キャベツ離乳食の作り方!初期・中期・後期別のおすすめレシピ集!
離乳食作りで活躍する野菜のキャベツですが、キャベツを使ったレシピは一体どのようなものがあるのかを調査し、簡単に作る事が出来て人気のあるキャベツを使った離乳食作りのレシピを、離乳食期である初期・中期・後期に分けそれぞれ詳しく紹介していきます。また、キャベツを赤ちゃんに与える事でどのようなメリットがあるのかも重ねてお伝えしていきますので、興味のある方は是非チェックしてみてください!
目次
離乳食について
子育てを経験した方や、現在育児中の方であれば離乳食について分かる方も多いとは思いますが、そもそも離乳食とは何なのか、離乳食の時期は生後何ヶ月ごとに分かれているのかなど、これからママになる方やまだ知らない方の為に詳しく説明していきます。また離乳食の進め方についてや、キャベツを使った離乳食のレシピ集を月齢別にまとめていきます。
離乳食とは何か
離乳食とは、乳児の赤ちゃんが母乳やミルクから固形食へ移行する為の食事の事を指します。赤ちゃんは生後5ヶ月以降になると母乳やミルクのみでは十分な栄養を摂取する事は難しくなっていくので、最初は食事に慣らしながら母乳やミルクと組み合わせ、離乳食を与えていく必要があります。日本の離乳食の進め方については、1980年3月に厚生省離乳食幼児食研究班が発表した「離乳食の基本」が基準とされています。
また赤ちゃんには離乳食を与える際の月齢が定められていて、大きく分け4つの離乳食期があります。離乳食を始めるタイミングは生後5ヶ月~6ヵ月頃が良いとされ、この時期を離乳食初期(別名ゴックン期)といいます。次に生後7ヶ月~8ヶ月を離乳食中期(別名モグモグ期)、生後9ヶ月~11ヶ月を離乳食後期(別名カミカミ期)、最後に1歳~1歳6ヵ月頃までを離乳食完了期(別名パクパク期)と呼びます。
離乳食の進め方はあくまでも目安
はじめにお伝えしますが、一般的に言う離乳食の進め方はあくまでも基準は目安であり、赤ちゃんの発達には個人差があります。離乳食をスタートする時期もまた然りです。離乳食をスタートするタイミングは、赤ちゃんが大人の食事する姿を見て口をパクパクした出したら、食に興味を示しているサインですので、その時期を赤ちゃんの様子を見ながら待ち、生後5ヶ月からではなく生後6ヵ月を過ぎてから始める方も多いそうです。
その為、離乳食期の基準とされている同じ月齢期になり、進め方通りに食事をさせていたけれどなかなか同じように進まない事もありますが、あまり深く心配する必要はないでしょう。離乳食期では、将来大きく成長する為に一人で上手に食事を取る練習の期間でもあります。まずは、食事をする事は楽しい事で、与える食べ物は安全で、美味しいご飯を食べると元気になる事を赤ちゃんに伝えてあげる事が重要となります。
離乳食期の進め方について
離乳食の進め方には、離乳食をスタートした初期から完了期まで、柔らかさや量、食事の回数など少しずつ赤ちゃんの様子を見ながらゆっくりと進めて行く必要があります。離乳食初期の初日は、10倍粥を赤ちゃん用のスプーンで小さじ1から始めていき、その後どんな食材でも初めて与える食材はアレルギーの心配がある為、初めてのものは必ず小さじ1から1日1種類にし徐々に増やしていきます。また初期は、1日1回食となります。
離乳食中期は1日2回食になり、ミルクや母乳と食事のバランスをうまく取り、食事のリズムをつけるといいでしょう。2回食で与える量は、1回目と2回目を同じ位の量を与え、タンパク質を含む食材と野菜の組み合わせたメニューにすると良いとされています。離乳食後期になると、次第に赤ちゃんの食欲もアップし、いよいよ食事も3回食に突入します。この時期は母乳ならば好きなだけ与えミルクは1日2回程度が良いとされています。
後期では食べられる食材も増え、出来るだけ食事の時間帯は大人と同じ時間に一緒に食べるようにすると良いと言われています。この時期には味付けにも変化を付ける事が出来るようになり、だし味の他にも卵アレルギーの心配がなければマヨネーズなどを薄味で料理に使うことも出来ます。最後に離乳食完了期は、大人が食べるよりも少し柔らかい程度の食材ならば色々食べることが出来るようになりスプーンやフォークも上手になります。
離乳食完了期になれば調理法も大人とさほど変わらない方法で作る事が出来るようになるので、離乳食作りもだいぶ楽になるでしょう。その為上手な離乳食完了期の進め方のポイントは、大人の食事から取り分ける調理法をする事です。野菜など茹で加減を完了期の子供の分だけ柔らかくする場合は、完了期の子供の分の野菜だけを取り出しやすい物に入れ、少し先に茹でるなど工夫してみると良いかもしれません。
離乳食の進め方には「ママも楽しく」が大切
初めての離乳食作りを経験される方は、離乳食の進め方や量や味付けなど分からない事だらけで不安いっぱいかもしれません。それに加え、一生懸命赤ちゃんの為に離乳食を作っても、赤ちゃんも柔らかさや舌触りが合わず吐き出してしまう事もあり、ママも余計気持ちが暗くなってしまうかもしれません。しかしあまり悩みすぎず、離乳食の進め方を参考に離乳食作りをして、赤ちゃんと一緒に楽しく離乳食タイムを過ごすことが大切です。
キャベツは赤ちゃんにとって重要な栄養素が沢山!
キャベツには主な栄養素としてビタミンU・ビタミンc・食物繊維・カルシウムなど多くの栄養を含みます。ビタミンUは胃の粘膜を保護し胃腸を強くする効果があり、ビタミンCは風邪の予防に効果的と言われます。さらにカルシウムは歯や骨を作り、食物繊維は赤ちゃんの便秘改善にも役に立つなど、キャベツに含まれる多くの栄養素が、離乳期である赤ちゃんにとってとても必要なものばかりです。
栄養素をそのまま体に取り入れる事が出来るのは、生のまま食べる事が一番良いとされていますが、離乳食期の赤ちゃんには、まだ生のままでは与えることは出来ません。しかしキャベツ自体加熱してあるものであれば、離乳食初期から与える事が可能なので、早めに味に慣らしておくと良いでしょう。
キャベツの離乳食レシピ【初期】おかゆ編
では、月齢別にキャベツを使った離乳食レシピを紹介しますので、気になるものがありましたら是非メモを取ってみてください!
しらすとキャベツのおかゆ【離乳食初期】
材料は、10倍粥約30グラム・キャベツ5グラム・しらす5グラムです。作り方は①10倍粥を作ります。②しらすは塩抜きをしてから裏ごし器を使用して裏ごしします。③キャベツはクタクタになるまでしっかり湯がき、しらす同様裏ごし器で裏ごしするか、細かく刻みご飯に乗せれば完成です。しらすは1歳過ぎるまでは塩抜きをし、キャベツは離乳食中期頃までは芯を取り除き、柔らかい葉の部分だけを使用することがポイントだそうです。
キャベツ納豆がゆ【離乳食初期】
材料は、全粥大さじ3・納豆大さじ2分の1・キャベツ3分の1枚程です。作り方は①ご飯と水を小鍋に入れ、全粥を作ります。②キャベツはざく切りにして、しんなりするまで煮ます。煮終わったらすり鉢ですり潰し、お粥の上に乗せます。③キャベツが煮終わった鍋の水を利用して、納豆をさっと茹でてキャベツ同様すり潰します。④納豆とキャベツを少し離してお粥に乗せれば完成です。
キャベツの離乳食レシピ【初期】デザート、スープ編
キャベツとバナナのトロトロ【離乳食初期】
材料はキャベツペースト小さじ1・バナナ5グラムです。作り方は①キャベツの芯ごと鍋にかぶる程度の水を入れて火にかけます。②ゆっくりと煮て、キャベツが柔らかくなったら取り出し芯を切り取ります。③キャベツは繊維が多いので裏ごしします。③バナナは皮を剥いて、そのままジップロックに入れ袋の上から手で揉み潰します。④キャベツとバナナを容器に入れ、ラップをして電子レンジで40秒温めたら完成です。
キャベツと白身魚のスープ煮【離乳食初期】
材料は、キャベツのすりつぶし大さじ1・白身魚のすりつぶし小さじ1~2・和風出汁(又は野菜スープ)です。作り方は①キャベツの葉先を刻んでから柔らかく煮てお好みの柔らかさまですり潰します。②白身魚にも火を通して、キャベツ同様お好みの柔らかさまですり潰します。③すり潰したキャベツと白身魚を合わせ、市販の赤ちゃん用の出汁(又は野菜スープ)で伸ばします。④片栗粉やとろみちゃんなどでトロミを付ければ完成です。
キャベツの離乳食レシピ【中期】主食編
鶏ささみとキャベツのスープうどん【離乳食中期】
材料は、鶏ささみ10グラム・キャベツの葉小さじ1・にんじん小さじ1・赤ちゃん用ひじきうどん10グラム・だし汁100ccです。作り方は、①だし汁を入れた鍋に筋を取り除いた鶏ささみと、みじん切りにしたキャベツの葉とにんじんを入れ5分程煮ます。②鶏ささみを鍋から取り出しみじん切りにするか、細かくすり潰して鍋に戻します。③細かく砕いたひじきうどんを加え、弱火にして具材が柔らかくなるまで煮たら完成です。
栄養満点まぜご飯【離乳食中期】
材料(6食分)は、米180グラム・水1260cc・ブロッコリー適当・キャベツ適当・玉ねぎ適当・ひじき適当・にんじん適当・かぶ適当・ツナ缶1缶・だし昆布10センチくらい・しょうゆ大さじ1・みりん小さじ2です。作り方は①野菜は皮を剥いて細かく角切りにします。ツナ缶は油を洗い落とします。ひじきも水で戻してから細かく刻みます。②炊飯器に全部入れてお粥モードで炊飯し、炊きあがったら混ぜて完成です。
キャベツの離乳食レシピ【中期】おかず編
緑の野菜のホワイトソース煮【離乳食中期】
材料は、ほうれん草小さめ1束・きゃべつ6分の1個・玉ねぎ2分の1個・BFホワイトソース(和光堂の小分け袋タイプ)2つ・水(野菜が浸る程度)です。作り方は①ほうれん草は茹でてから水にさらし、アクを抜いてみじん切りにします。②キャベツ、玉ねぎもみじん切りにして、柔らかくなるまで弱火で小鍋に入れて煮ます。③程良い柔らかさまで煮えたらほうれん草とホワイトソースを加え、一煮立ちさせたら完成です。
鮭とキャベツのちゃんちゃん焼き【離乳食中期】
材料は、鮭の切り身10分の1切れ・キャベツ5グラム・にんじん5グラム・玉ねぎ5グラム・だし汁大さじ2~3・味噌小さじ3分の1です。作り方は①鮭は茹でて皮と骨を取り除き、フォークでほぐします。②キャベツ・にんじん・玉ねぎは中期のお子さんの進み方に合わせて、みじん切り~5ミリ角に切ってだし汁で煮ます。③最後に鮭と味噌を加えて味をなじませたら完成です。
キャベツの離乳食レシピ【後期】主食編
ツナとキャベツのクリームパン粥【離乳食後期】
材料は、食パン30~50グラム・ホワイトソース(BF)水溶き後20グラム・ツナ(水煮)10グラム・キャベツ10グラムです。作り方は①パンを食べやすい大きさに切り、ツナの水を切ります。②キャベツは茹でてみじん切りにしておきます。③ホワイトソースは袋に書いてある分量で溶き、ホワイトソースとツナとキャベツを混ぜ合わせます。④最後に先ほど混ぜ合わせたものをパンにかければ完成です。
10分で簡単!キャベツのお好み焼き【離乳食後期】
材料は、小麦粉25グラム・水大さじ2と2分の1・キャベツ50グラム・しらす5グラム・卵黄1個です。作り方は①ボウルに水、小麦粉を入れ大さじスプーンでそのまま混ぜます。②キャベツを細かく刻み、キャベツとしらすと卵黄をボウルに入れ、大さじスプーンで混ぜます。③弱めの中火で熱したフライパンに少量の油を入れ、大さじスプーン山盛りになる位のネタを落とし丸く形成して2分半焼き、裏返し裏側も2分半焼いたら完成です。
キャベツの離乳食レシピ【後期】おかず編
ひき肉と野菜の卵とじ【離乳食後期】
材料は、豚ひき肉15グラム・にんじん10グラム・玉ねぎ10グラム・キャベツ5グラム・卵2分の1個・しょうゆ2滴です。作り方は①野菜を5ミリ~1センチ程度に切り茹でます。②フライパンに油をひかず、豚ひき肉と野菜を炒めます。③しょうゆを2滴垂らし良く混ぜ、溶き卵を野菜の上に回し入れてしばらくしてから蓋をします。④しっかり卵に火が通れば完成です。
キャベツのおひたし【離乳食後期】
材料は、キャベツ15グラム・かつおぶし少量・しょうゆ少量です。作り方は①キャベツを1センチ角くらいの大きさに切り茹でます。②茹で上がったらザルに上げ、水気を良く切ります。③ボウルにキャベツ、かつおぶし、しょうゆを入れて混ぜ合わせれば完成です。こちらのレシピは、離乳食後期のメニューで、何かあと1品ほしい時にもオススメなレシピだそうです。
キャベツの離乳食レシピ【完了期】
1歳からのやきそば【離乳食完了期】
材料(5食分)は、水300ミリリットル・オリーブオイル大さじ1・1歳からのお好みソース大さじ1・袋麺(焼きそば)2袋・エノキ3分の1・人参3分の1・ピーマン2個・玉ねぎ小1個・キャベツ2枚です。作り方は①まず野菜をみじん切りにしてラップをかけ600ワットで2分レンジにかけます。②袋麺を洗い1~2センチの長さに切ります。③フライパンにオリーブオイルをひき、レンジで温めた野菜を弱火~中火で30秒程度炒めます。
④麺と水をフライパンに追加して、中火で水気が少なくなるまで混ぜながら炒め煮ます。この時少し水気を残しておきます。⑤最後に1歳からのお好みソースを入れ混ぜ合わせたら完成です。ちなみに1歳からのお好みソースとは、離乳食完了期頃から使用する事の出来る調味料で、ベビー用品店やベビーフードの取り扱いがあるスーパーなどで購入する事が可能です。
離乳食作りにはキャベツを積極的に取り入れよう!
以上、初期から完了期までの離乳食レシピを紹介しましたがいかがでしたか?キャベツには多くの栄養があるので、是非とも離乳食作りには積極的に取り入れたい野菜です。離乳食の進め方やレシピに悩んだ際は、是非こちらのキャベツを使った離乳食レシピを参考に、最終の完了期まで楽しい離乳食タイムを家族全員でお楽しみください!