バターは太るのかリサーチ!高カロリーだからパンにつけるのは危険?

バターは高カロリーで太るのかリサーチしました。パンにバターをつけるとダイエットに効果的な理由や、夜食べると太る理由についても解説します。トーストに人気のあんバターについてや、バターコーヒーを毎日飲んで痩せる方法についても紹介します。

バターは太るのかリサーチ!高カロリーだからパンにつけるのは危険?のイメージ

目次

  1. 1バターは太るといわれる理由と真相をリサーチ!
  2. 2バターの種類とカロリー・糖質
  3. 3バターで太るイメージは正しい?
  4. 4バターは太るデメリット以上にメリットがある
  5. 5バターで太るのを避けるには?
  6. 6バターは上手に使えば太る原因にならない!

バターは太るといわれる理由と真相をリサーチ!

朝食にバターたっぷりのトーストが欠かせないという方も多いのではないでしょうか?最近ではあんことバターを組み合わせた、あんバタートーストも人気です。しかし、カロリーが高く太るという理由で避けている方も多いでしょう。

そこで本記事ではトーストやお菓子作りに欠かせない、バターのカロリーについてまとめました。バターが太る理由や、ダイエット中にどのような食べ方をすれば良いのかについても解説します。

バターの種類とカロリー・糖質

バターの種類①有塩バター

有塩バターには100g辺り1.5gほどの塩が含まれているため、料理に適度な味付けをすることができます。パンにも塩気が合うので、トーストに塗る場合も有塩を使用する場合が多いのではないでしょうか?あんことの相性も良いので、あんバタートーストにもよく使われています。

カロリーは100g辺り、745Kcal、糖質は1.2g程です。パンに塗る場合は10g程ですので、カロリーは75Kcal程度になるでしょう。適度な量であれば問題ないですが、ジャムやあんこを組み合わせるとカロリーが高く太る原因になるので注意してください。

バターの種類②無塩バター

無塩バターは塩が含まれていないので、繊細なお菓子作りには欠かせません。お菓子の材料に使う場合、少量であれば有塩でも無塩でも味に違いはあまりありませんが、大量になると味に大きな違いが出てしまいます。

そのためお菓子作りをする際は無塩を使用した方が良いでしょう。カロリーは100g辺り763Kcal、糖質は0.2g程です。パンには少量を塗るだけですが、お菓子作りにはバターを大量に使うことがあります。100g、200gの量を一度で使うレシピもあるため、ダイエット中は特に注意しましょう。

バターの種類③発酵バター

発酵バターとは乳酸菌の力によって発酵させた、風味の良いバターのことです。元々は製造技術が未熟だった昔、自然に発酵が進み偶然できたものです。近代になって製造技術が向上し発酵しないバターが主流になりましたが、発酵することで生まれる風味と美味しさが再び見直されています。

カロリーは100g辺り752Kcal、糖質は4.4g程です。カロリーに大差はありませんが、糖質がやや高いので注意しましょう。あんトーストやパンにつけるのはもちろん、クッキーや焼き菓子など、風味を際立たせたいお菓子作りにもおすすめです。有塩と無塩があるので、レシピに合わせて使い分けてください。

バターの種類④グラスフェッドバター

近年、ダイエット効果がある、健康に良いと話題になっているのがグラスフェッドバターです。牧草のみを食べて育った牛のミルクで作られるので、栄養価が高く、油っぽさが無くベタつきません。ストレスフリーな環境で牧草のみを食べて育った牛からは良質なミルクが出ます。

そのため安全性も高く、体に良いオメガ3脂肪酸なども豊富に含まれています。ダイエット効果の高い共役リノール酸も含まれていますので、ダイエット中の方はぜひ毎日の食事に取り入れましょう。もちろん乳脂肪分ですからカロリーは高く、100g辺り745Kcalあります。しかし、上手に取り入れれば太るどころか痩せることも可能でしょう。

バターの種類⑤ギー

無塩発酵バターを煮詰めて水分やタンパク質、糖分を取り除いた高純度のオイルがギーです。インドや南アジアで古くから重宝され、アーユルベーダで使用されていることでもお馴染みでしょう。成分の99.8%が脂質であるため、純度が高く、奇跡のオイルとも呼ばれています。

油=体に悪く太るというイメージがありますが、不純物を取り除いたギーはビタミンが豊富で、ダイエット効果、美肌効果、整腸効果などがあります。純度の高い脂肪分であるため、100g辺りのカロリーは900Kcalとかなり高めです。ですが、中鎖脂肪酸が主体で共役リノール酸が含まれているため、上手に取り入れれば痩せることができるでしょう。

他の油脂との比較

バター以外の油脂のカロリー・糖質量(100g辺り)
ラード 941Kcal 0g
マーガリン 758Kcal 1.2g
ココナッツオイル 921Kcal 0g
ショートニング 921Kcal 0g

他の油脂類のカロリー、糖質量と比較してみると、どれもそれほど大差はありません。油はカロリーは高いですが、糖質はどれも低めです。マーガリンには糖質が1.2g含まれていますが、それほど気にする量でもないでしょう。

しかし、マーガリンやショートニングは体に良い油とはいえません。摂りすぎると健康を害したり太るので、毎日摂取するならココナッツオイルなど健康に良いオイルがおすすめです。

バターで太るイメージは正しい?

バターは高カロリーでも低糖質

体に悪く太るという理由で油脂類を避けている方も多いですが、脂質は人体に欠かせない三大栄養素のひとつです。皮下脂肪となって臓器を守ったり、体温を保持する役割があるため、脂質を排除しすぎるのも美容健康のためによくありません。

糖質が低い食品は血糖値が上がりにくいため、太ることなくダイエットには向いています。カロリーが高い分腹持ちが良く、少量でも満足感があります。カロリーは高いですが、糖質が低いので上手に活用すれば太ることはないでしょう。

摂りすぎはよくない

糖質が低く上手に活用すれば痩せることもできますが、やはり脂質の摂りすぎは体に良くありません。その理由は、脂質は摂りすぎると体脂肪となって体に蓄積されるからです。さらに、悪玉コレステロールを増やし、脂質代謝異常や高血圧、糖尿病などの生活習慣病の原因になります。

脂質はバターや油脂類の他にも、チーズやヨーグルトなどの乳製品、肉やナッツなどにも含まれています。パンにバターとチーズをたっぷり乗せて食べたり、肉ばかり食べていると脂質の摂りすぎになるでしょう。

さらにジャムやあんこなど、砂糖たっぷりの食材との組み合わせも体によくありません。毎日大量に食べるのは控え、組み合わせに注意し、適度に取り入れるようにしましょう。

パンにはバターをつけて食べた方がよいという説も

パンにバターをたっぷり塗ったトーストを毎日食べるという方も多いでしょう。パンとバターの組み合わせは太るイメージですが、実は逆に痩せるという説があります。

イギリスの栄養学誌「ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・ニュートリション」は、主食、主菜、油脂、野菜を組み合わせると、主食のみより血糖値が上がりにくいという研究結果を発表しました。

主食(パン、ご飯、麺など)のみの場合、カロリーは低いのですが血糖値が上がりやすくなります。しかし、主食に油脂(バター、マヨネーズなど)を組み合わせるとカロリーは高くなるのに、血糖値は上がりにくくなるのです。この研究結果はカロリー制限すると痩せる、という従来の常識を覆すものでした。

もちろん、パンにバターを塗ったからといって食べ過ぎれば太るでしょう。ですが、同じ量のパンを食べるのであれば、塗らないより塗ったほうが血糖値が上がりにくくダイエットには効果的です。ダイエット効果を得るにはあんこやジャムは塗らず、バターだけを塗るようにしましょう。

似ている油脂でもマーガリンには注意

パンにはバターではなく、マーガリンを塗るという方も多いでしょう。しかし、パンにマーガリンを塗って毎日食べるのはあまりおすすめできません。その理由は、マーガリンにはトランス脂肪酸が多く含まれているからです。トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減少させます。

海外ではその危険性から「狂った油」「食べるプラスチック」ともいわれ、トランス脂肪酸を含む油脂の使用を禁止している国もあります。そのため、できればマーガリンは控えたほうがいいでしょう。最近ではトランス脂肪酸の含有量が少ない安全なマーガリンもあるため、そのような商品を利用するのもおすすめです。

バターは太るデメリット以上にメリットがある

バターのメリット①便秘予防・整腸作用

太る、健康に悪いという理由から、バターを避けている方も多いのではないでしょうか?しかし、適量であれば太るどころか多くのメリットを得ることができます。乳製品であるバターには乳酸菌が多く含まれているため、便秘予防効果や整腸作用があります。さらに腸内環境が整うことで、美肌効果も得られます。

毎日大量に食べるのでなければ太る心配もないので、腸内環境を整えたい方は適量を摂取しましょう。

バターのメリット②アンチエイジング

バターに含まれているビタミンAの含有量は、牛乳の13倍にもなります。ビタミンAには活性酸素を除去してくれる抗酸化作用があるため、積極的に摂取しましょう。活性酸素は体を錆びつかせ、ガンや生活習慣病、動脈硬化、脳卒中の他に、シミやシワの原因にもなってしまいます。

ストレスや睡眠不足、紫外線、喫煙、飲酒で活性酸素は増えます。仕事が忙しかったり、夜更かしが多いなど、生活習慣が乱れている方はバターを取り入れてみましょう。

バターのメリット③肩こり・冷え性改善

ビタミンEには血行を良くし、血行不良を改善する効果があります。血行が悪いことで肩が凝ったり冷えの原因になることがあるため、悩んでいる人はぜひ取り入れてみましょう。バターを食べたからといってすぐに効果が出るわけではありませんが、ストレッチやマッサージと合わせて毎日の料理に取り入れてみてください。

バターのメリット④カルシウムとビタミンDの同時摂取

バターは牛乳が原料ですので、カルシウムがたっぷり含まれています。カルシウムはみなさん知っての通り、歯や骨の生成には欠かせない栄養素です。しかし、カルシウムは単体で摂っても吸収率はあまりよくありません。

しかし、バターにはカルシウムの吸収を促進してくれるビタミンDも含まれています。そのため、効率よくカルシウムが吸収されるのです。血中のカルシウムは夜間に減少しやすく、不足分は骨を溶かし補っています。そのためカルシウムを効率的に摂りたい場合は夜、摂取すると良いでしょう。

バターコーヒーが痩せると話題

数年前話題になったバターコーヒーは、痩せる、集中力が保てる、生活習慣病に効果的ということから、別名、完全無敵コーヒーともいわれています。健康意識の高いセレブやモデルの間で人気となった完全無欠コーヒーですが、今も毎日愛飲している方は多いようです。

なぜコーヒーにカロリーが高いバターを入れるのに、痩せることができるのでしょう。その理由はさまざまありますが、質の良いバターとMCTオイルをコーヒーに入れることで痩せることができると言われています。毎日飲み続けることで、コレステロール値が下がったり痩せるなど、美容健康に嬉しい効果があります。

バターコーヒーダイエットのルール

バターコーヒーはアメリカの起業家、デイヴ・アスプリー氏の著書「シリコンバレー式自分を変える最高の食事」により一躍日本でも話題となりました。痩せるには正しい材料、道具を使い、正しい方法でコーヒーを毎日飲む必要があります。

使う材料は品質の良いコーヒー、グラスフェッドバター、MCTオイルです。さらにコーヒーのオイルも残さず抽出するための金属フェルター、かき混ぜるミキサーやブレンダーが必要になります

毎日、朝ごはんの代わりに飲み、夜19時に夕飯を食べたら16時間開けて朝バターコーヒーを飲みます。さらに昼ごはんと夜ごはんの間は6〜8時間開けるなど、細かい決まりがあります。中にはインスタントコーヒーを使用したり、朝ではなく夜飲むなど、生活サイクルに合わせて工夫して飲んでいる方もいるようです。

しかし、飲み方によっては夜眠れなくなったり太る可能性もあるため、出来るだけ正しく作って飲むことをおすすめします。

バターで太るのを避けるには?

バターの種類に気を遣う

太ることなくバターを食べるためのポイントをチェックしていきましょう。先ほど説明したように、バターにはたくさんの種類があります。太るという理由で脂質を避けるよりも、ギーやグラスフェッドバターを適度に取り入れた方がダイエットに効果的です。

最近はギーやグラスフェッドバターもスーパーで手に入るようになりました。値段が高いのがデメリットですが、太ることを避けたい場合は選んでみましょう。

一回の使用量を決める

バターは高カロリーで太るイメージがありますが、上手に取り入れればダイエットの味方になってくれます。ですが、食べ過ぎれば太るのは当然です。毎日パンに塗る場合は10g程度にとどめ、多く塗りすぎないようにしましょう。さらにチーズやジャム、あんこなど、組み合わせる食品のカロリーにも気を使わないと太る原因になります。

バターをたっぷり使ったお菓子も食べすぎると太るのは当然でしょう。チョコレートやあんこ、果物を組み合わせるとさらに太るので気をつけてください。

夜は控える

夜は活動量が少なく、カロリーの高いバターを食べると太る可能性があります。夕飯時に適量を食べる分には問題なくても、深夜にバターを食べることはおすすめできません。太るだけでなく、胃もたれの原因にもなるので注意してください。できれば活動量の多い朝や昼に食べて、夜は控えるようにしましょう。

バターは上手に使えば太る原因にならない!

デザートや料理に風味とコクをプラスしてくれるバターは、食べ方を工夫すれば太ることはありません。太るという理由で極端に脂質を避けると、疲れやすくなったり肌に潤いが足りなくなります。夜食べ過ぎない、使用量を決めるなど、取り入れ方を工夫してみましょう。

ジャムやあんこを組み合わせると太るので、組み合わせる食材のカロリーにも注意してください。

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