生パスタのプロ級の作り方!打ち方のポイントとパスタマシンを使った方法!

生パスタのプロ級の作り方とは、どのようなものなのでしょうか?市販の生麺を湯がいて使うことはありますが、一般人が一から作るのは難しいように思え、また熟練した技が必要なのではないでしょうか?自宅でも作れる生パスタの打ち方や、プロ級の技まで紹介します。また乾麺を水につける方法で、簡単に生パスタになる方法もあります。今までとは一味違う作り方を知って、美味しいパスタを作ってみませんか?

生パスタのプロ級の作り方!打ち方のポイントとパスタマシンを使った方法!のイメージ

目次

  1. 1生パスタを手作りして旨味と食感を愉しむ
  2. 2生パスタのプロ級の作り方
  3. 3生パスタ作りにパスタマシンを使う方法
  4. 4生パスタ風に乾燥パスタを変化させる裏技
  5. 5生パスタのおすすめレシピ
  6. 6生パスタの作り方を知って小麦本来の旨味を味わおう

生パスタを手作りして旨味と食感を愉しむ

パスタを作る場合にほとんどが乾燥パスタを使用していると思います。しかし手軽で簡単な作り方で、生パスタを楽しめることを知っていましたか?通常パスタに使用するデュラムセモリナ粉も、パスタマシンが無くても作ることができます。そんな美味しい生パスタの作り方を紹介します。

生パスタの魅力

パスタが当たり前のように食卓に並んでおり、様々にアレンジしたソースをで食べています。自宅でパスタを作る際に使うのが乾燥パスタです。仕様書通りの時間で湯がけば、手軽にアルデンテを楽しむことができます。しかし本来パスタを言えば生パスタが元祖です。モチモチした触感と、ソースが絡みとても美味しいです。

生パスタは保存ができないというデメリットがあり、生まれたのが乾燥パスタです。違いはあるものの美味しく食べることができます。水分を多く含む生パスタは、ソースを絡める際にゆで汁を入れなくても、十分美味しく食べられます。このように素材の違いに応じて作り方を変えれば、違う味を楽しむことができます。

卵で旨味と食感が増す

生パスタを作る際に卵の分量が大切になってきます。卵の量が多いほどコシの強い麺になり、量を減らせばコシは弱くなります。一般的に1Kgのデュラムセモリナ粉に対し4~10個の卵を使用します。

10個の卵を使うと生地は黄色くしっかりとしたコシの強い生地に仕上がります。コシが強いとパスタソースが良く絡むので、濃厚なソースが合います。このように作るパスタソースなどにより、卵の量を使いわけるのがおすすめです。

冷凍保存が可能

生パスタの賞味期限は8℃以下の冷蔵庫に入れると10日間ほどです。また冷凍保存をすることもでき、保存期間は3か月間も保存することができます。冷蔵庫に入れて解凍した後は2~3日が保存期間です。さらに茹でると4~5日持つと言われています。保存期間が短い生パスタは、茹でることで期間を少し伸ばすことができます。

生パスタのプロ級の作り方

それではここから本題の生パスタの打ち方を紹介します。プロが作る打ち方の技を色々と伝授していきたいと思います。ちょっとした打ち方に手間をかけるだけで、プロの味が簡単に作れます。今まで乾燥パスタを使っていた人も、プロの作り方を是非試してみてください。

材料は卵と強力粉のみ

パスタの粉と言えばデュラムセモリナ粉を使いますが、初めて作るのに買うことを、躊躇してしまいます。また購入したのにうまくできなかったら無駄になってしまいます。そこで自宅によくある強力粉を使って作ることができます。イタリアでは小麦粉で作ったものを全てパスタと呼んでいます。

強力粉とデュラムセモリナ粉の違いは、コシの強さにあります。薄力粉、中力粉、強力粉の順に強くなります。デュラムセモリナ粉は強力の一種ですが、独特の香りを持った品種のため同じにはならないのです。基本の生パスタ作りは強力粉と卵だけでコシの強い美味しいパスタを作ることができます。

粉と卵の混ぜ方

2人分の生パスタの打ち方を紹介します。生パスタは環境によって変わることがあります。暑すぎたり、湿気が多かったりするだけで味が変わってくるほどです。なるべく風通しが良く涼しい場所を選んでください。材料は強力粉200g、卵2個を用意します。ボウルか木製の台などがあれば便利に作ることができます。

打ち方は、ボウルにふるいかけた強力粉と卵2個を割り入れます。強力粉でくぼみを作り、そこに卵を割り入れます。手で外側の強力粉と内側の卵を合わせていくのですが、卵が流れないように注意してください。細かいダマがたくさんできたらまとめます。打ち方のコツは一気に混ぜてしまうと、逆にダマになりやすいなで、気をつけてください。

生地のこね方

全体的に生地が混ざったら次は生地をこねていきます。この時ボウルの中ではなく、大きな台の上でこねた方がやりやすいです。台の上に変える場合は強力粉を振って、まとめた生地がくっつかないようにしてください。また、両足を肩幅まで開き、前かがみで力強くしっかりこねていきます。

片手でぐっと引き、たたみ、引きを繰り返します。生地を半分に折り曲げ、さらに引き取りたたみの動作で15分ほどこねます。生地を少し力を入れて握ったときに、握った跡が付くくらいまでこねてください。最初は水分が足りない様にも思えますが、しっかりこねることで生地がまとまってきます。最後に生地をひとまとめにボール状にします。

打ち方のポイント

丸めて寝かしておいた生地を取り出して、生地を打っていきます。ここでしっかり寝かせないと、麺にグルテンが働き、伸ばすのに時間がかかってしまいます。パスタを美味しく作るために、麺棒と木製の台を用意してください。木製の台はパスタの水分を吸収してくれます。木製の台がなくても、平らな所であれば大丈夫です。

打ち方のポイントは、麺は乾燥に弱いため手早く作業をしていきます。麺棒を利用し麺を延ばします。1回延ばすごとに生地を90度回転させて均一に生地が延びるようにします。このとき下の台にくっつかないように、こまめに強力粉をふるってください。最終的にきれいな円形に形を整えます。

数日寝かせる 旨味が増す

強力粉で作った生地は水分を含ませて練ると、グルテンというたんぱく質がでてきます。このグルテンはたくさん練ることで、弾力性や粘り気が出てきます。またグルテンは室温や湿度、小麦粉の種類、水分の量によって全く違う弾力性になります。しかし生地をこねることで一時的に固くなり、伸びが悪くなることがあります。

そこで生地を寝かせることで再弾力性とコシの強いパスタ生地になります。生パスタの生地は最低でも1時間、一晩寝かせることでより優れた弾力性が生まれます。逆に寝かせる時間が足りないと、粉っぽくコシの無いパスタになってしまいます。寝かせる時は、乾燥を防ぐため必ずラップでくるんでから冷蔵庫に入れてください。

切り方と保存方法

寝かせた生地は高さを均一にし、長方形に形を整えます。縦に3等分にして、1本ずつ麺棒で伸ばしていきます。伸ばす時は生地と台がくっつかないように、強力粉をたっぷりふってください。麺棒に巻き付けながら厚さを均一に伸ばします。生地を転がすときは必ず一方方向に転がしてください。色々な向きにすると、緩んで巻きがあまくなります。

全体が1mmの厚さになるようにしてください。生地を10cm~15cmになるように3つから4つに折ります。自宅で使っている包丁で切ることはできますが、刃は引かずに刃先から刃元に向けて転がすように切るとまっすぐに切ることができます。
 

生パスタ作りにパスタマシンを使う方法

自宅で簡単に生パスタが作れる、パスタマシンが色々あります。手動でハンドルを動かして作るものや、電動で手軽に大人数のパスタが作れるもなど様々です。こここでは便利なパスタマシンを使ったプロの技を紹介します。

生地をローラーの厚さに合わせる

自宅でパスタが簡単に作れるマシンには、生地から機械でこねてくれるものや、単にパスタ生地を伸ばしカットするだけのものと色々種類があります。またスパゲッティのように長いパスタ以外にも、マシンの刃を変えることでショートパスタまで作れるものもあります。どのマシンでも同じで、寝かせた生地をローラーに通るまでの厚さにします。

ローラーに生地を通す

いよいよローラーに生地を通していきます。パスタマシンのハンドルをくるくる回すと、均等に伸びたパスタが下から出てきます。1度生地に通したら、2つ折りにして再びパスタマシンに入れて均等にします。この動作を5~6回繰り返すことで、均一なパスタができ、またコシも出てきます。このように好みの厚さまで伸ばします。

生地をカットする

伸ばし終わった生パスタを一旦取り出し打ち粉をまぶします。生地が長すぎる場合は包丁で切ってください。パスタマシンは、パスタを伸ばす機能と均等にカットする機能が両サイドに分かれて付いています。マシンにもよりますが、好みの太さになるようダイヤルで調整します。

同じようにパスタマシンに生地を通してハンドルを回すと、均等にカットされたパスタが流れてきます。この作業が一番楽しんで出来るのではないでしょうか?出来上がったパスタに打ち粉をまぶしてまとめれば生パスタの完成です。手でカットするのも味がありますが、マシンを使うとプロが作ったようなパスタに仕上がります。

生パスタ風に乾燥パスタを変化させる裏技

生パスタの打ち方がわからなくても、乾燥パスタで簡単に再現することができます。、乾燥パスタは手軽に手に入り、太さや形も色々販売しています。粉から打って作らなくても、乾燥パスタを水につけるだけで生パスタを変化させる方法があります。それでは簡単に作れる方法を紹介します。

乾麺を水につけるだけ

皆さんが良く使う乾燥パスタを水につけるだけで生パスタ独特な、モチモチしや触感が楽しめる作り方を紹介します。作り方と言っても乾燥パスタをお湯で湯がくのではなく、水につけるだけで簡単に作ることができます。事前に水につけるだけで茹で時間を短縮することができます、この技はレストランなどでもプロがつが使う技なのです。

材料と作り方

材料はお好みの太さの乾燥パスタ、パスタが丸ごと入るバットなどと水だけです。パスタは早ゆでと記載されているものを選んで水につけると、ふにゃふにゃになってしまうので注意してください。作り方はバットにパスタを入れて水につけるだけの簡単な作業です。

バットにラップをかけるか、またはタッパータイプの蓋付きを用意すると便利です。1時間から2時間程度冷蔵庫で寝かせます。水につける時間によって触感の違いがでますが、何度か試してみて自分の好みを調節してみてください。水につけるだけのパスタは時短や光熱費の節約にも繋がり話題になっています。

ポイントと注意点

水につけることで、パスタは水を含むので白っぽくなりますが茹でることで元のパスタの色に戻るので心配はいりません。茹で時間は2時間水で戻したパスタは1分ほど湯がけばモチモチした触感が楽しめます。

袋のままの時間で茹でると、ふにゃふにゃしたパスタになってしますので注意してください。水につけるだけでは、パスタが粉っぽくなりそのまま食べることはできません。必ず短時間でも湯がいてから調理してください。

生パスタのおすすめレシピ

ここでおすすめのレシピを紹介します。モチモチした触感の生パスタに良く絡み美味しく食べることができるソースです。麺からソースまで手作りしてみると、自宅にいながらレストランの味を楽しむことができます。

ボンゴレロッソ

  • 生パスタ 306g
  • えのき 1/2袋
  • トマトソース 1瓶
  • ベーコン 2枚
  • あさり 1パック
  • オリーブオイル 適量
  • バター 適量
  • 唐辛子 適量
 
  1. フライパンにバターを溶かし、あさり、ベーコン、えのき、唐辛子を炒めます。
  2. トマトソースを入れ、火が通ったらオリーブオイルを入れます。
  3. 生パスタを1分茹でます。
  4. ソースを絡めて完成です。

ジェノベーゼパスタ

  • 生パスタ 160g
  • バジルの葉 40g
  • にんにく 2片
  • オリーブオイル 120㏄
  • 塩 こさじ1
  • 松の実 20g
  • くるみ 20g
  • 粉チーズ 大さじ1
  • 黒こしょう 少々
  • 粉チーズ(パスタ用) 大さじ2
  • 塩こしょう(パスタ用) 少々 
  • じゃがいも 1個
  • いんげん 50g
 
  1. バジルの葉、にんにく、オリーブオイル、塩をミキサーにかけ攪拌します。
  2. 更に、松の実、くるみ、粉チーズ、黒こしょうを入れて攪拌するとソースが完成です。
  3. ボウルにジェノバソースと粉チーズを入れて混ぜますえ。
  4. じゃがいもは皮を剥き、1cmの拍子切り、いんげんはへたを取りパスタと一緒に10分湯がきます。
  5. ジェノバソースのパスタと野菜を入れて絡め、塩とこしょうで味を調えれば完成です。

クリームソースのパスタ

  • 生パスタ 200g
  • 豆腐 1丁
  • マヨネーズ 大さじ1
  • みそ 大さじ2
  • レモン果汁 小さじ1/2
  • 玉ねぎ 1個
  • きのこ 1パック
  • オリーブオイル 少々
 
  1. 豆腐、マヨネーズ、みそ、レモン果汁を混ぜ合わせます。
  2. 玉ねぎはみじん切り、きのこは食べやすい大きさに切ります。
  3. フライパンにオリーブオイルと玉ねぎを入れしんなりするまで炒めます。
  4. 続けてきのこ、混ぜ合わせた豆腐の材料を入れます。
  5. 茹でた生パスタを絡めれば完成です。

生パスタの作り方を知って小麦本来の旨味を味わおう

自宅でも簡単プロの味が出せる生パスタの打ち方を紹介しました。思っていたよりも簡単に作ることができて驚きました。また強力粉とパスタマシンが無くても、美味しい生パスタが作れるので是非挑戦してみてください。お店で味わうようなモチモチのパスタが楽しめます。

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