ハンバーグレシピの基本をマスター！肉汁をぎゅっと閉じ込めた美味しい作り方！

子供から大人まで幅広い層から人気のある洋食の定番といえばハンバーグです。家で作る方もいるとは思いますが、実際に自分で作ってみるとお店で食べるような肉汁が溢れ出る格的な味に中々上手く仕上がらない事も多いと思います。

インターネットの普及もあり、ハンバーグの作り方1つとってもレシピがたくさんあって、肉汁たっぷりの美味しいハンバーグを作る為にはどうすればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか？あるいは自分のオリジナルのレシピや具材等を何となく試してみて失敗してしまうという方もいるのではないでしょうか？今回は肉汁たっぷりの美味しいハンバーグの作り方の基本についてまとめてみました。

ハンバーグを作り方の前に重要になってくるのが肉選びです。どんなに優れたハンバーグの作り方を知っていても、それに適した肉がなければ美味しいハンバーグは作れません。美味しいハンバーグを作る為にも肉選びの基本を学びましょう！

ハンバーグで使う肉は挽き肉です。肉汁たっぷりのハンバーグに仕上げる為の挽き肉の選び方ですが、牛と豚の合挽きで牛肉の割合を全体の7割程にすると良いでしょう。挽き肉は新鮮な物をスーパー等で購入し保存する際は必ず冷蔵庫にしまいましょう。

常温に置いておくと肉が柔らかくなるイメージがあるかもしれませんが、肉が傷んでしまい衛生上危険ですので絶対にやめましょう。肉の準備が出来たら次は肉以外の材料や道具の確認と準備をしていきましょう。

ハンバーグに限らず、美味しい料理の作り方で重要なのが調理に使う道具です。その料理に適した道具がないと思ったような味に仕上がりませんし、逆に適したものを使えば調理の効率や仕上がりの味が飛躍的に向上します。ですので、調理に使う道具の選定は準備の中でも最も大事と言っても過言ではありません。

中でも大事なのがハンバーグを焼くフライパンです。熱の通り方でハンバーグの味の良し悪しが決まるので、本当に美味しいハンバーグを作りたいならフライパン選びは妥協なく行いたいものです。

フライパンには様々な種類があり、素材によって適した料理は異なります。大きさや形状に左右されがちですが一番の違いはフライパンの素材です。人によって多少の好みは分かれますが、ハンバーグに適しているのは熱が通りやすい鉄製や家なもの鋳鉄製のフライパンと言われています。ステンレスやテフロン製のモノは熱の火が通りにくく、調理に時間がかかり肉汁が漏れ出しやすいので避けた方が無難でしょう。

ハンバーグを作る工程で避けられないのが挽き肉や玉ねぎ等をこね合わせる事ですが、手が肉の油でヌメヌメになってしまうのが苦手という方もいると思います。実際に手を洗っても油の滑りというのは中々取れません。

素手で肉を合わせる事で、手の熱で肉の油が溶けていい具合に混ざり美味しく仕上がりやすくなる事も事実ではありますが、どうしても苦手という方はビニール手袋を使ってみましょう。コンビニや100円ショップ等で購入できますし、これを使用すればぬめりも気になりません。ゴム製の手袋も安価で購入出来ますがゴムの臭いが肉に移ってしまう事があるのでおすすめしません。

ハンバーグの作り方で大事なのは材料選びだと先にも説明しましたが、肉以外の材料も仕上がりに大きく影響します。ハンバーグを口にした時のジューシーさと食感を支えるのがいわゆるつなぎと呼ばれる食材の数々です。

ハンバーグを一口噛んだ時の芳醇な肉の香りを際立たせるのが玉ねぎです。玉ねぎの入っていないハンバーグなんてありえないと言ってもおかしくはないです。玉ねぎから滲み出る水分と挽き肉が合わさりジューシーな肉汁になるのです。玉ねぎは新鮮で甘味の強いものを使うのがポイントで、下ごしらえでみじん切りにして挽き肉と一緒に混ぜ合わせます。

玉ねぎをみじん切りにする際はフードプロッセッサーを使うと良いでしょう。みじん切りというのは中々手間ですし、これを使えば作業の効率が大幅にアップしますし、涙も出ないで済むのでおすすめです。

卵はハンバーグの仕上がりに大きく影響します。卵はハンバーグをふっくらとさせる役割があり、肉と玉ねぎ等の食材をつなぎ合わせてくれます。高いものを使用する必要はありませんが、出来るだけ新鮮なものを使うようにしましょう。

ふっくらとしたハンバーグに仕上げる為に大事なつなぎがパン粉です。パン粉も様々な種類がありますが、ハンバーグに適しているのは細目から中目のもので、生のタイプを使用しましょう。目が大きく乾燥しているパン粉だと中の油や水分をすってしまい、肉汁が滴るハンバーグに仕上がりにくいからです。

ハンバーグの作り方やレシピの中に良く出てくるのがナツメグです。何となく入れた方がいい気がするから入れてるという方もいたり、はたまた用意するのが面倒だから入れないという方も多いのではないでしょうか？

ナツメグはハンバーグの肉汁や食感には直接関係はしませんが、挽き肉の臭みを消したり香りをつける役割があります。せっかく美味しく出来たハンバーグが生臭かったら台無しですよね？美味しいハンバーグを作るためには材料がたくさん必要になってきますが、妥協せずにしっかりと準備していきましょう。

ハンバーグに使うスパイスはナツメグが王道ですが、他にもグローブやスパイスオールといったものもあり、非常に雑多です。慣れてきたら少し冒険して自分好みの香りを見つけて使ってみるのも良いかもしれませんね。

上で準備した食材をボールに入れて手でこねて混ぜ合わせていきます。ポイントは良くこねて、尚且つこねすぎずない事です。これだけ言われると「どっちなんだよ」と言いたくなるとは思います。この工程でよくこねないと焼き上がりが膨らまず薄いハンバーグになってしまいます。逆にこね過ぎると手の熱で肉の油が溶けきってしまい、口当たりがパサついてしまいます。

中々難しいですが、このこねる工程が美味しいハンバーグの作り方の決め手と言っても過言ではありません。材料の分量のレシピは、肉400gに対して、玉ねぎ200g、パン粉20g、卵1個、ナツメグ少々で調整しましょう。こねる時には塩を小さじ一杯入れると下味もついて、タネもよくなじむのでおすすめです。記事に少し粘り気がで出てきたら頃合です。

コネ終わったらタネをこぶし大の小判状に成型していきます。この時に力を入れてしまうと肉の中の空気が逃げて、仕上がりがふっくらとしないので気をつけましょう。手の中に丸い空間を作って肉を上下にポンポンと動かすのがコツです。

成型した肉ですが、焼く前に上部真ん中にへこみを作ってあげましょう。へこませる事は知ってるけど、なぜへこませるか知らない方がいると思います。理由はへこみを作る事で熱が均等に行き渡りやすくなり、ひび割れしにくくなり結果的に肉汁が中に閉じ込めやすいからなんです。

実際に焼いていきます。よく熱したフライパンに少量の油を挽き、くぼませた部分を上にしてタネを置いていきます。中火で3分焼き片面にしっかりと焼き色が付いたらタネをひっくり返しましょう。次に水を大さじ２杯程入れてから蓋をして3分蒸し焼きにします。

蓋を取ったらまたひっくり返して強火にし、水分を飛ばして仕上げます。ここで長く焼きすぎるとハンバーグの肉汁も漏れ出てしまうので焼き目がこんがりとしたら火を止めましょう。

ここまで美味しく出来上がったハンバーグですから市販のデミグラスソース等をかけても充分に美味しく召し上がれますが、チーズが好きな方はスライスタイプのチーズを乗っけてみても良いでしょう。ハンバーグの熱で溶けたチーズが肉汁とマッチして絶品です。

さっぱり味が好きな方は大根おろしと生姜ベースのソースを掛けた和風ハンバーグにしてみても良いでしょう。ハンバーグはソースのバリエーションが多いので、味に色んな変化が付けられるので飽きも中々こないです。

出来上がったハンバーグにお好みのソースを掛ければ肉汁たっぷりのハンバーグの完成です。人参のグラッセやフライドポテト等を付け合わせれば専門店顔負けなハンバーグにもなりますので是非試してみて下さい！

今回は肉汁たっぷりのハンバーグの基本レシピをまとめてみました。一度失敗した事がある方や普段料理をしない方は敬遠しがちですが、誰でも簡単に作れますので、興味のある方はこの作り方とレシピを参考にハンバーグを作ってみてはいかがでしょうか？