どら焼きの賞味期限は長い?賞味期限切れのものは食べても大丈夫?

どら焼きの賞味期限はどれくらい長いのか、徹底解説します。また、賞味期限が切れているものは食べても大丈夫なのか、どら焼きの状態を踏まえて説明します。どら焼きの保存方法やより美味しく食べる方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

どら焼きの賞味期限は長い?賞味期限切れのものは食べても大丈夫?のイメージ

目次

  1. 1どら焼きの賞味期限はどのくらい?
  2. 2どら焼きの賞味期限
  3. 3賞味期限が切れたどら焼きは食べられる?
  4. 4どら焼きの保存方法
  5. 5どら焼きの賞味期限に気を付けよう!

どら焼きの賞味期限はどのくらい?

どら焼きは、昔ながらのお茶請けとしてもらうことの多いお菓子のひとつです。また、おやつとして買い置きしておくこともあるでしょう。しかし、食べようとしたら賞味期限が切れていた、という経験がある方もいるのではないでしょうか?

そこで、どら焼きの賞味期限はどれくらい長いのか徹底解説します。また、賞味期限が切れたものを食べても大丈夫なのか、どら焼きの正しい保存方法についても合わせて紹介します。ぜひ参考にしてください。

どら焼きの賞味期限

どら焼きの賞味期限は、製造元や中身のあんこによって変わります。参考までに、メーカー別に賞味期限をまとめました。また、賞味期限と消費期限の違いも合わせて紹介します。

市販のどら焼きの賞味期限

市販のどら焼きの賞味期限と消費期限
メーカー 賞味期限 消費期限
黒船   製造日から3日
浅草亀十   購入日から3日
うさぎや   製造日の翌日
草月 黒松 夏場2~3日、冬場4~5日  
すずめや   製造日の翌日
志ち乃   3日~4日
文明同 6日〜8日程度  
とらや工房   2日
丸京製菓 60~75日  
セブンイレブン 30日前後  

どら焼きの中に入っているあんこは、傷みやすい食品です。そのため、賞味期限および消費期限が1週間以内と長くはありません。一方で、スーパーやコンビニなどで販売しているどら焼きには、脱酸素剤が封入されているため、賞味期限は比較的長いです。

ただし、一度開封してしまうと効果はなくなるので、開封後はできるだけ早く食べ切るようにしましょう。

賞味期限と消費期限の違い

賞味期限と消費期限は、食品の劣化速度によって使い分けられています。賞味期限は、未開封の状態で正しく保存した場合に、その食品に期待されるすべての品質を十分に保っていると認められる期限のことをいいます。つまり、期限内であれば、美味しく食べられるということです。

一方で、消費期限は、未開封の状態で正しく保存した場合に、品質が劣化しやすい食品を安全に食べることができる期限のことをいいます。主に、お弁当やサンドイッチなど製造後約5日以内で品質が劣化する食品に表示されています。どら焼きのパッケージをみて、賞味期限と消費期限のどちらが記載されているかチェックしてみてください。

消費期限切れのどら焼きは処分した方が良い

専門店や和菓子店などで販売しているどら焼きには、保存料や防腐剤などが含まれていないこともあり、消費期限が設定されています。そのため、消費期限切れのどら焼きは、腐っている可能性が高いです。

どら焼きは和菓子の中でも水分が多く、比較的痛みやすい食品に分類されるため、特に注意が必要です。もしも、どら焼きの消費期限が切れていた場合は、迷わず処分するべきでしょう。

賞味期限からわかる食べられる目安

実際に賞味期限が切れたどら焼きを食べても、なにも問題はなかったという方もいるのではないでしょうか?それは、日本で販売されている食品の賞味期限が、元々ゆとりを持って設定されているためです。

賞味期限は、メーカーが官能検査や細菌検査を行い、導き出された期限に対してさらに0.7~0.9倍の日数を設定します。つまり、賞味期限が製造後30日で設定されているどら焼きであれば、製造後33日〜42日間は問題なく食べることができます。

ただし、この期間は未開封で正しく保存した場合に限ります。賞味期限は、あくまで保存状態が良いことを想定して設定されているため、実際に食べる際には傷んでいないか確認する必要があります。

賞味期限が切れたどら焼きは食べられる?

賞味期限切れのどら焼きを食べる前に、腐っていないか確認するべきポイントをまとめました。どら焼きが腐ってしまうとどうなるのか、詳しい状態を踏まえて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

あくまで自己責任

賞味期限が切れたどら焼きは、あくまで自己責任で食べるようにしてください。個別包装のどら焼きであれば、脱酸素剤や品質保持剤などが入っているため、ある程度は品質が保持されています。しかし、食べる前に腐っていないか、どら焼きの見た目や割ってみたときのあんこの臭い、味などが問題ないかチェックするべきです。

今は個別に脱酸素剤が入っていてある程度は品質は保持されますが、生ものですのでおいしくいただくには大体一週間くらいでしょうか。

傷んだどら焼きの特徴

賞味期限を過ぎて傷んだどら焼きは、見た目や臭いに異変が生じます。具体的には、生地がパサパサしていたり、酸っぱい臭いや味がしたり、最終的には緑や白のカビが発生します。また、どら焼きの皮は問題なくても中身のあんこが傷んでいる場合もあります。少し食べてみて、味に異変を感じた場合は、食べないほうが良いでしょう。

どら焼きは中身よりも皮が先に傷む

あんこは傷みやすい食品です。しかし、市販のどら焼きのあんこは糖分が多いため、カビが発生しにくいと、いわれています。その一方で、あんこの水分を吸った皮にカビが生えることがあります。どら焼きの中身よりも、皮のほうが先に傷んでいることが多いのは、そのためです。食べる前に、まず皮の状態をよく確認するようにしてください。

中身があんこ以外のどら焼きは傷みが早い

最近では、中身にプリンがはさんであったり、生クリームやフルーツがはさんである変わり種のどらやきが販売されています。 特に生クリーム入りのどら焼きは、乳製品のため日持ちしません。そのため、消費期限が当日となっている場合が多く、傷みも早いです。

また、どら焼きの中身にプリンやフルーツなど水分量の多いものがはさんである場合、あんこがはさんであるどら焼きよりも傷みが早いので、注意が必要です。

パサパサになったどら焼きを復活させる方法

まだ食べられると判断した賞味期限切れのどら焼きは、本来の風味を楽しめないことが多いです。特に、生地がパサパサとして美味しくないと感じることが多いでしょう。しかし、どら焼きのパサパサ感は、簡単に取り戻すことができます。

どら焼きのしっとりとした食感を取り戻すには、ラップで包みレンジで軽く温めたり、トースターで軽く焼きます。トースターで焼く際には、どら焼きの皮に軽くバターを塗っても良いでしょう。できあがった温かいどら焼きは、賞味期限切れとは思えない美味しさになります。ぜひ試してみてください。

どら焼きの保存方法

賞味期限切れのどら焼きでも、保存状態が正しければ問題なく食べることができます。そこで、どら焼きの正しい保存方法と、長い期間保存する方法について解説します。賞味期限内に食べきれないどら焼きの保存方法で困っている方は、ぜひ参考にしてください。

基本は常温保存

どら焼きの正しい保存方法は、常温保存です。どら焼きは冷蔵庫がある以前から親しまれている和生菓子のため、常温のまま保存される前提で作られています。そのため、どら焼きを保存する正しい方法は、直射日光の当たらない涼しい場所での常温保存です。

ただし、常温保存で日持ちするということではありません。賞味期限や消費期限内に食べきれるのであれば、常温保存が適しています。

冷蔵保存はNG

どら焼きの保存方法として、とりあえず冷蔵庫へ入れておく、という方もいるのではないでしょうか?しかし、どら焼きを冷蔵庫に入れてしまうと、生地に含まれている水分が抜けてしまいます。水分が抜けてしまったどら焼きは、しっとりとした食感がなくなってしまうため、冷蔵保存は避けたほうが良いです。

ただし、生どら焼やフルーツがはさまれているどら焼きは、要冷蔵などと明記されているものもあります。明記されていない限りは、常温保存が原則です。

長期保存は冷凍がおすすめ

賞味期限や消費期限までに食べきれない場合や、できるだけ長い間保存したい場合は、冷凍保存がおすすめです。冷凍する際は、ひとつずつラップで包み、フリーザーバッグなどに詰めて冷凍庫にしまってください。冷凍保存したどら焼きの保存期限は約2週間程度で、日持ち効果もあります。

長い間冷凍保存している場合、生地が冷凍やけすることがあります。美味しく食べるには、できるだけ早く食べ切るようにしましょう。また、賞味期限や消費期限、どら焼きの種類によって保存できる長さが異なります。食べる前に味に変化が起きていないかなど、しっかり確認してから食べるか判断するようにしてください。

冷凍したどら焼きの解凍方法

冷凍したどら焼きは、自然解凍で問題ありません。食べる前の2~3時間前に冷凍庫から出して、常温で解凍すれば食べられる状態になります。ただし、冷凍して解凍したどら焼きは劣化が早いです。解凍した場合は、食べ切るようにしましょう。一度解凍したものを再冷凍するのは味が落ちてしまうため、おすすめしません。

食べきるまでに時間がかかるようでしたら、冷凍保存をオススメします。包みごと冷凍して、食べるときは冷蔵庫で自然解凍させます。加熱させると風味も味も落ちてしまいます。
これで1ヶ月くらい保存したことがあります。お腹は壊してませんが、食べるときはかなり不安でした。

どら焼きの賞味期限に気を付けよう!

市販のどら焼きの賞味期限はどれくらい長いのか、また、どら焼きの美味しい食べ方と正しい保存方法を紹介しました。適切な方法で保存すれば、賞味期限が切れても問題なくどら焼きを食べることができます。

普段は常温で保存し、賞味期限や消費期限内に食べきれない場合は、冷凍保存するのがおすすめです。上手に保管して、最後まで美味しく食べきりましょう。

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