イトヨリの塩焼きレシピ！美味しく焼くポイントとアレンジ料理も！

ピンクに鮮やかな黄色のラインが入ったイトヨリはみずみずしさが特徴の白身魚です。イトヨリは比較的淡白な味で、刺身や塩焼き、ムニエルなどいろいろな料理方法が可能です。ただし多少水分が多い魚のため、刺身よりも塩焼きにする方が美味しいといわれています。

本記事ではイトヨリを塩焼きにして味わう調理方法について詳しく解説します。また塩焼き以外の人気のアレンジレシピもぜひ参考にしてみてください。

イトヨリを塩焼きする前に下処理を行います。まず包丁の背やウロコ取りなどを使ってウロコをとり、えらを取り除きます。内蔵も取り出して、中を水でしっかりと洗っておきましょう。切り身の状態で購入した場合はウロコや内臓の処理は必要ありません。

下処理を行ったら全体にまんべんなく塩をふって時間をおき、出てきた余分な水分を拭いておきます。下処理が苦手な場合は、魚屋やスーパーで頼めば行ってくれることもあります。

焼く前に両面に塩をふります。両面焼きの魚焼きグリルで焼く場合は、そのままグリルに入れて10分程度焼けば仕上がります。片面焼きグリルの場合は初めに8分、裏返して6分程度が適当です。オーブンで焼く場合は、200℃に温めてから25分ほどかけて焼けば完成です。

またイトヨリを塩麹で塩焼きにする方法もおすすめです。淡泊でありながらも旨味が凝縮されたイトヨリは塩麹の風味もよく合います。塩麹は少し焦げやすくなるので、様子を見ながら焼いてください。

焼いた後にグリルのなかで1分程度蒸し焼きにすると、簡単にふっくらとした仕上がりの塩焼きに仕上がります。イトヨリは比較的水分が多いので、下処理の段階でしっかりと水分を出してから焼くことも美味しく焼き上げるポイントです。

【材料】

• イトヨリ…１尾
• 小麦粉…適量
• 玉ねぎや人参などの野菜…適量
• A酢…100ml
• A砂糖…大さじ2
• Aしょうゆ…小さじ2

1. イトヨリのウロコをとり、頭をおとして内蔵を取り除く
2. 3枚におろして一口大に切り分ける
3. 2に小麦粉をまぶし、10分ほどおいてなじませる
4. 玉ねぎや人参を薄くスライスする
5. 材料Aを合わせて漬け汁をつくる 
6. 鍋に油を入れて加熱し、3を色づくまで揚げる
7. 揚がったら油を切って漬け汁に入れる
8. 野菜も入れて漬け込み、冷蔵庫で1～2時間寝かせれば完成

漬け汁のさっぱりとした味わいがイトヨリの旨味を引き立ててくれます。衣で包んで揚げているのでイトヨリのジューシーさがそのままキープされ、噛みしめるたびに口の中に海の風味が広がる一品です。野菜とイトヨリの食感の違いを楽しみながら味わってみてください。

アクアパッツァは魚の白ワイン蒸しのことで、実は行程が簡単な料理の一つです。下処理して焼き目をつけたイトヨリは蒸すことでふっくらと仕上がり、口当たりも抜群に仕上がります。にんにくの風味がしっかりと絡み、イトヨリの旨味を引き立ててくれます。旨味が溶け出したスープも絶品です。バゲットなどにつけて残さず食べてみてください。

イトヨリは身が柔らかく、繊細な味が楽しめる魚です。通年獲れる魚ではありますが、秋から冬にかけてが旬でスーパーなどでも手に入りやすくなります。塩焼きや簡単アレンジレシピで、ぜひイトヨリを家庭でも味わってみてください。