クレームダマンドとは？作り方や人気のお菓子レシピも紹介！

タルトやパイ、パンなどのフィリングとしてもお馴染みのクレームダマンドについてまとめました。自宅でもクレームダマンドが作れたら、いつものお菓子もぐっとランクアップします。本記事では、クレームダマンドの特徴や基本レシピ、上手に作るコツを解説します。基本的な作り方を把握して、美味しいお菓子作りに挑戦してみましょう。

クレームダマンドは、アーモンドクリームを意味するフランス語です。アーモンドパウダーにバター、砂糖、卵を配合して作られるクリームで、洋菓子には欠かせない材料のひとつです。ふんわり香るアーモンドの風味と、コクのある味わいが特徴で、タルトやパイ、パンなどのフィリングに使われています。

作り方が難しそうですが、基本的には混ぜるだけで作れるので、お菓子作り初心者も挑戦しやすいです。使用頻度が高いクリームになっているので、覚えておくとお菓子作りのバリエーションが広がります。

【材料】

• 卵 50g
• 砂糖 63g
• 無塩バター 63g
• アーモンドプードル 63g

1. 常温に戻したバターをボウルに入れ、泡立て器でクリーム状になるまで混ぜます。
2. 砂糖を2～3回に分けて加え、白っぽくなるまで混ぜます。
3. 溶き卵を3〜4回に分けて加え、その都度しっかり混ぜます。
4. アーモンドプードルを加え、ゴムベラでなじませるように混ぜたら完成です。

ボウルの中に材料を順番に入れ、都度しっかりと混ぜましょう。アーモンドパウダーにダマがある場合は、混ぜる前にふるいにかけておきましょう。アーモンドパウダーの粉気がなくなったら、出来上がりです。手作りしたクレームダマンドは、冷蔵庫で5日程度保存できます。

作った当日より翌日の方が、素材が馴染んで香りと味が良くなります。時間がある場合は、タルトなどに使う前日に作っておくとよいでしょう。すぐに使わない場合は、冷凍しておくこともできます。ラップに包んだ後、保存袋に入れ、2週間を目処に使い切ってください。

クレームダマンドは、バターと卵が分離しないように、しっかり乳化させることがポイントになります。バターは冷たいままだと混ざらないため、必ず常温に戻してから使いましょう。柔らかくなりすぎると逆に混ぜにくいので、作る30分前に冷蔵庫から出すのがおすすめです。

最初にバターに空気を入れるように泡立て器で混ぜながら、クリーム状にしてください。卵を混ぜるときは、少しずつ加え、完全に混ざってから次の卵を加えましょう。一度に卵を加えると分離してしまい、舌触りが悪くなるので注意してください。

香りをさらによくしたい場合は、アーモンドプードルをローストしておきましょう。160度のオーブンで5分程度ローストし、粗熱がとれてから使ってください。

クレームダマンドをマスターしたら、一度は作って欲しいいちごタルトのレシピです。甘酸っぱいいちごと、コクのあるクリームの組み合わせがたまりません。作り方は、カスタードクリームとクレームダマンドを1：1の割合で混ぜ、タルト生地にのせて空焼きします。

カスタードクリームを絞り、いちごを並べ、ミントでデコレーションしたら完成です。いちご以外に、マスカットやキウイ、ブルーベリーなどお好みのフルーツでアレンジもできます。季節のフルーツを使って、フレッシュなタルトを作ってみましょう。

クレームダマンドが余った時にも重宝するレシピです。材料を混ぜて焼くだけですので、簡単に作れます。安納芋の優しい甘さが病みつきになるでしょう。かぼちゃやクルミなど、お好みの具材に代えても楽しめます。一晩置くと、しっとりした食感に変化しますので、試してみてください。

お菓子やパイ、パンなどに幅広く使える、クレームダマンドの作り方を紹介してきました。簡単に作れますが、ちょっとしたコツで仕上がりに差が生まれます。まずは一度工程通りに作ってみてください。クレームダマンドを使ったお菓子は絶品です。作り方をマスターして、家族や友達にお披露目してみましょう。