アルゼンチン赤エビとは？特徴や下処理の仕方・おすすめレシピも

アルゼンチン赤エビは、その名の通りアルゼンチンで育った天然エビの一種です。生でも加熱しても美味しいので、さまざまな料理に大活躍します。本記事では、アルゼンチン赤エビの特徴と下処理方法を詳しく説明します。おすすめレシピも紹介するので、併せてチェックしてください。

アルゼンチン赤エビは、通常のエビよりも赤みが強いのが特徴です。これは天然色素アスタキサンチンが、ブラックタイガーに比べて2倍以上含まれていることが原因です。アスタキサンチンは近年注目を集めている栄養素で、免疫力強化や、動脈硬化の改善、糖尿病予防、美肌などに効果を発揮します。

また旨味成分である遊離アミノ酸が豊富に含まれているため、生でも加熱しても美味しく食べられます。味噌にも濃厚な旨みがたっぷり詰まっているので、殻ごと加える鍋やスープは一段と美味しく仕上げられます。

アルゼンチン赤エビは、一般的に獲れたての鮮度をキープするために、船の上で急速冷凍されます。冷凍のものを購入してきた場合は、流水で解凍してください。解凍後は、出てきた水分をきれいに拭き取ることで、臭みを和らげることができます。

解凍できたらまず足を取り、殻をむきます。しっぽの手前の固い部分は残しておきましょう。背中に切り目を深めに入れ、背わたを取ったら軽く水ですすぎます。キッチンペーパーなどで水気を拭いたら下処理の完了です。

【材料】

• アルゼンチン赤エビ 4尾
• 塩こしょう 少々
• カリフラワー 1/4個
• パプリカ 1/4個
• マッシュルーム 4個
• にんにく 2片
• 鷹の爪 適宜
• オリーブオイル 80ml
• パセリみじん切り 適宜

1. アルゼンチン赤エビは背ワタをとり、塩こしょうを両面にふります。
2. 野菜ときのこは食べやすい大きさにカットします。
3. フライパンに(1)と(2)、にんにく、鷹の爪を並べて入れます。
4. オリーブオイルを注ぎ、赤えびの両面に火を通します。
5. パセリみじん切りをちらし、バゲットスライスを添えたら完成です。

スペインの定番料理、アヒージョをアルゼンチン赤エビで作った華やかなレシピです。エビに水分が残っているとオリーブオイルが跳ねるので、しっかりと水気を拭いておきましょう。じっくり弱火で火を通すことで、プリプリの食感に仕上がります。フランパンを添えて食べると、ビールやワインのおつまみに最高です。

【材料】

• 赤海老 6匹
• 長ネギ 1/2本
• おろし生姜 小さじ1/4
• 水 450ml
• だしパック 1袋　
• みそ 小さじ2

1. 長ネギは斜め薄切りにします。
2. 赤海老はキッチンバサミで頭をとり、背側に切り込みを入れ竹串で背わたを取ります。
3. 小鍋に水、だしパックを入れて煮ます。
4. 長ネギ、赤海老、おろし生姜を加えて3分煮ます。
5. 火を止めてみそを溶いたら完成です。

アルゼンチン赤エビが手に入ったら、一度は試して欲しい絶品味噌汁レシピです。赤エビに甘みがあるため、おろし生姜を入れることで味が締まってさらに美味しくなります。辛いものが好きな方は、仕上げに七味唐辛子を振るのもおすすめです。

アルゼンチン赤エビが主役のパスタレシピです。エビの頭も潰しながら焼いて、美味しいダシを引き出しましょう。ヒゲや足が気になる方は、ソースを濾してください。テーブルに映えるので、おもてなしにもぴったりです。

アルゼンチン赤エビは、天然エビの割に手頃な値段で買えるので、普段の食卓にも取り入れやすい食材です。味噌汁にしたり、パスタやアヒージョにするなど、和でも洋でもさまざまなバリエーションの料理が作れます。本記事で紹介したレシピに挑戦して、アルゼンチン赤エビの美味しさを堪能してください。