甘酒で太る理由とは?ダイエットに効果的な飲み方や間違った飲み方を紹介

甘酒は「飲む点滴」や「飲む美容液」といわれます。米麹甘酒と酒粕甘酒の2種梨があります。ダイエットにも効果的と人気の飲み物ですが、甘酒のカロリーが高いので、飲み方によっては太る飲みものです。飲む時間が夜など、糖質が気になる間違った飲み方で太ってしまったり、ダイエットに逆効果な飲み方を紹介します。反対に、ダイエットに効果的な飲み方や米麹甘酒で太るのを防ぐ脂肪燃焼食材なども紹介します。甘酒で太る理由を知って、ダイエットに効果的な飲み方を試してみてください。

甘酒で太る理由とは?ダイエットに効果的な飲み方や間違った飲み方を紹介のイメージ

目次

  1. 1甘酒の種類ごとの特徴とカロリー
  2. 2甘酒で太る原因と太ってしまう飲み方
  3. 3米麹甘酒のダイエットに効果的な飲み方
  4. 4米麹甘酒で太るのを防ぐ脂肪燃焼食材は?
  5. 5甘酒で太るのを防いで効果的にダイエットしよう!

甘酒の種類ごとの特徴とカロリー

飲む点滴といわれ栄養満点の甘酒ですが、大きく分けて2つの種類があることを知らない人もいるようです。米麹甘酒と酒粕甘酒ですが、同じ甘酒でも全く違います。この2つの甘酒の種類ごとの特徴とカロリーについてまとめました。まずはこの2つの甘酒の大きな違いや特徴をよく知って飲み分けることが大切です。

米麹甘酒の特徴とカロリー

米麹甘酒

まず、1つ目の甘酒は米麹と米を使った米麹甘酒です。米麹は、蒸した米に麹菌をかけて、繁殖させて作ります。この米麹は味噌、醤油、漬物など日本の伝統的な発酵食品には欠かせない食品です。米を発酵させることで甘み成分が作られ、甘酒に砂糖を加えなくても自然な甘みを感じられます。

また、アルコール分が全くなく、子どもから年寄りまでどんな方でも飲むことが出来ます。カロリーを気にするなら、砂糖が入っていない米麹から作られた米麹甘酒がおすすめです。米麹は100g当たり286kcalで、米麹甘酒にした場合は、100mlで81kcalです。体に良いからといって、1日のたくさん飲み過ぎると太るので、注意してください。

酒粕甘酒の特徴とカロリー

酒粕

もう一つの甘酒の種類は、酒粕甘酒です。日本酒を作るときに絞ったカスが「酒粕」ですが、これを水に溶かして砂糖などを加えて味を調整し、飲みやすくしたものが酒粕甘酒です。日本酒を作るときにも米麹と蒸したお米を混ぜて発酵させ日本酒の元になる「もろみ」を作ります。そのもろみを絞ったものが日本酒で、残ったものが酒粕です。

酒粕は新酒を作る冬に出回ることが多く、酒粕は100gあたり227kcalあります。酒粕甘酒は米麹甘酒と同じで100mlで81kcalあります。しかし、この酒粕を使った酒粕甘酒は、甘酒に砂糖が加えられていますので、糖質も多く米麹甘酒よりも太る傾向があります。

市販されている甘酒は、原材料の表示をよく見ないと間違いやすいので、注意してください。また、缶やパックに入っている酒粕甘酒は、加熱殺菌されているので、酵素が死んでしまっているので、ダイエット効果が弱くなっています。また、酒粕には少量のアルコールが含まれていますので、子どもや妊娠中の人は飲まないように気をつけてください。
 

甘酒で太る原因と太ってしまう飲み方

飲む点滴でダイエット効果があると言われている甘酒ですが、糖質17.9gあり、リンゴジュースよりも糖質量が高いので、飲む量や飲み方を間違えると逆に太ってしまうという人も多くいます。甘酒で太る原因と太ってしまう飲み方について紹介します。これらの甘酒で太る原因と太ってしまう飲み方を知ることで、ダイエットにもいかせるはずです。

太る原因①腸の汚れ

甘酒で太る原因のひとつは、腸の汚れといわれています。ダイエットに効果的だから甘酒を飲んでいたのに、全くダイエットできず、反対に太っている方もいます。飲む点滴といわれる甘酒ですが、栄養を吸収する腸が汚れていると、反対に老廃物がたまりやすくなり、悪玉菌が増えていきます。

つまり、腸内で有毒物質が増えてしまい、腸の汚れで消化吸収することができません。そのため、結果的に太ってしまいます。まずは腸をきれいにすることが、ダイエットの近道です。太る原因を知り、その対策をとることが大切です。

太る原因②栄養不足

甘酒で太る原因の2つめは、栄養不足と考えられています。飽食の時代に起こる栄養不足は、信じられないかもしれませんが、最近増えていてとても深刻な問題です。栄養バランスの悪い偏った食事や添加物がたくさん使われている食事などを毎日食べていると、ビタミンやミネラルが不足し体の調子が悪くなります。

つまり、代謝を助けるビタミンやミネラルなどの栄養素が不足し、脂肪を燃焼させられずに、糖質や脂肪が体内に溜まってしまい太る結果となってしまいます。ダイエットのつもりで飲んだ甘酒で、かえって太る原因になっています。

太る原因となる飲み方

次に、太る原因となる甘酒の飲み方についてまとめました。甘酒を飲む量や飲むスピード、夜寝る前に飲み過ぎるなど、太る原因となる甘酒の飲み方について紹介します。太る原因と飲み方を知れば、反対にダイエット対策も立てられますので、太る原因を避けるように飲んでみてください。

飲む量が多い

甘酒のカロリーは100gあたり81kcalです。ごはん茶碗一杯140gで235kcalですので、甘酒をコップ一杯半飲めば、ごはん一杯分のカロリーを摂取することになります。1日の甘酒の摂取量のめやすは200mlです。単純に甘酒を飲む量が多い、つまり、めやす以上の量を1日に飲むとカロリーオーバーになり、太る原因になりますので注意してください。

ダイエットのつもりで飲んだ甘酒で、反対に太る人は意外に多くいます。1日の適正な量を守って、飲むようにしてください。

飲むスピードが早い

甘酒を飲む場合、1日のめやす量を1度に全部一気に飲んでしまっては、甘酒を飲むスピードが早いので、太る原因となります。これは、甘酒を飲むと血糖値が上がり、インシュリンが大量に出てきて、細胞にたくさんの糖が溜まり、脂肪として蓄積されてしまうからです。

特に、空腹時に甘酒を飲むときは注意が必要です。一気飲まずに、ゆっくりと20~30分かけて飲むことをすすめます。ご飯をゆっくり食べると血糖値が上がりにくく、太るのを予防しダイエット効果があるのと同じですので、試してみてください。

夜寝る前に飲み過ぎる

甘酒を夜に飲むと消化吸収がよいので、神経を落ち着かせリラックスできるという効果があります。そのため、寝付きが良くなって質の良い睡眠につながります。しかし、夜寝る前に飲み過ぎると、甘酒のカロリーが高いので太る原因となってしまいます。

日中に運動した量によって1日の消費カロリーが違うので一概には言えませんが、50~100mlくらいの量であれば、夜に飲んでも大丈夫です。甘酒を夜寝る前に飲む効果が大きいので、飲み過ぎなければ太る心配もありませんの、ぜひ夜に飲んでみてください。

米麹甘酒のダイエットに効果的な飲み方

では、米麹甘酒のダイエットに効果的な飲み方は、どんな方法があるのでしょうか。甘酒で太る原因や飲み方の逆が、ダイエットに効果的といえます。具体的には、朝に飲む、ホットにする、間食に飲むなど、太る原因を知り、ダイエットに効果的な飲み方にチャレンジしてみてください。

朝に飲む

まず1番良い米麹甘酒のダイエットに効果的な飲み方は、朝に飲むことです。朝起きて2時間以内に飲む甘酒は、高血圧の改善やダイエットに効果的です。甘酒を朝のうちに飲むと、血圧を安定させて、血圧の上昇を防ぐことができます。また、朝から甘酒を飲むことで基礎代謝が上がり、一日中効率よくカロリーを消費できます。

糖質も朝の時間にとれば、1日のエネルギーとして消費するので、カロリーオーバーになり、太る心配もありません。特に食欲のない夏の朝から甘酒とスイカ、豆乳を使ったスムージーとして飲むと、忙しい朝に栄養と紫外線対策や美肌効果も期待できます。1日のスタートに甘酒を飲むことはダイエットだけでなく、美容と健康にも最適です。

これだけ効果的な飲み方をやらない手はありません。簡単にできて、しかもダイエット効果があるので、米麹甘酒を朝に飲むことを今日からは初めてみませんか。

ホットにする

次に米麹甘酒のダイエットに効果的な飲み方は、ホットにすることです。元々甘酒は昔から夏の暑気払いとして飲まれ、「飲む点滴」とされていました。暑い夏にこそ、熱い飲み物を飲む方が、胃腸のためにも良いと言われています。冷たいものを摂り過ぎると身体を冷やし過ぎ、胃腸の調子を壊して体調を崩しやすくなります。

ホットにする場合は、甘酒の麹菌が死なないくらいの温度で加熱することが大切です。電子レンジなどで高温で加熱しすぎると、せっかくの麹菌が死滅してしまいます。米麹の麹菌が死なないくらい、人肌位に温めて飲むことをすすめます。

間食に飲む

3つ目に米麹甘酒のダイエットに効果的な飲み方は、間食に飲む方法です。朝食を甘酒にする置き換えダイエットをしている方もいますが、今回は食事はそのままにし、間食を甘酒にする方法です。小腹がすいてつい食べてしまうおやつには、砂糖が多く入っている甘いお菓子が多くなります。

特に14~15時は糖質が脂肪として蓄積されにくいダイエットには嬉しいおやつの時間です。砂糖の入った甘いおやつではなく、砂糖を使っていない自然の甘みがある米麹甘酒を飲むことをすすめます。栄養が豊富な甘酒をおやつとして飲めば、美容や健康にも良い効果があります。

また、腸内環境を整えて、副交感神経が働くため、ストレスを緩和し夜の暴飲暴食を防ぐ働きもあります。1日の運動量やカロリー摂取量でも変わってきますが、適切な量の間食として、米麹甘酒を飲むと、結果的に太ることを防ぎダイエット効果がありますので、一度チャレンジしてみてください。

糖質の吸収を抑える食材を食べる

最後に米麹甘酒のダイエットに効果的な飲み方は、糖質の吸収を抑える食材として素焼きナッツやチーズなどを食べる方法です。このナッツは、太りにくいおやつとしてモデルさんなどにも大人気ですが、ナッツの脂肪分が甘酒に含まれる糖質の血糖値の上昇を抑えてくれます。

他にも、チーズやヨーグルト、豆乳なども同じ効果があります。甘酒を飲むときに意外な組み合わせのように感じますが、糖質の吸収を抑えることで、脂肪がつきにくくなり、太ることを防ぎ、ダイエット効果が期待できます。

米麹甘酒の甘みと、ナッツやチーズの塩気がうまく調和して、美味しく健康的にダイエットできるので、一度試してみてください。あまりの美味しさに、病みつきになるかもしれません。

米麹甘酒で太るのを防ぐ脂肪燃焼食材は?

ダイエットに効果的な米麹甘酒の飲み方だけでなく、米麹甘酒で太るのを防ぐ脂肪燃焼食材は、どんなものがあるでしょうか?ショウガやレモンなど家庭にあるもので少しだけ加えると効果がある食材ですので、甘酒を飲んで太るのを防ぎたい方は、一度試してみてください。

ショウガ

ショウガ

日本古来のハーブといわれる「ショウガ」に含まれる「ショーガオール」には、脂肪燃焼効果と血糖値コントロール効果があります。すりおろして米麹甘酒に加えてホットで飲むと、ショウガの血流改善効果でよりポカポカになります。女性に多い冷え症や風邪気味のときなどにも、大変効果的なショウガ入り甘酒を飲んでみてください。

特に、インフルエンザや風邪が流行しやすい乾燥した時期には、予防のためにも夜寝る前に、適量のショウガ入り米麹甘酒を飲んでみてください。また、ダイエット効果もあり太るのを防ぐ脂肪燃焼食材のなかでも一番効果的な食材のショウガは、味や香りや効果も高い国産のものを使うようにしてください。

レモン

 次に太るのを防ぐ脂肪燃焼食材は「レモン」です。レモンは、脂肪燃焼作用があり、強い抗酸化作用を持っています。また、クエン酸が疲労回復効果を高めて、代謝改善などの全身の若返りと美容効果もあります。

このレモンのしぼり汁を甘酒に加えることで、甘酒の甘みを抑え、スッキリとした後味にしてくれます。甘酒の甘みが苦手な方にも、さわやかな甘みがおすすめです。レモンは特に国産のものを選ぶようにしてください。国産レモンなら、皮もすりおろして入れてみてください。また、グレープフルーツにも脂肪燃焼効果があります。

朝にこのレモン入り甘酒を飲むと、身体もスッキリして、1日のスタートが切れます。また、夜に飲むと1日の疲労回復効果もあります。しかし、飲み過ぎると太ることがありますので、適量を守ってください。

紅茶やコーヒー

紅茶やコーヒーなどのお茶類に入っているカフェインにも、脂肪燃焼効果があります。砂糖を入れる代わりに、甘酒を入れることで、甘さがプラスされ、満足感あるドリンクに変身します。ストレートやブラックで飲むのが好きな方には、少し甘味が強いかもしれませんが、美容と健康にも効果的なダイエットドリンクとして飲んでみてはいかがでしょうか。

その場合も、甘酒を入れ過ぎないように注意してください。カロリーが高いので太る原因にもなります。仕事や家事などで一休みしリフレッシュしたり、残業や夜の仕事など、もう一踏ん張りしたい時間には糖質や太ることを気にしないで飲める栄養ドリンクとして、ピッタリの飲み物です。

甘酒で太るのを防いで効果的にダイエットしよう!

冷やし甘酒

甘酒のカロリーは決して低くありません。美容や健康に良いからといって、1日にたくさん飲み過ぎると太る飲み物です。1日にコップ1杯が適量とされていますので、飲みすぎには注意しましょう。その場合、太る原因や太る飲み方を知って、その原因や飲み方と逆の飲み方で飲むようにしてください。

太るのを防ぐ脂肪燃焼食材のショウガやレモンなどを入れて、飲む量や飲む時間などにも注意しながら、毎日飲み続けると、太るどころか、いつの間にかダイエット効果がでることになります。甘酒で太ることを防いで、効果的にダイエットしてみましょう。

甘酒は体に良い成分が含まれているため、食生活に取り入れたいものの一つです。健康や美容に関する効果は人それぞれなので、即効性を求めず、長く飲み続けるのが理想的です。フルーツや豆乳などによるアレンジをしながら、毎日一杯ずつ飲み続ければ、きっと嬉しい効果が徐々に表れるでしょう。

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