福岡B級グルメを総まとめ!名物と地元一押しソウルフードを完全紹介!

福岡とB級グルメとは縁が薄いどころではなく、逆に非常になじみの良い関係なのです。すべてとまでは言いませんが、福岡で知られている有名な名物料理は、ほとんどがB級グルメなのです。ホルモンをはじめとした焼肉や焼き鳥、もつ鍋、水炊きやそのスープを活かしたと思われる麺料理、餃子やお好み焼、明太子など、福岡で人気の料理はB級グルメの色彩が強いものといえます。高級食材ではなく、安い食材で旨いという性格を備えています。そんな複雑多岐な福岡B級グルメの名物やソウルフードを詳しく紹介します。

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目次

  1. 1福岡のB級グルメを名物からソールフードまで食べつくしたい!
  2. 2福岡のB級グルメについて知っておこう!
  3. 3福岡の名物の人気B級グルメ「鍋料理」
  4. 4福岡の名物の人気B級グルメ「肉料理」
  5. 5福岡の地元一押しソウルフード「ラーメン・麺類」
  6. 6福岡の地元一押し人気ソウルフードを他にも大紹介!
  7. 7福岡で人気のB級グルメを制覇してみよう!

福岡のB級グルメを名物からソールフードまで食べつくしたい!

日本全国にB級グルメなるものは数多ありますが、やはり福岡のB級グルメは種類も範囲も図抜けています。最近のご当地グルメブームに乗ったものもあれば、古くからその地域に根付いているソールフードもあります。鍋料理や肉料理、麺料理あるいはソールフードなど、すべてのB級グルメを調べてみます。福岡にあふれている、魅力あるB級グルメを探って詳しく紹介します。ぜひ、食べつくしてみてください。

福岡のB級グルメについて知っておこう!

B級グルメの定義

B級グルメを定義しようとするとき、漠然とした言い方ならば、大衆食堂で出されるのに似合いの料理とでも言うべきかもしれません。しかし、それでは分かりずらいでしょう。B級グルメの定義は、やはり「安い」「旨い」「多い」に尽きます。この三拍子がそろっていれば、当然その料理は多くの人に支持されるに違いありません。そして、B級グルメがその土地・地域に古くから根付いたものの場合、それをソールフードと呼びます。

福岡のB級グルメの特徴

安い・旨い・多いと、B級グルメを定義したとき、福岡のB級グルメはどんな特徴があるのでしょうか?福岡には多くのB級グルメがそろっています。全国区で有名になっているものも少なからずあります。それらのB級グルメはすべて、安い・旨い・多いの条件を満たさないものはありません。それに加えて、他地域のB級グルメにない全般的な特徴は、福岡には辛いB級グルメが多いということです。たとえば明太子です。

北海道で獲れたスケトウダラの卵はふつう塩漬け保存されます。これを唐辛子を使用して行うと辛子明太子となるわけです。朝鮮半島と近く、古くから交易があった福岡は、その食文化の影響も強く受けていて、唐辛子とタラの卵をマリアージュさせることにつながったはずです。そんな歴史を経て、明太子は福岡のソールフードとなったのです。言ってみれば、福岡のB級グルメは、安い・旨い・多い・辛いの四拍子かもしれません。

安くてうまい人気グルメが博多や天神を中心に大集結!

博多や天神はなんといっても福岡一、二の繁華街です。その博多、天神に福岡のB級グルメが集中しないはずがありません。というよりは、博多、天神にはない、福岡のB級グルメはないと言っても過言ではありません。そんな博多、天神で人気の鍋料理、肉料理、麺料理、名物やソールフードその他のB級グルメを、詳しく紹介いたします。この記事を読んだら、あなたは福岡B級グルメの立派な通になります。

福岡の名物の人気B級グルメ「鍋料理」

駅から近くて便利な人気店「もつ鍋専門店楽天地天神本店」

福岡のB級グルメ「もつ鍋」で大人気のもつ鍋専門店「元祖もつ鍋楽天地天神本店」です。アクセスは、地下鉄天神駅より187mにあります。営業時間は、17:00~24:00で、年中無休です。席数は120席で個室は無し。福岡にはB級グルメが多いなかで、このもつ鍋はその代表格でしょう。B級グルメであると同時に、福岡の人にはソウルフードでもあるわけです。楽天地のもつ鍋は安・旨・多をすべて満たす大人気のB級グルメです。

「もつ鍋」は1人前が990円です。まずは、鍋にそそり立つニラの山に驚かされます。下に隠れるキャベツの量もハンパではありません。その中に小腸・大腸・センマイ・ハチノス。赤センマイ・ハツの6種類のもつが入っています。もつ鍋は味噌味が一般的ですが、楽天地のは女将秘伝のあっさり醤油味に仕上げられています。これもB級グルメに人気の秘密の一つになります。〆にいただくちゃんぽん麺とのからみも考慮されています。

おすすめは「もつ鍋満足コース」1,980円です。まず、もつ鍋のボリュームが1.5倍になり、「酢もつorキムチ」「豆腐半丁」「ちゃんぽん」食べ放題という嬉しいコースになります。福岡のB級グルメである名物もつ鍋なら、安い・旨い・多いと三拍子の、楽天地天神本店をおすすめします。

一人ランチに!「博多もつ鍋おおやまカウンターKITTE博多」

福岡B級グルメのもつ鍋を一人でも堪能できる「博多もつ鍋おおやまカウンターKITTE博多」です。アクセスは、JR博多駅より200mにあります。営業時間は、11:00~24:00です。年中無休になります。席数は23席で、個室は無し。鍋料理は基本的に複数人数で食べるものという設定がなされています。ここおおやまでは、積極的に名物のひとりもつ鍋を歓迎しています。安いB級グルメもつ鍋はランチなどの際にありがたいシステムです。

おすすめの「もつ鍋定食」が1,190円です。おおやま自慢のもつ鍋は、3種類の「みそ味・しょうゆ味・みずたき風」から選べます。明太子と辛子高菜の前菜とちゃんぽん麺orご飯がセットになっています。みそ味とちゃんぽん麺の組み合わせが、店のおすすめです。明太子と辛子高菜は鍋が仕上がるまでの、ビールなどのアテにしてもよいし、鍋に加えて味の変化を楽しむのにも利用できます。〆のちゃんぽん麺はけっこう量が多いです。

このおおやまでも、安い・旨い・多いは貫かれています。立派な福岡B級グルメといってよいでしょう。しかも、ソールフードの辛子明太子までが、定食に組み込まれているのには恐れ入りました。

福岡でもつすきももつ鍋も楽しむ「もつ繁」

福岡B級グルメのもつを上品に楽しむ「もつ繁」です。もつすきともつ鍋を同時に味わうことができる、福岡B級グルメ必食のもつ料理です。アクセスは、地下鉄空港線赤坂駅より558mにあります。営業時間は、18:00~23:00です。定休日は日曜になります。席数は28席です。「もつのすき焼き」1人前1,300円になります。鍋ができるまでは、鮮度抜群の「生せんまい」500円、「酢もつ」300円で一杯やることになります。

以下の作業はすべてお店の方がやってくれます。鍋を熱したらスライスしたニンニクを入れて炒めます。香りが立ってきたら、新鮮な6種類のもつを投入します。モツの火が通ってきたら唐辛子を振り入れ、謎の液体を加えます。少し煮込んだらチャッカマンでフランベします。謎の液体は日本酒でした。醤油ベースのタレを加えて、玉ねぎと豆腐を加えたらしばらく煮込みます。もつのすき焼きの完成です。後は野菜を追加したりします。

〆にはちゃんぽんを投入して、もつすき焼きを終えます。もつ繁のもつすき焼きは非常に上品なもつの食べ方になります。けれども、これも安い・旨い・多いを満たしていて、福岡の立派なB級グルメと言うことができます。福岡のB級グルメは奥が深いです。

福岡の名物の人気B級グルメ「肉料理」

古くから地元で愛される人気店「博多祇園鉄なべ」

福岡B級グルメの肉料理の一つである餃子、福岡の人は知らぬ人はいない人気店ですが、全国には鉄なべは鍋料理では?と思う方もいるでしょう。この「博多祇園鉄なべ」は餃子屋さんなのです。アクセスは、地下鉄祇園駅5番出口より歩いて3分にあります。営業時間は、17:00~23:00です。定休日は日、祝日になります。席数は120席です。鉄なべとは鉄の鍋で焼かれた餃子のことで、博多で半世紀以上の歴史をもっています。

鉄なべではその日に仕込んだものだけを店で出していて、駅での土産品や通販はこの鉄なべとは無関係とのことです。旨くて安い餃子は1人前8個で500円になります。やや厚めの皮ですがカリカリの焼き上がりと、中のジューシーさが絶品の餃子となっています。小ぶりなこともあって2、3人前は軽くイケてしまいます。むろん、ビールとの相性は抜群です。福岡B級グルメの安い・旨い・多いはここでも健在です。

鉄板にのせられていることで熱々が保たれているのありがたいですね。餃子やハンバーグは冷めたら値打ちが半減します。酢醤油にラー油もけっこうですが、博多らしく柚子胡椒で食べるのもまた乙です。名物の博多祇園鉄なべは立派な福岡B級グルメと言えます。

福岡のB級グルメ焼鳥の皮がとてつもなく旨い「かわ屋警固店」

福岡のB級グルメとして焼鳥は押しも押されもしない地位にありますが、皮で大人気の「かわ屋警固店」です。アクセスは、地下鉄赤坂駅より628mにあります。営業時間は、17:00~24:00です。年中無休になります。席数は40席です。かわ屋のおすすめは屋号のとおり「とり皮」になります。1本が90円と飛び切り安いです。そのせいか、かわ屋は予約なしで着席することはむつかしいようです。長居する客も見かけません。

予約で入って、サッと食べて飲んだら、サッと勘定を済ませるスタイルの店になります。ここのとり皮は生から焼き上げるのではなく、下焼きを施しておいて提供する際に仕上げ焼きする方法のようです。したがって、表面はカリカリの食感になります。中のジューシーさが保たれないのでは?と心配しましたが、串に皮を巻き込むように打つことと、仕上げの焼きを加減することで絶妙な仕上がりにしています。プロです。

常連さんのオーダーは、とり皮の場合10本が基本です。かわ屋にはとり皮しかないわけではありません。他の部位も当然用意されています。「ささみのしぎ焼き」1皿2本で300円は、わさび醤油で食べると絶品です。焼きとんもそろえられています。福岡のかわ屋はB級グルメの極致を行く焼鳥屋でした。

安い!旨いと男性の支持が多い人気店「びっくり亭本家」

福岡B級グルメの肉料理のなかで、安い!旨い!と焼肉で人気の「びっくり亭本家」です。アクセスは、JR南福岡駅より歩いて84mにあります。営業時間は、11:30~24:00です。定休日は木曜です。席数は56席で、個室は無し。焼肉といっても、韓流焼肉ではなくベテランの店員がきちんと焼き上げた肉とキャベツを、1人用の鉄板にのせて提供してくれるB級グルメです。「焼肉」が800円で、ご飯の大は味噌汁が付いて200円です。

びっくり亭の焼肉を食べるローカルルールがあります。びっくり棒と呼ばれる四角の木を、受け皿の下にかませて鉄板を傾けさせます。傾いた下側に溜まった熱い油に、びっくり亭秘伝の激辛味噌を加えて溶かし込みます。これをからめながら食べる肉やキャベツが、絶品のB級グルメを出現させるのです。定食としてご飯と食べるもよしですが、アルコールのアテとしてもなかなかのB級グルメになります。

多いはともかく、安い・旨いは実現されているびっくり亭の焼肉は、まぎれもない福岡B級グルメと言えます。半世紀を超える歴史からいえば、これもまた名物ソールフードと呼んでも差し支えないかもしれません。

元祖!酢ダレキャベツの「天下の焼き鳥 信秀本店」

福岡B級グルメの肉料理といえば、焼鳥を挙げないわけにはいきません。開店して半世紀以上も経つ老舗焼鳥店「天下の焼鳥信秀本店」です。B級グルメには大きく分けて二とおりあります。ランチ向けと居酒屋向けです。福岡の信秀本店はノンベエ向きの正統派B級グルメになります。アクセスは、地下鉄中洲川端駅より213mにあります。営業時間は、16:30~24:00です。定休日は月曜になります。席数は103席で、個室は無し。

信秀では着席と同時に、お通しの酢モツと酢タレのかかったざく切りキャベツが出てきます。キャベツはお代わり自由です。今では焼鳥屋で珍しくもない、キャベツの上に焼鳥を置く博多方式はこの福岡の信秀本店が元祖なのです。1本100円~の串焼きは鶏、豚、野菜、魚介と40~50種類あります。焼鳥ばかりではなく、信秀の鶏は新鮮で刺身にも自信をもっています。特に鮮度抜群の「砂ずり刺」650円はおすすめです。

それにしても、焼鳥の箸休めにキャベツというのは、大袈裟に言えば一大発明と言ってよいくらい、理にかなっています。これにアルコールが加われば、鬼に金棒です。福岡B級グルメの安い名物焼鳥なら信秀本店になります。

福岡のこれも餃子で人気の「旭軒駅前本店」

福岡B級グルメとして人気の餃子は鉄なべばかりじゃありません。小さな一口サイズを酢醤油と柚子胡椒で食べる、福岡B級グルメ餃子の「旭軒駅前本店」です。アクセスは、JR博多駅博多口より393mになります。営業時間は、15:00~翌1:00です。定休日は日曜になります。席数は50席です。創業60数余年になる老舗の旭軒は、1日に5,000個もの餃子を焼くこともある人気餃子店になります。焼き餃子と水餃子に手羽先だけの店です。

「焼き餃子」「水餃子」ともに1人前10個が安い350円で、手羽先も1個が安い90円になります。福岡は旭軒の餃子は小さめなので数を食べることができて、ビールのアテに最適です。焼き餃子はさすがに注文から時間を要しますので、とりあえず早くできる水餃子を頼んでアルコールを飲みます。そして、水餃子、焼き餃子に飽きたら手羽先で目先を変えるというよいうのが、福岡B級グルメの飲み方になります。

いずれにしても、これだけ安いのに旨くて多い、福岡のB級グルメ旭軒の餃子と手羽先で、長居をしてしまう居酒屋になりそうです。福岡名物で人気B級グルメ餃子屋、旭軒でした。

福岡の老舗洋食店の究極鉄板飯「グルメ風月天神コア店」

福岡B級グルメのビーフバター焼きが大人気の「グルメ風月天神コア店」です。このB級グルメが肉料理に入るのか、麺料理に入るのか議論の分かれるところです。ビーフバター焼きというのは、鉄板の上にパスタをのせ、牛薄切り肉をバターソテーしたものをさらにのせて、提供する時にソースを回し掛ける一品です。とりあえずここでは、福岡B級グルメの肉料理として紹介しておきます。アクセスは、天神駅より124mにあります。

営業時間は、11:00~20:00です。定休日は火曜になります。席数は35席で、個室は無し。40年以上続く老舗洋食店ですから、行列のできるほどの人気も地元の、それも年配の人が多いようです。おすすめは「ビーフバター焼き」960円、「ビーフバター焼き温玉のせ」1,060円になります。鉄板皿にのったパスタとは別に、「ご飯」or「パン」が付きます。安い・旨い・多いを地で行く福岡のB級グルメです。

今のところ全国区の人気はありませんが、福岡へ出向いた際には風月のおすすめビーフバター焼きを、どうぞご賞味ください。福岡のB級グルメに、またひとつ新たなB級グルメが加わりました。

福岡の地元一押しソウルフード「ラーメン・麺類」

食べてもなくならないと話題「牧のうどん博多バスターミナル店」

福岡B級グルメのなかの麺料理、博多うどんで大人気の「牧のうどん」です。食べても減らないうどん?としても有名です。アクセスは、JR博多駅博多口より179mです。営業時間は、10:00~23:00です。定休日は不定休になります。麺にコシがなくて柔らかいのが博多うどんの特徴です。したがって、福岡で博多うどんを前にしてコシがないとかエッジが立ってないなどは禁句になります。特に牧のうどんはヤワ麺として定評があります。

「かけうどん」が380円です。「丸天」や「ごぼう天」をトッピングすると480円、「肉」や「えび天」なら620円となります。いずれにしても福岡の牧のうどんの名物は安い値段です。そして、食券を店員に渡す際に麺の硬さをオーダーします。「やわ」「中」「かた」麺に分かれていますが、博多うどんならば「やわ麺」を選択するのが無難でしょう。これに牧のうどんのもう一つの名物「かしわご飯」190円を加えればベストです。

入れ放題のネギや薬味を加えて、うどんを食べ始めます。すると、少し遅いペースで食べ進めた場合、見た目にうどんがいっこうに減らないことに気づきます。ここ福岡の牧のうどんでは、うどんをヌメリ取りや冷水で締める工程を省いていて、ただでさえ柔らかいうどんはツユを吸収しやすくなっているのです。これが減らないうどんの理由で、その分ツユはどんどん減っています。そのため、継ぎ足し用ツユの容器が用意されているのです。

麺といえば外せない長浜ラーメン「元祖長浜屋」

福岡B級グルメの麺料理としてラーメンは外せません。なかでも長浜ラーメンは、その生い立ちからしてこれぞ福岡B級グルメと言ってよいでしょう。長浜ラーメンの「元祖長浜屋」です。アクセスは、地下鉄空港線赤坂駅1番出口より538mにあります。営業時間は、4:00~翌1:45です。年中無休になります。席数は32席で、個室は無し。長浜ラーメンの豚骨スープと細い麺には理由があります。せっかちな漁師や労働者のためなのです。

茹で上がり時間を短縮するためには、細い麺が不可欠でした。また、主食として栄養とお腹を満たすために豚骨が採用されたわけです。成り立ちからして博多ラーメン以上に、長浜ラーメンはB級グルメの本道を歩んでいるのです。元祖長浜屋のメニューはシンプルにたった一つ「ラーメン」500円だけです。「替玉」「替肉」はいずれも100円になります。この替玉によって、多いも達成されて安い・旨いとともにB級グルメとなります。

注文時にはラーメン二郎のように呪文を唱えます。麺の硬さが「ナマ・カタ・フツウ・ヤワ」で、脂の量が「ベタ・フツウ・ナシ」、ネギの量が「ネギオオメ・ネギモリ」です。これらは無料のリクエストになるわけですが、長浜屋ではそれらを多めに注文して、食べ残したり、飲み残したりされると悲しくなるそうです。福岡B級グルメである、名物長浜ラーメンの元祖長浜屋でした。

福岡で長崎とは違う博多皿うどん「ぴかまつ一番」

福岡B級グルメは長崎のではなく、博多皿うどんの「ぴかまつ一番」です。昭和の初期に長崎のみで作られていた中華麺を生の状態で輸送することは不可能で、焼き固めた状態の中華麺が福岡に運ばれていました。このような中華麺にひと手間を加えたのが博多皿うどんなのです。ぴかまつへのアクセスは、JR博多駅より54mにあります。営業時間は、10:00~23:00です。年中無休になります。席数は22席で、個室は無し。

生麺を入手しがたかった事情を、逆手に取ってできあがったのが博多皿うどんです。ちゃんぽん麺を油で揚げ焼きでカリカリにし、その麺をスープを吸わせながら戻して作り上げる、テマヒマかけたB級グルメです。チキンベースのスープを吸ったもっちり麺には、所々に焦げもあって微妙な食感を生み出します。いまや、福岡でしか味わえない博多皿うどんは、独特のB級グルメに仕上がっています。「博多皿うどん」は800円です。

「博多一口肉餃子」450円、「やきめし」600円も、なかなか捨てがたい味を味を出しています。福岡で生まれた博多皿うどんは、安い・旨い・多いを備えたB級グルメです。ぴかまつがテマヒマかけた博多皿うどんは、福岡のB級グルメとしての地位を確立しています。

福岡でB級グルメのパスタ料理「らるきい」

福岡B級グルメはパスタ料理が大人気の「らるきい」です。らるきいはマスコミ露出も多く、予約を取らないために大行列ができてしまうことも度々です。アクセスは、地下鉄空港線大濠公園駅より358mにあります。営業時間は、平日のランチが11:30~15:30で、ディナーが18:00~21:30です。日曜のランチが11:30~15:30で、ディナーが18:00~21:00です。定休日は火曜のディナーと水曜が全日になります。

らるきいの一番人気メニューは「ぺぺたま」1,188円です。B級グルメとしては少し的を外しているかもしれませんが、福岡の名物グルメとして取り上げてみました。ぺぺたまとはペペロンチーノパスタを卵でとじただけのものです。ひとつのコロンブスの卵かもしれません。ペペロンチーノの辛みと卵の甘みのマリアージュは、たしかに絶妙です。B級グルメの定義には少し欠けますが、福岡の人気パスタの店らるきいでした。

福岡の地元一押し人気ソウルフードを他にも大紹介!

福岡といえば明太子!お土産にもおすすめ「ふくや中洲本店」

福岡の名物であり、ソールフードでもある明太子の老舗「ふくや」です。いま数ある明太子店のルーツとも言えるふくやが、70年ほど前に開発したのが明太子です。スケトウダラの卵はその成熟度によって、味に違いもあれば用途も違ってきます。ふくやで使用されるのは、成熟した卵である真子だけです。ふくやの明太子が旨い!と評価される理由の一つがここにあります。アクセスは、地下鉄中洲川端駅より319mにあります。

営業時間は、平日が8:00~24:00で、日、祝日が9:00~19:00です。年中無休になります。明太子には「レギュラー」「マイルド」「無着色レギュラー」「無着色マイルド」「味の明太子のんから」「味の明太子どっから無着色」などの種類があります。いずれも100gが1,080円です。600g入りは5,400円、1.2kg入りが10,800円となります。福岡のB級グルメというよりは、名物土産物品ソールフードとなったふくやの明太子でした。

福岡のソールフードお好み焼「ふきや博多店」

福岡B級グルメには忘れてならないお好み焼もあります。福岡のソールフードと言ってもよいかもしれません。安い・旨い・多いのB級グルメの定義にも叶っています。人気お好み焼屋の「ふきや博多店」です。ふきやのお好み焼もB級グルメらしく食べ応えがあって、「多い」という条件を満たしています。「安い」「旨い」もその人気が保証しています。アクセスは、JR博多駅より179mにあります。営業時間は、11:00~22:00です。

年中無休になります。席数は37席で、個室は無し。ふきやのどっしりとしたお好み焼は、広島焼きとも大阪焼きとも異なる、いわば福岡焼きとでも名付けたい独自のお好み焼です。鉄板の上でコテを押さえながら焼くことで、旨味を閉じ込めて表面はカリッと硬い感じですが、中はけっこうジューシーです。福岡の名物B級グルメらしく食べ応えは十分にあります。一番安い「やさい」が450円、卵が入って500円とコスパは良いです。

具材一つ加わると600円になり、二つ加わると650円で、「デラックス」までいっても1,150円です。安い!の一言です。サイズは普通・大きめ・特大とあり、なんと値段は変わらないのです。ただし、食べ残しのテイクアウトはできません。焼き上がりには、自家製のドロッとしたソースがぬられます。卓上に備えてある「ふきや特製マヨネーズ」をどれだけディップするかは自分で決めます。福岡のB級グルメふきやのお好み焼でした。

福岡でもう一つのB級ぐるめ「天麩羅処ひらお 大名店」

天ぷらはB級グルメではないでしょう?という方もいるかもしれません。しかし、ここ福岡では天ぷらはりっぱなB級グルメなのです。そんな福岡の旨くて安い、天ぷらが人気の「天麩羅処ひらお大名店」です。アクセスは、地下鉄空港線赤坂駅より307mにあります。営業時間は、10:30~21:00です。年中無休になります。席数は18席で、個室は無し。ひらおの人気の秘密は天ぷらをリーズナブルに食べられることです。

つまり、安い・旨い・多いの原則に叶っていて、十分に福岡のB級グルメと呼んで差し支えないわけです。ひらおの人気を呼ぶもう一つの特色は、天ぷら定食を頼んだ際に天ぷらが揚げ上がるまでに、「イカの塩辛」「モヤシのナムル」「漬物」「ナスのピリ辛おひたし」の4品が卓上に置かれて、小皿で食べ放題なのです。これらの一品が旨くて、ご飯の上にのせて食べると、天ぷらのためのご飯はたちまち残り少なくなります。

そうこうするうちに、天ぷらが揚がります。ひらおではこの天ぷらの供し方も独特です、高級天ぷら店でのように一品ずつ揚がった順番に出されてきます。これをおろし大根に加えられた出汁ツユでいただくのです。熱々だから旨いわけです。福岡ひらおの天ぷらは、立派なB級グルメとして福岡人に愛されています。各種定食は670円~940円までありますが、おすすめは名物「お好み定食」880円です。

福岡では職人の握り寿司までB級グルメ「ひょうたん寿司」

福岡のB級グルメは職人が握る寿司をいただける「ひょうたん寿司」です。アクセスは、西鉄福岡駅より172mにあります。営業時間は、ランチが11:30~15:00で。ディナーが17:00~21:30です。寿司をB級グルメに扱うのは?という疑問を持たれる人もいるかもしれません。しかし、その値段を見れば、あるいは福岡では魚介にたいする親しみがより強いことを考え合わせると、けっして無謀とも言えません。

おすすめは「ひょうたん定食」になります。平日であるなら1,000円です。土、日、祝日でも1,100円です。安い条件はクリアーしています。目の前で職人が握ってくれるのです。旨いという条件もOKでしょう。最後の多いは判断が分かれるところです。

カウンターの葉皿の上に握り終えた寿司が並べられていきます。順に「鮪」「かんぱち」「サーモン」「鯛」「かじき」「イカ」「海老」の8貫です。次いで「ネギトロ手巻き」と「蟹のレタス巻きロール」です。これに吸い物が付きます。

これではボリュームが?という人は「ジャンボ定食」をおすすめします。握りが10貫と細巻きが3本です。これならランチには十分でしょう。しかも、ひょうたん定食よりも安く、なんと900円です。福岡のひょうたん寿司をB級グルメに認定してもよろしいでしょうか。

福岡で人気のB級グルメを制覇してみよう!

福岡のB級グルメを詳しく調べるなかで、B級グルメなるものがそれほど軽いもの、浮ついたものではないと理解できるようになりました。その地域の歴史や自然、風土、人情という条件なしにB級グルメもソールフードも成り立ち得ないもののようです。一つのB級グルメが登場し、人々の人気や支持を得るまでにはそれなりの理由や必然があるのだと知りました。その上で福岡を眺めてみると、福岡の偉大さが見えてきます。

福岡は様々な意味でB級グルメのふるさとであり、力強い生産県であるということです。そんな福岡で人気のB級グルメを、心しながら制覇してみたくなりました。

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