マンゴーの食べ過ぎでアレルギーや下痢になるって本当?栄養や効能も

マンゴーを食べ過ぎると体にどのような影響があるのかまとめました。マンゴーの食べ過ぎでアレルギーや下痢になる原因について解説!マンゴーの食べ過ぎにならない適量についてや、含まれている栄養と効果効能についても紹介します。

マンゴーの食べ過ぎでアレルギーや下痢になるって本当?栄養や効能ものイメージ

目次

  1. 1マンゴーの食べ過ぎによる影響や原因を解説!
  2. 2マンゴーの食べ過ぎによる体への影響
  3. 3マンゴーの栄養と効能
  4. 4マンゴーの食べ過ぎによる悪影響に注意しよう!

マンゴーの食べ過ぎによる影響や原因を解説!

芳醇な香りと甘さが特徴的なマンゴーは、そのままでも加工しても美味しい人気のフルーツです。高級なフルーツですが、最近では海外の輸入品も多いので手軽に食べられるようになってきました。しかし、マンゴーを食べ過ぎると、アレルギーや下痢になる可能性があります。

そこで本記事では、マンゴーの食べ過ぎで体にどのような影響があるのかまとめました。さらに、マンゴーの適量や栄養成分、効果効能についても解説します。

マンゴーの食べ過ぎによる体への影響

マンゴーを食べ過ぎると、体にどのような影響があるのでしょうか?アレルギーや下痢になる原因や、体に起こる症状について解説します。

影響①アレルギーになる

マンゴーはウルシ科の植物ですので、体質によってはアレルギーを起こしてしまいます。少量でもアレルギー症状が現れることがあるため、注意が必要です。アレルギー症状としては、唇の腫れやただれ、皮膚が赤くなったりかぶれたり、腫れや発疹が現れ痒くなったりします

また、ラテックスアレルギーがある人は、マンゴーでもアレルギー症状を発症することがあるので注意しましょう。ラテックスアレルギーとは、ゴム製品が原因で起こるアレルギーのことです。

ラテックス(天然ゴム)に含まれるタンパク質と、マンゴーなど、特定のフルーツのタンパク質の構造が似ているために起こります。酷い場合はアナフィラキシーショックを起こしますので、ラテックスアレルギーがある人は注意が必要です。

影響②ニキビができる

マンゴーを食べ過ぎると、人によってはニキビができやすくなります。マンゴーの栄養素を見ても特にニキビの原因になる成分は含まれておらず、原因はわかっていません。しかし、ニキビができやすい原因のひとつに、腸トラブルが関与していると考えられます。ニキビは生活習慣やホルモンバランスの他に、腸内環境が大きく関与しています。

マンゴーの食べ過ぎが腸内環境に影響を与えることで、ニキビができてしまう可能性があるのです。適量を食べる分には問題ありませんが、ニキビに悩んでいる人や肌トラブルを抱えている人は注意しましょう。

影響③下痢や便秘になる

マンゴーは食物繊維も多く、高FODMAP食品であるため、胃腸に大きな影響を与えるフルーツです。FODMAP(フォドマップ)とは、発酵性の糖質、オリゴ糖、二糖類、単糖類、糖アルコールを含んだ食品のことをいいます。

FODMAP食品は、小腸で吸収されず大腸で発酵性を有する糖類の総称で、原因不明の腸の不調に大きく関与しているといわれてます。食品には高FODMAP食品と低FODMAP食品があるのですが、マンゴーは高FODMAP食品です。

そのため、過敏性腸症候群や、下痢になりやすい体質の人は食べ過ぎには気をつけたほうが良いでしょう。

影響④体の冷え

マンゴーは水分量が多く、食べ過ぎると体を冷やしてしまいます。果物や野菜には体を冷やすものと温めるものがありますが、南国の果物であるマンゴーは体を冷やす果物です。マンゴーの原産地である南国は暑いので、体を冷やすマンゴーを食べるのは自然なことといえます。

しかし、今は季節や場所を問わず、マンゴーを食べることができます。体を冷やすことは、先ほど説明した下痢や胃腸の不調にも関与しますので注意しましょう。

影響⑤太る可能性がある

マンゴー100gあたりのカロリーは64Kcal、糖質は16.9gです。他の果物と比較してみると確かにカロリー、糖質量は高めですが、少量であれば太ることはありません。しかし、甘くみずみずしいマンゴーはとても食べやすいので、量を決めないと食べ過ぎてしまう可能性があります。

マンゴー1個は約200gですので、丸ごと1個食べるとカロリー、糖質の摂りすぎといえるでしょう。さらに、マンゴーはそのまま食べるだけでなく、デザートとしても人気があります。

タルトやケーキ、かき氷やジェラートなど、マンゴーを使ったデザートは多数ありますが、太りやすいということを念頭に置いておきましょう。ダイエット中の人や、糖質制限中の人はマンゴーのカロリーと糖質量を知った上で楽しんでください。

食べ過ぎにならない適量は?

マンゴーはカロリー、糖質が高めで、アレルギーの心配がある果物です。そのことを踏まえると、1日100g程度を目安に食べるのがおすすめです。マンゴー半分で100gですので少なく感じるかもしれませんが、食べ過ぎると下痢やニキビなどの症状が現れる可能性があります。

ドライマンゴーも人気がありますが、砂糖に漬けている場合、カロリーや糖質がかなり高いので注意しましょう。ドライマンゴーの場合は、1日2〜3枚が適量です。

マンゴーの栄養と効能

マンゴーの食べ過ぎは体にさまざまな影響を及ぼしますが、適量であれば美容健康に嬉しい効果が期待できます。マンゴーに含まれる栄養と効果効能について見ていきましょう。

栄養と効能①食物繊維

食物繊維には水に溶けない不水溶性と、水に溶ける水溶性があります。マンゴーに含まれている食物繊維は水に溶ける水溶性ですので、適量であれば便秘解消効果があります。さらに、水溶性食物繊維は血糖値の上昇を抑えたり、血中のコレステロール値を下げるなど生活習慣病を予防する効果も期待を発揮するでしょう。

便を柔らかくする働きがあるので便秘解消になりますが、食べ過ぎると逆に下痢になる可能性があります。食物繊維は腸の善玉菌のエサになり、腸内環境を整える働きもあるので、適量を摂取しましょう。

栄養と効能②ビタミンC

ビタミンCには強い抗酸化作用があり、動脈硬化や心臓疾患の予防に効果があります。さらに、コラーゲンの生成や、皮膚や粘膜の健康維持には欠かせません。紫外線による肌ダメージからも守ってくれるので、しみ、しわ、たるみなど、アンチエイジング効果も期待できます。

ビタミンCは免疫力を向上し、ストレスへの抵抗も高めてくれるので、疲れていたり、生活習慣が乱れている人は積極的に摂取しましょう。美容にも健康維持にも欠かせない、とても大切な役割を持った栄養素です。

栄養と効能③βカロテン

βカロテンは、特に完熟して濃いオレンジ色になった果肉に多く含まれています。果物の中でも特に含有量が多いので、美味しく効率的にβカロテンを摂取できるでしょう。βカロテンはカロテノイドという色素の一種で、体内でビタミンAへと変換されます。

ビタミンAには強い抗酸化作用があり、さまざまな病気に関与している、活性酸素を除去する働きがあります。活性酸素が増えることで、動脈硬化やがん、糖尿病など、恐ろしい病気の原因になってしまうのです。活性酸素はストレス、睡眠不足、運動不足、喫煙、飲酒など、さまざまな生活習慣で増えてしまいます。

βカロテンは必要な分だけビタミンAに変換されますので、積極的に摂取しましょう。マンゴーは熟していないものほどビタミンCの含有量が多く、熟すほどβカロテンの含有量が多くなります。購入する際は、その点も考慮して選んでみてください。

栄養と効能④カリウム

カリウムは細胞内の浸透圧を維持したり、水分を保持する役目があります。体内の余計な塩分も排出してくれるので、むくみ解消効果、高血圧の予防に役立つ栄養素です。カリウムには他にも、筋肉収縮や神経伝達をサポートする役割があります。普段は特に不足する心配はありませんが、下痢が続くとカリウム不足になりやすいので注意しましょう。

栄養と効能⑤葉酸

葉酸は水溶性のビタミンB群のひとつで、妊活や妊娠中に特に大切な栄養素として注目されています。葉酸はビタミンB12と共に新しい赤血球を作る働きがあるので、別名、造血ビタミンとも呼ばれています。そのため、貧血で悩んでいる人にとっては大切な栄養素といえるでしょう。

さらに、胎児の細胞分裂時に遺伝情報に関わるDNAの合成をしたり、胎児の発育に大切な働きをします。妊娠する前段階から摂取した方が良いといわれていますので、妊娠中はもちろん、妊娠を考え始めたら積極的に摂取しましょう。

栄養と効能⑥ビタミンE

ビタミンEは、強い抗酸化作用がある脂溶性のビタミンで、体内のコレステロールや中性脂肪の酸化を防ぐ効果があります。脂質の酸化を防ぐことで、動脈硬化や生活習慣病を予防する効果があります。また、細胞の酸化を防ぐことは老化防止に繋がるので、アンチエイジング効果も期待できるでしょう。

マンゴーの食べ過ぎによる悪影響に注意しよう!

マンゴーは果物の中でもカロリー、糖質量が高めですので、食べ過ぎると太る原因になります。また、高FODMAP食品に該当しますので、胃腸が弱い方は食べ過ぎないよう注意しましょう。

しかし、適量であれば、アンチエイジング効果や健康効果が高い果物です。1日100gを目安に、アレルギーや下痢などに注意して適量を楽しんでください。

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