2021年06月28日公開
2024年11月12日更新
中華料理やお菓子に使われる「浮き粉」とは?特徴や代用品も!
浮き粉の特徴や使い方について詳しくまとめました。浮き粉を使ったおすすめの美味しい料理やお菓子の人気レシピも、厳選して紹介しましょう。また、浮き粉がない時に代用できる食品も解説するので、ぜひ参考にしてください。
浮き粉の特徴や活用レシピを紹介!
今日は飲茶風のエビ餃子を皮から手作りしたった。
— 猫と時計*きせい (@nekototokei) August 19, 2019
あれよ。
ちゃんと浮き粉を通販して作ったんじゃよ……
飲茶が食べたいの…
家ではこれが手一杯。
セイロはダイソーとかのだと小さすぎるしねえ
ただもちもち皮めちゃくちゃうまい。 pic.twitter.com/io7C87HfYo
浮き粉は中華料理やお菓子などに使われる粉です。蒸し餃子の半透明の皮などは、まさに浮き粉の特徴が活かされています。本記事では、浮き粉の特徴やおすすめ人気レシピなどを紹介しましょう。また、上手な使い方や便利な代用品にはどのようなものがあるのかも伝授します。まだ、料理に使ったことがない方は、ぜひ参考にしてみてください。
浮き粉の用途や代用品
独特の食感で料理やお菓子作りに活躍
浮き粉が手に入ったので今日は明石焼きです。
— エドゥ (@eddoo_edu) April 28, 2018
三つ葉3束58円は嬉しいけど使い切る前に傷みそう… pic.twitter.com/JBIl9w7BIY
浮き粉は小麦粉からタンパク質の一種であるグルテンを取除き、残ったデンプンをさらに精製してできたものです。片栗粉に似たような質感があります。プルプルとした弾力のある食感が特徴で、料理をふんわり仕上げる効果もあります。それらの特徴を活かして主に使われる料理は、明石焼きや餃子の皮、水まんじゅうなどです。
浮き粉と他の粉物の違い
カスタードクリームには浮き粉を使うと良いと書いてあったから使ったが…
— MONO (@parkingmono) August 6, 2018
なんか粉っぽい(´・_・`) pic.twitter.com/CdGQynhPEU
浮き粉と似たような粉類に片栗粉や上新粉があります。片栗粉はカタクリの根茎からとれたデンプンのことです。中には、ジャガイモのデンプンで作られていることもあります。片栗粉の方がギュッギュッとした質感で、主に料理にとろみをつけたい時に使われます。
上新粉は乾燥したうるち米を粉にしたものです。歯ごたえのある食感に仕上がるのが特徴で、ういろうやかるかんのお菓子を作る時に使われます。
浮き粉の代用品
芝麻球(中華ごま団子)に初挑戦✨
— ラブラドライト (@lapiryo) June 20, 2020
浮き粉が無かったので小麦粉と片栗粉を混ぜたもので代用。
かなり良く出来た👍(自画自賛)
凍頂烏龍茶と一緒に美味しく頂きました🍵#お菓子作り #飲茶 pic.twitter.com/Pfym9MwwYn
浮き粉の代用は、同じデンプン質である粉を使うと良いです。例えば米粉、コンスターチ、片栗粉、タピオカ粉などで代用できます。しかし、同じデンプン質の粉でもそれぞれの特徴が異なるため、仕上がりが全く一緒にはならない可能性もあることを考慮しておきましょう。
浮き粉とほぼ同じように使えるのは、米粉とタピオカ粉です。ただし、タピオカ粉は冷たくなると硬くなる性質があるので、注意してください。
浮き粉を使ったおすすめレシピ
海老蒸し餃子
【材料】
(生地)
- 浮き粉:100g
- 片栗粉:10g
- 熱湯:150cc
- ラード(サラダ油でも可):2g
- 海老(殻を剥いた状態):100g
- たけのこの水煮:40g
- 豚ミンチ:30g
- A塩:小さじ1/2
- A砂糖:小さじ1/2
- Aごま油:小さじ1/2
- A卵白:7g
- A片栗粉:10g
- レタス:適量
【作り方】
- 海老は殻を剥いて半分に切り、背ワタを取り除きます。
- ボウルに1を入れて塩と片栗粉を加え揉み込み、水洗いして汚れを取ります。
- 2を粗めにみじん切りします。
- たけのこの水煮はみじん切りにします。
- ボウルに3、4、豚ミンチ、Aの材料を加え練り合わせます。
- 5をボウルごと高い所から数回落とし、空気を抜きます。
- ラップをかけて冷蔵庫で冷やしておきます。
- ボウルに浮き粉と片栗粉を入れて、熱湯を加えます。
- くっつきやすいので、菜箸などで混ぜ合わせます。
- 菜箸である程度まとまってきたら、さらに手で生地をしっかりまとめます。
- ボウルで生地を覆って10分間蒸らします。
- ラードを加えて、生地がなめらかになるまでサッと捏ねます。
- 12を棒状にしたら、17等分に切り分けます。
- 13の上からバットでおさえて、生地を伸ばします。
- 7のタネを14の皮で包んでいきます。
- お皿にレタスを敷いて、その上に海老餃子を並べていきます。
- フライパンに小皿を置いて、熱湯を注ぎます。
- 16をフライパンに入れて、中火で8分蒸して完成です。
もちっとした食感の皮と海老のぷりぷり感が絶妙な美味しさの、蒸餃子レシピです。豚肉を加えることで、ジューシーに仕上がります。生地はだんご粉のようにやわらかいので包みやすいです。少し破れやすいため、注意しながら包んでください。
包む時にひだを細かくすると、見た目も綺麗に仕上がります。フライパンを使いましたが、蒸し器を使用してもOKです。
大根餅
外はカリカリで中はもっちりの、大根餅の人気レシピです。本来は、型に流して蒸して切り分け、片栗粉を付けて焼きますが、面倒で時間がかかるのでお好み焼きを作るように焼きました。フライパンひとつで十分美味しく仕上がるので、おすすめの作り方です。浮き粉を使うと透明感が出てモチモチになりますが、なければ片栗粉で代用してください。
中華ごまだんご
もっちりとした食感とごま風味が美味しい、ごまだんごの作り方です。白玉粉の生地に薄力粉と浮き粉を加えるのが、ポイントになります。生地の浮き粉は揚げたとき割れるのを防ぎ、薄力粉はふくれた形の縮みを防ぐのにも効果的です。家でも簡単にお店の味が再現できるので、ぜひ作ってみてください。
浮き粉で色々な料理を作ってみよう!
だし巻き玉子を作る時に浮き粉を入れたら、プルンプルンの柔らかいだし巻き玉子が出来上がりました♪#だし巻き玉子#浮き粉 pic.twitter.com/LUxLtazN8W
— めるも (@PQZFMUveMRyMn2Q) August 17, 2017
浮き粉の特徴やおすすめの使い方、人気レシピなどを紹介しました。中華料理の点心メニューやお菓子などにも、幅広く活用できる食品です。また、調理法や作る料理によって、もっちりとした食感やふっくらとした食感を楽しめます。スーパーなどでは見かけないことも多いので、ネット通販などで購入するのもおすすめです。