御坊市の名産品＆特産品をチェック！花卉の街を代表する名物グルメをリサーチ

御坊市の名産品＆特産品についてまとめてみました。温暖な気候で知られる和歌山県御坊市には、一体どの様な名物グルメが存在するのでしょうか？全国的にも有名なあの商品からご当地グルメまで、気になる情報を徹底的にリサーチしました！

人口約23000人が暮らす和歌山県御坊市は、和歌山県中部の海沿いに位置する地方都市です。辺りを自然に囲まれた静かで穏やかな街で、黒潮の影響により気候も非常に温暖となっています。よって、雪や霜が降りることは、一年を通してほぼありません。

御坊市は花卉生産が大変盛んな街で、その生産量は和歌山県全体の四分の一を占めています。中でも、スイートピー、カスミソウ、スターチスに関しては日本一の生産高を誇っているそうです。

市名は、浄土真宗本願寺（現：西本願寺）の日高御坊（現：本願寺日高別院）が約400年前に建立されたことに由来しています。その後は寺内町として発展を遂げてきた御坊市ですが、町並みには今もなお当時の面影を色濃く残しています。

「金山寺味噌」は、古くは鎌倉時代から伝わる伝統的なお味噌です。和歌山県由良町にある興国寺から周辺地域へと広まり、やがて地元の食文化に根付いていきました。

この紀州金山寺味噌は、そのまま食べることができる「なめ味噌」または「おかず味噌」と呼ばれるタイプのお味噌です。瓜、茄子、紫蘇、生姜が入っており、野菜の食感や風味、熟成された醤油の甘みや糀の風味などが感じられる味わい深さがあります。

ご飯のお供はもちろんのこと、酒のつまみとしても極めて抜群です。また、隠し味に使用することで、料理に程良いアクセントを与えることができます。まさに万能調味料と言われるに相応しい逸品です。

この紀州金山寺味噌の製造および販売を行っている企業の中でも、特に有名なのが「天田屋」です。天田屋は江戸時代中期の文化五年より、味噌・麹の製造を行っている老舗中の老舗です。

天田屋の金山寺味みそは、純国産の米、麦、大豆の原材料を使用し、これらを吟味しつつ麹に仕上げています。これに瓜、茄子、紫蘇、生姜を加え、食塩、砂糖で発酵させたのが天田屋の金山寺味噌です。保存料や防腐剤を一切使用しておらず、生きている酵母の美味しさをじっくり堪能することができる商品となっています。

金山寺味噌を自家製パイに練り込んだ「金山寺みそパイ 夢くるる」といった商品も人気を集めています。こちらは御坊市の名物である金山寺味噌を自家製パイに練り込み、しっとりと香ばしく焼き上げました。みその風味とパイ生地の美味しさが絶妙なバランスを醸し出しており、世代問わずに楽しめる洋菓子に仕上がっています。

こちらの商品は御坊市に在るベーカリー「ボナペティヤナギヤ」にて購入することが可能です。因みにお値段は、1本150円（税抜き）となっております。

御坊市で醤油および味噌の製造販売を行っている「堀河屋野村」は、元禄より続く和歌山県でも最古の蔵元です。こちらの蔵元は約300年に渡り、昔ながらの伝法を一貫して守り続けています。その手造り一筋で作られた醤油というのが、堀河屋野村の看板商品「三ツ星醤油」です。

グルメファンなら知っている人も多いこの醤油は、ガスを一切使わず薪火だけで大豆を炊きあげています。手間暇をたっぷりと掛けて作られたお醤油は非常に香り高く、味わい深き逸品です。因みに、あの人気グルメ漫画「美味しんぼ」にも取り上げられたことがあるそうです。

「せち焼き」は、溶き卵で焼きそばを固めた和歌山県御坊市のご当地グルメです。御坊市のお好み焼き店「やました」の初代店主が考案したメニューで、以来御坊市を中心に広く県民に親しまれてきました。

キャベツや肉、魚介が入った焼きそばを卵で覆う様にして作られるせち焼きは、一見するとお好み焼きの様にも見えます。しかしながら、その味わいはお好み焼きとは似て非なるもの。また、食べている最中に卵の状態が半熟から固焼きへと変化することで、食感の違いを楽しむことができます。

御坊市には海岸線に面した7つの漁港があり、アジを中心にサバやサワラ、アワビやイセエビなどが水揚げされています。その魚を使ったなれ寿司もまた、御坊市が誇る名物グルメの1つです。

御坊市の名産品＆特産品についてまとめてみました。和歌山県の海沿いに面する穏やかな街「御坊市」には、金山寺味噌をはじめ、魅力的な名産品が豊富に取り揃えられています。これらは通信販売も可能ですので、気になる商品があれば是非GETしてみてください。