デュラムセモリナ粉を使ったレシピ紹介！小麦粉との違いは？

デュラムセモリナ粉は、一般的には知られた名前ではありませんが、パスタ作りには欠かせない材料のひとつです。一般の小麦粉とはまた違った食感や風味を味わえるため、パスタだけでなくパンやピザ作りにも利用されることがあります。

本記事では、デュラムセモリナ粉とはどういったものであるのか、その特徴や小麦粉との違いなどをまとめました。本格的な味が楽しめる、おすすめの人気レシピも紹介します。

デュラムセモリナ粉は、デュラム小麦という小麦を粗挽きにして作った小麦粉のことです。デュラム小麦は良質なタンパク質を多く含み、とても弾力があります。

そのため、デュラム小麦から作られた小麦粉を使うと、モチモチとしてコシが強いパスタが出来上がるのです。デュラム小麦はカロテノイド色素が多いため実が黄色く、パスタなどの生地も黄色くなるのが特徴です。

「セモリナ」とはもともと小麦の胚乳部のことで、小麦の芯の部分を指しています。しかし、「セモリナ粉」といった場合のセモリナは、粗挽き製法という意味で使われます。つまり、デュラムセモリナ粉とは、「デュラム小麦を粗挽きにして作った粉」という意味になります。

通常の薄力粉や強力粉は細かい粒状になるまで挽かれていますが、セモリナ粉の場合はそれよりも大きめの粒になっています。手で触っても、少し重くてざらつく感じがわかります。この大きな粒が、パスタにした時に独特の強い食感や風味を出してくれるのです。

デュラムセモリナ粉は小麦粉の一種ですが、一般的な小麦粉と使われる小麦の品種が違います。薄力粉や強力粉などは、使う小麦の質は異なっても、すべて普通系小麦と呼ばれる小麦から作られています。

一方のデュラム小麦は2粒系小麦と呼ばれている小麦で、普通系小麦とは異なった品種です。そのため、普通系小麦で作られた小麦粉とは性質が異なり、伸びにくく歯切れが良いという特徴を持っています。

デュラムセモリナ粉を使った、本格的なピザのレシピです。ピザ生地は市販のものを使うと楽ですが、手作りするとモチモチの美味しいピザ生地を作ることができます。

ドライイーストを少量にすることと、あまりこねすぎないことで、カリっとした食感に仕上がります。パン生地のようなふわふわ食感のピザ生地が苦手な人には、特におすすめのレシピです。

材料を混ぜて焼くだけで簡単に作れる、ザクザク食感のクッキーを紹介します。デュラムセモリナ粉を加えることで、薄力粉では味わえないザクザクとした食感を出すことができます。卵を使っていないため、アレルギー体質の人でも安心です。

強力粉の代わりに、デュラムセモリナ粉を使った食パンのレシピです。ホームベーカリー任せですので、材料を混ぜるだけで、簡単に作ることができます。優しい甘さのふんわりパンで、そのままでも十分美味しく食べることができます。冷凍保存もできるので、余った分は切ってラップに包んでから、冷凍しておきましょう。

デュラムセモリナ粉を使って作る、ミートパスタのレシピです。ミートソースはレトルトのものを使っていますが、パスタを手作りすることで、まるでレストランのような美味しい一品が出来上がります。

手作りパスタは買ったパスタよりも、麺の表面がでこぼこしているため、ソースが絡みやすくなるというメリットもあります。ミートソースも手作りにすれば、さらに本格的な味に近づけるでしょう。

デュラムセモリナ粉はあまり聞き慣れない食材ですが、使い方は普通の小麦粉と同じです。いつもの小麦粉の代わりに使うだけで、まったく食感の異なる美味しい料理を作ることができます。パスタ以外にもいろいろな料理に利用できるので、ぜひ一度、デュラムセモリナ粉を使ったレシピにチャレンジしてみてください。