岩手の日本酒のおすすめランキングTOP17!人気の銘柄も紹介!

岩手の日本酒は全国的に有名なものばかりで、古くから有名な杜氏や酒蔵、製造酒店が多く、旨い日本酒造りを競い合ってきました。そんな中で産まれ親しまれる日本酒もクオリティが高いものが多く、日本酒好きな方はもちろん、プレゼントしても喜ばれます。また、日本酒の名前や発祥にも縁起が良いものも多く、お祝いの席にもちなんだ説明とともに縁起を担げば喜ばれます。今回はランキング形式で岩手の人気おすすめの日本酒を紹介しているのでこれはというものがあれば是非味わい、またプレゼントしてみて下さい。

岩手の日本酒のおすすめランキングTOP17!人気の銘柄も紹介!のイメージ

目次

  1. 1岩手は日本酒の宝庫として美味しいお酒がいっぱい!
  2. 2岩手の日本酒おすすめランキング17位~11位
  3. 3岩手の日本酒おすすめランキング10位~6位
  4. 4岩手の日本酒おすすめランキング5位~2位
  5. 5岩手の日本酒おすすめランキング第1位!
  6. 6岩手の極上の日本酒はプレゼントにも絶対喜ばれる!

岩手は日本酒の宝庫として美味しいお酒がいっぱい!

こだわった日本酒を調べたい方、岩手で暮らしている方、そして岩手と日本酒のどちらも好きな方に向けて是非知っておいてほしい情報があります。岩手は実は日本酒を数多く生産していて、とても人気があります。そんな岩手は日本酒の宝庫と言われお酒好きの方から人気があるのですが、とくにおすすめされている日本酒はどんなものなのか調査してみました。

また、「岩手の日本酒をプレゼントしたいけど、どれが人気かわからない」、「おすすめを教えてほしい」という方、更に岩手以外の都道府県に住んでいる方にも、岩手の日本酒のおいしさをぜひ知ってもらえればと思いランキング形式でまとめました。是非このランキングを見て気に入った岩手の人気な日本酒を選んでみて下さい。

岩手の日本酒おすすめランキング17位~11位

第17位:祝場の主席に一献の花となる日本酒「廣喜」

岩手の廣田酒造で産み出した新鮮でフルーティな味わいが楽しめる日本酒「廣喜」は、岩手のお祭り、おめでたい祝の場で多くの来賓主席に花を添える一献として「廣く多くの人々に喜ばれる酒」として生まれました。

それが今でも岩手だけでなく全国でも親しまれ特別な席でなくとも美味しいお酒として楽しまれるようになったのは柑橘系のフルーティな香り、そして日本酒のキツいキレをあえて抑えて甘さをプラスした味で、現代の若い人や女性にもおすすめできる日本酒だからかもしれません。「廣喜」を産み出した廣田酒造店は、明治36年に創業した南部杜氏発祥の里で有名な岩手県紫波郡紫波町の酒蔵です。

「廣喜」は岩手の小さな酒造で大型設備を使わず手造りで手間をかけ、一度に作られる量も限られています。そんな廣田酒造店の「廣喜」の大吟醸原酒は淡麗・すっきり・穏やかな味わいで原料米山田錦、精米歩合40%、日本酒度+3、アルコール17%です。価格は1800mlで10.286円、720mlで5.143円です。

第16位:風味、風土、風景までも愉む日本酒「浜千鳥」

岩手オリジナルというこだわりを持って作られた日本酒「浜千鳥」は、風味、風土、風景までも愉むと謳い、陸中海岸の地酒を醸し、自然と一つになった酒造りというところにこだわりを持って作られています。フルーティな香りが漂う上品な吟醸香で、芳醇辛口なこの日本酒は酒造背景も含めて頂く通におすすめの日本酒です。程よい酸味とフルーティな香りがある事から女性に人気な岩手のお酒です。

「浜千鳥」は2017年インターナショナル・酒・チャレンジにて金賞を受賞しており、同じ2017年の全米日本酒歓評会でも金賞を受賞しているお酒です。「浜千鳥 大吟醸 720ml」でアルコール分は16.7%、日本酒度は-1、酸度は1.3、アミノ酸度0.9、酵母はジョバンニの調べ、原料米は山田錦、精米歩合は麹米40%・掛米40%です。価格は税込み3.056円となっています。

第15位:パッケージも含めて旨い「タクシードライバー」

面白いパッケージと名前が話題となる日本酒「タクシードライバー」は味はしっかり飲みやすく調整されていて、知人と楽しむにはかなりおすすめの岩手のお酒です。しつこくなくキレもありすぎない、でもしっかり旨い味をなっていますが、中にはトリュフのような風味があるという意見もあるようです。ひとつ独特の隠れた味わいがあるのでそれも含めて面白い日本酒です。

このタクシードライバーを作る喜久盛という日本酒製造元は現在、日本酒ファンだけでなく著名人の間でも注目を浴びる人気の日本酒を産み出し、「喜久盛 電氣菩薩」、「喜久盛 切腹純米」、そして「喜久盛 タクシードライバー」などのネーミングとパッケージセンスが一際光っています。

この「喜久盛 タクシードライバー」はアルコールが17度、日本酒度+4.0、酸度1.9、お米はかけはしを使い精米歩合は55%、酵母はきょうかい6号、麹菌は黎明平泉を使っています。価格は税込み1.647円です。このランキングは15位となっていますが、話題と面白さというランキングであれば確実にトップ3に入る日本酒で、岩手のみならず日本全国の若い方に人気があります。

第14位:辻村勝俊氏を迎えた菱屋酒造店が作った「菱屋」

岩手県宮古市の菱屋酒造店が作った日本酒「菱屋」は、純米吟醸、冷おろし、山廃仕込です。創業160年となる菱屋酒造は地元では「千両男山」という名で親しまれる有名酒造です。青森の名手「田酒」を全国に広めた伝説の杜氏、辻村勝俊氏を迎えて純米酒を造り出した逸品がこの「菱屋」です。杜氏の辻村勝俊氏は純米酒造りの達人という異名を持ち、人々から尊敬を集める有名人です。

「菱屋 純米吟醸 生原酒」はアルコール度数17度、日本酒度+3、酸度1.5、酵母は9号系となっていて精米歩合は50%です。価格は720mlで税込み2,160円、1.8Lは税込み4,105円となっていて岩手の日本酒を贅沢に楽しみたい時におすすめできる日本酒です。岩手の郷土料理にもよく合いおすすめです。

第13位:女性に人気が高く万人向けのフルーティな日本酒「悠楽」

岩手の吾妻嶺酒造店が造る日本酒「悠楽」は南部杜氏の伝統技術で仕込んだ日本酒です。純米吟醸酒や純米酒、特別本醸造酒などがあり、使用米は岩手県産のひとめぼれ、精米歩合55%で仕込み水は東根山の伏流水を使用しています。親しい友人と悠久の楽しさに浸ってはいかがでしょうか?微炭酸とフルーティなテイストから女性にも人気のあるおいしさです。

「悠楽 秋純米 火入」価格は720mlで税込み1,296円、1.8Lで税込み2,592円です。「悠楽 秋純米 生」の価格は1.8Lで税込み2,700円で、この日本酒は要冷蔵となっています。また、ぎんおとめを使用した「悠楽 純米吟醸 ぎんおとめ」もあり、価格は1.8Lで2,916円となっています。料理の相性は岩手の郷土料理であるひなまんじゅうやふすべもち、仙人長老喜といった甘いものにも良く合います。

第12位:勇壮な郷土芸能同様キレ味鋭い「鬼剣舞」

岩手の郷土芸能の名前を取ったこの日本酒「鬼剣舞」は、岩手県産のひとめぼれというお米を使った精米歩合55%の日本酒です。アルコール度数15度、酸度が1.9、日本酒度:8.0で味はやや辛口です。この日本酒の名前にもなっている「鬼剣舞」とは地元では「おにけんばい」、「おにけんべぇ」と言われ北上・みちのく芸能まつりや岩手の夏祭り、小学校や中学校の運動会などで演じられる念仏踊りです。

国の重要無形文化財にも指定され、複数の踊り組団体も存在するこの踊りは、威嚇的な鬼のような面をかぶった仏の化身が勇壮に大地と悪魔を踏みしめ場を清浄にする剣舞を披露します。岩手にちなんだ祝いの席や、おめでたい場で開ける日本酒としてこの「鬼剣舞」はとくにおすすめです。

この「鬼剣舞 純米吟醸生原酒」はやや辛口です。原料米は岩手県北上市立花地区産契約の栽培米亀の尾を使用し、精米歩合は50%となっています。アルコール度数は16%、日本酒度は+2.0、酸度は2.0となっており剣舞のようなメリハリのある味わいとなっています。価格は1.8Lで税込み3888円です。

料理との相性は岩手で江戸時代から食べられている柳ばっとや、同じく岩手の十蔵鍋など、鍋や出汁がよく聞いている料理に良く合います。

第11位:豊かな自然が生み出した極上日本酒「鷲の尾」

岩手の自然が背景に思い浮かぶ日本酒「鷲の尾」は、大鷲が住んでいたと言われる巌鷲山の山麓より湧水した清らかな水により醸造しているというところが「鷲の尾」命名の由来と言われています。更に早春なる雪解けとともに山頂で大鷲が羽を大きく広げたかのような残雪が現れる雪の形が由来されているという説もあります。

そんな岩手の名所にちなんだ極上の日本酒「鷲の尾」は薫り高く少し変わった風味が特徴で岩手の極上の日本酒として広く親しまれています。原料米は山田錦、アルコールは16度以上17度未満となっており、日本酒度は-1、酸度は1.4、精米歩合は35%となっています。値段は「鷲の尾 純米吟醸酒 雋(せん)」が720mlのもので5,508円です。

鷲の尾に合う料理は特徴的な味の料理よりも、あっさりとしたものにアクセントをきかせるように頂くとより楽しめます。岩手の郷土料理ではひっつみやひゅうずなどがおすすめです。

岩手の日本酒おすすめランキング10位~6位

第10位:岩手の名を刻み、全てが岩手尽くしの日本酒「岩手誉」

岩手の日本酒として、岩手の名を刻み、ランキングトップ10に入る人気を誇る「岩手誉」は山田錦を原料米として使い、精米歩合40%、日本酒度+4、酸度1.3の辛口淡麗なアルコール16.5%の日本酒です。この岩手の誉を作る酒蔵は岩手銘醸という岩手県奥羽市前沢区にあり、平成9年には岩手県・東北・全国という全ての新酒鑑評会で金賞を受賞しています。

地酒にこだわった美味しいお酒と米、水を使い、更に環境への優しさも配慮した日本酒を造り続けているこの酒蔵の元で生まれた岩手誉は岩手を代表してどこに出しても恥ずかしくない日本酒です。味は辛口のなかにも辛すぎず、日本酒を飲みたいという希望にも十分に応えつつ、多くの人が飲みやすい味で万人におすすめできる岩手だけでなく岩手県外からも人気のあるお酒です。

この「岩手誉」とともに岩手郷土料理であるまめぶ汁、うちわ餅、どんこなますなどと一緒に頂けばこれ以上なく岩手を堪能する事ができおすすめです。

第9位:吾妻嶺酒造店の名前を飾る酒蔵の星「あづまみね」

あづまみねはこの岩手のおすすめ日本酒ランキング第13位に登場した「悠楽」を作った酒造元である吾妻嶺酒造店の名前を刻み主張する日本酒です。「あづまみね 純米吟醸 山田錦」は原料米に山田錦を使い、精米歩合50%、日本酒度+2、酸度1.4というほんのり辛口で淡麗な味わいが特徴です。

価格は1.8Lで3780円です。製造元の名を預かる代表作のひとつであるこの「あづまみね」は人気も高く、「あづまみね 純米吟醸 美山錦」は麹米美山錦の精米歩合50%、掛米美山錦の精米歩合50%でアルコール度は15度で嫌味のなくストレートな吟醸香が特徴で、口に入れると甘みをまとった綺麗な味となっています。

温めても心地よくほんのりとした渋みがでておすすめです。価格は720mlで税込み1,574円、1.8Lは税込み3,168円です。相性の良い料理は冷やして食べる料理で、岩手の郷土料理では盛岡冷麺、じゃじゃ麺などがおすすめです。

第8位:華々しい受賞歴を誇る南部流の「あさ開」

岩手・盛岡の酒造「あさ開」は現代を生きる名工として表彰された経歴を持つ南部杜氏である藤尾正彦氏を中心とした酒造元あさ開が作り、そのままの名前を誇る日本酒です。あさ開は有名な日本酒を多く造り出す岩手の中でも特に栄える蔵元の一つで、全国新酒鑑評会では18年連続入賞、そしてそのうち15回は金賞受賞、南部杜氏自醸造清酒鑑評会51回の優等賞受賞という華々しい受賞歴を持っています。

「あさ開 南部流寒造り純米吟醸」はほのかな香りにスッキリとした辛口が特徴です。原料米は岩手県産の酒造好適米を使い、精米歩合は麹米55%、掛米55%、アルコール度数は15度以上16度未満、日本酒度は+1.0、酸度1.30、アミノ酸度は1.20です。誰もが頷くその味は岩手の名産グルメと相性が良く、お互いの味をより一層引き立てます。

第7位:袋吊りが用いられたあけ開きの名作「旭扇」

ランキング第8位でもあけ開の日本酒が登場しまいたが続いて同じくあけ開の名作「旭扇」がランキング第7位としてランクインしました。この日本酒は山田錦を原料米とし、搾りには伝来の袋吊りを使い、実力ある杜氏が醸した文句のつけようのないあけ開きの名作です。湧き水である大慈清水を使った最高品質の日本酒である「あさ開 純米大吟醸 旭扇」は720mlで税込み3,362円です。

香り良く、ひとくちで口いっぱいに広がる山田錦の甘みに、キレの良い淡麗辛口な味です。料理と一緒に飲むよりも、日本酒単品で頂くのがおすすめのこの日本酒は常温で飲んでも雑味がなくなり飲みやすくなります。精米歩合は40%、アルコール度数は16度、日本酒度は+1、酸度は1.3です

第6位:長く愛される珠玉の銘酒「七福神 大吟醸 てづくり」

キレがあるのに柔らかい、そんな評判を集める日本酒「七福神」は吟醸酒のパイオニアと言われる有名大吟醸です。1、2年の低温熟成後出荷され、まるで水みたいな辛口の喉ごしに穏やかでさわやかな吟醸香、そしてしっかりとしたバランスのとれた味が特徴の日本酒です。原料米は美山錦を使い、精米歩合は50%、日本酒度 +6、酸度 1.3、酵母は協会9号を使用、アルコール度数は15.5度となっています。価格は容量1.8Lで3,780円です。

爽やかな味わいに後口もスッキリし、ほのかな香りが料理の邪魔をしない辛口淡麗な味で、この「七福神」に合う料理は刺し身や寿司、またポテトサラダなどのひんやりとして風味を楽しむ料理に良く合います。

岩手の日本酒おすすめランキング5位~2位

第5位:岩手の歴史が生んだ情熱の日本酒「月の輪」

月の輪というと何を連想するでしょうか?岩手であればやはり熊を思い浮かべる方は多いと思います。しかしこの月の輪という日本酒は岩手の熊を由来としたものではありません。「月の輪」はとても深い歴史を元とし、情熱に燃えた麹屋の作り出した日本酒でした。若狭出身の横沢家初代は麹屋を行っていましたが、横沢家の4代目徳市氏が酒造りを始め1886年から酒造業を創業したそうです。

月の輪の由来は源頼義、義家が安部貞任を攻略する為に3万2千の軍団を岩手の蜂神社に宿営させ、飲料を得るために池を掘りました。そして偶然9月15日の月夜に源氏旗に描かれた日月が池に写り、金色に輝いた事に驚き、吉兆と見て厨川柵攻略の命を下したそうです。その話を聞いて池を修理し円形の中に太陽と三日月を模した島を作ったのが今も残って「月の輪形」と呼んだそうです。

この吉兆にあやかって月の輪という名前を付けたそうですが、見事に現代にも生き続け旨い酒を作る酒蔵を残しています。そんな岩手の伝説「月の輪」の名前を付けられた日本酒「月の輪 純米 1800ml」はアルコール度数15%、原料米はぎんおとめ、精米歩合70%、日本酒度+4.5、酸度1.6、酵母は協会701号その等を使用しています。価格は税込み2,311円です。味はコクが強く薫り高い淡麗辛口で通に人気です。

また少し飲みやすい味となった「月の輪 特別純米 生原酒」はアルコール度数17度、精米歩合55%で原料米はぎんおとめを使用し、日本酒度+2.2、酸度は1.9、酵母はゆうこの想いその他を使った日本酒で、720ml税込み1,556円です。

第4位:被災で消えかけた復活蔵のガッツらうまい酒「浜娘」

第4位にランクインしたのは赤部酒造の岩手県のオリジナル酵母を使用した「浜娘」です。「浜娘 純米搾りたて生」はアルコール度数17%、岩手県産米100%を使用し、精米歩合60%の日本酒です。ほのかに甘さが香り、岩手県産米の旨味がしっかり感じられるフレッシュで優しい口当たりです。価格は720mlで税込み1,470円です。

また岩手県産酒造好適米を使用したゆるやかな発酵で作る純米大吟醸は精米歩合40%、アルコール度数15%で1.8L税抜き6800円です。そのほか、岩手県オリジナル酒造好適米の結の香を使った「浜娘 純米大吟醸 結の香」はとくに岩手の想いを感じられる日本酒です。

低温でじっくりと発酵させ、ほのかに香る果実系の香りに気品溢れる上品な口当たりは全国で見る日本酒としても岩手の地酒としても優秀でかつどんな場にも相応しい日本酒です。

第3位:小さな蔵だから作れる個性的な日本酒「酉与右衛門」

ランキング遂にトップ3の発表です。3位に輝いたのは、「酉与右衛門」という日本酒です。この日本酒はどんな特徴があるのでしょうか?パッケージを見ると酔右衛門と書いているように見えますが、酒店などは酉与右衛門としています。酉与右衛門を作る川村酒造は岩手の石鳥谷にあり、ここには日本酒を造る杜氏の中で現在でもトップと言われる勢力である南部杜氏など、数々の名杜氏が存在します。

しかしそんな岩手石鳥谷で地元を資本とした酒蔵はこの川村酒造だけだそうです。そんな状況から川村酒造はとてもユニークさを特徴とした日本酒を造っています。蔵元の川村直孝さんは情熱と信念がすさまじく、我が道を行く酒造りを目指すと言い、効率や世間の人気を無視した珍しいタイプの日本酒を造り続けています。

現在は女性も日本酒を好む傾向がでてきて、それに加えて炭酸や華やかな香りの日本酒が増えてきましたが、そういった華やかな香りを取り入れず、食中酒として楽しめ、熟成の効くお酒を造っているそうです。そんなユニークな我が道を行った先に作り上げた日本酒が「酉与右衛門 超辛口純米 直汲み 純米無濾過生原酒」です。

名前の通り超辛口の日本酒で、好みは分かれるように思いますが、想像以上にこのお酒の特徴を好む人は多いようです。搾ってすぐに瓶詰めした直汲みという事でかすかに刺激する炭酸が超辛口を一層引き立てています。一口、口に流し込むと舌先に刺激があり、じわじわと酸味が広がります。更に日本酒度と酸度の高さが他の日本酒とは一線を画し、特徴的な味わいを産み出しています。

原料米は阿波産の山田錦を使用しており、精米度は70%、酵母は協会7号で、日本酒度は+14、酸度は1.9、アルコール度は15度以上16度未満となっています。値段は税込み3,291円です。辛口が好きの方はもちろん、一風変わったユニークな日本酒を飲んでみたいという方にもおすすめの日本酒です。

第2位:軽快で優しい味わいは女性にも人気「南部美人」

これぞ岩手の日本酒と言っても良い、ブランド、味ともに超一流の日本酒です。心地よい吟醸香にお米の甘さ引き立ち旨味がほのかに広がり、更にキレもしっかりあるという優しく綺麗、そして非常に上品な日本酒です。高級な和食との相性も抜群で岩手の郷土料理ではわんこそばやけいらん、すし漬け、みょうがの葉やきといった濃すぎない味の料理と良く合い、おすすめです。

原料米は麹米にぎんおとめその他を使い、掛米は美山錦その他という岩手尽くし、精米歩合は麹米50%、掛米55%で仕込み水は中硬水の折爪馬仙峡の伏流水、酵母はM310その他、日本酒度は+5、アルコール15%以上16%未満、酸度は1.5となっています。価格は720mlで1,836円、1.8Lで3,240円ととてもコストパフォーマンスにも優れています。

岩手の日本酒おすすめランキング第1位!

第1位:被災からの復活を遂げた赤部酒造の大本命「AKABU」

岩手県沿岸の大槌町という海と山の間に位置する赤武酒造は2011年3月11日、東日本大震災という三陸に被害をもたらし日本全国を震撼させた大津波により、酒蔵、会社事務所、周辺の環境全てが壊滅してしまいました。全てを失い、見るも無残な状況に置かれた赤部酒造ですが、それまで支えてくれた仲間とファンからは見放すことなく根強く応援されました。

そんな熱い応援を受けつつ赤武酒造は「もう1度、酒蔵をこの大槌の地で再興しよう」と誓い、奇跡の復活を遂げました。そんな赤武酒造は復活の蔵と呼ばれ、現在は3月11日に一度は消えた日本酒の浜娘も復活させ、更に成長を遂げる赤武酒造は赤武という日本酒を醸しました。

杜氏1年目で22歳という年齢の赤武龍之介氏によって造り出された赤武はこだわりにこだわりを重ね、周りに認められても妥協せず、望む味を追求し続けて産まれました。2018年現在ではまだ赤武誕生から5年目というとても若い銘柄ながら、数多くの賞を受賞し、更にまだクオリティーを上げ続けています。

そんな悲惨な歴史と才能と情熱に溢れた若者から生み出された「赤武」を岩手の日本酒ランキング1位として選ばせて貰いました。そんな赤武の紹介ですが、パッケージは赤い兜がシンプルに描かれていて、その下に勢いある字体でAKABUと印字されています。現代らしいパッケージですがその味は思いの他スッキリとしていて、フルーティな香りがほのかに香り、穏やかで薄い甘みの中に苦味が旨さを引き立てます。

パッケージで連想する戦国の印象とは逆に、世界に好まれそうな南国フルーティな香りと女性はもちろん、現代の若者、そして日本酒好きの高齢者までも旨いと言わせるポテンシャルを秘めた日本酒です。「赤武 純米」は原料は米は岩手県産米、米麹も岩手県産米、日本酒度は+1、酵母はゆうこの想い、酸度は1.6、精米歩合は60%、アルコール度は17.5度です。価格は720mlで1,300円、1.8Lは2,600円です。

気になる料理や場所の相性ですが、どんな料理や肴にも合う味で、おめでたい席でも復活の蔵と呼ばれる赤武酒造のお酒はどのような場面でもおすすめできるランキング1位に相応しい日本酒です。また、キレがほしいという方は黒いパッケージの「AKABU F 吟醸酒」はキレを特徴として追加された日本酒なのでこちらがおすすめです。日本酒度は+2、酵母F2、酸度は1.4です。価格は1.8Lで2,376円です。

岩手の極上の日本酒はプレゼントにも絶対喜ばれる!

岩手の日本酒ランキングはいかがでしたか?岩手の日本酒は南部流を初め、名酒蔵、名杜氏がたくさんいて、多くの酒造店が切磋琢磨し美味しいお酒を作り出しています。そんな岩手の日本酒は日本酒好きな方にプレゼントするにはぴったりの銘柄が揃っています。ちなんだ名前も縁起の良いものばかりで祝の席でも喜ばれるものが多いので、このランキングを参考にして是非岩手の日本酒をプレゼントまたは味わってみて下さい。

関連するまとめ

関連するキーワード

新着一覧

最近公開されたまとめ