2019年08月23日公開
2024年09月25日更新
はっさく大福は有名な因島グルメ!はっさく大福の特徴&広島の人気販売店を紹介
広島県因島で愛されている銘菓はっさく大福。やわらかなお餅でジューシーなはっさくの果肉とあんこを包み込んだ和菓子で、一度食べるとあまりの美味しさにハマる方が続出しています。今回はそんなはっさく大福の魅力と販売店舗を中心にまとめました。
はっさく大福は広島のおすすめスイーツ!
広島県の島の一つ因島は、はっさくの発祥地と言われる柑橘類の生産が盛んな土地です。因島名物のお土産品をと考え出されたのが、大福にはっさくを丸ごと入れたはっさく大福です。そのインパクトある見た目とおいしさで広島県のアンテナショップだけで年間18万個も売れるという大ヒット商品になりました。
今回はそんな因島の名物スイーツ、はっさく大福について特集します。気になる味や美味しい食べ方、人気販売店まで詳しく紹介していますので、まだ食べたことがない方はぜひチェックしてください。
はっさく大福の特徴とは?
このセクションでは広島県では知らない人のいない大人気スイーツはっさく大福がどんなものなのかを紹介します。実際に食べた方の口コミも取り上げましたので、参考にしてください。
はっさくの実が入った大福
はっさく大福はその名前通り大福の中にあんこと大粒でジューシーなはっさくの身が丸ごと入ったスイーツです。酸味と苦味のバランスが絶妙のコンビネーションで、一度食べるとクセになる美味しさです。はっさく大福は和菓子でありながらもはっさくの味が爽やかなので、甘いものが苦手な男性からも評価が高いそうです。
あんこの甘味とはっさくの酸味が程よく絡み合い、ひとつ食べるとまたひとつと手が伸びてしまいます。ちなみにはっさく大福のあんこははお店によって白あんやこし餡など違いがあるので、好みのはっさく大福を探してみるのも楽しそうです。
因島産のはっさくを使用
広島の因島は瀬戸内の温暖な気候に恵まれた日本でも有数の柑橘類の生産が盛んな土地です。中でもはっさくは因島が発祥の地として知られ、江戸時代末期に広島県因島市田熊町にある浄土寺ではっさくの原木が発見されたことで有名です。
そんな因島のはっさくを贅沢に使用したのがはっさく大福です。はっさく大福の中のはっさくは広島県の因島で生産されたものだけを使用しています。実ははっさくは冬真っ只中の2月~3月にかけて収穫されたものを追熟作業を行って甘くおいしい状態にした後出荷しています。
季節が春になり暖かくなるとはっさくが熟しすぎてはっさく大福には使用できなくなるため、はっさく大福が食べられるのは6月~10月の期間限定としているお店が多いです。はっさく大福を提供しているお店は因島ほか広島県内に数店ありますが、それぞれ販売期間が異なるため購入したい方は事前に問い合わせすることをおすすめします。
広島県因島産のはっさくは、すっきりとした酸味にほのかな苦味が含まれているのが特徴です。香りもよく嫌味のない味なので、幅広い世代の方に人気を得ています。
果肉もパリっ、プリっとした食感で、独特の食感と風味にハマる人が多いです。因島でははっさく大福のほかにもはっさくゼリーやはっさくマーマレードなどいろんな食品に加工され愛されています。
はっさく大福の味
はっさく大福の気になる味を調査したところ、はっさくならではの独特の酸味と苦味をなめらかなお餅と上品なあんこが三位一体となり最高の美味しさと評価している方が多く見られました。はっさくならではの苦味があんこやお餅で包まれることでちょうど良い具合になるそうです。
はっさく大福は甘さも控えめなので甘いものが得意でない方も食べやすく、小さな子供から年配の方まで幅広い世代に愛されています。
美味しい食べ方
はっさく大福の美味しい食べ方ですが、購入したらなるべく早く食べるのが一番です。巷にはクリーム大福と言って冷やして食べるタイプの大福もありますが、はっさく大福に至っては冷やすとお餅が固くなり食感が落ちるのでおすすめしません。
はっさく大福の食べごろの温度は15度~20度と言われています。当日に食べない場合は冷蔵庫には入れず涼しい場所で保管してください。買ってきたら日を置かず美味しい状態で食べきるようにしましょう。
賞味期限
お土産にはっさく大福を持って帰りたい方もいると思います。人に渡す際は日持ちが気になるところですが、はっさく大福の賞味期限は意外と短く3~4日とされています。
はっさく大福をたくさん購入した場合は冷凍保存することも可能で、その場合の賞味期限は1ヶ月程度です。食べる際は自然解凍して適温にしてからいただいてください。
ただ冷凍保存すると中のはっさくが苦くなる場合があるので、できれば冷凍保存せずそのままの状態で食べる方が好ましいです。冷凍保存はどうしてもの場合に限り保存するようにしましょう。
通販でも購入可能
はっさく大福を食べてみたいけど広島県の因島まで足を運べないという方は、通販でお取り寄せすることもできます。はっさく大福を製造販売しているお店のホームページから注文できるので、検索してみてください。
インターネット通販で購入した場合でもはっさく大福は生もののため日持ちがしません。家に到着したら早めに食べることをおすすめします。
はっさく大福の通販以外にも東京銀座にある広島県のアンテナショップ「広島ブランドショップTau」でも手に入れることができます。ただしはっさく大福の販売は水曜日~日曜日限定なので、はっさく大福目当てで訪れる方は注意してください。
口コミ
はっさく大福はどんな味なのか実際食べた方の意見が気になります。そこで実際に食べたことがある方の口コミを集めました。まだ食べたことがない方はリアルな意見を参考にしてください。
帰りはあなごめし!と、お義母さんがおススメして買ってくれたはっさく大福。あかん、これは好みすぎる😭🍊あと10個くらい食べたい← pic.twitter.com/EFpFGmCSfF
— じゅんじゅん@39w5d→6m (@Jarielnei) August 16, 2019
はっさく大福、美味しかった
— 小箱とそら (@kobakosora2015) August 21, 2019
そらも食べたかったみたい
けど飼い主が全部食べました😁
またいつか買いに行こう😆 pic.twitter.com/PquyRn5caX
尾道・福山、食べ物編。①はっさく大福は中のはっさくがパキパキとして美味しかった~。当日中ならではなんだろう。②穴子の蒲焼き。刺身は食べられなかったな。③保命酒のアイスクリン。ジェラート見つけられなかった。有ったのかな?④みかんエイル・レモンエイルはイマイチ印象に残らなかった…💧 pic.twitter.com/HXz9oJPMJf
— 木洞 (@ki_no_uro) August 16, 2019
はっさく大福の人気販売店
広島県因島名物のはっさく大福を販売してるお店は広島県内にいくつかあり、それぞれ違った特徴があります。ここでははっさく大福の中でも特に美味しいと人気のお店を取り上げました。それぞれのお店の味わいや特徴を詳しく紹介していきます。
餅菓子のかしはら
はっさく大福の人気販売店1軒目ははっさく大福の元祖と言われる1941年創業の老舗和菓子店です。本店は因島にありましたが、現在は広島市西区観音に移転しています。餅菓子のかしはらが作るはっさく大福の特徴は甘酸っぱいはっさくの果実に白あんとみかん餅を合わせた点です。もちもち食感の餅はほんのりオレンジ色で見た目も可愛いと評判です。
餅菓子のかしはらではっさく大福を作るまでには相当の苦労があったそうで、こしあん、粒あん、白あんなどあらゆる食材の中からあっさくと一番相性の良い白あんが採用されました。努力の甲斐あって生まれたはっさく大福はたちまち人気になり、世界的に有名なソムリエの田崎真也さんや作家の内館牧子さんの自著で紹介されたこともあります。
元祖はっさく大福とプリントされたパッケージはどこかレトロで広島土産としても喜ばれます。販売期間は10月~8月となっていますがその年のはっさくの収穫状況によって変わることもありますので、詳しくはお店の方に訪ねてください。はっさく大福の値段は1個160円で、6個入の箱タイプなどでも販売されています。
店舗情報
所在地 | 広島県広島市西区観音町9-4 |
最寄駅 | 広島電鉄「天満町電停」から徒歩1分 |
営業時間 | 8:00~18:00 |
定休日 | 月曜日 |
電話番号 | 082-208-2236 |
昇福亭
尾道駅から歩いて15分ほど、千光寺山頂の中程にあり多くの方から愛されているお店が昇福亭です。築60年の情緒漂う古民家を利用したお店で、はっさく大福の店頭販売に加え甘味をいただけるお休み処としても営業されています。広島のガイドブックでも度々紹介される人気店で、店内は地元の方から観光客までいつも多くの人で賑わっています。
昇福亭のはっさく大福は白あんとこしあんの2種類のあんこから選べます。なめらかな口当たりとさわやかな味わいの白あんも上品な甘さのこしあんもどちらも美味しいので、せっかくなら両方味わってみるのがおすすめです。店内ではっさく大福を食べる場合はサービスで温かいほうじ茶が付いてくるので、一緒にいただきましょう。
昇福亭にははっさく大福のほか、餅にレモンの皮が練りこまれたレモン大福も販売しています。レモンの香りが活きたあっさりとした味わいで、はっさく大福に負けないほど人気だそうです。はっさく大福とレモン大福の値段は1個160円です。尾道観光のついでにも立ち寄りやすいので、お土産を買いに訪れてはどうでしょうか?
店舗情報
所在地 | 広島県尾道市東土堂町11-24 |
最寄駅 | JR山陽本線「尾道駅」北口から徒歩15分 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 不定休 |
電話番号 | 0848-24-5755 |
はっさく屋
因島の北部に位置する因島大橋記念公園内にあるはっさく屋は、はっさく大福の全国発送を行っていることでも有名な和菓子専門店です。はっさく屋のはっさく大福は餅が厚めで白あんと契約農家から仕入れた新鮮なはっさくのバランスが絶妙で美味しいと評判です。小ぶりながら食べごたえがあり甘すぎないので、リピーターが続出しています。
はっさく大福の値段は1個160円、賞味期限は製造日含め3日間なので、お取り寄せされる方は到着後速やかにいただきましょう。6個入り、8個入り、10個入り、15個入りがあり、10月中旬より販売されることが多いようです。詳しい発売時期については公式ツイッターで確認できるので、こまめにチェックしてください。
ちなみにはっさく屋のパッケージに描かれたさくみちゃんははっさく屋のスタッフがデザインしたもので、はっさく大福をイメージした癒しのキャラクターです。パッケージが可愛いので、旅の話のネタにお土産に買っていく方も多いそうです。
はっさく大福のシーズンオフにはまるごとみかん大福やぶどうあまなつ大福、ジャンボいちご大福などもラインナップしています。カフェを併設した店舗はしまなみ街道を一望できる絶景ポイントなので、旅の疲れを癒しながらはっさく大福を楽しみましょう。
店舗情報
所在地 | 広島県尾道市因島大浜町246-1 |
最寄駅 | 因島大橋歩道因島側終点(階段近道)から5分 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 月曜・火曜 |
電話番号 | 0845-24-0715 |
中屋本舗
中屋本舗は1936年に創業された広島でも指折りの老舗和菓子店です。伝統に培われた技で作られるはっさく大福ははっさくの果肉を白あんでつつみ、卵白を加えて作ったやわらかなお餅で優しく包み込んだ逸品です。
一口かじると中からはっさくの甘酸っぱい香りが口いっぱいに広がりたまらない美味しさです。中屋本舗のはっさく大福は4個入りで704円です。店舗の2階に併設されたカフェギャラリーではできたてを食べることもできるので、尾道を訪れたらぜひ立ち寄ってください。
中谷本舗でははっさくプディングや、はっさくの果汁にママレード、生クリームを入れて焼き上げた新感覚のスイーツ「はっさくの風」なども展開しています。柑橘好きな方なら間違いなくハマる味なので、一緒に買って帰りましょう。
店舗情報
所在地 | 尾道市高須町東新涯4835-3 |
最寄駅 | 東尾道駅から856m |
営業時間 | 9:30~18:30 |
定休日 | 正月1日・2日以外原則として無休 |
電話番号 | 0848-47-3070 |
松愛堂
1921年創業の松愛堂は「地産地消」と「安心安全」をテーマに掲げ地元の特産品を使用したお菓子を丁寧に作り続けている老舗和菓子店です。はっさく大福に使用しているお餅は杵で一からついたやわらかな食感で、甘酸っぱくさわやかな白あんとさっぱりとした味わいのはっさくと最高のハーモニーを奏でています。
値段は1個140円とほかの店舗に比べてややリーズナブルです。地元の方からも人気で、店頭に並ぶと午前中には売り切れることも珍しくありません。確実に手に入れたい方は開店直後に訪れることをおすすめします。
店舗情報
所在地 | 広島県尾道市土堂1-6-11 |
最寄駅 | 尾道駅から741m |
営業時間 | 9:00~19:00 |
無休 | 無休 |
電話番号 | 0848-22-9228 |
はっさく大福を広島で一度は食べたいスイーツ
今回は因島銘菓のはっさく大福を取り上げました。やわらかなお餅とジューシーなはっさく、白あんがベストマッチで県外からわざわざ買いに訪れる人も多い逸品です。お店によって配合や味わいが異なりますので、食べ比べをしてお気に入りを見つけてみてはどうでしょうか?