哺乳瓶の消毒はいつまでやるべき?正しい消毒方法もチェック!

哺乳瓶の消毒をいつまでやるべきか紹介します。乳児にミルクを与えるための哺乳瓶の正しいやり方を解説!瓶を電子レンジや煮沸で消毒するやり方などをまとめています。乳児の免疫を踏まえながらいつまでやるべきなのか参考にしてください。

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目次

  1. 1哺乳瓶の消毒はいつまでやればいいかを解説!
  2. 2哺乳瓶の消毒が必要な理由
  3. 3哺乳瓶の消毒はいつまで続けるべき?
  4. 4哺乳瓶の正しい消毒方法
  5. 5哺乳瓶の消毒をいつまで続けるかに関わらず気をつけるべき点
  6. 6哺乳瓶の消毒をいつまでやるかは体調・環境を考えて決めよう!

哺乳瓶の消毒はいつまでやればいいかを解説!

乳児の健康のために哺乳瓶を清潔にすることが重要です。では、その哺乳瓶の消毒はいつまでやればいいのかを解説します。哺乳瓶を清潔にするやり方や理由についてもまとめています。正しいやり方を知り、乳児に安全にミルクを与える方法をチェックしていきましょう。

哺乳瓶の消毒が必要な理由

洗い残しで哺乳瓶に細菌が増殖する可能性がある

哺乳瓶の消毒が必要な理由を解説します。丁寧に哺乳瓶を洗っても、洗い残しなどが原因で哺乳瓶に雑菌が発生する可能性があります。食中毒に関係する細菌は乾燥に弱い、という弱点があります。そのためしっかりと洗って乾燥させることで、最近の増殖を抑えることができるのです。

しかし、どんなに丁寧に洗っても目に見えない細菌が存在しています。また、ミルクを洗い残してしまうと細菌がそれを栄養にして増殖するのです。この哺乳瓶を使ってしまうと乳児の体調を崩す原因になります。

赤ちゃんの免疫力は未熟

生まれたばかりの乳児は母体から受け継いだ免疫力を持っています。しかし、時間が経つにつれて引き継いだ免疫力が失われていきます。成長して自分で強い免疫力を得られるまでの間、細菌に感染しやすい状態になるのです。哺乳瓶を通して細菌が体内に入ると、食中毒や口内炎の原因になります。

こういった乳児の免疫力が未熟な状態を守るために、哺乳瓶をしっかりと清潔にする必要があります。免疫力を身につけるまで細菌に気をつけるようにしましょう。

哺乳瓶の消毒はいつまで続けるべき?

生後4ヶ月までは続けた方がよい

乳児の免疫力が身につくまでの間、哺乳瓶の消毒が重要なことを紹介しました。では、いつまで続けるべきなのでしょうか?このことについて明確な基準は決められていません。乳児の成長にあわせて考えていく必要があります。お医者さんに相談しながら、いつまで続けるか話し合うのも重要です。

一般的には生後4ヶ月までは最低限続けるのをおすすめします。これは乳児が生後3ヶ月ごろから、自分で免疫力を身につけるようになるからです。母体から受け継いだものと自身の免疫力が切り替わっていく時期は、しっかりと清潔な状態を保ってあげましょう。

5ヶ月から6ヶ月の間にやめる人が多い

生後4ヶ月が過ぎ、5ヶ月から6ヶ月の間になるとやめる人が増えてきます。これは乳児が自分の指などを吸うようになり、哺乳瓶以外を口に咥えることが増えてくるためです。つまり、瓶だけを清潔にしても、それ以外の部分で雑菌を口にするため意味が無いと考える人がいます。

免疫力を育てるために多少の細菌と体を戦わせるほうが良い、という考え方も存在しています。乳児自身を強くするためにも、少しずつ体を慣らしていくことも検討しましょう。

消毒を続けたほうがいい場合もある

ただし、哺乳瓶の消毒をいつまで続けるかは医師と話し合って決めるようにしましょう。乳児の成長速度はそれぞれなので、必ずしもいつまで続けたほうが良いという決まりはありません。また、普段の動作なども確認していつまで続けるかを考えてください。月齢で考えるよりも個々それぞれで検討するのが良いでしょう。

また、その他の判断材料として離乳食の開始で判断することも。離乳食は5~6ヶ月のタイミングで始めるパターンが多く、自然と哺乳瓶を使う機会が減ってきます。そのためスプーンや食器を清潔に保つ方に切り替わってくるでしょう。離乳食に切り替わるタイミングまでを一区切りと考えても良いかもしれません。

哺乳瓶の正しい消毒方法

消毒方法①煮沸

消毒のやり方について紹介します。おすすめなのは煮沸です。やり方は簡単で大きめの鍋にお湯を入れて沸かし、その中に瓶など一式を入れましょう。注意点は瓶の中に空気が入ると雑菌が残ってしまうので気をつけてください。哺乳瓶の乳首部分は3分、瓶やキャップは5分ほど煮沸します。

大きな鍋があればまとめて煮沸できるのがメリットです。火傷しないように気をつけて瓶をきれいにしてあげましょう。煮沸する際は哺乳瓶の材質も確認してください。耐熱ではないものを長時間煮沸すると、変型する原因です。キャップなどのパーツも煮沸しすぎないように、鍋を放置ないようにしてください。

消毒方法②電子レンジ

お鍋ではなく電子レンジを使ったやり方もあります。電子レンジの場合は専用の電子レンジ用容器を使用します。そこに瓶と水を入れて、レンジで加熱しましょう。加熱時間やワット数は容器によって異なるので説明書を確認してください。また、瓶が耐熱性であることが重要です。

この条件さえ整っていればお鍋で煮沸するよりも、短時間で簡単にきれいにできます。電子レンジ専用の容器さえあれば時短でできるので1つ購入しておいてもいいかもいれません。また、電子レンジで加熱後は冷めるまで、素手で触らないように気をつけて取り出しましょう。

消毒方法③薬液でのつけ置き

時間に余裕がある場合は薬液でのつけ置きもおすすめです。次亜塩素酸ナトリウムという薬液に1時間以上浸けてください。分量は水2Lに対して次亜塩素酸ナトリウムを6%希釈します。次亜塩素酸ナトリウムは薬局などで販売されています。浸けた瓶は水気を切って、そのままミルクを入れることが可能です。

先程の2つの方法と比較すると時間がかかることと、塩素系のにおいがするのがデメリットです。次亜塩素酸ナトリウムではなく、ミルトンという商品も販売されています。ミルトンは熱で死ににくい菌を殺菌する効果があるので、こちらも検討してみてください。

哺乳瓶の消毒をいつまで続けるかに関わらず気をつけるべき点

きちんと洗って乾燥させる

いつまで消毒を続けるかに関わらず気をつけることがあります。乳児が成長して免疫力を身に着けても、菌が繁殖したものを使うことは危険です。そうならないために、まずはきちんと洗って乾燥させることを習慣づけましょう。しっかりと乾燥させないと雑菌が繁殖する原因になります。

瓶を乾いた布巾で乾拭きをすることをおすすめします。特に梅雨時は生乾きになりやすいので、水分が残らないようにしてください。

食洗器を使うときのポイント

便利な食洗機ですが瓶を洗うときには注意点があります。新しい食洗機は丁寧に洗ってくれますが、それでも洗い残しが0とは限りません。乳児の免疫力が付くまでは仕上げに手洗いをしておくと安心です。普段から食洗機もきれいに使って、乾燥機特に能がある場合は利用しましょう。

乾燥機能を使う場合は瓶の中が乾きやすいように、口を下に向けて収納しましょう。さきほども紹介したように雑菌を繁殖させないために、乾燥させることが重要です。食洗機も進化しており、昔に比べてコンパクトなものが増えています。また、後からビルトイン型を設置することも可能です。

手洗いのときのポイント

手洗いするときのポイントは、瓶用のブラシを使って奥までしっかりと洗うことです。ミルクが中に残ったままでは瓶を洗浄しても雑菌が繁殖します。底まで届くブラシでミルクが残らないようにしましょう。また、洗うときに使うたらいやブラシも洗浄し乾燥させることが大切です。

哺乳瓶用のブラシも販売されています。価格も500円程度のものが多く予備も含めて購入しておきましょう。また、キャップ部分を奥まで洗えるものもあります。こういったグッズを有効活用して、手洗いで洗い残しが起きないようにしましょう。

70度以上のお湯を使ってミルクを作る

清潔な瓶を使うだけなく、ミルクの状態も重要です。乳児が飲むミルクは沸騰させた70度以上のお湯を使って作りましょう。瓶から食中毒が起きる原因は「サカザキ菌」と「サルモネラ菌」が関係しています。サカザキはミルクの製造段階、サルモネラ菌は開封後に混入するのです。

この菌はミルク缶の中で、ほとんど水分が無くても長期間生存しています。サカザキ菌が原因で乳児が腸炎や髄膜炎、敗血症などを引き起こすと考えられているのです。乳児の生命に大きく関わる病気であり、感染しないように清潔なミルクを飲むことが求められます。感染を防ぐために70度以上のお湯でミルクを作ることが大切です。

70度以上のお湯を使えば菌を死滅させることができます。中途半端に温度が低いものを使うと逆効果になり、菌が繁殖する原因となるのです。ミルクを冷ますのが面倒だと感じて、ぬるいお湯を使うことは厳禁なので、必ず70度以上のお湯を使ってミルクを作り冷ましましょう。

哺乳瓶の消毒をいつまでやるかは体調・環境を考えて決めよう!

哺乳瓶の消毒をいつまでやるかについて解説しました。いつまでやるかは乳児の体調や環境、成長にあわせて検討してください。やり方も煮沸や電子レンジ、薬液などの方法があります。大切なことは普段から清潔な瓶を使うことと、しっかりと乾燥させることです。乳児の健康のためにきれいな瓶を使うように心がけましょう。
 

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