しじみの砂抜きの簡単な方法は時間と温度にあり!保存は冷凍がおすすめ!
お味噌汁や酒蒸し、ラーメンのトッピングなどとしても人気を集めている『しじみ』。そんなしじみを購入した際、砂抜きをしなければいけないのですが、簡単に砂抜きするにはどうすれば良いのでしょうか?今回は、しじみの砂抜き方法を調査すると共に冷凍保存についても調査です!
目次
お吸い物の具として人気の『しじみ』。
お味噌汁や潮汁などといったお吸い物の具として人気の『しじみ』。酒蒸しや佃煮などにもよく使用されています。貝類の中でも親しまれている種類・アサリよりも小さいのに、その旨味エキスはアサリにも負けないほど、絶品な貝です。
しじみってどんな貝なの?
「よく食べてはいるし、スーパーでもよく見かけるけど…『しじみ』ってどんな貝なの?」という方もいるでしょう。しじみとは、二枚貝綱異歯亜綱シジミ科 (Cyrenidae) に分類される二枚貝の総称です。主に、淡水域や汽水域に生息する小型の二枚貝です。
しじみはアサリや牡蠣などといった、よく目にする二枚貝のうちでも小型な貝なので『縮み』が転じて名づけられたという説があります。日本本土の在来種としては、汽水性の『ヤマトシジミ』と、淡水性の『マシジミ』『セタシジミ』の計3種が生息しており、大きさはいずれも2〜3cm程度となっています。
私たちが普段食べているしじみの種類は汽水性の『ヤマトシジミ』といって、海水と淡水の混ざった汽水域に生息しているシジミで、市場に出回っているしじみの98%以上が『ヤマトシジミ』といわれてます。そんな『ヤマトシジミ』の代表的な産地が、島根県・宍道湖、青森県・十三湖、千葉県・利根川河口などがあげられます。
しじみの砂抜きをしっかりしていないと『ジャリっ』と…
小さいのに旨味エキスや栄養もぎゅっと詰まっているしじみ。そんなしじみを食べる上で必要なのが、『砂抜き』という行為です。砂抜きはしじみやアサリなどの貝類を調理する前に、数時間ほど塩水に漬けておき、砂を吐かせることです。
貝類の調理において、欠かせない『砂抜き』をしっかりしていないと、せっかく美味しくいただいている時に『ジャリっ』とした砂がでてきてしまい、美味しさが激減してしまうものです…。
簡単にできるしじみの砂抜き方法は?時間はどれくらい?
しかし、「せっかく美味しいしじみを食べているのにジャリっとした砂が出てきてしまうのは嫌…。でも、砂抜きって面倒くさそう…」と思ってしまい、なんとなくスーパーでも避けてしまいがちな人が多いようです。ですが、実はしじみの砂抜きって一度覚えてしまえば、意外と簡単にできるものです!
しじみの簡単な砂抜き方法とは一体どのようなものなのでしょうか?また、砂抜きの時間はどれくらいかかるのでしょうか…?まずは、簡単にできるしじみの砂抜き方法・砂抜きの時間について調査してみましょう!
簡単にできるしじみの砂抜き方法・砂抜きの時間
しじみの砂抜きで準備するものは、底が平らなバット(無ければボールや鍋でも代用可)・バット(ボール・鍋)の中に入る大きさのザル・塩・水・濡れ布巾です。準備が整ったら早速しじみの砂抜きをしていきましょう!
しじみの砂抜き方法
まず、塩分濃度1%の塩水を作っておきます。1%の塩水を作るためには、1Lの水道水に対して約10g(小さじ2杯)の塩を使う目安となっています。続いて、ザルにしじみをできるだけ重ならないように並べ、底が平らなバット(ボールや鍋)にしじみを並べたザルを入れます。
バット(ボールや鍋)に、しじみの殻が少し出るくらいのヒタヒタな量の塩水を入れます。濡れ布巾や新聞紙などで覆って暗くし、夏は3~4時間、冬は4~5時間くらい置きます。新鮮なものであれば2〜3時間でも十分に砂を吐きますが、5〜6時間程度おいておけば貝類特有な泥臭さも取り除けるのでポイントです。
時間が経てば、ボウルに水を張り、しじみをひとつかみずつ両手で貝と貝をこすり合わせてしっかり洗い、流水でよくすすげば完了です。しじみの砂抜きに使用する塩水の温度は、15度〜20度程度が最適だと言われています。夏場は温度が高くなり、高温で長時間放置しているとしじみが傷む原因となりますので、冷蔵庫に入れて放置するのがおすすめです。
しじみの砂抜きポイント
しじみの生息する水域によって異なりますが、市場に流通している主なしじみ・『ヤマトシジミ』は汽水域に生息しています。この汽水域の塩分濃度は概ね0.3%~0.5%くらいなのですが、1%という、少し濃いめの塩分濃度で砂抜きするのがポイントです。
一体なぜ、少し濃い塩分濃度にするのかというと、しじみ自身の体内にある浸透圧を濃い塩水と同じにしようとして体内の『グリコーゲン』を分解して、しじみのうま味成分となる『コハク酸』や『アラニン』を合成させてくれるのです。
砂抜きしたしじみって冷凍保存できるの?
しじみの砂抜きの方法が意外と簡単であることはわかりましたが、次に気になるのが『しじみの保存』についてです。旬の時期であればしじみが一層美味しくなるのはもちろんのこと、お値段もより安くなるのでついついたくさん購入してしまうものです…。
また、潮干狩りなどでたくさん摂ってきたという場合もあるでしょう。砂抜きしたしじみは、その後すぐに食べる方が多いでしょうが、冷凍保存することはできるのでしょうか…?
砂抜きしたしじみは生より冷凍した方が美味しくなる!
実は、砂抜きしたしじみは生で食べるよりも、冷凍した方が美味しくなると言われています!一体なぜ、冷凍したほうが美味しくなるのかというと、しじみは冷凍することによって『コハク酸』・『アラニン』・『オルニチン』・『グルタミン酸』などといった旨み成分が増すためです。冷凍したしじみの『オルニチン』は約10倍にも増えると言われています。
また、しじみを冷凍保存すると保存期間も長くなります。しじみの冷蔵保存の期間目安は、夏場が約3日、冬場であれば約1週間だと言われているのに対し、冷凍しておくと約3ヶ月ほどが美味しく食べられる期間となります。
砂抜きしたしじみの冷凍保存方法
殻付きで冷凍保存したい場合
砂抜きしたしじみの冷凍保存方法は、とっても簡単。砂抜きをしたしじみを、なるべく空気を入れないよう真空状態に近い状態でジッパー付きの保存袋やビニール袋に入れて冷凍保存するだけです。簡単に間空状態に近くするためには、ジップロックなどにストローを差して空気を抜けば、簡単に真空状態にできます。
しじみを殻付きで冷凍保存する際にも、しじみ同士がなるべく重ならないようにして入れることを注意しましょう。保存袋に入れたら、新聞紙に包んで冷凍庫の開閉の多い場所に入れ、なるべくゆっくり冷凍保存しましょう。
量が多い場合は、1回分ずつラップに包んでからジップロックに入れるようにしましょう。「いちいちラップに包むのめんどくさい…」という方は、2時間程して半冷凍状態になったらジップロックを揉むようにしてしじみ同士がくっつかない様にしましょう。
剥き身で冷凍保存したい場合
砂抜きしたしじみを剥き身で冷凍保存したい場合は、下処理したしじみを鍋に入れ、乾煎りして口を開けましょう。その際、火を通し過ぎてしまうとしじみの身が縮んでしまうので気をつけましょう!
乾煎りしたら殻から身を外して、しじみをむき身にしたら使用1回分ずつの量をラップに包み、ジップロックなどに入れて先ほどご紹介したのと同様に、空気を抜きます。その後、新聞紙に包んで、冷凍庫に入れて保存します。
冷凍保存するしじみの量が多い場合には、しじみを茹で、浮いてきた身をすくい取ってむき身にする方法がおすすめです。茹でた汁にもしっかりとしじみの旨みエキスや栄養が出ているので、捨てずに味噌汁などに使うようにしましょう。
冷凍保存したしじみの解凍方法は?
冷凍保存したしじみの解凍方法は、殻付き・剥き身のものどちらも凍ったまま調理に使えます。特に殻付きの状態で冷凍したしじみは急激な温度変化で口が開くので、水から茹でて調理するのではなく沸騰したお湯に入れて茹でましょう。味噌汁や潮汁などに使用する場合は、そのまま一緒に調理できるので時短にもなって嬉しいです。
《まとめ》しじみの簡単な砂抜き方法・時間・冷凍保存方法
しじみの簡単な砂抜き方法・時間・冷凍保存方法まとめのご紹介はどうでしたか?味噌汁や潮汁といったお吸い物に使われるのはもちろん、佃煮や酒蒸しなどにも人気なしじみ。そんなしじみを食べる際、砂抜きしておくことがしじみを美味しく食べるためには欠かせないのですが、意外と簡単に砂抜きすることができることがわかりました。
また、しじみは冷凍保存することによって旨みがより引き出される食べ物です。そのため、安売りしている時や潮干狩りで大量にしじみを入手した時には冷凍保存しておきましょう!冷凍保存することによって日々の料理にアレンジして取り入れられますし、時短にもなるのでおすすめです。しっかりと砂抜きしたしじみで、もっとしじみの美味しさを堪能しましょう!