2018年03月14日公開
2024年06月28日更新
東京名物はいったい何?郷土料理や老舗の人気グルメなどおすすめまとめ
東京には最先端のものだけではなく名物と呼ばれる古き良き郷土料理があります。東京は何かと新しい物ばかりが注目されがちですが、土地に根付いている名物やもちろん人気の料理店などあります。是非みなさんに評判の高い東京にある老舗の郷土料理など紹介します。
目次
- 1流行りのものだけじゃない東京には名物料理を出すお店がいっぱい!
- 2古き良き東京のキュートな看板が味わい深い名物洋食屋キッチンアオキ
- 3蕎麦を東京で食べるなら名物寺方蕎麦長浦へ
- 4江戸時代からある東京の名物ウナギ料理店五代目野田岩
- 5東京で親子丼を食べるなら名物元祖親子丼の店玉ひで
- 6歴史的大物政治家も通った東京の名物割烹植村
- 7これぞ江戸前寿司の王道東京の老舗寿司屋寿司政
- 8女性にオススメ!東京で馬肉を食べるなら名物桜なべ中江で
- 9クラシックな雰囲気に酔いしれる東京名物神谷バーの世界
- 10もはや伝説の老舗中の老舗!東京名物山くじらを堪能しよう
- 11日比谷松本楼で東京洋食の名物めぐりをしよう
- 12東京にも古い歴史を持つ名物はある
流行りのものだけじゃない東京には名物料理を出すお店がいっぱい!
東京ほど世界の名物料理が集まっている都市はめずらしいです。しかし流行り廃れが激しく競争の中で生き残っていく物は本物の名物だけです。特に時代に流されず、いつの時代も人の心を掴んで離さない名物になりうる老舗のグルメこそ価値があります。一過性の人気ではなく、時代を問わず受け入れられる郷土料理が地方特有の物ではなく東京にもあります。それはいまだに愛されるグルメを提供する老舗です。そんなお店を紹介します。
古き良き東京のキュートな看板が味わい深い名物洋食屋キッチンアオキ
これが老舗の、洋食屋さんの看板と驚く人もいるかも知れないぐらい愛らしい看板のお店それがキッチンアオキです。ですが店内は歴史を感じさせるシックな内装になっています。西洋の料理を日本風にアレンジしたのが洋食屋の始まりとされています。アオキはその王道をいっている店ですからおよそ明治時代から東京に根付いた洋食屋の流れにのった郷土料理を出す店とも言えます。
東京で働くサラリーマンのオアシスとなっている日替わり定食が名物です。千円前後でもグルメな人をうならせる味が50年近く愛されている理由です。人気の日替わりランチはハンバーグや海老フライといった定番メニューが人気です。忙しい東京のサラリーマン・OLだと量を少なめにできないか?など注文もあるようですが、ハンバーグなど少量にしてくれるなど神対応もあります。まさに東京を代表する老舗の名物洋食屋です。
蕎麦を東京で食べるなら名物寺方蕎麦長浦へ
東京の郷土料理として江戸前蕎麦が有名です。寺方蕎麦長浦の名物といえば愛知にある妙興寺から伝わったとされる”妙興寺蕎麦”蕎麦通のグルメの間でも人気になっています。一般的な盛り蕎麦とは汁の違いがあり独特で味噌が熟成中に生み出す”みそたまり”という汁を利用しています。薬味の大根は蕎麦同士が絡まないための効果もあり、シャキッとした歯ごたえも生み出します。東京で愛知にあった名物が現代で食せるロマンがあるのです。
江戸時代からある東京の名物ウナギ料理店五代目野田岩
郷土料理でウナギといえば浜松の蒲焼きなどの名物がありますが、東京には東京の世界に誇れる名物ウナギの料理屋があります。それが創業から100年はゆうに超える老舗の人気店五代目野田岩です。グルメなミシュランの審査人から1つ星を取った事でも有名になりました。
タレは甘すぎず、ご飯にしっとりと馴染み、ウナギを支えるご飯はタレでびっちゃびちゃにならず多少固めです。口に運ぶと自然にウナギの身がほぐれるほど柔軟で、アクセントの山椒もウナギの味を引き立てます。ウナギ自体、つまり素材が老舗中の老舗ならではのものを用意しています。期間によって天然物のウナギを食べられる時期があり、養殖物しか扱っていない他の、東京の店とは一線を画してします。
東京で親子丼を食べるなら名物元祖親子丼の店玉ひで
人形町駅「玉ひで」
— 進撃の歴史(デカ盛りメガ盛り特盛大盛り)by 山中駿 (@rekishichosadan) March 8, 2018
誰もが一度は食べてみたい超有名人気老舗行列店です✨
創業宝暦十年(1760年)の親子丼は、世界でここでしか食べられません🐤
世界中から人が集まりますが、気合いで並びましょう❗️
ふわとろな一口は、歴史を感じる美味しさです🎶
【食べ歩き記事】https://t.co/7jwH5F2veL pic.twitter.com/JHTVurXrN6
ジューシーで歯が押し戻されるほどの、鶏肉の弾力を味わえるのが玉ひでです。200年を超える歴史があり親子丼を開発したお店として名高いこの玉ひでの親子丼はまさに東京の郷土料理として名物の名に恥じないものです。とろけそうな卵がかかった鳥肉は臭みがほとんどなく、丼物にするとタンパクな味わいになりがちな鳥肉が旨い汁を噛むほどじわーっと出してくる食感は大変美味です。
創業が1700年代という事ですから、江戸時代からこの老舗は存在している事になります。最初から親子丼を作っていたわけではなく、軍艦鶏を使った鍋の残りに卵をかけた所から発祥したようです。とにかくお昼のランチ帯にはずらっと客が列をなして順番待ちをしている東京一と言っても過言ではない親子丼をあつかっている人気グルメ店の1つになります。
歴史的大物政治家も通った東京の名物割烹植村
初代内閣総理大臣伊藤博文も足を運んだという老舗です。舌の肥えた大物も黙らせる贅沢なメニューは東京の食通を掴んで離さない人気グルメです。メニューは季節に応じて下関などの郷土料理で有名なフグを食す事ができ、さっくり歯ごたえのある海老の天ぷらなど豪華な宴会向け料理の会席料理が主軸になっていますが、昼はそんな一流店だと身構える事なく定食やお弁当形式になった植村のランチを食べる事ができます。
東京でも指折りの割烹だけあって入りにくいと感じる人もいらっしゃるでしょうが、お店のご主人は大変温かく接客してくれます。しかも近隣で働く東京のサラリーマンも比較的安価で楽しめるという、名物の皿盛りにしてある唐揚げのランチも魅力です。高級志向だけではなく、庶民的な部分があるからこそ長らく東京の名物店として残っているのです。
これぞ江戸前寿司の王道東京の老舗寿司屋寿司政
東京の郷土料理としては有名な江戸前寿司ですが、この老舗のシンコとアラコは名物と呼ぶにふさわしいです。特にシンコはキツめの酢飯と相性がよく、豊かな風味の香りに強めの酢飯が良く合います。酢飯は甘くなりすぎないように握ってあり、決して前に出しゃばらずネタの風味を引き立てています。ウニ1つをとってみても産地別に味が違うものを用意してくれています。
江戸前らしく粋な名物としてお弁当にもなる”バラちらし”があります。遠方から東京に来た人なら帰りの電車などでこのお弁当を食べながら、寿司政で出会った江戸前寿司の思い出を噛み締めながら帰宅する人も多いです。東京で寿司政に立ち寄る事があれば知人にこのバラちらしをお土産として買っていくと喜ばれる事ことうけあいです。
女性にオススメ!東京で馬肉を食べるなら名物桜なべ中江で
馬肉の事を”桜肉”と呼称しますが、そんな馬肉を長年東京吉原で取り扱い、東京の郷土料理とまで言っていいほどの名物に仕上げたのが中江です。実にヘルシーな馬肉は牛などと比べて糖質が低く、鉄分も多分に含んでいるので、女性にはもってこいの料理なのです。専用の牧場で飼育した肉を使用していて、5才を超えた食肉用の、馬の肉を使用しており、煮ると出る”黄上がり”と呼ばれる旨味を多く含んだ脂身は絶品です。
明治時代、この名物は東京で、今でいうファーストフード的な感覚で食べられていたものです。時間をかけずに、火の通るように浅い鍋で煮るので時間がかからないのも庶民受けした理由です。また肉を煮た後に入れる野菜類は肉汁の旨味をたっぷり吸い込んでいて、絶品の一品と言えます。
クラシックな雰囲気に酔いしれる東京名物神谷バーの世界
東京浅草にある日本初のバーという事で名物としては外せない店の1つです。歴史は100年をゆうに超えます。”デンキブラン”という名のカクテルがこの店で生まれ、明治時代”デンキ”と名の冠がついたそのカクテルはアルコール度数も高くまさに当時の人にとっては電気ショックを受けたような味だったはずです。今は少しマイルドな度数になっています。ジンやテキーラなど酒類だけではなく薬草も配合されています。
デンキブランには様々なアルコールが混ぜられていますが、その配合分量は秘密とされています。お店の雰囲気と相まって古き時代のミステリアスな東京の名残が残っています。また、色々な飲み方が楽しめるのも特徴です。ハイボールにしたり、レモンを絞ったりとアレンジできます。ビールを飲みながら片方の手でデンキブランも飲むなど大酒飲みにはまさにたまらない東京の名物店です。
もはや伝説の老舗中の老舗!東京名物山くじらを堪能しよう
山くじらと聞くと「なにそれ?」と首を撚る方もいらっしゃるでしょうが、早い話がイノシシです。しかしこの店の起源はなんと300年前にまでさかのぼります。そんな時代から続くイノシシ料理はまさに江戸~東京の郷土料理です。11月から2月中旬までの新鮮なお肉を出してくれます。イノシシ鍋は八丁味噌で味付けした割り下で煮込み肉がじっくり柔らかくなり、コラーゲンがたっぷりです。
日比谷松本楼で東京洋食の名物めぐりをしよう
ランチで是非オススメなのが、複数のソースが楽しめる定番の名物オムライスです。カレーやクリームなどソースがありますが、ポピュラーなところではハヤシソースでしょうか?見ているだけで、こっちのほっぺたもとろけそうになる、ケチャップライスを包んだ半熟卵はこのハヤシソースがぴったりマッチします。食後にはデザートを頼む人が多いようです。ケーキとコーヒーの組み合わせはとても相性抜群です。
明治から続く東京の、洋食文化の中心に位置するこの店は、まさに洋食博物館といったところです。周囲に茂った森を見ながら季節の移り変わりを感じつつ、オムライスの他にもビーフカレーや、じっくり煮込んだデミグラスソースのかかったハンバーグなど洋食の老舗ならではの名物料理がたくさんあり、もはや東京の郷土料理といっていい歴史を持つ洋食の真髄を味合う事ができる店です。
東京にも古い歴史を持つ名物はある
江戸前寿司や蕎麦など、いかにも歴史を感じさせる物だけが東京の名物だと思われがちですが、そんな事はないのです。東京は明治時代に西洋の文化も取り入れ、洋食文化も名物として発展させてきています。流れの早い東京の流行に負けず、または流行を上手く取り入れながら東京の郷土料理として残り続け、私たちに愛されているお店を東京に住んでいる方も遠方から尋ねて来る方も訪ねてみてください。