秋田の日本酒はやっぱり旨い！米どころのおすすめ地酒を厳選紹介！

日本各地には現地の素材を利用して作られた地元の日本酒があります。その中でも、特に秋田の日本酒のレベルはとにかく高いです。日本のトップといっても過言ではありません。そんな秋田には美味しいお米や美味しい水が十分にあります。なので、必然的に日本酒のレベルが高まります。そこで、数ある秋田の日本酒を紹介していきたいと思います。良かったらぜひ参考にしてみてください。

秋田の日本酒が日本で一番美味しいと言われている理由は、間違いなく素材にあります。そもそも、日本酒を作るうえで必要不可欠になってくるのは、水とお米です。この二つの質は日本酒にダイレクトに伝わります。逆に言えば、質の悪いお米や水を利用して作った日本酒ほど美味しくなくなってしまうのです。そして、秋田といえば、美味しいお米が作られており、そのお米を作る水も綺麗です。だから美味しい日本酒が作れるのです。

そんな多くの人が美味しいという秋田の日本酒には、どのような特徴があるのでしょうか。最近では、お米の開発やお酒を作る技術が進化してきているので、個性的な日本酒が数多く出てきました。なので、一概には特徴を説明することはできません。しかし、秋田の日本酒全般に共通していることは、辛口であることです。もちろん、すべての日本酒が辛口なわけではありません。しかし、昔からある秋田の日本酒は辛口です。

秋田県は県全体が豪雪地帯に指定されているなど非常に雪の多い地域です。なので、有名な蔵元が多いです。寒冷な土地ならではの、低温でゆっくりとお酒を仕上げる「秋田流低温長期醗酵」という手法が盛んに行われています。また秋田県の川や湧き水の多くが軟水であることから、まろやかでやわらかいお酒が仕上がることでも有名です。軟水と言っても「中程度」の軟水であるため、やわらかくなり過ぎず美味しい味わいを楽しめます。

まず初めに紹介するのは、大館市・潟上市を代表する「北鹿」と「小玉酒造」です。秋田県北部は米代川という川のおかげで、肥沃な土壌とおいしい水に恵まれていました。特に秋田犬のふるさととして有名な大館市は穀倉地帯として県内でも知られ、白神山地のふもとでもあることから、土壌がとても肥沃で、おいしいお米とお水に恵まれているのです。

大館市ある北鹿の代表銘酒である、「北鹿」は、「秋田流生酛仕込み」という仕込み方法でスタンダードな味を口に残します。また、潟上市にある「小玉酒造」はもともと味噌や醤油を醸造していた会社で、数々の品評会で最高賞を受賞したレベルの高い蔵元として知られています。果実酒のようにフルーティーで上品な味が特徴の「天巧」などが有名です。

次に紹介するのは、秋田市・大仙市を代表する「新政酒造」と「秋田酒類製造」と「鈴木酒造」です。秋田藩時代からの城下町として繁栄してきた秋田市ですが、そんな秋田市の中で存在を放つのが「新政酒造」です。現在全国の蔵元の多くが使用している酵母である「協会6号」を生み出すなど、伝統と新しい技術どちらをも合わせ持っていることでも知られ、秋田市の良質な湧き水を使用した銘酒を生み出しています。

その他、「秋田酒類製造」や「鈴木酒造」も有名です。県内外でも人気の銘酒「高清水」を造っている「秋田酒類製造」は、秋田県南地方で酒造りのプロとして知られる山内杜氏の系譜を持っており、一般的な日本酒の他にデザート酒を作るなど、伝統と革新どちらも行っている蔵元です。また、「鈴木酒造」は秋田県が藩政時代から作られていた伝統的で香り高いお酒「秀よし」がとても有名です。

次に紹介するのは、横手市・由利本荘市を代表する「日の丸酒造」と「齋彌酒造」です。秋田県県南部〜東部中央を流れる雄物川は、県南部の穀倉地帯を支える非常に重要な水源であり、そのおかげで県南部は豊かな米の実りに支えられいました。かまくら祭りに代表されるように雪が多い横手市も、そんな豊穣な米と水に恵まれ、美味しい日本酒を造り続けていることで有名です。

横手市山内には「山内杜氏」と呼ばれる日本酒づくりのプロ集団が存在していることでも有名です。そして、その伝統は現在でも受け継がれています。「まんさくの花」が主力の日本酒となっている「日の丸酒造」も横手市を代表する蔵元のひとつです。横手の良質な酒造好適米を使用し、やさしい味を追求し続けている有名な蔵元です。

また、南部の中でも日本海側に面した由利本荘市は、秋田県の歴史の中でも、秋田藩（久保田藩）に含まれず3つの藩によって統治された地域です。その由利本荘市では、「齋彌酒造」が有名です。斉藤酒造では、湧き水を使用するなど特色のあるお酒を造り続けており、「雪の茅舎」が非常に有名な日本酒です。

次に紹介するのは、湯沢市を代表する「木村酒造」と「両関酒造」と「秋田銘醸」です。湯沢市もまた、横手市と同じく雄物川系の河川に恵まれています。さらに湯沢市は「力水」と呼ばれる名水が湧くことでも有名で、その水を利用したお酒づくりが盛んとなっております。また全国品評会第一回目において湯沢市産のお酒が一等を受賞するなど、湯沢地方は秋田のお酒の中でも重要な役割を担っています。

そんな湯沢市で有名なのが「木村酒造」です。厳寒の気候を利用して作られた優しい味「福小町」という日本酒で知られます。また、「力水」と独自の製法「低温長期醸造法」を使用しているのが、同じく湯沢市の「両関酒造」です。こちらは蔵元の名前をそのまま使った「両関」という日本酒が有名です。

ほかに湯沢市にある蔵元としては、「秋田銘醸」も外せません。秋田銘醸では「美酒爛漫」が秋田県内外で知られており、上述の「低温長期発酵法」を主力として使用しています。酸味がやや強めで、キリッとした味わいが特徴となっております。酒屋でも置いてるほどの有名なお酒なので、ぜひ飲んでみてください。

次に紹介するのは、秋田の日本酒の選び方について紹介していきたいと思います。秋田には数多くの日本酒があります。また、どの日本酒にも個性的な味付けや風味がありますので、お酒に詳しくない人や、日本酒を飲みなれていない人にとってはどれが良いかわからないと思います。辛口の日本酒や、甘口の日本酒、すっきりした味や、フルーティーな味のする日本酒など数多くあります。ぜひ参考にしてみてください。

秋田県のお酒を味わいたいなら、やはり秋田産の酒米を原料として造られた銘酒を選んでみてください。実は、秋田県産のお酒といっても、兵庫県産の山田錦や県外の酒米を使用している例が多くあります。秋田県にある蔵元の中で、秋田県産のお米やお水を使用していると明言しているのは、新政酒造・秋田酒類製造（高清水）・齋彌酒造などが有名です。

特に新政は、2007年に就任した新社長のもと、すべての銘柄において秋田県産のお米にこだわって造られていることで知られています。秋田産にこだわりをもっている蔵元で造られているものなら、秋田ならではの旨みを堪能できることは間違いないです。先ほど紹介した以外の蔵元でも、一部商品のみ秋田産の原料だけで造っている蔵元もあるため、原料の酒米や酵母などをしっかり確認してから選ぶのがおすすめとなっております。

また、秋田の蔵元で作られたものを選ぶ方法以外にも、単純に甘口か辛口かの好みで選ぶ方法もあります。日本酒の辛口が苦手な人や、日本酒を飲んだことがない人は甘口を選んでみてください。すっきり飲めるので、水のようにたくさん飲めてしまいます。逆に、辛口が好きな人や、飲みごたえのある日本酒を飲みたい人は辛口を選んでみてください。また、どちらが良いかわからない人はぜひ甘口も辛口を飲み比べてみてください。

また、もしもお酒にあまり詳しくない方なら、ボトルやラベルのおしゃれさで選んでみるのもおすすめです。特に新政のお酒はおしゃれなラベルが多いことで知られております。なので、女性向けと言えるものもたくさんあり、おすすめとなっております。新政のお酒の中でも特に有名な「No.6」はまるでワインと見間違えてしまうほどのおしゃれさが人気です。また素朴な可愛らしさが漂う、「福小町」もステキです。

秋田にはさまざまな日本酒があります。数が多すぎるので、すべてを飲み比べるということは難しいと思います。そこで、今回は秋田にある日本酒のおすすめランキングについて紹介していきたいと思います。よかったらぜひ参考にしてみてください。

秋田にあるおすすめの日本酒ランキングにおいて、第10位にランクインしたおすすめの秋田の日本酒は「爛漫 純米大吟醸美酒」です。こちらの日本酒は、さわやかですっきりした喉越しが特徴的なお酒となっております。どちらかと言うと冷で飲むのがおすすめの飲み方です。使用している「秋田酒こまち」は、有名な山田錦に対抗して秋田県が作り出した芳醇なお米です。

秋田酒こまちを使用したお酒を一度飲めば、あまりの美味しさのあまり、そのとりこになってしまうかもしれませんよ淡麗辛口ということもあり、キリッとした味わいを楽しむことができる日本酒となっております。値段は1800mlで約5000円です。アルコール度数は15度以上16度未満です。辛口の日本酒が好きな人はぜひ飲んでみてください。

秋田にあるおすすめの日本酒ランキングにおいて、第9位にランクインしたおすすめの秋田の日本酒は「デザート純吟」です。こちらの日本酒は、パッと見ただけでは洋酒と見間違えてしまいそうなおしゃれなラベルが特徴的な日本酒です。高清水は、明治〜昭和にかけて続いていたいくつかの酒造が昭和19年に合併したことによって生まれた蔵元としても知られています。

この「デザート純吟」は、デザートという名前の通りやや甘い日本酒で、ケーキ類などの甘いものとの相性が抜群となっております。洋食向きの味わいですが、もちろん日本酒や和食が好きな方にもおすすめできる日本酒となっています。こちらの日本酒も、辛口の日本酒が苦手な人はぜひ飲んでみてください。

秋田にあるおすすめの日本酒ランキングにおいて、第8位にランクインしたおすすめの秋田の日本酒は「北秋田」です。明治時代から秋田県北部に存在していたいくつかの造り酒屋を、昭和に入ってから一つに合併し再スタートした、北鹿の日本酒となっております。もともとは、造り酒屋のあった2つの郡の名前の頭文字を合わせて作られた名前ですが、元気な鹿のように勢いづきたいという願いもこめられています。

そんな北鹿のなかでも人気の高いお酒が、この北秋田という日本酒です。料理はなんにでも合いますが、特にお刺身やカルパッチョなどとの相性が良いのが特徴です。香り高く、それでいてクセが少なくとても飲みやすいと人気です。冷たく冷やしてから飲んでみてください。

秋田にあるおすすめの日本酒ランキングにおいて、第7位にランクインしたおすすめの秋田の日本酒は「天巧」です。2017年度モンドセレクション、IWCゴールドメダル、全米日本酒鑑評会グランプリなど、栄えある賞をいくつも受賞した人気の日本酒です。

もともとは醤油や味噌の醸造を行っていた会社ですが、大正時代からはじめたお酒の醸造でもすっかり有名になりました。「天功」はお酒の苦手な人でもスイスイ飲めると評判で、それでいて存在感を失わない味が特徴的です。お米は日本酒で有名な山田錦を使用していますので、高級感ある味を楽しむことができます。

秋田にあるおすすめの日本酒ランキングにおいて、第6位にランクインしたおすすめの秋田の日本酒は「福小町」です。秋田県内の蔵元の中でも2番目に歴史が古く、創業は江戸時代初期にまで遡ります。明治時代に明治天皇もお召しになり、「福小町」という名前がつくきっかけを与えられたと言われています。

「福小町」はまさに日本酒らしいスタンダードな味わいの本醸造酒となっております。それでも毎日でも飲みたくなる味ですから不思議です。花冷えから50度程度の熱燗でも飲むことができ、幅広い料理にあわせて美味しく飲むことができます。ぜひ飲んでみてください。

次に紹介する日本酒は、秋田の日本酒おすすめランキング第5位～1位のものです。これらの日本酒はどれも秋田だけでなく全国的にも有名な日本酒ばかりです。日本酒を知らない人におすすめできます。良かったらぜひ参考にしてみてください。

秋田にあるおすすめの日本酒ランキングにおいて、第5位にランクインしたおすすめの秋田の日本酒は「まんさくの花」です。可愛らしい名前が特徴的なこのお酒の歴史は比較的浅く、昭和56年に放送された秋田県を舞台としたNHK連続テレビ小説に由来しています。ただし蔵元自体は歴史が古く、創業はなんと1689年の江戸時代です。どんな料理にも合うため広く飲まれているお酒で、上品でやわらかな味が特徴的です。

絞りたてのお酒をすぐに瓶詰めして貯蔵する「低温瓶貯蔵」にこだわり、しっかり熟成することで、上品な味わいを生み出しています。冷や、またはぬる燗で美味しく頂いてみてください。こちらの日本酒は、1800mlで3450円となっております。度数は15度となっております。ぜひこちらの秋田の日本酒を飲んでみてください。

秋田にあるおすすめの日本酒ランキングにおいて、第4位にランクインしたおすすめの秋田の日本酒は「秀よし」です。「秀よし」は「雪の茅舎」と双璧をなすとも言われるほど、秋田県のお酒として非常に有名です。歴史は古く、江戸時代初期に開かれた品評会にて秋田藩主が気に入ったことから、「秀でて良し」ということで「秀よし」と名付けられたと言われています。

秋田県を治めた大名家・佐竹家にも献上されていたほどの味として、今でもなお多くの人に愛されている日本酒となっております。この吟醸酒は、全体的にバランスの取れた口当たりで、日本酒好きの方からも大好評となっております。1800mlで4212円です。度数は15度です。フルーツ酒を飲む感覚でも飲むことができるので、ぜひ飲んでみてください。

秋田にあるおすすめの日本酒ランキングにおいて、第3位にランクインしたおすすめの秋田の日本酒は「雪の茅舎」です。こちらの日本酒は、山廃純米酒となっております。齋彌酒造では使用しているお米を社員が栽培するなど徹底的にこだわってお酒造りをしており、そのことで人気と素晴らしい味わいの「雪の茅舎」が生まれました。

「雪の茅舎」は人気の高い日本酒ですが、期待だけさせて実はそうでもない日本酒、ということはまずありませんのでご安心ください。また口コミではお酒に慣れない人でも飲みやすかったという声もあります。酸味はあるもののスパイス程度で、それがまた次の一杯を飲みたくなるという日本酒となっております。720mlで1177円となっております。ぜひ飲んでみてください。

秋田にあるおすすめの日本酒ランキングにおいて、第2位にランクインしたおすすめの秋田の日本酒は「刈穂」です。辛口の日本酒が好みであれば、おすすめなのが刈穂酒造で作られた「刈穂」です。辛さの中にうま味がぐっと詰まった、力強く男らしい一品となっております。甘味控えめのフレッシュな日本酒で、きめ細かやかですっきりとした飲み口の完成度の高い銘柄となっております。

刈穂酒造の建物は、1850年に建てられた歴史あるもので、奥羽山脈からの水脈が注ぐ雄物川の豊かな水と肥沃な土壌という酒造りに最適の環境で造られています。秋田の恵みがたくさんつまった日本酒なので、あなたが旅行先で感じた秋田の魅力をそのまま持って帰りたいのであれば、一番の秋田らしいおすすめの日本酒のお土産となっております。良かったらぜひ飲んでみてください。

秋田にあるおすすめの日本酒ランキングにおいて、第1位にランクインしたおすすめの秋田の日本酒は「新政 No.6」です。2007年に新社長が就任して以来、全面的に秋田県産のお米を使用し、ラベルもおしゃれなものを使用している日本酒として有名です。あまりの人気と評判のため一部では入手困難になっているほどの銘酒です。

新政酒造は現在たくさんの蔵元で使用されている中でも最古の酵母「協会6号酵母」を産んだ蔵元として知られています。その6号酵母をふんだんに使用したのが、この「No.6」シリーズです。No.6シリーズは、精米歩合により、X-type・S-type・R-typeの3つのタイプに分かれております。その中でも、一番グレードの高いのが、このX-typeです。クセがなくシャンパンのような味わいを楽しむことができます。

日本酒が美味しい秋田では、場所によっては日本酒製造の見学ができる場所があります。日本酒の製造自体は、綺麗な水や美味しいお米が必要となってきます。なので、必然的に地方の山の方に酒蔵ができます。そして、日本酒の作り方を把握すれば、日本酒の味わいをより感じることができると思います。また、外国からの観光客にも人気となっております。良かったらぜひ参考にしてみてください。

「秋田銘醸株式会社」は、湯沢で有名な酒蔵です。こちらでは、「美酒爛漫」という日本酒が作られています。JR奥羽本線の湯沢駅から徒歩15分ほどの場所にあります。見学の受付時間は、9:00～11:00と13:00～16:00です。予約は基本的に前日までに行うようにしてください。また、土曜午前のご希望の方は、4日前までに予約をする必要があります。

休業日は、土曜午後と日曜日、祝日です。そして、8月13日～8月15日のお盆の期間と12月29日～1月3日の年末年始は特別休業日となっております。日本酒がどのようにして作られるかを知れば、日本酒の味わいをより理解できると思います。秋田に来たらぜひ参加してみてください。

いかがでしたか。今回は秋田のおすすめの日本酒についてランキング形式で紹介してきました。また、秋田にある日本酒を作っている酒蔵や、日本酒の選び方について紹介してきました。秋田の日本酒は数が多いにも関わらず、どの日本酒も美味しく仕上がっております。なので、選ぶのが大変だと思いますので、ランキングを参考にして自分にあう日本酒をぜひ見つけてみてください。