ビタミンDの効果とカルシウムとの関係について!効果的な摂り方は?

ビタミンDの栄養効果は、骨や歯を作るという代表的な役割があり私達の健康維持には欠かせません。そこで今回は、ビタミンDの効果効能を分かりやすく解説し、効果的な摂り方や、多く含まれる食べ物などをまとめてみました。健康ブームの昨今、ビタミンDの効果効能を知っておく事で、明るくエネルギッシュな毎日を過ごせるようになります。是非この記事を参考に毎日の健康生活に役立ててください。

ビタミンDの効果とカルシウムとの関係について!効果的な摂り方は?のイメージ

目次

  1. 1ビタミンDの効果やカルシウムとの関係を紹介
  2. 2ビタミンDの効果や効能を解説
  3. 3ビタミンDの効果に関係するカルシウム
  4. 4ビタミンDの効果的な摂り方を覚えよう
  5. 5ビタミンDを効果上昇させて健康的になろう

ビタミンDの効果やカルシウムとの関係を紹介

ビタミンとはそもそも、ヒトの体内では作られず食品から摂らなければならない栄養素です。大きく分けると、水に溶けやすく熱に弱い水溶性と油脂に溶けやすく熱に強い脂溶性ビタミンに分けられます。ビタミンDは脂溶性ビタミンで、油脂と一緒に摂ることで栄養の吸収がより高まります。さらに注目すべきは、ビタミンDの効果です。

ビタミンDの大きな特徴は、カルシウムとの相性が非常に良いという事です。強くて丈夫な骨や歯を作るのに欠かせない大事な栄養素と言えます。ビタミンDとカルシウムを一緒に摂取することで、カルシウムの吸収がさらに高まり、効率よく私達の骨や歯に届けてくれます。このようにビタミンDとカルシウムはとても関係性が深いのです。

ビタミンDの効果や効能を解説

ビタミンDは体の多くの機能に関わり、多様な効能があることからホルモンに似ているとも言われています。どのような効果効能があるのかビタミンDの特徴を一つずつ見ていきましょう。

ビタミンDとは?

ビタミンDは脂溶性ビタミンの一種で、きのこや魚介類といった食べ物に含まれています。食べ物から摂取できるのはビタミンD2とビタミンD3だけですが、カルシウムとの相性が良く丈夫な骨や歯を作るのに欠かせない栄養素です。その他免疫力をアップしてくれるなど多様な効果効能があります。

また、日光浴をすれば体内で生産可能という一風変わった特徴を持つ栄養素です。夏場は日陰などで30分、冬場は1時間程日光浴をすれば不足しているビタミンDを補う事ができます。日光浴でビタミンDを補いながら適度な運動にもなり骨粗しょう症の予防に繋がります。

ビタミンDの効果効能「風邪の予防」

ビタミンDの効果効能の一つとして、免疫細胞を増殖するという働きがあります。ヒトは不規則な生活リズムや、睡眠不足などが引き金となり免疫力を低下させてしまいがちです。そして免疫力が低下した時にかかりやすい病気の代表が、風邪です。

ヒトの体内では、風邪を引いたときにウイルスをやっつけるための武器を生成しようとします。この武器を生成するのに必要な栄養素の一つとしてビタミンDが使われているのです。日照時間の短い冬場は、特にビタミンDが不足しがちで風邪を引きやすくなります。

風邪を予防するには、日頃からビタミンDを含む食べ物を積極的に摂ったり、日光浴を欠かさないなどの心がけが必要となります。ビタミンDの血中濃度を保つことが「風邪の予防」に繋がるのです。

ビタミンDの効果効能「生活習慣病の予防」

またビタミンDには、骨や免疫力を高める他に心臓や腎臓、神経などにも流れ込み体全体の健康を維持する調整役のような働きがあります。この働きにより糖尿病を始めとする様々な、生活習慣病を予防できる効果があるとされています。生活習慣病のリスクを減らすためにも普段の生活から積極的にビタミンDを摂ることをおススメします。

ビタミンDの効果効能「骨を強くする」

ビタミンDが骨を強くするメカニズムはこうです。まず、骨を作るのに欠かせない栄養素はカルシウムとリンです。ミネラルという栄養素に分類させるカルシウムとリンは単独でも働きますがどちらか一方を摂り過ぎると、もう一方の栄養価が下がるなどバランスを崩してしまうため、カルシウムとリンはお互いが協力しあうことで骨を作るという効果を発揮してます。

しかし偏った食事や不規則な生活リズムでは、骨を作るのに必要なだけの栄養が摂りにくいのが現状。そこで活躍するのがビタミンDなのです。ビタミンDの最大の働きはカルシウムとリンの吸収を手助けし、高めることです。最低限の食べ物でもそこにビタミンDが加わることでより骨の成長を促し、より骨を強くすることが出来るのです。

インフルエンザの予防にもビタミンDが活躍する?

ビタミンDを積極的に摂ることで風邪の予防に繋がることから、インフルエンザの予防効果も期待できます。日頃から食べ物や日光浴でビタミンDの血中濃度を常に保つことが出来れば、免疫機能のバランスも整い健康的に過ごせるのですが、日照時間が減ってくる秋口からは日光によるビタミンDが得られない分どうしても不足しがちになり免疫力が低下します。

その為、秋口からは食べ物によるビタミンDの摂取が重要となってきます。インフルエンザが流行する前の秋口からは、サプリメントなどを上手く活用してビタミンDの血中濃度を高め、常に免疫機能を活性化させておきましょう。そうすることでインフルエンザを予防することが出来ます。

ビタミンDの効果に関係するカルシウム

いいことづくめのビタミンDですが、その効果を存分に引き出してくれる栄養素としてカルシウムは必須です。ここで、ビタミンDとカルシウムの関係を知ってみましょう。様々な栄養素を知っておくことで自分の健康維持に欠かせないサプリメント選びや食べ物を知ることができます。

カルシウムとは?

カルシウムは、ミネラルという栄養素に分類されます。そして厚生労働省では、13種類のミネラルを必須ミネラルとして摂取量の基準を示しています。その中でもカルシウムは多量ミネラルとして比較的多くの量を摂取する事が好ましいとされている大切な栄養素です。

カルシウムは、エナメル質として骨や歯に99%、カルシウムイオンとして血液や神経にと既に私たちの体に存在しています。主な働きは、骨や歯を作り筋肉を収縮させて動かしたり、神経の興奮を抑えるとても大事な働きをしてくれています。

ビタミンDとカルシウムは深い関係にある

体の中で重要な働きをしてくれているカルシウムですが、日本人は慢性的にこのカルシウムが不足していると言われています。不足する原因として、アルコールを飲みすぎは尿に排出されやすい、特に女性はホルモンのバランスの変化でカルシウムの吸収が低下することにあります。摂っているつもりでも摂れていないのがカルシウムなのです。

そこで、活躍してくれる栄養素がビタミンDです。ビタミンDは、不足しがちなカルシウムの吸収を高めその栄養をちゃんと骨や歯に運びます。そして血液に入り込むことで免疫力も高めホルモンバランスまで調整してくれます。とても効率の良いビタミンDは、カルシウムと大変関係が深い栄養素と言えます。

骨や歯を丈夫にする効果

カルシウムは単体でもその効果を発揮しますが、同じミネラル仲間のリンやマグネシウムと手を結び協力しあうことで丈夫な骨や歯を作ります。加えて、日光浴や食べ物でビタミンDの濃度を保っていたら少量のカルシウムでも吸収が良くなることから骨や歯を丈夫にすることが出来るのです。

糖尿病にも重要な役割を果たす

生活習慣病とも呼ばれている糖尿病。ビタミンDとカルシウムを一緒に摂ることでその発生を低下させることが出来ます。糖尿病は膵臓から分泌されるインスリンの働きが低下することにより引き起こされますが、インスリンの正常な分泌を促しているのが実は、カルシウムなのです。その為糖尿病の予防対策としてカルシウムを摂る事が大切とされています。

ところが最近の研究では、カルシウムだけでは効果が低く、ビタミンDを一緒に摂ることで効果が高まるとしています。ビタミンDは肝臓と腎臓で活性化ビタミンDとなります。活性化ビタミンDはインスリンの分泌に影響を与えることから、カルシウムと共に摂取し相乗効果で糖尿病の発生を低下させるという重要な役割を果たしているのです。

ビタミンDの効果的な摂り方を覚えよう

では、ビタミンDをどのように摂るといいのか?どのくらいの量が必要なのか?多く含まれている食べ物は何?もはや日常生活に欠かせないビタミンDの効果的な摂り方を知っておきましょう。

ビタミンDの1日の摂取量

ビタミンDの摂取量は、18歳から50歳までの健康体である男性、女性も一日5.5ugとされています。また成長が早い赤ちゃんも、5.0ugとほぼ成人の人と変わりありません。このことからビタミンDはとても重要な栄養素だと言えます。

ビタミンDを多く含む食材

ビタミンDの摂り方として食べ物から摂る場合、含まれている食品は紅鮭やあじ、さばなどの魚類としめじやきくらげなどのきのこ類です。さらに効果的な摂り方として、炒めて油と一緒に摂ると吸収が高まります。卵もビタミンDとカルシウムが豊富なことからこれらの食材と上手く組み合わせて食べるといいでしょう。

食事でもサプリでもタイミングはいつでもOK

また、ビタミンDの摂り方としてサプリメントを活用する方法があります。忙しくて上手く食事で摂れなかったり、日照時間の短い季節はサプリメントでビタミンD摂りましょう。タイミングは朝でも夜でも効果は同じなのでいつでも気軽に摂ることが出来ます。

妊婦さんは少し多めの摂取が良い

ビタミンDは妊婦さんが多く摂る葉酸にも含まれています。その為妊婦さんが摂取しても問題ないとされています。つわりの影響で充分な栄養が摂れずにいるとビタミンD不足になり免疫力が低下し、風邪など引きやすくなってしまいます。その為通常より少し多めの摂取が良いとされています。

ビタミンDの摂取の際の注意点

ただ、ビタミンDの摂り方として注意しなければならない点もあります。ビタミンDは熱による損失が少ないので体内に蓄積されます。その為過剰に摂取してしまうと体質によっては尿毒症や全身の倦怠感などのトラブルが起こる場合があります。サプリなら用量を守ることが大切です。摂りすぎには注意しましょう。

ビタミンDを効果上昇させて健康的になろう

いかがだったでしょうか?ビタミンDは思った以上に私達の健康維持には欠かせない栄養素でした。日頃からビタミンDとカルシウムを上手く摂取してこれからの健康づくりに役立ててください。

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