書き、「meat」と「loaf」が組み合わさった言葉です。「loaf」はパンが起源になっており、切り分けて食べるようなケーキやパンの名前に主に使われています。
ミートローフも四角い型でひと塊にして作られるため、「ローフ」の名前がつくようになりました。ドイツからの移民がアメリカに来た際に作ったのが始めとされており、今ではアメリカで日常的に食べられる料理となっています。
一方のハンバーグは、もともとドイツのハンブルグで作られた料理でした。ハンブルグの「タルタルステーキ」という名前の料理が移民とともにアメリカへ渡り、その後「ハンブルク風ステーキ(ハンバーグステーキ)」という名前に変わったといわれています。
違い①お肉
ミートローフは最近では合いびき肉で作ることが多いですが、もともとは豚肉で作るのが基本の料理です。もちろん合いびき肉で作っても良いのですが、その場合は豚肉の割合を増やすと良いでしょう。
豚肉や牛肉だけでなく、羊肉を使うこともあるようです。ハンバーグの場合は合いびき肉を使うのがほとんどですが、その割合は牛肉と豚肉が7:3くらいの割合です。ミートローフとは逆に、牛肉を多めに使うのが一般的です。
違い②焼き方
基本的な材料は似ているハンバーグとミートローフですが、その焼き方に決定的な違いがあります。
ハンバーグは肉の形を丸く整えてフライパンで焼きますが、ミートローフは型に入れてオーブンで焼き上げます。型に詰める分型崩れする心配がなく、ハンバーグよりも大きめな具材を混ぜられるところが特徴です。
違い③食べ方
ミートローフとハンバーグの違いは、その食べ方にもあります。ハンバーグはすでに1人前ずつの大きさで成形されているため、そのままお皿に出してデミグラスソースなどをかけて食べます。
しかし、ミートローフは塊となって焼けるため、食べる前に端から人数分切り分けるという作業が必要になります。切り分けたらソースやケチャップをかけて食べますが、使うソースはグレイビーソースが一般的です。
ローストビーフの場合は切った肉にソースをかける食べ方くらいしかありませんが、ハンバーグの場合はソースやシチューに入れて煮込みハンバーグとして食べることもできます。
ミートローフとハンバーグの基本的な作り方
ミートローフの作り方
【材料】(4人分)
- 合いびき肉 500g
- 塩 小さじ1/2〜
- ナツメグ 適量
- 玉ねぎ 1/2個
- パン粉 15g
- 牛乳または豆乳 80cc
- ミックスベジタブル 50〜70g
- 溶き卵 1個
- ベーコン 7枚
- ゆで卵 3個
【作り方】
- パン粉を牛乳に浸しておきます。
- 玉ねぎをみじん切りにします。
- ひき肉に塩とナツメグを入れて、軽く混ぜます。
- 3に1、2、ミックスベジタブル、溶き卵を入れて混ぜます。
- パウンド型にベーコンを4枚敷き、4を半量入れます。
- 5の上にゆで卵を並べ、残りの4で卵を覆います。
- 市場鵺にベーコンを3枚並べます。
- 200℃のオーブンで35分焼いたら完成です。
基本的なミートローフの作り方を紹介します。こちらのレシピではミックスベジタブルで手軽に作っていますが、お好みの野菜を刻んで混ぜてもOKです。そのままでも食べられますが、ケチャップやデミグラスソースなどをかけるとさらに美味しくなります。
ミートローフを作るポイント
前述した通り、ミートローフは豚肉の割合を多くするのが作るときのポイントです。豚肉を多くするとことで、ふっくらとした仕上がりになります。市販の合いびき肉の割合がわからないときは、牛と豚のひき肉を同量買って混ぜて使うのがおすすめです。
また、ハーブを多めに使うことで、切り分けたときの香りが良くなります。ハンバーグには一般的にナツメグを使いますが、ミートローフはそれにプラスしてオレガノやバジル、タイムなどを使うと良いでしょう。
ハンバーグの作り方
【材料】
- 合いびき肉 200g
- 玉ねぎのみじん切り 100g
- 塩 小さじ1/4
- コショウ 少々
- 溶き卵 1/2個分
- パン粉 大さじ4
- 牛乳 大さじ2
- サラダ油 適量
【作り方】
- パン粉は牛乳に浸しておきます。
- フライパンにサラダ油を熱し、玉ねぎを入れて炒めます。
- 玉ねぎが少し茶色くなったら取り出し、粗熱を取ります。
- ひき肉に塩とコショウを入れてしっかりこねます。
- 肉に粘りがついたら1、3、溶き卵を加えて混ぜます。
- 5を2等分にして、空気を抜きながら成形します。
- フライパンにサラダ油を熱し、6を入れて真ん中にくぼみをつけます。
- 強火で両面を焼き固め、焼き色がついたら弱火にして蓋をします。
- 中まで火が通ったら完成です。
肉だねを成形するところからミートローフと作り方が変わりますが、ハンバーグは型に詰めない分形が崩れたりひび割れしたりすることがあります。
中に空気が入っているとひび割れしやすいので、しっかりと空気を抜いてから焼きましょう。フライパンで焼くと中まで火が通りにくいので、蓋をして蒸し焼きにするのがポイントです。
ミートローフとハンバーグのおすすめレシピ
和風ミートローフ
豆腐と鶏のひき肉で作る、ヘルシーな和風ミートローフのレシピです。味噌が入っているため見た目よりしっかりとした味で、白いご飯にもよく合います。少し置いて落ち着かせたほうが、焼き立てよりも切りやすくなります。
煮込みハンバーグ
まるで洋食屋さんで出てくるような、絶品の煮込みハンバーグを紹介します。煮込みソースには赤ワインを多く使っているため、コクと深みのある味わいになります。野菜も一緒に煮込めるので、栄養バランスも満点です。
フライパンで簡単ミートローフ
オーブンがなくても作れる、簡単なミートローフのレシピです。材料もコンソメなど身近にあるものばかりですので、思い立ったときにすぐに作れます。アルミホイルで隙間なくぴったり包むと、型崩れせずきれいに仕上がります。
ミートローフとハンバーグの違いは焼き方にある
ミートローフとハンバーグの違いについてまとめました。2つの料理は材料にはほとんど違いが見られませんが、焼き方や食べ方に大きな違いがありました。
ミートローフはハンバーグよりも見た目が豪華に仕上がるので、パーティーなどに使うのがおすすめです。両方の違いや特徴をおさえ、ミートローフとハンバーグを上手に使い分けてみましょう。