京都のパン屋で人気の有名店は?絶品・美味しいパン屋さんをご紹介!
日本の伝統文化を受け継ぐ街・京都は、意外にも全国で1、2位を争うほどパンの消費量が多い街です。そのため京都にはおいしいパン屋さんがたくさんあり、パン屋さんの激戦区とも呼ばれています。京都には全国的からも人が集まる有名なパン屋さんや、何十年もパン屋を構える老舗のお店、イートインスペースがあって出来立てのパンをその場で食べられるパン屋さんなど、様々な形態で注目を集めています。今回はそんな京都のパン屋で人気のある美味しいパン屋さんを、おすすめをいくつか厳選して紹介していきます。
目次
京都は人気で有名なパン屋さんの激戦区!
京都といえば歴史を感じる街並みや京料理、抹茶など伝統ある文化のイメージがありますが、実は京都市はパンの消費量が全国第1位になったこともあり、京都はパンの消費量がとても多い街です。そんなパン好きな京都の方のために京都にはたくさんの有名なパン屋があり、世界でも有数のおいしいパンを食べることができるパン屋があちこちにある魅力的な街です。
今回はそんなパン屋の激戦区・京都で美味しく食べられるパン屋さんを、行列が絶えないほど人気でイートインもできるパン屋さんや、全国でも有名なパン屋さん、昔ながらの老舗のパン屋さん、モーニングにもイートインが楽しめるパン屋さんなど、テーマ別に分けて厳選したパン屋を詳しく紹介していきます。
京都のパン屋で人気なイートインができる店はどこ?
【志津屋(しずや)】人気看板商品のパン2種類は必ず食べよう
昭和23年の創業以来、京都市内を中心に23店舗運営する庶民的パン屋「志津屋」は、創業60年余り地元の方に愛され続けている老舗の有名パン屋さんです。「志津屋」という社名は創業者の奥さんの名前から付けられていて、「京都のソウルフード」とまで呼ばれる志津屋のパンは、添加物や着色料を最小限に抑え、リーズナブルでボリュームたっぷりのパンは子供からお年寄りまで安心して食べられます。
志津屋のパンは常時70~80種類のメニューがありますが、いつ訪れても新しい味が楽しめ、お店の立地や客層によっても並ぶパンの種類が異なります。そんな志津屋の人気看板商品といえば、創業以来の伝統の味「元祖ビーフカツサンド」と不動の人気「カルネ」で、志津屋を訪れたらこの2種類は抑えておきたいメニューです。
創業以来伝統の味を守る人気の「元祖ビーフカツサンド」(500円)は、冷めてもおいしく食べられるように揚げすぎに注意し最後は予熱で仕上げます。程よく上がったカツを、自家製の甘辛い特製ソースを塗ったこんがり焼いたパンに熱々のまま挟まれます。絶品のソースとボリュームたっぷりのしっとりとしたカツが相性抜群で、冷めてもおいしいですが、ジューシーな揚げたてを注文することもできます。
一番人気の「カルネ」(180円)は1日に5000~6000個も販売されており、初代社長がドイツのミュンヘン駅で出会ったカイザーロールをモデルにして生まれたサンドイッチです。丸いふわふわのフランスパンに、シャキシャキ感と爽やかな苦みの玉ねぎとボンレスハムをサンドし、志津屋オリジナルのまろやかなマーガリンをサンドした、シンプルなメニューです。黒こしょうが効いた「ペッパーカルネ」(180円)もあります。
店舗によってイートインスペースがあり、コーヒー・カフェオレ・ココア・紅茶・オレンジジュースなど300円前後で、またランチにプラス100円でセットにすることもできます。店内は明るく落ち着いた雰囲気で、朝7時から食べられるモーニングはトーストにゆで卵か目玉焼き、サラダ、コーヒーまたは紅茶がセットで390円からとお得なセットです。
志津屋は京都市内に点在していますが、本店は京都市右京区にあり、嵐電天神川駅より東へ徒歩15分・太秦天神川駅C-2出口より東へ徒歩10分で、京都学園大学の近くにあります。営業時間は7時から20時で年中無休です。
【ワルダー(Walder)】メルヘンチックな外観についふらっと立ち寄りたくなる人気パン屋
京都市内にある可愛らしい外観のベーカリー「ワルダー(Walder)」は、ドイツパンからハード系のパン、フルーツたっぷりのデニッシュまで揃え、幅広い年齢の方に人気で70種類以上の焼きたてパンを提供しています。「ワルダ―」とは「森」という意味で、店主の名前に由来します。特にハード系のパンがおいしいと有名で、ドイツパンはライ麦使用で厳選した4種の天然酵母をブレンドした生地そのもののおいしさが人気の秘密です。
小さな店内に所狭しと可愛らしいパンが並んでおり、特徴的な四角い形をした「京のおだしパン」「白みそあんぱん」はテレビでも紹介されたこともあり注目を集め有名になっています。「京のおだしパン」(200円)はかつお昆布を混ぜたダシに桜えびが入っており、和食のような新感覚のパンです。
ワルダ―はサンドイッチやフォカッチャ、クロックムッシュなどのお総菜パンやデニッシュ系のパンの種類がとても多く、ハード系でスパイシーな「ベーコンエピ」(220円)やシャキシャキのネギと旨みたっぷりのベーコンをのせた「九条ネギとベーコンのタルティーヌ」(350円)などが特に人気です。
もちろんスイートなパンも数多くあり、焼きたてパンの良い香りがする店内に可愛いパンがきれいに並んでいるので、思わず写真を撮りたくなるような空間です。場所は河原町駅より徒歩8分で、四条通から新京極を三条方面に進んで、途中で左の小道に入ったところにあります。南西側にある小さな公園が目印です。営業時間は9時から19時で、定休日は木曜日です。
【ル・プチメック】フランスの雰囲気漂う地元で愛される人気パン屋
1998年京都市内の今出川通り沿いに創業した「Le Petitmec(ル・プチメック)」は、京都市内や渋谷、日比谷などに数店舗を構えるフレンチスタイルのおしゃれな店内で、地元の外国人の方も多く訪れる有名なパン屋さんです。赤い外観の店舗は「赤メック」と呼ばれ親しまれています。
今出川店で人気のある「クロワッサン・ア・ラ・クレーム」(210円)は、サクサクとしたバターたっぷりの最高の焼き上がりのクロワッサンにカスタードとホイップが入ってスイーツのようなおいしさです。ハード系のパンも人気で、噛むほどに味わいが増します。「クランベリーとヘーゼルナッツのパン」(280円)は甘酸っぱいベリーとナッツが相性抜群で、ハードな生地によく合います。
甘い系のパンも外れのないおいしさで、甘さ控えめな「オレンジのタルト」(260円)は皮の酸味がさっぱりとしておいしく、大人向けの上品な甘さで人気があります。他にも洋梨やチョコ、ベリーなど旬の素材を取り入れたタルトやパイが店頭に並びます。
今出川店と御池店には、広くはないもののイートインスペースがあり、ドリンクはコーヒーやカフェオレ、紅茶、アップルジュース、ペリエ、フランスビールなどを400円前後で提供しています。イートインの場合、頼めばパンを温めてもらえて、大きいパンを食べやすくカットしてくれます。朝8時からイートインすることができ、朝から満席でレジにもたくさんの人が並ぶ人気ぶりです。
場所は今出川駅4番出口より徒歩13分、「今出川大宮」バス停より徒歩2分で、営業時間は8時から18時です。定休日は月曜から木曜日で、営業は金土日と祝日のみなので注意が必要です。また閉店時間近くには人気のパンはほぼ売り切れということもあるので、早めの時間に行くのをおすすめします。
【GEBACKEN(ゲベッケン)】メディアでも話題のアイデア溢れる総菜パンが人気
京都市内にある昭和50年創業の「GEBACKEN(ゲベッケン)」は、テレビでも紹介されたことのある有名なカフェのあるパン屋さんです。「ゲベッケン」とはドイツ語で「焼いたもの」という意味で、深草本店のほかに京都市内に2店舗あり、どこもイートイン可能です。ハード系から菓子パンまで約70種類のパンが揃っていて、毎月新製品も登場するアイデアいっぱいの創作パンを手掛けています。
メディアでも取り上げられた大人気のパンはだし巻きをパンで包んだ「京だし巻食堂」(130円)で、だし巻きの中に紅ショウガとマヨネーズ、青のりが入っています。店頭に出ていればあっという間に売り切れるので、見つけたら即買いすることをおすすめします。
白味噌を使った茄子田楽がのった「白味噌茄子田楽」(150円)もメディアで取り上げられた人気商品で、茄子が白味噌にとろけた甘みと、ベーコンの塩加減が相性の良い総菜パンです。他にも世界最高の小麦粉のマニトバ粉を使用した「ダイアナソフトブレッド」はやみつきになるおいしさで、パン屋レベルを超えた出来栄えのクロワッサンやデニッシュもおすすめです。京都名物「ニューバード」を他店と比べてみるのも楽しいです。
イートインは、モーニングではトーストにゆで卵、サラダ、ドリンクが付いて400円、ホットサンドにドリンクセットで600円です。ドリンクはコーヒー・カフェラテ・紅茶・オレンジジュースなどすべて350円になります。ランチのおすすめは選べるパスタセット(ミニサラダ・パン付)で800円とお得なセットがあり、ビーフシチュー(600円)などリーズナブルな価格でランチを楽しめます。
パン屋のすぐ脇にあるイートインスペースは、木目調の落ち着いた雰囲気です。場所は藤森駅より徒歩5分、市バス南5号系統「深草西浦町」より徒歩3分でJCL外国語学院新館に向かう手前にあります。営業時間は7時から18時で、定休日は年末年始です。
京都にはパン屋で全国からお客さんが訪れるほどの有名店がある!
【たま木亭】角切りベーコンとじゃがいものパンシューを目当てに行列ができる店
かわいらしい看板が目印の、京都最強と呼ばれ全国各地からファンが集まる「たま木亭」は、各メディアでも取り上げられ行列のできる有名店です。大人気の反響を受けて数年前に移転し、以前より大きな店舗スペースを確保して駐車場も増えパワーアップしました。それでも週末には行列ができ、一見パン屋のようには見えない大きな店舗の外にも列を作っていることもあります。
たま木亭では1つ1つパンに思いを込めて作っており、店主自ら仕込みから全ての工程をチェックするスタンスのため、百貨店や通販などでは一切販売せず、目の届く店内でのみ提供するというこだわりを持っています。焼きたてのパンとバターの香りでいっぱいの店内には、ココでしか買えないオリジナリティあふれるパンばかりです。約70種類のパンはどれも店主の自信作で、人気のパンはすぐ売れて品薄になることもあります。
来たら皆必ず買ってしまうほど人気のあるパンは「パンシュー」(220円)で、じゃがいもと角切りベーコンをハード系のドイツパンにたっぷりと詰めて、ブラックペッパーとパセリを効かせたパンシューは、焼きたてのうちにかぶりつくのが一番おいしい食べ方です。
たま木亭発祥と言われる「クロッカン」(188円)は、カリカリに焼きあがっており、サクサクしたザラメや香ばしいくるみの食感が良くおすすめです。他にもシュークリームのような「クリームパン」(170円)やカスタードと生クリームを合わせたクリームをサンドした「クリームクロワッサン」(199円)など、たま木亭のしっかり甘い菓子系のパンも絶品で人気です。
場所は黄檗駅より徒歩5分ほどで、線路沿いに南へ向かってすぐの踏切を左折し、すぐのT字路を南に行きます。京都大学宇治キャンパスの入口を過ぎて向かい側にあります。営業時間は7時から18時45分で、売り切れ次第終了です。定休日は月・火・水曜日です。
【Flip up!(烏丸御池)】小さな子からサラリーマンまでお客さんが絶えない有名人気店
京都市・烏丸御池近くのビル街にある「Flip up!」は、2003年に創業し小さめの店内はいつもお客さんであふれ、外に行列を作る光景がよく見られます。店名が「Flip up!」といわれるように、フリップに書かれた「きなこちゃん」などかわいい商品名や丁寧に書かれている説明が特徴的です。小ぶりで存在感のあるパンで小さな子供も食べやすく、値段もリーズナブルです。ビジネス街が近く、お昼にはOLやサラリーマンで賑わいます。
今でこそベーグルが目玉商品ですが、開店当初はまだメニューになく、2年目くらいになってベーグル店が流行り出してから、「Flip up!」でも作られるようになりました。今ではプレーン、チョコ、安納芋、きなこ黒豆など13種類の定番ベーグルを提供しており、さらにソーセージを巻いたりしたアレンジしたメニューまであります。
スイート系のベーグルでは「チョコレート」(160円)が人気で、ほんのり甘いココア生地の中にチョコレートがぎっしりと練り込まれています。温めるとチョコが溶けて、芳醇な香りとほろ苦さが混ざり合いしっかりとコクのあるパンです。
ベーグルはどれもムチっとして大きく食べ応えがあり、150~200円という安い値段で買えるので人気があります。特に惣菜ベーグルでは、玉子マヨネーズにコルニッション(小さいキュウリのピクルス)を刻んだものを入れて食感と酸味をプラスした「玉子のベーグル」(180円)がおすすめです。
場所は烏丸御池駅2番出口より徒歩4分で、両替町通に入って最初の交差点を左に曲がって、少し行くと右側にあります。営業時間は7時から18時で、売り切れ次第終了です。定休日は日・月曜日です。
【ファイブラン(fiveran)】オープンしてあっという間に人気沸騰のしっとりパン
京都市内に2015年11月にオープンした「ファイブラン(fiveran)」は上品でスタイリッシュな店内で、綺麗な木製のカウンターに約80種類ほどのパンが並びます。オフィス街にあるので、サラリーマンやOL、学生やお年寄りなどいろんな年齢層の方に人気があります。国産小麦を使い、翌日でもしっとりとおいしく食べられるパンをモットーにしており、店の奥にはセミセルフスタイルのおしゃれなイートインスペースがあります。
1人5個までという制限がついた、売り切れ必死の人気パン「パティシエール」(150円)は、ふんわりもちもちのブリオッシュ生地にじっくり煮込んだ自家製のとろとろカスタードクリームが中に入っていて、バニラの良い香りに誘われあっというまに食べてしまうおいしさです。
総菜パンもスイーツ系パンも種類が豊富ですが、おすすめは小麦の味をしっかり生かしたハード系のパン「ルヴァン」(230円より)で、チョコと一緒にドライフルーツや木の実、イチジクとマスカットなど果物を練り込んでおり、数種類バリエーションがあります。
広くて落ち着いたイートインスペースでは、店頭で購入したパンとドリンクをトレーにのせて自分で運ぶセミセルフ式でイートインすることができます。ドリンクは、コーヒー各種(340円から)やセイロンティ(360円から)、完熟天然果実オレンジや信州りんごジュース(320円)などを提供しています。
場所は烏丸御池駅より徒歩5分で、三条通から室町通に右に入ったところにあります。営業時間は9時から19時で、売り切れ次第終了です。定休日は火曜日と第1・3水曜日になります。
京都の絶品・美味しいパン屋でモーニングがおすすめの店で朝食を食べよう
【グランディール 御池店】2種類の人気クロワッサンを焼き立てで食べたい!
京都市・寺町御池にある「グランディール」御池店は白と黒が基調のシックでパリのような外観で、他にも下鴨店など4店舗を構える創業30年の老舗有名パン屋さんです。近くにはビジネス街や観光スポットなどもあり、お昼の時間にはランチにも丁度良いパニーニなどを求めて、行列ができるほどの人気ぶりです。具がたっぷりのパニーニは400円から、その他スイーツ系のパンは100円台とリーズナブルです。
グランディールのクロワッサンは特に絶品で、「クロワッサントラディショネル」(194円)はパリ本場の味を再現しており、表面に砂糖の美しい艶があり絶妙な甘さで、さくっとした食感もおいしいです。
「クロワッサン・オ・ブール」(194円)は、フレッシュバターをたっぷり使用しているのでサクサク感が強く、バターの風味がしっかりと感じられます。この2種類のクロワッサンを焼きたてで食べ比べするのがおすすめです。
朝食やランチにぴったりなパニーニは種類が豊富で、一番人気は「生ハム&モッツァレラ」(490円)です。注文してからオーブンで焼いてくれるので、熱々のパニーニを頂くことができます。小麦の香りがするモチモチの生地と、とろけたチーズと生ハムが絡んで、ブラックペッパーが効いて絶品です。
場所は京都市役所前駅より徒歩1分で、駅北側の寺町通沿いに歩いてすぐ左側にあります。営業時間は8時から19時で、年中無休で営業しています。
【ORENO PAN 祇園店】フレンチ懐石の有名人がプロデュースしたパン屋
「ORENO PAN(オレノパン)」は京都祇園にあるフレンチ懐石の名店「祇園おくむら」が手掛けており、京都市内には3店舗展開している有名な人気パン屋さんです。「幸せな生活の中にORENO PANのパンを!」をモットーに、レストラン経験を生かした創意工夫あふれるおいしいパンを京都から全国に届けます。中でも祇園店は、食事も楽しめるカフェとしても利用できる人気店です。
パンの種類は他店に比べると多くはないものの、新しいパンが次々と焼き上がり、どのパンも大きめでボリュームがあります。惣菜系のパンは250~400円くらい、メロンパンなど定番のパンは200円前後とリーズナブルな値段です。
季節によってメニューも変わり、春には「菜の花のフォカッチャ」や「いちごの食パン」などを提供します。おすすめはほろ苦い宇治抹茶を生地に練り込んでしっとりもちもちなメロンパン「宇治の散歩」(185円)や、本格的なカレーに牛スジが溶け込みごぼうがゴロゴロ入った「牛スジごぼうカレーパン」(324円)などで、個性的で本格的味わいが楽しめるパンが並びます。
タルティーヌの種類も豊富で、旬の野菜を使って自家製のカンパーニュと合わせたボリューム満点の総菜パンです。にんじんとロースパム、万願寺唐辛子、トマト、とうもろこし、そら豆など季節によって異なり、450~700円程度で提供しています。京都の素材を生かしつつオリジナリティあふれる具材がのった食欲をそそるメニューです。
落ち着いたカフェスペースはカウンター席やソファ席もあり、焼きたてのパンをその場で食べることができます。コーヒーやカフェラテなどのドリンクを500~700円ほどで提供しています。
モーニングには「厚切りバタートーストセット(ドリンク付)(800円)などを楽しめます。ランチにはサラダやスープ、タルティーヌ、熱々のパンにアイスをのせた「フレンチトースト」(850円)などのプレートメニューもあります。
場所は祇園四条駅より徒歩1分で、7番出口よりすぐのカモガワビル1階です。営業時間は8時から18時で、定休日は火曜日です。
【ブリアン 北山店】焼きたてパンが食べ放題のおしゃれなベーカリーカフェ
京都の市街地から少し離れたところにある「ブリアン」北山店は、おしゃれな雰囲気で2階まで吹き抜けており明るい光が店内に差し込みます。季節の素材を生かした個性的なパンが数多く並んでいて、1階がパン屋さんで2階がカフェスペースになっています。
人気があるおすすめパンは、1日に3回焼かれる150個限定の「塩パン」(100円)で、硬すぎずもっちりしていて食べやすい小麦の風味を最大限に生かしたハード系のパンです。そのまま食べても食事と一緒に食べてもおいしく頂けます。
スイーツ系のパンは150円くらいから、総菜パンは200円くらいからと高級そうなイメージとは違い、リーズナブルな価格で提供しています。クロワッサン生地も絶品で、バターの香りとサクサク感がたまらない「クロワッサン オ ブール」(160円)など定番パンの他に、オリジナリティあふれたインスタ映えするパンもたくさんあり魅力的です。
モーニングは、おかわり自由のパンと飲み放題のコーヒー、ミニサラダが付いた「ブレッドセット」(780円)や、選べる卵料理・ソーセージまたはベーコン・パン(食べ放題)・サラダ・ドリンクとフルセットの「ブリアンの朝食セット」(940円)と種類が豊富で、焼きたてパンを食べ放題で楽しめます。ランチにはパスタと食べ放題のパン、ドリンク、デザートまでついた「パスタランチ」(1680円)がおすすめです。
ドリンクはコーヒー・紅茶・カフェラテ・カプチーノやジュース、ビール、ワインなどと豊富なメニューで、400円から提供しています。2階の大きな窓からの景色もよく、ゆったりとした時間を過ごせます。場所は北山駅4番出口を出て右に少し歩いたところにあります。営業時間はモーニング7時30分から11時、ランチ11時から15時、ディナー17時から21時です。定休日は月曜日です。
【DONQ(ドンク) 北白川店】全国展開の有名パン屋で気軽にイートイン
京都市・白川通りにある「DONQ(ドンク)」北白川店は創業48年の老舗パン屋で、全国に店舗を持つ有名店です。2001年のリニューアルでカフェレストランを併設し、パン屋のすぐ隣でイートインでカフェを楽しむことができます。一面ガラス張りで通りに面した席からは、イートインをして京都の景色を眺めながらゆったりとくつろぐことができます。
モーニングにはドンク自慢のフランスパンのトーストの上にサーモンやベーコン、卵などをのせた限定エッグベネディクトプレート(スープ・ドリンク・パン食べ放題付)が1100円と満足感のあるお得なセットがおすすめです。ドリンクはコーヒーやカフェオレ、カプチーノ、紅茶、ココア、オレンジジュースなど400円から提供しています。もちろんドリンクとパンを購入してイートインも可能です。
人気のパンは不動のフランスパンの他に、鹿児島産のさつまいもと青森産の紅玉りんごをフランスパンに練り込んで焼き上げた「お芋とりんごのカリカリスティック」(189円)で、りんごとさつまいもが相性抜群で、カリッと固まった砂糖が香ばしく絶品です。
イートインスペースはおしゃれながらカジュアルな雰囲気で、広々として気軽に入りやすいです。場所は茶山駅より徒歩10分、市バスなら上終町京都造形芸大前下車で徒歩5分ほど、白川通沿いにあります。営業時間はモーニング8時から10時30分、ランチ11時30分から14時30分で、カフェ&ダイニングは20時30分までです。定休日は第3水曜日です。
京都の有名で人気な老舗パン屋はどこ?
【進々堂】大正2年(1913年)に京都で創業して12店舗まで拡大中!
京都市中京区に本社を構える「進々堂」は大正2年に創業した老舗の有名パン屋さんで、京都市内に12店舗まで拡大しています。京都においてパン製造販売車の先駆者として有名であり、毎年フランスを視察し本場のパンを取り入れ、素材や製法にこだわり、工場でも手作業を多く取り入れることにこだわり、本物のパンを常に追求し続け食生活に貢献する想いが込められています。
進々堂では、各店舗で「ベーカリーレストラン」やセルフの「ベーカリーカフェ」、パン販売のみの「ベーカリーショップ」の形態に分かれており、その中で三条河原町店と北山店はモーニングでパンを食べ放題をしています。特にアクセスの良い三条河原町店は、朝から行列ができているほどの盛況ぶりです。テイクアウト、レストランのどちらも利用できます。
店内はレトロなシャンデリアやレンガ造りの壁で落ち着いた雰囲気で、「スープブレックファーストセット」(900円)や「スペシャルブレックファースト/スクランブルエッグ」(1000円)などのモーニングやランチにはパン食べ放題のブレッドサービス付いていて、店員さんがテーブルまでカゴに入れてもってきてくれます。ドリンク付きは、コーヒーや紅茶、ミルク、オレンジジュースやトマトジュースなどから選べます。
おすすめの「クロワッサン・オ・ブール」(176円)は、香ばしいバターの香りと外側がサクサクで内側がしっとりで一番人気のパンです。総菜パンは大きめにカットした半熟ゆで卵をマヨネーズと混ぜ、卵をたっぷり味わえるシンプルな「ゆる茹でたまごサンド」(292円)が人気がありおすすめです。
場所は三条駅・京都市役所前駅より徒歩5分で、「ロイヤルパークホテル ザ 京都」の1階にあります。営業時間は7時から22時で、年中無休で営業しています。
【PAUL】フランス北部の街リールに生まれたレシピを引き継ぎ続ける人気店
1889年にフランスで創業した「PAUL」は世界各国で店舗を構える老舗の有名パン屋さんです。京都市内にある店内は、まるでフランスにいるかのようなおしゃれで洗練された空間で、海外からの観光客も多いのが特徴です。イートインのスペースも広く、窓から赤レンガの京都府京都文化博物館を眺めながら、ゆったりとモーニングやランチを楽しむことができます。
モーニングは540円で日替わりのサンドとデニッシュ、ドリンクがつくというコスパの良いお得なセットです。しっかりしたフランスパンにハムと野菜が挟まり食べ応えのあるサンドです。
4~5種類から選べるランチセットは1000~1400円程度で、サラダやドリンク、ほとんどにパン食べ放題(指定の10種類から)がついています。ドリンクはカフェ(390円)から、コーヒーや紅茶、フランス定番のカフェ・クレーム(430円)、オレンジジュースなどのジュース類があります。
もちろんテイクアウトもしていて、自家製天然酵母を使用した食事パンとしても楽しめる「ブリオッシュ・スペシャル」(648円)やミルククリームをのせた「タルト・オ・レ」(259円)、フランスパンのサンドイッチやタルトなどのスイーツも取り揃えています。
場所は烏丸御池駅より徒歩5分で、京都府京都文化博物館の向かいにあります。営業時間は8時から20時で、定休日は不定期です。
【まるき製パン所】昔懐かしいコッペパンが並ぶ昭和の雰囲気たっぷりの老舗店
昭和22年創業の有名パン屋「まるき製パン所」は、歴史を感じるどこか懐かしい町屋の店舗が昭和の雰囲気で、カウンターには素朴なパンや総菜パンが並ぶ中、次々と客がやってきてどんどん売れていく、地元で人気の老舗パン屋さんです。カウンターには約30種類のコッペパンのサンドが並び、焼きそばやコロッケ、ポテトサラダなどの惣菜系から、クリームやあんなどのスイーツ系まで、いつでも作りたてのパンを並べています。
一番人気は「ハムロール」(170円)で、ふわふわのパンにハムとキャベツだけのシンプルなサンドです。厚切りのハムとシャキシャキしたキャベツ、酸味を抑えたマヨネーズ、ほのかに甘いパンの味が混ざり合い、クセになる味です。ボリューム満点の「カツロール」(220円)や新鮮な生野菜をクリーミーなポテトとはさんだ「サラダロール」(220円)もおすすめです。
京都ご当地パンの「ニューバード」(170円)も人気で、もちもちした生地に角切りのハムが入っていて、食べ応えのある子供からお年寄りまで人気のあるパンです。十勝産の小豆で炊き上げた自家製のあんをはさんだ上品な「あんぱん」(150円)や、ミルククリームと生クリームを仲良し姉妹のようにドーナツ生地にはさんだ「シスター」(170円)などのスイーツ系もおすすめです。
場所は四条大宮駅から市バスで大宮松原か堀川松原より徒歩3分で、堀川通から大宮通へ抜ける松原通り沿いにあります。営業時間は平日6時30分から20時、日祝日7時から14時で、定休日は不定休です。
京都の有名パン屋めぐりで毎朝美味しいパンを食べよう!
いかがでしたか?パンの消費量が全国でも1、2を争うほどパン屋さんのレベルが高い京都で、行列ができるパン屋さんや全国でも有名なパン屋さんなど、地元の方から観光客までみんなに愛されるパン屋さんを紹介してきました。
中でもその場で焼きたてを食べられるイートインスペースのあるパン屋さんでは、極上の焼きたてパンを味わうことができます。ぜひ京都のおすすめパン屋さんを訪れて、その店でしか味わえない出来立てのパンをゲットしてみてください!