梨の糖質量・カロリーは?糖質制限中の食べ方からGI値まで徹底調査!
ダイエット中にどうしても間食が食べたくなったら、何を食べますか。ちょっとした食べ物やフルーツを食べる人が多いと思います。そこで、今回紹介する梨は間食におすすめです。梨は、糖質もカロリーも低いフルーツとして今話題になっています。そこで、今回は梨に含まれているカロリーと糖質の量を紹介します。また、太るのを避ける梨の食べ方や、梨のGI値まで紹介していきたいと思います。
梨は低カロリー低糖質な食材!
みなさんはダイエット中にどうしても間食が食べたくなってしまった経験はありますか。そのような時はいつも何を食べていましたか。お菓子やスイーツなどは論外だと思いますが、糖質の低い食べ物や、サラダチキンなどのカロリーが低い食材を食べたと思います。しかし、低カロリーで低糖質な食材と言えば「梨」です。最近では梨ダイエットが話題になるほどなので、今回は梨のカロリーや糖質などについて紹介していきたいと思います。
梨1個のカロリーは?
梨は、フルーツの中でも低いカロリーということで、ダイエット中でも食べれる人気のフルーツです。また、他のスイーツにアレンジもできるところも魅力です。そんな梨の1個あたりのカロリーは110kcal~130kcalほどです。しかし、400gほどの大きい梨になると、170kcalを超えてきます。この梨を100gあたりに直すと、大体43kcalほどになります。
参考までに、他のフルーツのカロリーも紹介していきたいと思います。夏に食べると美味しいオレンジのカロリーは100gあたり46kcalです。一時期話題になったパイナップルのカロリーは53kcalです。フルーツの定番ともいえるりんご(皮むき)のカロリーは、57kcalです。秋に食べたいぶどうのカロリーは59kcalです。朝ご飯におすすめのバナナのカロリーは86kcalです。
このように、梨のカロリーを他のフルーツに含まれているフルーツのカロリーと比べてみると、とてもカロリーが低いということが分かります。そして、カロリーが低いということは、食べても太るリスクが少ないということです。
梨1個の糖質量は?
梨のカロリーは、他のフルーツと比べて低いことが分かりました。次に紹介するのは、梨1個あたりの糖質量です。糖質制限ダイエットをベースに減量を行っている人は糖質を気にすると思います。梨1個あたりの糖質量は、小さいサイズ(250g)で26.0g、中くらいのサイズ(300g)で31.2g、大きいサイズ(400g)で41.6gほどです。また、梨100gあたりの糖質量は10.4gほどです。
こちらも参考までに、他のフルーツに含まれている糖質の量を紹介していきたいと思います。オレンジ100gあたりの糖質量は10.8gです。パイナップル100gあたりの糖質量は12.5gです。りんご(皮むき)100gあたりの糖質量は14.1gです。ぶどう100gあたりの糖質量は15.2gです。バナナ100gあたりの糖質量は21.4gです。
このように他のフルーツに含まれている糖質量と、梨の糖質量を比べてみると、梨に含まれている糖質量が他のフルーツよりも少ないということが分かります。つまり、梨というフルーツは、カロリーも低く、なおかつ糖質量も低いフルーツです。糖質制限をしている人や、ダイエットに奮闘している人は、ぜひ梨を食べてみてください。
梨に含まれる栄養と効果効能
梨1個あたりのカロリーと糖質量、そして100gあたりのカロリーと糖質量について紹介してきました。これだけ見ると、カロリーが低くてなおかつ糖質も低いフルーツといっても過言ではないです。そして、まさかその両方とも低い食べ物が梨だったとは思わなかったと思います。しかし、それだけではありません。今回は、梨に含まれる栄養と、効果効能について紹介していきたいと思います。気になる人は、ぜひ参考にしてみてください。
梨に含まれる主な栄養素
梨には、体の調子を整えてくれる栄養素がたくさんあります。梨に含まれるアスパラギン酸は、体を健やかに保つために必要不可欠なアミノ酸の一種です。アスパラギン酸によって、体内の体液バランスを整えて体調不良を予防したり、疲労物質分解のサポートをしたりしてくれます。またそれ以外にもさまざまな役割がある栄養素です。
また、梨に多く含まれているカリウムは体内の水分量を整える作用があります。細胞内外の水分を調節・排出することによって、むくみを予防するのに役立つ栄養素です。カリウムは極端なダイエットをしたり、水分の摂りすぎで排尿が増えたときなどに不足してしまうことが多いです。なので、ダイエット中の人には積極的に摂取してほしい栄養素です。
もちろん、フルーツである梨にも食物繊維が含まれています。食物繊維といえば、言わずと知れた便秘対策の味方です。しかし、梨には水に溶けない不溶性食物繊維のほうが多く含まれています。不溶性食物繊維は消化されず大腸まで届いて刺激することができる食物繊維の一種です。なので、便の排出を促す作用があります。便秘に悩んでいる人はぜひ梨を食べてみてください。
食物繊維の他に、梨には糖の一種である「ソルビトール」という成分が豊富に含まれています。ソルビトールには、便を柔らかくしたり、腸内の蠕動運動を促してくれる働きがあります。それによって、食物繊維と同じように、便秘を解消してくれるサポートをします。便秘が解消されると、体に溜まった老廃物や毒素を排出しやすくなります。なので、痩せやすい体を手に入れることができます。
また、太るのが嫌な人におすすめしている一番の理由は、梨には「ペントザン」という成分も豊富に含まれているからです。このペントザンには、体に蓄積された脂肪を分解・排出してくれる働きがあります。個人差はありますが、極論痩せることができると言われているほどダイエット効果のある栄養素が含まれています。また、ペントザンには、腸内環境を整えてくれる効果や、美容効果もあります。
梨の糖質制限中のおすすめの食べ方と注意点
梨に含まれる栄養素と、健康効果、効能について紹介してきました。良かったらぜひ参考にしてみてください。次に紹介するのは、糖質制限中の場合における梨のおすすめの食べ方について紹介していきたいと思います。先ほども紹介したように、梨は正しい食べ方だと健康的なフルーツです。しかし、食べ方を間違えると太るリスクにもなります。なので、正しい食べ方と、梨の食べ方における注意点も紹介していきたいと思います。
梨は皮まで食べるのがおすすめ
太るのを避けるために大事なことは、梨は皮まで食べることです。梨の皮には、梨の身よりも食物繊維やソルビトール、カリウムなどの栄養分が豊富に含まれています。なので、ダイエット中に梨を食べる際は、皮も一緒に食べるようにしてみてください。
そうすることで、さらに高いダイエット効果を発揮してくれます。しかし、梨の産地や種類によって、皮には農薬などが付いていることも多いです。なので、食べる前にしっかりと水で洗うことを忘れないでください。
ヨーグルトと一緒に食べよう
また、太るのを避けるために梨をヨーグルトと一緒に食べることもおすすめです。梨ヨーグルトは、梨の高いダイエット効果に、さらにヨーグルトが持つダイエット効果がプラスされます。なので、より高いダイエット効果を期待することができる食べ方です。主な効果は、乳酸菌の整腸作用による便秘の改善や、カルシウム摂取によって脂肪吸収率が減少するなどです。
そして、乳酸菌が悪玉菌を減らし、血液をサラサラにしてくれます。血液がサラサラになることで、代謝が良くなる効果も期待できます。しかし、梨にヨーグルトを加えて食べるということは、ヨーグルトの分のカロリーも増えてしまうということです。なので、梨ヨーグルトを作って食べる際はできるだけカロリーの低いヨーグルトを選ぶことを心がけてください。
ジュースには糖分が含まれるので控える
そして、梨を手軽に摂取する目的として梨を使ったジュースを飲む人がいると思います。しかし、太るのが嫌な人はできるだけ梨ジュースはできるだけ飲まないようにしてください。梨ジュースにも太るのを避ける効果は一応あります。しかし、万人に飲みやすいように糖分や添加物が入っているものが多いです。なので、太るリスクの方が高いというデメリットがあります。
なので、梨ダイエットを行う際は梨のジュースを飲むのではなく、そのままの梨を食べるようにしたほうがより痩せやすくなります。また、どうしてもジュースで飲みたい場合は、できるだけ果汁100%の梨ジュースを選ぶようにしてください。
食べ過ぎると身体を冷やしてしまうので注意
梨は健康によいといわれていますが、やはり食べ過ぎは良くありません。梨を食べ過ぎることで、身体を冷やしてしまうこともあるのです。先ほど、疲労回復などの健康効果があるアスパラギン酸が梨には多く含まれていると説明をしました。実は、そのアスパラギン酸こそが、身体を冷やす原因なのです。
身体が冷えてしまうと、内臓まで冷えてしまい、結果的には内臓の働きが鈍くなってしまいます。内臓の働きが鈍くなるということは、1日の消費カロリーが少なくなります。なので、どうしても太りやすい体になってしまうのです。なので、梨には健康効果や美容効果があるからと言って、梨の食べ過ぎには注意してみてください。
寝る前には食べないようにしよう
そして、太るのを避けるために一番大事なことは、寝る前に梨を食べなことです。いくら梨はカロリーや糖質が高くないといっても、脂肪が蓄積されやすい夜や寝る前は食べ過ぎないことは太るのを避けている人は注意してください。そもそ、人間は食べたあと血糖値が激しく上昇すると、満腹中枢が刺激されて自然と「お腹がいっぱいになったな」と感じる生き物です。
しかし、梨はGI値が低い食品なので、血糖値が上がりにくいです。そのため、満腹感を感じにくいというデメリットがあるのです。梨を寝る前に食べる場合は、カットして4/1程度に抑えるようにすることが、食べ過ぎ防止につながります。ぜひやってみてください。
梨のGI値についても知っておこう!
梨の正しい食べ方と、梨の食べ方における注意点について紹介してきました。糖質制限中の人は、今回紹介した食べ方と食べ方の注意点を参考にしてみてください。最後に紹介するのは、梨のGI値について紹介していきたいと思います。最近よく聞く低GI食品ですが、そもそもGIについてどのくらい知っていますか。今回はGI値とは何かを説明したうえで、梨のGI値について紹介していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。
GI値とは?
梨のGI値について紹介をする前に、そもそもGI値とは何か知っていますか。おそらく多くの人が名前だけ聞いたことがあると思います。GI値とは、食後の血糖値の上昇を示す指標のことです。GI値が低い食品を「低GI食品」と呼びます。しかし、なぜ血糖値を上げないことが重要なのでしょうか?
その理由は、糖質の高いものを食べて急激に血糖値が上昇すると「インスリン」という、脂肪を作ったり、脂肪の分解を抑えてしまうホルモンが大量に分泌されます。このインスリンによって、肥満の原因になってしまうのです。そして、ダイエット中は、カロリーや糖質ばかりを気にしがちになってしまうと思います。しかし、カロリーや糖質と同じくらいGI値も重要な指標になります。初めて知った人はぜひ参考にしてみてください。
梨のGI値はどれくらい?
Gi値について理解ができたと思います。それを踏まえて、梨のGI値について紹介していきたいと思います。梨のGI値は32です。この数字が果たして高いのか低いのかよくわからないと思います。基準としては、高GI食品とよばれる食品は、GI値が70以上の食品です。そして、中GI食品と呼ばれる食品は、GI値が56~69までの食品です。低GI食品と呼ばれる食品は55以下の食品すべてです。
参考までに、他の食べ物についても紹介していきいと思います。じゃがいもやうどん、お餅などは、GI値が高いので、高GI食品になります。食パンや、蕎麦、玄米は中GI食品になります。そして、りんごやマンゴーも実は低GI食品なのです。まとめると、柑橘系のフルーツのほとんどは低GI食品に含まれています。もっと詳しく知りたい人はぜひGI値について調べてみてください。
梨はGI値も低く糖質制限中にもおすすめの果物
先ほど、GI値が70以上の高GI食品、GI値が56~69までの中GI食品、GI地が55以下の低GI食品の3種類に分けられると説明をしました。そして、梨のGI値は、32なので、低GI食品と呼ばれるにふさわしいフルーツになります。そして、梨はGI値が低いだけでなく、カロリー、糖質も低いフルーツなので、糖質制限をしている時にもおすすめのフルーツです。太るのが嫌な人はぜひたべてみてください。
梨の糖質やカロリーは低めだが食べ方には気を付けよう!
いかがでしたか?今回は、梨のカロリーと糖質量、梨に含まれる栄養素と効果効能、糖質制限中における梨の食べ方と食べ方の注意点、そして梨のGI値について紹介してきました。梨は糖質とカロリー、そしてGI値が低いフルーツなので太るのが嫌な人はぜひ食べてみてください。