いくらの冷凍保存方法と解凍方法を解説!再冷凍はできる?保存期間も紹介

いくらの冷凍保存や解凍方法は、どのように行なえば良いのか詳しく解説をします。自家製のいくらを作ると量が多いため、冷凍を考えることでしょう。どのように冷凍保存をして、解凍を行なえば良いのか?保存期間についても詳しく紹介しましょう。

いくらの冷凍保存方法と解凍方法を解説!再冷凍はできる?保存期間も紹介のイメージ

目次

  1. 1いくらを冷凍保存したい
  2. 2いくらの冷凍保存方法と賞味期限
  3. 3冷凍いくらの解凍方法と賞味期限
  4. 4自家製いくら醤油漬けの作り方
  5. 5自家製いくらの美味しさをそのまま冷凍保存!

いくらを冷凍保存したい

いくらとスプーン

いくらは生ものになるため、冷凍はできないのでは?と思われる方も多いことでしょう。実は、いくらの冷凍保存は多くの人が行なっており、可能とされています。地域によっては自家製のいくらを、鮭のシーズンである秋口に作り置きをして、冷凍保存したものを正月に食べるという場所も見受けられます。

いくらは高級食材といわれていますが、自家製で手作りするとコスパ良く食べられます。本記事では、いくらの冷凍方法から解凍方法まで詳しく解説していきましょう。

いくらの冷凍保存方法と賞味期限

いくらを冷凍する際にまず気になるのが、保存方法でしょう。保存方法はいくつか存在しているので、自分のスタイルに合った方法を実行するのが賢明です。ここでは4つの保存方法に加え、冷凍保存をした際の賞味期限がどれくらいなのかにも触れていきましょう。

密閉容器を使う

いくらの冷凍保存の定番なのが、密閉容器に入れて保存する方法です。自家製のいくらの場合、量が多くなる傾向にあるため大きめのタッパーなどが活躍します。蓋がしっかり閉まるものを選択して、保存を行ないましょう。密閉容器で保存する場合には、ラップと併用することで密閉度を高めることができます。

保存方法は容器にラップを敷き、そこへいくらを入れていきます。ラップで包むようにしてから蓋を閉めて保存しましょう。次に紹介をする瓶よりも密閉度の低いタッパーは、工夫をすることで日持ちする要因になります。

瓶を使う

いくらを冷凍保存する際に一番おすすめされているのが、瓶に入れて保存する方法です。また日持ちもするので、空き瓶をいくつか取っておき、自家製のいくらを作る際に活用しましょう。100均にも大小様々な大きさの瓶が販売されているので、毎年自家製のいくらを作る方はいくら専用の瓶を用意するのもおすすめです。

瓶を使用する際に注意してほしいのが、必ず煮沸消毒を行なうことです。瓶に付いている細菌等をしっかり除去してからいくらを入れて冷凍することで、いくらの劣化スピードを抑える働きがあります。いくらを煮沸消毒した瓶の中に入れて、しっかりと蓋をして冷凍庫に入れたら完了です。

弁当用カップで小分けする

弁当用のカップ数種類

密閉容器や瓶でいくらを保存した場合、解凍するときに全てのいくらを行なわないといけません。毎日食べるのであれば良いですが、そうではない場合には小分けにして冷凍するのがおすすめです。小分けにして冷凍する方法として、100均などにも販売されている弁当用のカップを使用してみましょう。

1回分のいくらを取り分けて、ラップを敷いた密閉容器の中に並べていきましょう。このとき、詰めすぎてしまうといくらが潰れてしまうので注意してください。そのまま冷凍庫に入れて、食べる分だけ解凍をしましょう。

ラップで小分けする

弁当用のカップでは少し小さいと感じる方は、ラップに1回分のいくらを取り分けて冷凍保存するのがおすすめです。弁当用カップの場合、保存できる量がある程度決まっています。ラップで保存することで、1回分の量を自分で決めることができます

いくらの量が多い場合には、密閉容器や瓶と併用するようにしましょう。ラップでいくらを包む際には、いくらが潰れないように丁寧に扱います。自家製のいくらは水分が多いことがありますので、水分の漏れにも十分に注意してください。

冷凍の場合の賞味期限

カレンダー

いくらを冷凍した時に気になるのが、どれくらいの賞味期限を設ければ良いのかです。自家製のいくらの場合、もちろん賞味期限の記載はありません。その上冷凍をしているため、期限が分からない方も多いといいます。冷凍したいくらの賞味期限の目安は約2~3ヵ月とされています。

旬の秋口に作り、その後年末年始に食べ終わるようにするのが好ましいとされています。これ以上の冷凍期間を設けてしまうと、いくらが冷凍焼けしたり、味が劣ったりするので、美味しい内に食べ切るのがベストでしょう。

冷凍いくらの解凍方法と賞味期限

冷凍したいくらの解凍方法はいくつかあります。その中でも主流の解凍方法を2点を、解凍する際の注意点と併せて紹介しましょう。また、解凍後の賞味期限はどのように変化するのか?再冷凍はできるのか?についても解説します。

冷蔵庫で解凍

冷蔵庫を開けている様子

いくらを解凍するのに必要なのは、ゆっくりと解凍を進めていくことです。そのため、冷凍庫から取り出した後は少し温度の上がる冷蔵庫内に入れて解凍を進めることで、ゆっくりと食べられる状態に戻っていきます。

ゆっくりと解凍するのが何故いくらにとってメリットなのかというと、水分を出さずに解凍できるからです。解凍時間は少々かかりますが、食べる日の前日夜に冷蔵庫に移しておくと次の日には食べられる状態になります。事前に解凍を進めておくのが先決でしょう。

流水解凍

水が上から流れてくるイメージ

冷蔵庫で解凍するには時間がかかりすぎるため、もう少し早く食べたいという方は流水を使用して解凍しましょう。ボウルなどのいくらの容器や瓶が入る大きさの入れ物に、水を溜めて浸けておきます。水道の水をちょろちょろと出しておくと、水に回転がかかるのでより早く解凍することが可能です。

このとき、密閉容器と瓶の蓋がしっかり閉まっていることを確認してください。蓋が緩んでいた場合、水が容器内に入ってしまい水分過多になりかねません。

解凍する際の注意点

黄色の背景にストップの文字

解凍時の注意点として挙げられるのが、早く解凍したいがあまり電子レンジを使用してしまうことです。いくらは魚卵なので、電子レンジを使用することで破裂する可能性も否めません。また、生ものであるいくらは加熱機能の電子レンジで解凍をしてしまうと、水分が大量に出てしまい味の変化にも繋がります

解凍後にパスタなどに加えて加熱調理をするのであれば問題はないですが、冷凍しているいくらを電子レンジで解凍するのは危険を伴うのでやめましょう。

解凍したいくらの賞味期限

カレンダーと砂時計

いくらは解凍をするとグッと賞味期限が短くなります。生ものなので早めに食べ切るのが好ましいとされており、解凍後の賞味期限はおよそ2~3日程度とされています。小分けで冷凍をしている場合には、食べる分だけ解凍することができますが、容器や瓶の場合は全て解凍することになるので注意が必要です。

いくらの賞味期限が切れているのかを判断する基準として、異臭がしていないか、白くなっていないかがポイントです。これらに当てはまるようであれば、口にしないことが賢明でしょう。

再冷凍はできる?

はてなを指さしている様子

解凍をしたいくらが余ってしまった場合に、再冷凍は可能なのでしょうか?いくらの再冷凍はおすすめされていません。再冷凍することにより、風味が落ちることが懸念されます。それに加えて、衛生面で見ても好ましくないでしょう。生のまま口にする食べ物なので、これらの点を踏まえると再冷凍はしない方が良いでしょう。

自家製いくら醤油漬けの作り方

自家製のいくらを作ったことがあるでしょうか?鮭の獲れる地域では、毎年いくらを作って保存しているという家庭も少なくありません。鮭の獲れる地域として代表的なのが北海道です。北海道ではスーパーにもいくらの元となる筋子が秋口になると多く販売されている光景を目にできます。

いくらを漬けたことが無い初心者の方でも、簡単にいくらを作ることができるので、スーパーで筋子が販売されている際にはチェックしてみてください。

材料と下準備

  • 生筋子
  • A醤油
  • A酒
  • Aみりん
  • A水

筋子は塩漬けのされているものと、味の付いていない生のものが存在しています。いくらを作るのに適しているのは、生筋子になるので間違えないように購入しましょう。下準備として、Aの材料を鍋にかけて沸騰した後に冷ましておきましょう。

生筋子のほぐし方

生筋子をほぐすときのポイントは、ぬるま湯の中でほぐすことにあります。筋子が入る大きさのボウルを用意し、その中にぬるま湯を入れて薄皮を剥いていきましょう。ポロポロと卵が剥がれていくので、剥がれていない卵は丁寧にボウル内に落としていきます。

お湯に入れていることによって卵が白っぽくなりますが、調味料と合わせることで艶やかないくらに変化するので心配はありません。全ての卵が取れたら優しくかき混ぜて、白い膜を排除しましょう。卵に膜が付いていることもあるので、丁寧に取り除いたら完了です。

味付けとポイント

卵を容器内に移して冷ました調味料を入れたらいくらが完成します。味付けは先ほど述べたものを使用して、自分流の味に足したり引いたりで調節しましょう。いくらに味が染み込むまでは、2~3時間漬け込むのがポイントです。その後、冷凍をしたりご飯にかけたりして食べてみてください。

自家製いくらの美味しさをそのまま冷凍保存!

いくらをスプーンですくっている様子

自家製のいくらはコスパも良く、好きなだけ作って食べることができます。大量に作って冷凍保存をすることで、美味しさはそのままにいつでも愉しむことができるでしょう。いくらは冷凍保存をして、年末年始を目処に食べ切るようにしてみてください。

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