2019年07月13日公開
2024年09月22日更新
ババヘラは秋田名物のご当地アイス!販売場所や味の口コミまとめ
ババヘラアイスは秋田市内では春から秋にかけて見られる、露店販売のアイス屋です。年配の女性が販売員としてパラソルの下で販売を行なっています。メディアにも取り上げられた事で多くの方が、ババヘラアイスを求めて秋田に観光で訪れるようになったとも言われているほど影響力のある名物です。そんなババヘラアイスを知らない人にも魅力をお届けする為に、今回はババヘラの味や見た目、値段や販売場所を紹介していきます。秋田まで行くのが難しいという方は通販情報もあるのでぜひ参考にしてみてください。
ババヘラアイスは秋田の夏の風物詩
秋田県で夏に食べる事のできるババヘラアイスを知っていますか?夏に秋田県に行ったら絶対に食べたくなる事間違いなしのババヘラアイスはその見た目、販売員さんの優しさ、味が美味しいなど様々な理由で昔から人気のアイスです。
秋田県に住む地元の人はもちろんの事、観光で訪れた際にも夏には全国各地からその味を求めてお客様が立ち寄るとされています。そんな秋田県の夏の風物詩でもあるババヘラアイスですが、どのようなアイスでどこで販売されているのでしょうか?その他にも名前の由来や長きに渡る歴史など、ババヘラアイスについて解説していきます。
道路沿いで露店販売
秋田県に行ってババヘラアイスを食べたいと思って検索をかけても、実店舗を持っていない為お店は上がってきません。ババヘラアイスは秋田市内の至る所で露店販売を行なっているのが大きな理由です。夏の時期に秋田県に行くと、ピンクと黄色の大きなパラソルを道端などで見つける事ができます。
そのパラソルこそがババヘラアイスを販売しているお店なのです。多くは年配の女性が販売を行なっており、パラソルの下を覗くとエプロンを付け、帽子をかぶった方を見つける事ができます。パラソルの黄色とピンクのカラーはババヘラアイスを象徴する色になり、地元の方はこのパラソルを目印に夏になるとアイスを買いに立ち寄るのです。
値段設定も子供でも手が出しやすいようになっているので、子供がお金を握りしめて買いに来るという光景を見かける事もできるでしょう。値段については後程紹介しますが、普通に人の手から渡されるアイスと考えると安い値段で販売されている事が分かります。
ババヘラアイスの歴史
ババヘラアイスの歴史は長いとされており、発祥は今と同じく秋田県です。歴史は実に1948年頃にまで遡りアイスキャンディーの会社が、魚屋にアイスの販売を委託した事からババヘラアイスが始まりました。
当初の魚屋では魚に使用する発泡スチロールの中にアイスを入れて販売を行なっていましたが、数年後には現在パラソルの下で販売されているのと同様に保冷缶の中にアイスを入れて販売するようになったと言われています。
現在のババヘラアイスは黄色とピンクのカラーが特徴的ですが、この色に着色され味が付いたのは1969年頃であるとされており、それ以前は色の付いていない白だけの単体で販売がされていました。色が変わり、味がいちごとバナナになってからは今も尚その味を継承しているとされています。
ババヘラの名前の由来
ババヘラアイスと聞くとなぜそのような名前になったのか疑問に思う方も多い事でしょう。この特徴的な名前にはしっかり由来があるのです。名前の由来になっているのはババヘラを販売している女性が軸になっているとされています。ババヘラのババは秋田県では中年~年配の女性の事を指しています。
その為アイスの販売を行なっているのは中年~年配の女性が多数起用されているのです。ヘラはヘラを使用して美しいアイスを作り出す事から由来されています。ババがヘラを使って作り出すアイスである事からババヘラアイスとなったのがそもそもの由来とされています。
秋田県でババヘラを販売している女性の平均年齢は70歳以上となり、とても元気な様子が見て取れます。対応もとても優しく親しみ溢れている為、何度でも通ってしまうという声も少なくないのです。夏に人手不足になると若い女性や中年の男性を起用し、ギャルヘラアイスやジジヘラアイスといったレア感のある露店も出回ります。
通販でも購入できる
ババヘラアイスを購入したいと思っても、なかなか秋田県まで行くのは難しいという方も多い事でしょう。また後程詳しく紹介をしますが、ババヘラは販売期間が決まっている為販売期間外に食べたいと思う方も少なくないです。そんな時におすすめなのが、通販を利用してババヘラアイスを入手してみましょう。
本格的に自分でババヘラを作り出す事ができるのも、通販の魅力とされています。商品については後程詳しく紹介をしますが、秋田県に行かずとも食べる事ができるので通販を利用してみるのも一つの方法です。
ババヘラアイスの特徴
黄色とピンクのカラーが特徴的で、見た目も美しいとされるババヘラアイスですがその特徴をもう少し詳しく解説していきましょう。作るのが難しそうなババヘラアイスの作り方や口コミも合わせて紹介し、ババヘラの魅力を最大限にお伝えします。
盛り付けが芸術的
ババヘラアイスは花びらの形に盛り付けて、コーンの上に花が咲いているような形になっているのが印象的なアイスです。この花の形は10年ほど前から盛り付けられるようになり、それ以前は通常のジェラートのようにアイスを盛り付けていただけでした。
この花の形にしたのはババヘラアイスの会社が試行錯誤を繰り返し、お客様に喜んでもらえるように生み出した形なのです。現在ではこの形が主流となっている為、元からこの花の形であったと思われる方も多いですが裏には会社の思惑が潜んでいたのです。
花の形をしている事で、現在SNSの普及により写真映えするという理由で若い女性も多く秋田県に訪れるようになったと言います。一種の町おこしとしても活躍するババヘラですが花の盛り付けは、販売員によって異なるのも面白い魅力です。
大きく分けて2種類の盛り付け方法が存在しており、バラ盛りとチューリップ盛りが主流です。バラ盛りはなかなか難易度が高い事が販売員の中で言い伝えられています。その為秋田市内にいくつも出店しているババヘラは、その場所その場所で見た目の違うババヘラが楽しめるのでいくつもの露店を回る方も多いようです。
味の種類と値段
ババヘラはパラソルのカラーと同様に、アイスの色もピンクと黄色が主流です。味はピンクがいちご味、黄色がバナナ味としていますが会社によって黄色がレモン味になる事もあるので購入前に黄色の味を確認しておくと良いでしょう。
その他の味にはソーダとミルク、メロン、ブドウといったレパートリーが稀に販売されている事がある為、出会えた際にはまた違った見栄えのババヘラアイスを堪能する事ができるでしょう。ババヘラアイスはシャーベットのような口当たりが特徴ですが、意外に柔らかいという口コミも多く挙がっています。
また販売員さんによっては二色の割合が異なるため味わいもその時その時で変わるとされています。夏の暑い時期に外で受け取るババヘラアイスは、天候によっては溶けやすい為受け取ったらすぐに食べるのが良いとされています。
ババヘラアイスの値段は子供でも購入できるように良心的な値段設定がされています。現在人の手で渡されるアイスの相場の値段は300~500円が当たり前ですが、ババヘラは150円から300円程の値段で販売がされているのです。
値段設定はババヘラアイスの各会社によって異なるので、向こうでは300円だったものがこちらでは200円というパターンも少なくありません。安い露店と高い露店では味やアイスの質には変わりは無いので、見つけた所で食べるのが良いでしょう。
高くても300円という良心的な値段なので手が出しやすいところに魅力があります。またお祭りなどの書き入れ時には値段が上昇するとされています。
ババヘラ盛りの作り方
ババヘラ盛りのスタンダードな作り方として、まずコーンに土台となるアイスを平らに乗せ、その後ヘラで角度を付けながら盛っていく事で花びらのように美しい見た目に仕上がります。販売員さんによって盛り付け方は異なりますが土台を作って盛っていくのが主流です。
ベテランの方になってくると、一瞬で作り上げてしまう方も多い為、手際の良さなどでベテランの販売員さんなのか見分けがとされています。
ババヘラアイスの口コミ
秋田名物のアイスといえば、そう、ババヘラアイスですね。
— 秋田を紹介する阿賀野型2番艦『能代』 (@LC_Nosiro_Akita) July 13, 2019
いろんなテレビで報道されて一躍有名になりました。
夏の暑い時期、体育館前やプールの駐車場などでおば様方が販売しています。
黄色はバナナ味、桃色はイチゴ味で、言えば片方の味だけでも作ってくれるんですよ。豆知識ですね!
ババヘラアイスはメディアに取り上げられた事から、有名になり多くの方が訪れるようになったとされています。また販売をしている露店では二種類のアイスを盛り付けてくれますが、単色での注文も受け付けているとの事なので、一つの味わいだけを楽しみたい方はどちらかのみで作ってくださいとお願いしてみるのも良いでしょう。
ババヘラアイスというものだよ👹
— 松雪 翠(スイ)❄️🐾 (@sksi_242urtr_xx) July 13, 2019
これは珍しいので、ソーダとレモン味! pic.twitter.com/KVl1Rev0pG
販売のされている場所によってはレアな味を購入する事ができます。ピンクと黄色のババヘラも綺麗ですが、その他で人気の種類にソーダとレモンがあるようです。
水色と黄色の綺麗なグラデーションは爽やかさの伝わるババヘラアイスとして親しまれています。レアな味と色のアイスに出会ったツイートには、どこで販売されていましたか?などの声も挙がっています。
ババヘラの販売時期と販売場所
ババヘラが販売されている時期や場所を知っておく事で、秋田に行く時期を決める事もできるでしょう。
販売時期
ババヘラアイスは夏に食べるものだから夏のみ販売しているのでは?と思う方も多い事でしょう。しかし実際のババヘラアイスの販売期間は春先の3月から秋口の11月上旬頃まで販売がされています。真夏の暑い日に食べたくなりますが、実は夏場よりも春先や秋口もおすすめされているのです。
真夏の日差しの中で食べるアイスは最高ですが、花のように盛り付けのされているババヘラは溶けるのも早いです。外で販売がされている事もあり、炎天下ではすぐに溶けだしてしまう特性を持っていますが、秋田県の春先や秋口はそこまで暑く無い事から溶け出すまでに時間を要するとされています。
急いで食べ進めなくても済む天候の下では、ババヘラの見た目や味わいをゆっくりと堪能する事ができます。意外にも長い期間で販売しているので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
販売場所
ババヘラの露店には人通りの多い場所の場合、長い列が出来ている事も珍しくありません。秋田市内で主に販売のされている地域は、国道7号沿い、八橋運動公園球戯場前、男鹿水族館、なまはげ館、湯沢駅といったラインナップがされています。
その他にも秋田市内の30件以上のスーパーの駐車場や、市内の車の停めやすい場所といった多くの場所で露店販売がされています。
また東京などでもこのババヘラを堪能できる場所が存在しており、秋田の物産展が開催されている場所ではババヘラを手にする事ができるとされています。そんな中でも東京の秋田ふるさと館では夏の期間でババヘラの販売がされている可能性も高いので一度来店してみるのも良いでしょう。
ババヘラアイスのその他商品
ババヘラには実はいくつかの種類が存在しています。主流になるのは秋田市内を露店で出しているババヘラアイスになりますが、その他にも様々な種類のアイスを展開しているのです。中には通販で取り寄せのできるものもあるので、秋田に行くのが難しい方は通販で購入して味を確かめてみてはいかがでしょうか?
ババヘラアイスソフト
セリオン道の駅あきた港で限定販売されているのが、ババヘラアイスソフトです。ババヘラをソフトクリームにした商品になり、シャーベットのようだったババヘラに牛乳が加わる事でまろやかな味わいを感じられます。
現在道の駅あきた港でしか食べる事ができない為、ソフトクリームのババヘラを食べたい場合には道の駅あきた港に向かってみましょう。濃厚ソフトクリームの味はババヘラと同じくいちごとバナナで仕上がっています。値段は300円です。
ババヘラアイスキャンディー
手軽に食べられる事ができるババヘラのアイスキャンディーです。本場のババヘラの味を楽しむ事ができるとあって、通販でも大人気の商品の一つです。棒キャンディー状になっている為、二つの味を同時に楽しむのは少ししかできませんが秋田県で食べられるババヘラの味わいそのものであるという声も多く挙がっています。
ピンク部分はいちご味、黄色部分はバナナ味とババヘラを完全に再現したアイスキャンディーで子供にも喜ばれる通販商品として名を挙げています。
ババヘラアイス(タッパー/カップ)
通販商品の中でもトップの人気を誇るのが、ババヘラアイスのセット商品です。ババヘラを自分でも作ってみたいと思った方も多い事でしょう。難易度は少々高めですが自分で作れるセットが通販では販売されています。
タッパーにはピンクと黄色のアイスが入っており、付属のヘラを使って露店の販売員さんのようにコーンに乗せてバラやチューリップを作ってみましょう。動画サイトにはいくつかの作り方も上がっているので、参考にしてみても良いかもしれません。
秋田に住んでいる方でも通販にてこのセットを取り寄せて夏に食べるという方も少なくないと言います。また冬季はババヘラの販売は行われない事もあり、冬に食べたくなった時に通販で取り寄せるという方も居ます。
ババヘラアイスはどこか懐かしい味
ババヘラアイスは地域の人、観光客など多くの人に愛され親しまれている秋田県の名物です。夏には秋田市内の至る所で販売がされるので、ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか?見た目も美しいアイスを食べて、秋田の街を観光するのも良いでしょう。