サワークリームの作り方は簡単!レシピと保存方法やアレンジまで紹介!
サワークリームは実は万能調味料だということを知っていますか?その作り方はとても簡単で、自宅ですぐに誰でも作ることができます。そもそもサワークリームって何?という疑問から、その作り方、アレンジレシピ、保存方法まで、サワークリームについて徹底解剖します。
目次
作り方が簡単でアレンジ豊富なサワークリーム
サワークリームと聞いて、どんな味を思いますか?どんな料理が思い浮かびますか?独特の軽やかな酸味を特徴にもつサワークリームは、ときには調味料としても使われています。肉や魚、野菜、パンなど、いろんな食材との相性も抜群で、おうちで簡単に作ることができます。今回は、自家製サワークリームの作り方、そしてアレンジレシピとともに、サワークリームの魅力を紹介していきます。
サワークリームとは
サワークリームとは、生クリームを乳酸菌で発酵させたものをいいます。さわやかな酸味とコクをもち、軽やかな口当たりが特徴です。ホイップクリームに比べ、もっちりとした白いクリーム状をしていますが、軽くさっぱりとした食感です。
欧米では調味料として大活躍のサワークリーム
サワークリームは、欧米では調味料として、メイン料理にはもちろん、ドレッシング、スープ、スイーツなどへ、幅広く使われています。タコスやブリトーなどを代表するメキシコ料理とも相性が抜群です。日本の食卓料理でいえば、パスタやご飯のおかずなどへのアレンジレシピも豊富にあります。サワークリームは、調味料として普段のレシピに少し加えるだけで、料理の風味とコクをより一層増やしてくれる、万能調味料でもあります。
サワークリームの糖質とカロリー
最近では、糖質の摂取を抑える、糖質制限ダイエットをしている方も多いのではないでしょうか?ドレッシングやソースなど多くの加工食品は、実は意外と糖質が高めなものが多い傾向があります。そんな中、サワークリームは調味料として、糖質制限中でも心強い味方となってくれるのです。
サワークリームは糖質制限の味方
サワークリームは、糖質制限に向いています。クリームというと、糖質の高いものと勘違いされやすいのですが、その糖質量は大さじ1杯あたり0.5gと非常に低いです。100gで計算すると3.3gほどになります。サラダに使うフレンチドレッシングは100gあたりの糖質量が5.9gです。ホワイトソースは100gあたり糖質量9.5gですから、これらをサワークリームで代用しても、大幅な糖質カットが望めます。
サワークリームのカロリー
一方で、サワークリームのカロリーは100gあたり386kcal。やや高めに感じますが、大さじ1杯程度であれば58kcalほどで収まります。カロリーが気になる場合は、使用量を調整すれば問題ありません。普段使いのドレッシングや調味料とサワークリームを代用することで、カロリーカットできる料理もたくさんあります。
サワークリームの作り方
サワークリームとは何か、調味料としても使えるんだということを知っていただいたところで、さっそく本題のサワークリーム作りに入りましょう。サワークリームの作り方はさまざまです。一晩寝かせてじっくり作るものから、材料を混ぜるだけで完成する即席のものまであります。それぞれに、味や食感、酸味やコクが異なるため、用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。では、早速サワークリームの作り方を紹介していきます。
とっても簡単!自家製サワークリームの作り方
用意するものは、生クリーム200gとヨーグルト25g。生クリームとヨーグルトをよく混ぜ合わせましょう。常温で少しとろみがついたのを確認したら、冷蔵庫で一晩寝かせます。翌日、固まったクリームをスプーンで混ぜ合わせたら完成です。混ぜて待つだけなので、とても簡単にできます。これが基本のサワークリームのレシピです。
サワークリームの作り方のポイント
クリームを早く固まらせたい場合は、ヨーグルトの量を少し増やして作ってみましょう。また、寝かせた時間が長ければ長いほど、クリームが固くなっていきます。生クリームは、植物性と動物性の両方を使うことができます。動物性を使うとよりクリーム感が増します。もし固くなりすぎてしまったら、牛乳を少しずつ足して伸ばしましょう。
時短に大活躍!レモン汁を使ったサワークリームレシピ
レモン汁があれば、もっと手軽に、早く、サワークリームを作ることができます。料理を作る段階で、調味料としてサワークリームが少しだけ必要なときや、材料ののどちらかがそろわないときにもおすすめです。それぞれの作り方によって、食感や酸味などの違いがあります。いろいろ作ってみて、自分好みのサワークリームレシピを見つけてみてください。
生クリームとレモン汁で作るサワークリームの作り方
用意するものは生クリーム1カップとレモン汁大さじ2~3です。生クリームにレモン汁を入れ、勢い良く混ぜていくと、次第にほどよく固まっていきます。冷蔵庫で寝かせる作業がなく、時短でできるので、今すぐにサワークリームがほしいというときにも便利です。
水切りヨーグルトとレモン汁で作るサワークリームの作り方
ヨーグルトを水切りヨーグルトにして、サワークリームを作ることもできます。用意するものは、ヨーグルト1パックとレモン汁数滴です。まず、ザルにキッチンペーパーを引いて、ヨーグルトを入れます。下に小さめのボールを重ね、ラップをして、そのまま冷蔵庫で半日~1日寝かせます。1/3量になるくらいまで水分を落としたものに、レモン汁を加え混ぜます。脂肪分が少なめで、あっさりしたサワークリームの出来上がりです。
クリームチーズとレモン汁で作るサワークリームの作り方
もっと濃厚なサワークリームが食べたいという場合は、クリームチーズを使うことで、濃厚でこってりとしたサワークリームに仕上がります。材料は、クリームチーズとレモン数滴。クリームチーズを常温に戻してボールに入れ、レモンを垂らして混ぜるだけでできる、とても簡単なサワークリームレシピです。
サワークリームオニオンの作り方
近頃増えてきた、ポテトチップスなどの加工食品にあるサワークリームオニオン味。サワークリームにひと手間加えるだけで、簡単に作ることができます。調味料としてはもちろん、本格的なディップソースとしても大活躍。ホームパーティーや、おもてなし料理にもおススメです。サワークリームと加えて覚えておけば、料理の幅も広がるでしょう。
一番簡単!サワークリームオニオンの作り方
オニオンスープの素を活用することで、サワークリームオニオンをとても簡単に作ることができます。材料は、サワークリーム50g、オニオンスープの素大さじ1.5~2、牛乳小さじ1です。これらすべての材料をよく混ぜ合わせると、出来上がりです。牛乳の量を変えて、固さを調整することができます。仕上げにブラックペッパーや、ハーブ、ガーリックパウダーを加えるとより一層味に深みが増します。
玉ねぎの触感も楽しめる、本格派サワークリームオニオンの作り方
もっと美味しい、本格的な味を求める方には玉ねぎを使ったレシピを紹介します。用意するものは、サワークリーム1/2カップ、玉ねぎみじんぎり大さじ3、にんにくすりおろし1個分、コンソメ顆粒小さじ1、塩コショウ少々、パセリ少々です。まず、玉ねぎをレンジで一分間加熱し、余熱が取れたことを確認できたら、すべての材料をよく混ぜ合わせます。コンソメが溶けたら完成です。玉ねぎの量はお好みで調整してみてください。
サワークリームを使ったアレンジ集
自家製サワークリームが完成したら、次はそのアレンジ方法を見てみましょう。普段の料理に一工夫できるものから、斬新なアイデアまで、今すぐサワークリームが使いたくなるアレンジの数々を紹介します。
日常の食卓にサワークリームでアクセントを
サワークリーム初心者であれば、普段の食卓の料理にサワークリームを添えてみることから始めましょう。次第に、サワークリームを色んな形でアレンジしながら、新しい料理へ挑戦してみてはいかがでしょうか。さまざまな食材と一緒に食べながら、こんなものにも合うんだなと驚きや発見を楽しんでください。
サワークリームをたっぷり使えるポテトサラダ
子どもも大人もみんなが大好きなポテトサラダ。マヨネーズをサワークリームに変えてアレンジすると、普段と一味違ったポテトサラダが完成します。こっくりとしたマヨネーズと比べて、さっぱりさわやかなポテトサラダを楽しむことができます。
朝のトーストにサワークリームを添えて
サワークリームは朝のトーストのお供としても大活躍します。こちらはバターしょうゆで味付けした玉ねぎに、サワークリームオニオンを添えたなんともおしゃれなトーストです。はちみつやフルーツ、アボカドと合わせてみたり、ピザトースト風にしてみてたりと、簡単にアレンジができます。アレンジ方法は無限大なので、自分好みの組み合わせを探してみてはどうでしょうか。
スープにもアレンジできるサワークリーム
サワークリームは、スープへもアレンジ可能です。例えば、サワークリーム、牛乳、アボカドをミキサーにかけて、塩コショウで味を整えれば、簡単にアボカドスープを作ることができます。濃厚で美容にもいい、女性に嬉しい一品です。ほかにも、野菜スープなどの仕上げにサワークリームを乗せると、酸味が利いてあっさりしたスープをつくることができます。
スイーツ作りにも大活躍!
サワークリームを使ったアレンジレシピといえば、たくさんのスイーツレシピがでてきます。サワークリームを使ったスイーツは、軽くてさっぱりしているところが人気の一つ。ずっしりと甘いスイーツが苦手な男性にもおススメです。ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
女子が大好きなパンケーキにもサワークリーム
見た目の可愛さや、SNS映えになることでも人気のパンケーキ。サワークリームはパンケーキの生地に混ぜても、付け合わせのソースとしても、両方のアレンジを楽しむことができます。フルーツとも相性抜群で、パンケーキのふわっと軽い食感と、後味スッキリのさっぱり感がやみつきになります。
おうちで!ふわふわホットケーキの作り方
ボウルに卵1つ、サワークリーム大さじ1を入れ、分離しない程度によく混ぜます。牛乳75ccを加え、さらに混ぜます。ホットケーキミックス150gを加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜます。お好みでバニラエッセンスを入れて、生地の完成です。
しっかり温めたフライパンを弱火にし、生地を少し高い位置からフライパンへ落とします。蓋をして、表面に気泡が見え始めたら裏返し、蓋をしたまま、1分半ほど待ちます。押してみて、弾力が確認できたらできあがり。いつものホットケーキがふわっふわに仕上がります。
さっぱり濃厚なサワークリームチーズケーキ
NYチーズケーキ
— nori (@nori38924363) March 4, 2018
クリームチーズ(キリ)250
砂糖90
サワークリーム90ml
コンス10
卵2個
生クリーム120
湯せん焼き150度60分
今のところベスト配合❤️#お菓子作り#コッタ pic.twitter.com/tGWwpcW4ea
サワークリームのアレンジレシピの定番のひとつが、ニューヨークチーズケーキです。クリームチーズとサワークリームが合わさることで、濃厚かつさっぱりとしたチーズケーキを作ることができます。作りすぎて余ったサワークリームを消費したいという場合にもおすすめです。
これであなたもサワークリームマスター!
まだまだあります、サワークリームのアレンジレシピ。こちらは、メインにがっつりとサワークリームを使った、アレンジ料理の数々です。料理のレパートリーを増やしたい方にも、必見です。
サワークリームパスタの作り方
サワークリームを使うと、いつものパスタがコクを増し、お店のような味に仕上がります。作り方は、オリーブオイルを熱し、みじん切りにしたニンニク、ベーコンを炒めます。薄切りにした玉ねぎとキノコを入れ、しんなりしてきたら、牛乳50ccとサワークリーム大さじ2を追加します。
ふつふつとしてきたら弱火にし、コンソメ小さじ1ととろけるチーズ一握りを入れ混ぜます。これでサワークリームソースの完成です。仕上げにブラックペッパーとパセリをお好みでどうぞ。
ロシア料理の王道、ビーフストロガノフ
一度は耳にしたことのある、ロシアの肉料理の定番、ビーフストロガノフ。牛肉、玉ねぎ、マッシュルームなどを生クリームとサワークリームで煮ることがこの料理の基本となります。その味は、酸味とコクのバランスがなんとも絶妙です。特別な日のディナーとしても使える、本格派の一品です。
大胆なローストビーフ丼
肉や魚との相性も抜群なサワークリーム。こちらはローストビーフ丼に豪快にかけていただくスタイルです。重くなりがちなお肉料理を、あっさりと食べることができます。赤いお肉に白のソースが映えて、見た目も素敵な一品です。
サワークリームの保存方法
サワークリームがこんなに万能であれば、一度にたくさん作って保存しておきたいと考えるかもしれません。しかし、一つ注意しておきたいことは、サワークリームは賞味期限が短いということです。その為、長期の保存には向いていません。ここでは、サワークリーム保存方法について、詳しく紹介します。
サワークリームは長期保存に向かない
サワークリームは完全発酵品ではないため、カビも生えやすく、賞味期限が短いです。作ってから、1週間以内での消費を心がけましょう。保存場所は、室温ではなく冷蔵庫で保存します。もしカビが生えているのを見つけたら、すべて捨てるようにしてください。
場合によっては冷凍保存も
サワークリームを冷凍保存すると、ぼそぼそしてしまい、食感が変わってしまうためあまり向いていません。しかし、ケーキやお菓子作りの材料として使う場合は、問題なく使うことができます。使いきれないクリームがある際は、冷凍してお菓子作りに活用してはどうでしょうか。品質が多少落ちることは否めませんが、冷凍保存であれば一か月ほどもちます。解凍するときは、前日に冷蔵庫へ戻して自然解凍をさせましょう。
もっと手軽に
これまでは、手作りのサワークリームについて紹介してきました。しかし、もっと手軽に楽しみたい!とりあえずどんな味か知りたい!という場合は、既製品を一度購入する方法もあります。サワークリームは、チーズや生クリームなどが並ぶ乳製品コーナーでみつけることができます。
サワークリームを使って食卓に広がりを
いかがでしたか?サワークリームはこんなにも万能で、アレンジ豊富な調味料であることを知っていただけたと思います。おうちで簡単につくることができるサワークリーム。この機会にぜひ、色んな料理と組み合わせて楽しんでみてください。