妊婦はマックを食べてはいけない？影響・注意する点やおすすめメニューは？

妊娠中は体の中から赤ちゃんに栄養を直接与えて成長させる大切な期間です。そのため、生まれるまでの毎日の食事に気をつけなくてはなりません。しかし、妊娠初期はつわりやホルモンバランスの変化によって食欲の低下や偏食になりがちです。

また、妊婦さんは体重管理がとても大変ですが、気にしすぎるとかえってストレスを溜めてしまいます。そこで、今回は妊婦さんでもマックを食べたい場合、食べることが可能なのかを解説していきます。

まずは、妊娠中にマクドナルドが食べられるのかを見ていきましょう。妊婦さんがマックを食べた場合、身体の中にいる赤ちゃんは大丈夫なのでしょうか？

結論から言いますと、妊婦さんはマックを食べても問題ありません。つわり時期は無性にマックのハンバーガーやフライドポテトを食べたい妊婦さんも多いです。しかし、ジャンクフードは体に悪い影響が出たり、塩分やカロリーが心配で赤ちゃんに良くないと思われがちですが、食べること自体には問題はありません。

妊娠初期から中期に掛けてのつわりの症状は、かなり重いと言われています。ご飯が食べられず1日の大半をトイレで過ごしたり、つわりがひどくて入院してしまうくらい人も少なくありません。しかし、つわりで食事が全く摂れなかったにも関わらず、マックのフライドポテトだけは唯一食べられたという人もいるのだとか。

妊婦さんだってマックのバーガーやフライドポテトを食べることはできます。ただし、好きな量を好きなだけ食べてもいいわけではありません。次は妊婦さんがマックを食べる際に、どのようなことに注意すればいいのかを見ていきましょう。

妊婦さんがマックを食べる場合は、塩分やカロリーに注意が必要です。マックに限らずケンタッキー等のファストフードも同様で、高カロリーであることを忘れずに摂取する必要があります。つまり、自分の体重とのバランスを考える必要があるということです。

妊婦さんにとっては体重の管理もとても重要なことで、体重が増加しすぎると妊娠高血圧症候群になる可能性もあります。食べたい衝動をグッと抑える事も重要です。

悪影響を及ぼしてしまう可能性があるマックですが、大好きなものを我慢するのもストレスで体に良くありません。マクドナルドを食べたい日は他の食事を気をつけるなど、1日のバランスを考えて食べると罪悪感なく過ごすことができます。

妊婦の時は赤ちゃんに栄養を送っているので、かなりの栄養素が必要になっていきます。しかし、マクドナルドのバーガーやフライドポテトには必要な栄養素が少なく、あまり良い食事とはいえません。

そこで可能であればマクドナルドのセットを頼んだ際にサイドメニューのフライドポテトをサラダに変更して、野菜も一緒に摂取することをおすすめします。

妊婦さんがマクドナルドを食べる時は食べ過ぎず、毎日食べないように気をつけましょう。マックを毎日食べたい人も多いですが、全体的にカロリーが高い商品が多いです。

そのため、マクドナルド1回の食事で1日に必要なエネルギーの半分近くを摂取してしまう事もあります。妊婦さんがカロリーオーバーの生活を続けると、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などを引き起こすリスクも高まります。

コーヒーやお茶などに含まれているカフェインは、胎盤を通じて胎児の肝臓に送られ未成熟なため、さまざまな影響を及ぼす恐れがあるといわれています。また、カフェインは血流を阻害しやすい性質から胎盤機能の低下にもつながってしまいます。

しかし、妊娠前にカフェインを摂取している人は急に止めると、かえってストレスとなってしまい、体に悪影響を及ぼしてしまいます。カフェインはアルコールやたばことは違い、妊娠中でも摂取することが可能です。ただし、摂取量は1日300mg程度となっており、コーヒーであれば1～3杯以内であれば飲んでよいと指導されることが多いです。

妊婦の時にマクドナルドを利用する人が多いですが、食べ過ぎるとどのような影響が出てしまうのでしょうか？次はマックを食べた時に出てしまう影響について解説していきます。

妊婦の時は体を動かす回数が減り、体力やエネルギー消費量が減っていきます。そのため、今まではエネルギーとして消費されていた分が全部消費されず、体内に蓄積されて、そのまま体重が増加してしまう傾向があります。妊娠初期は食べづわりで口にしていないと、気持ち悪くなる人も多く、過食気味になることも多いです。

妊娠中期は妊娠初期のつわりが終わって、食べ物が食べられるようになった反動から食べ過ぎてしまうことが多くみられます。また、安定期に入り、つわりも落ち着き気持ち的にも少なからず不安から解放される部分があることから、食べ過ぎて体重増加になってしまうケースもあります。

妊婦の時に糖尿病になってしまうと、網膜症や腎症などの糖尿病の合併症が悪化したり、流産、早産、巨大時の出産などが起こります。しかし、しっかりと血糖値をコントロールすることで起こりにくくなるので、食べ過ぎに注意することでリスクを抑えることが可能です。

マクドナルドは塩分が高いため、食べ過ぎると高血圧症候群になってしまう可能性もあります。妊娠高血圧症候群とは妊婦さんに発症する高血圧症のことをいい、蛋白尿を伴うこともあります。そのままにしておくと胎児にも影響が出てしまう可能性もあるため、注意しましょう。

最後に妊婦時にマックが食べたくなった時のおすすめメニューについて紹介していきます。数多くのメニューの中でもあまり、影響がない商品を食べて毎日を楽しく送りましょう。

妊娠中にチーズを食べる際は、加熱処理をしていないチーズに気をつけなければいけません。非加熱のチーズを食べると食中毒を引き起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。

そして、市販のチーズには、原材料名や内容量の表示とともに種類別の表示があります。そのため、種類別がナチュラルチーズと書かれているものは非加熱チーズのため、避けた方が良いでしょう。

マクドナルドで使われているチーズは一度加熱されているプロセスチーズを使用している可能性が非常に高いため、食中毒になる心配はありません。しかし、食べ過ぎてしまうと別の悪影響が出てしまうので、注意しましょう。

マクドナルドには、サイドメニューとしてサラダが用意されています。そこで、食事の最初にサラダを食べることにより、血糖値の上昇を抑えることが可能です。ハンバーガーやポテトを食事の最初に食べると血糖値の上昇が早くなってしまい、体に影響を与えてしまうので、食べる際にはサラダを頼んでみてはいかがでしょうか？

妊婦時でもマクドナルドを食べることができますが、中には高カロリーなメニューがあります。揚げ物や極端に糖分の高い食べ物は避けた方が良いでしょう。

フライドポテトやナゲットは食べたくなる人が多いですが、やはり高カロリーなので注意が必要です。マクドナルドのポテトSだと225kkal、Mは410kcal、Lになると517kcalもあります。

ナゲットだと5ピースで270kcal、15ピースで810kcalです。かなりのカロリーになってしまうので、ポテトであればSサイズを、ナゲットであれば5ピースの量を食べるようにしましょう。

妊婦時は甘いものが無性に食べたくなる人も多く、マックシェイクも人気のメニューの1つです。マックシェイクはフレーバーによってカロリーに多少誤差がでますが、大体Sサイズで250kcaal、Lサイズで360～380kcalです。カロリーで見るとあまり多く感じない人もいますが、糖質がかなり多いので、体重管理をしながら飲むようにしましょう。

てりやきバーガーは一見カロリーが低いイメージを持ちますが、チーズバーガーや海老フィレオの方がカロリーが低いです。てりやきバーガーは1個478kcalとなっているので、バーガーを食べる際はてりやきバーガーは避けた方がいいでしょう。

通常のチーズバーガーは307kcalと思ったよりもカロリーが低いですが、ダブルになるとカロリーは一気に上がります。ダブルチーズバーガーは1個あたり457kcalと500kcal近いカロリーを摂取することとなってしまうので、通常のチーズバーガーを食べるようにしましょう。

妊婦時に、マクドナルドが無性に食べたくなる口コミも多いです。しかし、妊娠中の体重管理や栄養を考えると食べられないと考える人もいます。そこで、しっかりとカロリーや塩分を計算して、ストレスが溜まりやすくなる時期でもマックを食べて妊娠中を楽しく乗り切りましょう。