2019年09月05日公開
2024年09月26日更新
ちくわぶのカロリーや糖質は?栄養成分やダイエット中の注意点
ちくわぶは関東ではおでんの具材として親しみのある食べ物ですは、意外にもカロリーが高くてダイエット中には注意が必要だということを知っていますか?今回はちくわぶのカロリーや糖質について調査しました。また食べるときの注意点も紹介しています。
ちくわぶは関東地方のローカル食材?
ちくわぶは関東では当たり前のようにおでんに入っているため、東京をはじめとした関東地方の人は知っている方が多いと思います。
しかし、ちくわぶは実は関東のローカルフードであり、全国的に見るとあまり有名ではありません。そのため、ちくわぶという名前を初めて聞くという方は、名前や見た目が似ているちくわのようなものを想像する方が多くいるようです。今回はあまり知られていないちくわぶのカロリーや糖質について紹介していきます。
ちくわぶとは?
ちくわぶとは、小麦粉・水・塩を合わせて練ったものを棒などに巻き付けて加熱し、ちくわの形に似せて作られた食品です。東京発祥の食品で、おもに関東地方の一部でおでんの具材やちくわの安価な代用品として用いられていました。
そのもちもちとした独特な食感と塩以外の調味料を使用せずに作られるため味を扱いやすいという特徴があります。最近では煮込み料理や鍋料理の具材として全国的に認知度を高めています。同じ小麦粉で作られた、すいとんやうどんよりも強い歯ごたえのもちっとした食感で、1度食べたらはまってしまったという方も多くいるようです。
ちくわぶが使われる料理
ちくわぶが使われる料理として1番オーソドックスなものはおでんです。スープに入れたり煮込んだりすると味が染み込んでもちもちとした食感になるため、他にもすき焼きや鍋、豚汁の具材として用いられています。煮込み料理以外にも炒めたり、揚げたりしてももちもちとした食感が楽しめます。
さらにはきな粉をまぶしたり、みたらしを絡めたりしてお団子のように使われていたりもします。以前テレビで取り上げられた料理にはカヌレのようにして食べるというものもありました。安価な食材なので手に取りやすく塩以外の調味料が使われていないため、あらゆる食べ方ができる万能な食材だと言えるでしょう。
ちくわぶのカロリーと糖質
名前や見た目はちくわと似ているけれど、カロリーや糖質は一体どうなのでしょうか?ちくわは主に白身魚のすり身が用いられて作られているので低カロリーな食材です。一方、ちくわぶの材料は小麦粉・水・塩で材料としては、うどんやすいとんと同じでちくわとは全く異なります。それでは早速気になるカロリーや糖質を見ていきましょう。
カロリー
ちくわぶのカロリーは100gで約171kcalです。おでんなどの具材として用いられるときには1個当たり50g程度にカットされているので、単純に考えると約85kcalとなります。ちくわぶは味を染み込みやすいのでカロリーはスープなどを染み込むと、その分上がってしまいます。
ヘルシーな料理だというイメージの強いおでんの中ではちくわぶはカロリーが高く、太りやすい具材なので注意が必要です。原料が主に小麦粉なので、おかずとして考えるよりもご飯やうどんなどと同じように炭水化物であると考えましょう。
糖質量
糖質の値は炭水化物量から食物繊維量を引いた数字です。ちくわぶの100g当たりの炭水化物量は31.1gで食物繊維量が1.5gなので、糖質の値は100g当たり29.6gとなります。小麦粉・水・塩のみで作られているため食物繊維量が少なく、糖質量もカロリーと同様に高く太りやすい食材と言えるのです。
カロリーや糖質は高いですが、脂質はほとんど含まれていません。そのため脂質を控えているときには向いていると言えますが、糖質を控えているときには避けた方がいいでしょう。
ちくわぶの栄養成分と効果
小麦粉・水・塩のみで作られているため、ちくわのようにたんぱく質が高かったり、ミネラルやビタミンが豊富であったりすることはありません。そのためちくわぶだけを食べていると栄養が偏ってしまいますが、ちくわぶにもさまざまな栄養成分が含まれています。
パントテン酸
まず1つ目はパントテン酸というビタミンの1種です。糖質・脂質・タンパク質の代謝とエネルギーの産生に不可欠な酵素を補助するという役目を果たしています。またコレステロールやホルモン、免疫抗体などの合成にも関係しており、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きもしています。
パントテン酸はギリシャ語でどこにでもある酸という意味です。その名前の通りあらゆる食品に含まれているため、通常の食生活を送っていれば欠乏することはありませんが、カフェインを多くとるという人は多めに摂取しておいた方がいいでしょう。
銅
2つ目は知っている人も多いミネラルの1種である銅です。銅は必須微量元素と言われ、体内で血液を作ったり、骨や血管を保ったり、脳の働きを助けたりなど非常に大切な役割を果たしています。血液の重要な成分であるヘモグロビンを手助けする役割もあり、不足すると貧血などになってしまいます。
また、動脈硬化や老化を進行させる過酸化脂質の生成を抑えること役割もあります。貧血になりやすい女性にとっては欠かせない栄養素の1つだと言えるのです。
ちくわぶをダイエット中に食べる時の注意点
ちくわぶはカロリーも糖質も高く、その他の栄養素があまり含まれていない炭水化物の多い食材だと紹介しました。そのためダイエット中には気をつけて食べなくてはならない太りやすい食材だと言えます。そんな食材をダイエット中に食べるときに気を付けるべき注意点とは一体どのようなものなのか紹介していきます。
肉類などを一緒に食べる
脂質がほとんど含まれていないちくわぶは腹持ちが悪いため、ダイエット中には肉料理など脂質を含んだ料理と一緒に食べるのがおすすめです。糖質以外の栄養素がほとんど含まれておらず、ご飯と似た炭水化物の多い食べ物だと紹介しました。
おかずとして食べるよりもご飯の代わりとして肉料理と食べることで、全体の食事量を減らすことができるでしょう。
おでんの時は最後に食べる
おでんの具材として入っているときには約85kcalとあまり高い数字ではないと考える方も多いのではないでしょうか?普段はあまり気にせずに食べていることも多いかと思いますが、最初から気にせずに食べてしまうと腹持ちが悪いこともあり、合計のカロリー数はどんどん上がってしまいます。
また初めからちくわぶを食べてしまうと、血糖値が急上昇してしまい太りやすくなってしまいます。そのため、食べる順番的には最後の方に締めのような感じで食べるのがおすすめです。また、脂質の多い具材と一緒に食べると腹持ちが良くなるので、ちくわぶの前に脂質の多い食材を食べるのもおすすめの食べ方です。
あまり煮込まない
ちくわぶは単体で食べることがなく、煮込んだり調理したりすることによって魅力が出てくる食材です。主な原料が小麦粉なので、煮込んでも味の邪魔をすることがありません。また、味を染み込みやすい食材なので煮込めば煮込むほど味が染みて美味しくなります。
しかし、あまり煮込みすぎてしまうとその分どんどんつゆやスープを吸い込んで、カロリーや塩分の取りすぎになってしまいます。なので料理をする際にも煮込みすぎには注意が必要です。また、コンビニなどでおでんを買う際にも煮込まれすぎたものは避けるようにしましょう。
ダイエット中はちくわぶのカロリーに注意しよう!
ちくわぶはカロリーも糖質も高く、ダイエット中には避けたい太りやすい食材の1つです。関東のおでんでは定番の食材であるちくわぶのカロリーや糖質について紹介しました。関東地方の方は当たり前のようにおでんに入っているのでローカルフードだということを知らない方も多かったのではないでしょうか?
主に小麦粉でできており、煮込み料理や鍋料理に入れるとつゆなどを染み込んで大変美味しくなります。さらに独特のもちっとした食感にはまる方も多い食材だと思います。しかし、味を染み込むことでさらにカロリーが高くなり塩分などの取りすぎにもつながります。そのため、ダイエット中にはちくわぶの食べ過ぎや食べ方には注意しましょう。