花巻そばとはどんな蕎麦?その由来から東京で人気の蕎麦店まで紹介!

みなさんは、花巻そばという蕎麦を知っていますか?一度は聞いたことあるという方は多いかもしれませんん。聞いたことはあるけどもどのような蕎麦なのかは知らないという方も意外にも多いのではないでしょうか?かけそばとの違いはあるのでしょうか?今回は花巻そばについて紹介していきます。花巻そばとはどのような蕎麦なのか、花巻そばと呼ばれるようになった由来はなにか、花巻そばを簡単に作ることのできるレシピを紹介していきます。

花巻そばとはどんな蕎麦?その由来から東京で人気の蕎麦店まで紹介!のイメージ

目次

  1. 1花巻そばとはどんな蕎麦か詳しく解説!
  2. 2花巻そばの名前の由来は?
  3. 3花巻そばが食べられる東京の人気蕎麦店
  4. 4花巻そばのレシピで自宅で美味しいお蕎麦時間
  5. 5花巻そばは江戸の庶民に愛されたシンプルな蕎麦だった!

花巻そばとはどんな蕎麦か詳しく解説!

みなさんは花巻そばというお蕎麦を知っているでしょうか?蕎麦でも花巻そばや地鶏そば、かけそばや天ぷらそば、と色んなお蕎麦があります。花巻そばもお蕎麦になりますが、花巻そばとはどのようなお蕎麦なのか説明できるでしょうか?花巻そばとはなにか知っているという方は花巻そばと言われるようになった由来は知っていますか?
 

今回は、花巻そばとはいったいどのようなお蕎麦なのか、花巻そばとはなにかということに加え、花巻そばと呼ばれるようになった名前の由来、花巻そばが美味しい東京で人気のお店、花巻そばのレシピについても紹介していきます。花巻そばとはなにかを知って、花巻そばに興味がありましたら後半で紹介する花巻そばのレシピにも挑戦してみてください。

花巻そばはかけそばの上にもみ海苔が乗っている

花巻そばとはどのようなお蕎麦なのかというと、簡単に説明するとかけそばの上にもみ海苔を乗せたのが花巻そばです。かけそばだけでも充分という方もいるでしょうが、お蕎麦には海老や天かす、天ぷらやとろろなどいろんなトッピングをすると美味しいです。かけそばにいろんなトッピングをして楽しむとより美味しく食べることができますが、そのトッピングがもみ海苔になったのが花巻そばです。

花巻そばとはもみ海苔トッピングのかけそばです。かけそばに海苔をもんでから散らします。花巻をばを提供するお店では、海苔の風味をしかりと引き出すためにかけそばに海苔を散らしたあとフタをして提供される場合が多いです。こうすることで海苔に熱が加わってかけそばの出汁にいい感じで溶け込んだ状態がまた絶妙な味になります。

かけそばに乗せたもみ海苔がほどよく出汁にとけこんだ状態でだせるかは、お店の作り手の注目のポイントでもあります。

花巻そばとは江戸時代に考案された食べ方

花巻そばとは、江戸時代に考えられた食べ方になります。江戸時代は、安永年間に考えられたとされています。安永年間は、1772年~1780年です。江戸っ子の定番メニューとして愛されてかけそばにもみ海苔をのせるだけという簡単な手間ですが、手軽で美味しいと人気になりました。江戸時代後期の文化を記載した書物のなかにも花巻そばを歌った歌が残されています。

花巻そばはトッピングが少なくシンプル

花巻そばとは、かけそばにもみ海苔乗せたものと紹介してきました。わかるように花巻そばはトッピングが少なくてシンプルな蕎麦となっています。トッピングが少なくなっているのは、花巻そばで海苔の風味を活かすためでもあります。

花巻そばを提供するお店では、海苔以外使われていないものか、海苔以外にワサビ・ネギ・ほうれん草・かばぼこ・三つ葉などの中から1つか2つを乗せているだけとシンプルな花巻そばが多いです。お店によっては冷たい蕎麦に刻み海苔やもみ海苔をたくさん乗せたものを、花巻そばとして出しているお店もあります。うずらの卵がトッピングで乗っているお店もあったりと違いは多少ありますが、シンプルなトッピングの蕎麦が花巻そばです。

花巻そばの名前の由来は?

花巻そばという名前の由来は知っていますか?花巻そばと少しおしゃれなネーミングですが、見たところ花に関係するものは入っていないように思います。花巻そばと呼ばれるようになった由来を見ていきましょう。

かけそばに散らした海苔が花のようであったことが由来

花巻そばには、「花巻」という言葉が入っていますが、岩手県の名物というわけではないようです。花巻そばの「花」は海苔のことを表しています。かけそばに散らした海苔が、まるで花のようであったということが由来となり、花巻そばと呼ばれるようになったという由来や、花巻そばに使っていた海苔の浅草海苔を、「磯の花」と読んでいたということが花巻そばの由来になったとも言われています。

由来もいくつかありますが、磯の花と呼ばれていた海苔を散らした様子が、まるで花のようだったので花巻そばという由来になったということでしょう。また、花巻そばの蓋をあけたとき、海苔が出汁にひたって香る香りはまるで花をまいたようということで花巻そばと言われているという由来もあります。

詩に詠まれるほど江戸人の心を虜にした蕎麦

手軽で美味しいということで江戸っ子に愛されてきた花巻そばですが、文化を記した書物の中にも花巻そばを歌った歌が残っているほど心に残る蕎麦であったことがわかります。

花巻そばが食べられる東京の人気蕎麦店

続いては、花巻そばを食べることのできる東京の人気のお蕎麦屋さんを紹介していきます。花巻そばも美味しいですし、それ以外の蕎麦も美味しいと人気のお店があります。花巻そばを食べることのできるお店はいくつかありますが、今回は「蕎庵あおい」、「神田まつや」の2つの店舗を紹介していきます。

ふわっと香る海苔に常連間違いなし「蕎庵あおい」

花巻そばが食べられる東京の人気蕎麦店、まずはふわっと香る素晴らしい海苔の香りに常連になってしまいそうな花巻そばが楽しめる「蕎庵(きょうあん)あおい」です。蕎庵あおいの花巻そばはとてもシンプルで海苔が入ったものとなっています。海苔の香りはとてもいいですし、さらに蕎麦つゆがおいしいので海苔としっかりと合っています。

蕎庵あおいは、東京都練馬区にお店があります。蕎庵あおいまでのアクセスは、東京METRO有楽町線氷川台駅より徒歩5分、西武池袋線桜台駅より徒歩15分です。氷川台駅から206mの場所にあります。風祭マンションにお店があります。蕎庵あおいの営業時間は、火曜と水曜が11:45~14:00の営業のみです。木曜・金曜・土曜は、お昼は11:45~14:00で、夜の営業は18:00~21:30となっています。

蕎庵あおいの定休日は、日曜日と月曜日となっています。基本的には日曜、月曜が定休日になるのですが、不定期で定休日がある場合があるようですので、営業日をフェイスブックで確認して訪れたほうがいいようです。蕎庵あおいでは予約も可能となっており、夜は予約をすることをおすすめしています。

お店の座席数は20席で、カウンター席が6席でテーブル席が14席となっています。個室はありません。駐車場はお店の前に2台分はありますが、あとは近くのコインパーキングがあります。蕎庵あおいの花巻そばはフタをあけるとふわっと海苔の香りがします。蕎麦自体の香りは弱めですが、海苔の香りのするそばつゆ、そばはコシがありのどごしも楽しめます。辛汁も程よく蕎麦を引きたてて、薬味のネギやわさびも見事といった感じです。

老舗の人気蕎麦店で間違いない花巻そば「神田まつや」

花巻そばが食べられる東京の人気蕎麦店、続いては老舗の人気のお蕎麦屋さんで美味しい花巻そばを楽しむことができる「神田まつや」です。神田まつやの花巻そばにはフタがついています。別の小皿でたっぷりのワサビも添えてあります。フタをあけると磯の香りがしっかりとします。見た目はほぼ海苔一面の花巻そばになっています。

花巻そばの蕎麦つゆを飲んでみると出汁がしっかりときいていて、中には海苔の風味がしっかりと溶け出しているのでいくらでも飲めてしまいそうなかけ汁となっています。ワサビをいれると海苔はとろっとしており、ワサビはツーンとしたフレッシュな風味がありますので、また新鮮な気持ちで食べ進めることができます。

神田まつやは東京都千代田区神田にお店があります。神田まつやまでのアクセスは、東京メトロ丸ノ内線淡路町駅より徒歩2分、都営地下鉄新宿線小川町駅より徒歩3分、東京メトロ銀座線神田駅より徒歩4分、JR中央線神田駅より徒歩7分となっています。淡路町駅からは、158mと近くにあります。

神田まつやの営業時間は、月曜~金曜11:00~20:00でラストオーダー19:45です。土曜日・祝日は11:00~19:00でラストオーダー18:45となっています。お店の定休日は日曜日となっています。お店の座席数は66席ですが、残念ながら予約はできず、来店する際には相席は当たり前と思って来店した方がいいとのことです。個室はありません。

花巻そばのレシピで自宅で美味しいお蕎麦時間

最後に、花巻そばを自宅でも簡単に作ることのできる美味しいレシピを紹介していきます。花巻そばは基本的にシンプルなレシピですので、自宅でも簡単に作ることができます。そばつゆからこだわって作ってみてもいいでしょうし、すでにある蕎麦に海苔を使って花巻そばを作ってみてもいいでしょう。花巻そばはシンプルだからこそ素材の味に仕上がりが左右されますので、海苔や麺にもこだわることで絶品の花巻そばも作ることができます。

シンプル材料で磯の香り広がる「花巻そば」

花巻そばはとてもシンプルなレシピとなっていますので、レシピも簡単に作ることができます。普段作ってるお蕎麦のレシピに海苔を追加するだけでシンプルな花巻そばのレシピが完成です。

シンプルな花巻そばのレシピは、かけそばに海苔をちぎって散らし、その後フタをしてから少し蒸したら完成というレシピの簡単さです。ですが、海苔をちぎってフタをして蒸しただけという簡単なレシピとは思えないほど予想以上に美味しくなります。

お蕎麦の出汁にひたったお蕎麦と海苔がとても相性がよく、海苔の香りがたまりません。かけそばに海苔をちぎってフタをして少し蒸すだけという簡単レシピですので、ご自宅でも手軽に楽しめるレシピになっています。

炙りたての海苔とちょこんとわさび「花巻そば」

花巻そばは、シンプルだからこそ素材の味が味を左右します。海苔は美味しい海苔を使った方がもちろん美味しく仕上がりますので、こだわる方はいい海苔を使ってみるといいでしょう。素晴らしい海苔を使っても蕎麦の麺が残念だと全体的に味が落ちてしまいますので、お蕎麦にもこだわってみてもいいかもしれません。今回は材料2人分で紹介します。

  • 乾そば160g
  • 海苔全形で1枚
  • A返し醤油4分の1カップ
  • Aカツオだし汁3カップ
  • A昆布だし汁1カップ
  • ワサビ

  1. Aの材料は全て混ぜて温めてから、かけつゆを作っておきます。乾そばは茹でて水洗いをしたあと水気をしっかりと切っておきましょう。
  2. 海苔を直火を使い遠く離しながら両面を軽く炙ります。
  3. 茹でた蕎麦を熱湯にくぐらせて温めたら器に盛り付け、温めておいたかけつゆをのせて海苔を乗せましょう。
  4. 仕上げにおこに見でワサビを乗せたら完成です。

海苔を炙るときは軽く炙っていきます。海苔は全形でなくても、もみ海苔や刻み海苔、切り海苔でも悪くはありません。海苔を乗せたあとはフタをしてから30秒くらい蒸してください。フタをあけたときの海苔の香りがたまらない仕上がりになります。ワサビは入れなくてもいいですし、お好みで生ワサビをおろして冷凍したものや、練りワサビ、おろしワサビなどお好みでいれてみてください。

牡蠣のお出汁でぐっと美味しく「花巻牡蠣蕎麦」

牡蠣の出汁で作った花巻そばは、海苔の香りと牡蠣の出汁が美味しい花巻そばに仕上がります。今回紹介するレシピは2人分です。

  • 蕎麦2人分
  • 牡蠣10個
  • 焼海苔1枚~
  • ネギ5cm~
  • 出汁800cc
  • 本がえし100cc
  • 日本酒大さじ1

  1. 蕎麦を茹でてからしっかりと水で洗います。
  2. 出汁はお鍋で温めて、牡蠣は煮てぷくっとなったら本返しと日本酒を投入します。
  3. 器に蕎麦を盛り、牡蠣と出汁をかけネギ、海苔をちぎって乗せたら完成です。

牡蠣には火を通しすぎないようにしましょう。こうすることで牡蠣がやわらかくてジューシーになります。牡蠣が好きな方にはぜひとも挑戦してみてほしいレシピです。

花巻そばは江戸の庶民に愛されたシンプルな蕎麦だった!

いかがだったでしょうか?今回は花巻そばについて紹介していきました。花巻そばとはいったいどのような蕎麦なのか、花巻そばと言われるようになった由来、花巻そばの美味しい東京のお店、自宅で作れる花巻そばのレシピと紹介していきました。花巻そばは、かけそばに海苔が乗ったシンプルなそばになります。フタをされて提供されているものが多く、フタを開けると海苔の香りが広がりたまりません。

花巻そばのトッピングは海苔だけというシンプルなものが多いですが、中にはワサビやネギ、かまぼこやうずらの卵、ほうれん草や三つ葉の中から1つか2つをトッピングしているお店もあります。ですが、いずれもシンプルな蕎麦になります。花巻そばは、江戸時代に考案された蕎麦で、その手軽さと美味しさから江戸っ子に愛されてきたお蕎麦です。花巻そばを歌った歌も文化を記した書物に残っているほど虜にしていたことがわかります。

花巻そばの由来は、磯の花と呼ばれていた海苔を散らした様子が、花のようだった、花巻そばの蓋をあけると、海苔が出汁にひたった香りが花をまいたようというだったということから花巻そばと呼ばれるようになったという由来もあります。花巻そばはシンプルで美味しい昔ながらの歴史のあるお蕎麦です。近くに花巻そばを食べることのできるお店がないという方はご自身で作ることのできるレシピもありますので挑戦してみてはいかがでしょうか?

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