2018年06月27日公開
2024年07月20日更新
福島の日本酒ランキング!金賞受賞日本一の県のおすすめのお酒とは!
福島県の日本酒ランキングを発表します。日本酒造り日本一の福島県でおすすめの日本酒をご紹介。こめどころ、福島県の日本酒は全国でも有数の産地です。全国日本酒ランキングで金賞受賞のおすすめの日本酒から、ツウ好みの日本酒まで、その特徴から分類してますので、あなた好みの日本酒を見つけてみて下さい。東日本大震災で被災した福島県の日本酒を飲んで、災害復興のお手伝いをしましょう。
日本酒といえば福島が熱い!
福島県は、言わずと知れた日本酒の有名産地です。作られるタイプも様々で、基本的には、芳醇な香りとお米の甘みや旨味を感じる、しっかりした味わいの日本酒が多い印象です。それでもすっきりとした淡麗辛口タイプの日本酒も作られています。米処だけに日本酒の種類も豊富です。日本酒造りに使うお米の品種によって味わいも変わり、福島県では独自の酒米「夢の香」や「五百万石」、そして「山田錦」などがよく用いられます。
福島の日本酒はランキング上位でおすすめ
一般的に「夢の香」や「山田錦」などを使用した日本酒は、華やかな香りのするタイプで、「五百万石」を使用したものはすっきり目な淡麗辛口になると言われています。福島県の日本酒は全国的にも評価が高く、2018年「全国新酒鑑評会」という日本酒コンクールで6年連続、金賞受賞銘柄数最多という記録を樹立しました。全国日本酒ランキングで人気上昇中の銘柄も数多く、今福島県の日本酒が注目されています。
福島のおすすめ日本酒をランキングで紹介
日本酒に馴染みのない方に覚えておいて欲しい日本酒の見方があります。日本酒の味わいを判断するにあたって、基本的な目安として覚えておくと良いのはラベルに記載されている「日本酒度」と「酸度」です。日本酒度は、数値がマイナスなほど甘口で、プラスなほど辛口となります。酸度というのは、高いほど辛口と感じ、低いほど甘口と感じやすくなります。好みやその時一緒に食べる食事内容によって目安とすると良いでしょう。
日本一の金賞受賞の日本酒
お酒造りのレベルが高い都道府県は数多いですが、その多様性があるのは福島県が一番です。しかも幅広い味わいを持ちながらも、福島県の日本酒は押しなべてハイレベルなのです。裏付けとして最近の全国新酒観評会で最も多く金賞を受賞しています。鑑評会というのは、全国の酒蔵が丹精込めて作り上げた自信の1品のみを出品し、その内入賞するのは約半数のみというもの。更に入賞から金賞に輝くのは約半数という、狭き門なのです。
第15位「てふ」福島のおすすめ限定日本酒
「てふ」は、南会津の国権酒造が作る、フラッグシップ「国権」とは別の銘柄シリーズです。ちなみに「ちょう」と読みます。国権といえば日本酒好きの間で有名な蔵元で、なんと10年連続で金賞を受賞している蔵元です。フラッグシップの国権は、しっかりとした味わいの銘柄ですが、この「てふ」シリーズは、柔らかですっきりとした優しい味わいで女性にもおすすめです。てふは限定品で、あまり福島県外には流通しないものです。
第14位「飛露喜」福島で品薄のおすすめ日本酒
芳醇な味わいで旨味が抜群の「飛露喜」は今人気の日本酒です。酒蔵の廣木酒造は、会津坂下に蔵元があります。過去には廃業を考えたほど衰退したと言いますが、今では信じられないほどの人気な酒蔵です。蔵元さんは、濃密で透明感のある、存在感あるお酒造りをしたいと公言していて、その言葉通りの質や存在感があります。どうしても毎年限られた数しか製造されない為、会津でもすぐに品切れとなってしまう逸品です。
第13位「人気一」日本一金賞受賞の日本酒
個性的な名前が印象的な人気一は、福島県は二本松の「人気酒造」が造る日本酒です。人気酒造は日本酒以外にも焼酎なども作る蔵元で、人気一は金賞を受賞の銘柄でもあります。この銘柄の人気の秘密はコストパフォーマンスの良さです。というのも純米大吟醸でありながら一升瓶で3,000円程度という驚きの安さ。そして純米大吟醸特有の華やかでフルーティーな味わいがあります。なので純米大吟醸ながらも気軽に楽しめるお酒です。
第12位「奈良萬」辛口日本酒
奈良萬は、福島県喜多方市の日本酒で、全国的に人気と知名度があり、福島県産の日本酒の中では淡麗辛口タイプです。「究極の食中酒」というコンセプトがあり、どんな食事の邪魔もしないすっきりとした味わいとなっていて、それでいて米の旨味をも感じる珠玉の銘柄です。蔵元はコンクールで金賞を受賞しており、中でも純米大吟醸の評価は非常に高いです。正に日本だけでなく世界の権威からも評価された奈良萬です。
第11位「天明」ランキング上位の常連
「天明」は福島県は会津にある、曙酒造が手がける銘柄です。現在まだ若い方が杜氏を務めており、先代の杜氏から世代交代したときは若干27歳だったようです。東日本大震災の時は蔵が被災してしまいましたが、そんな苦境を乗り越えて復興し、今では被災地支援も積極的に行っています。そんな事から天明の「ハート天明」というシリーズは売り上げの一部が被災地に寄付される仕組みとなっていますので、是非購入してみて下さい。
曙酒造は日本一と名高い
純米吟醸、無濾過生は、無濾過生らしく、水々しい果実の香りと爽やかな酸味、そしてお米の甘みや旨味などを芳醇に感じる贅沢な味わいとなっています。ですので日本酒初心者の方にも女性にもおすすめ出来るお酒です。当蔵元の曙酒造は天明の他にも「一生青春」という一段階高級なシリーズも作っており、こちらは鑑評会で見事金賞を受賞しています。曙酒造が排出する日本酒に目が離せません。
第10位「会津娘」高ランキング日本酒
土地の人がその土地の手法で、その土地の米と自ら作り上げる「土産土法」の酒造りをモットーとする会津若松市の酒蔵があります。地元会津産の五百万石や兵庫・吉川と東条の山田錦、雄町などで醸す酒は、優しい味わいが魅力です。定番として親しまれる純米酒は米の旨みが広がる仕上がりで、飲み飽きません。自社の田んぼで有機栽培で育てた米を使う「無為信」は落ち着いた風味で、冷から燗酒まで対応するポテンシャル。
第9位「善き哉」ランキング高評価
数々のコンテストやランキングで高評価されている名倉山酒造。この「善き哉(よきかな)」は吟醸仕込みで、贅沢に造り上げました。酸味がありながらフルーティーな軽さと、口当たりの良い飲み口で飽きのこない日本酒です。日本酒初心者や女性でもおいしく飲めるのでおすすめです。冷かぬる燗で飲むと一層日本酒の味わいが引き立ち、美味しいので是非お試しください。
第8位「月弓」福島代表
名倉山酒造で全日本日本酒コンテストグランプリの人気の銘酒が「月弓(げっきゅう)」です。蔵元の立地から、白虎隊や鶴ヶ城など会津のイメージを膨らませて付けられた名前が、今ではすっかり世間に浸透しています。日本酒は優しい甘さで口当たりが良く、冷でも燗でも美味しいのであらゆる料理におすすめです。口コミやランキングでも人気上位で、コストパフォーマンスが良いのも嬉しいです。
第7位「ロ万」福島南会津の名酒
ロ万は、福島県は南会津の花泉酒造が造る、十口万、七口万など個性的な名前のシリーズです。ちなみに「ろまん」と読み、全国的に人気の銘柄です。数あるロ万シリーズの中で紹介したいのが皐ロ万で、その名の通り5月に出荷されます。クリアでほのかな甘みと新鮮な酸味があり、お米の旨味も残る飲みやすい味わいとなっています。一般的に言われる「キレイなお酒」なので、女性やあまり日本酒を飲まない方にもおすすめのお酒です。
第6位「泉川」希少な福島のお酒
泉川は、蔵元の創業以来変わらずにずっと受け継がれている歴史伝統ある日本酒です。現在はその人気から地元会津への限定出荷となっていて、大変手に入れにくい貴重なお酒となっています。淡い味わいで口に含むと、スッとのど元を過ぎていきます。辛口でキレがよく、飲み飽きないタイプの日本酒なので、どんな料理にも良く合います。のんびりとくつろぎながら、ちびちびと飲んで欲しいお酒です。
第5位「廣戸川」日本一金賞受賞の日本酒
廣戸川は天栄村という自然豊かな土地で作られています。鑑評会では6年連続で金賞を受賞した、優秀な蔵元であるため、今後どんどん人気は高まっていくと予想されます。廣戸川は全銘柄「夢の香」という福島独自の酒米を使用していて、華やかな香りを持ちながらも、程よい旨味と酸味のあるとてもバランスに優れた味わいとなっています。ネクスト獺祭になる可能性もある銘柄なので、是非チェックしてみて下さい。
第4位「写楽」福島を代表するお酒
果実系の香りの食中酒「写楽」は、全国的に人気の日本酒として既に定番化しつつあります。福島県内でも希少なお酒となっていて、プレミア価格で売られていることが多い銘柄です。定番商品である純米吟醸、お米は五百万石し、精米歩合50%という純米大吟醸レベルまで磨かれたお米を使用。水々しい果実のような甘みとフレッシュな酸味が特徴です。濃すぎず、薄すぎず丁度良いバランスのとても飲みやすい味わいとなっています。
第3位「あぶくま」日本一金賞受賞の日本酒
福島県の中心近くにある船引町の酒蔵、玄葉本店。こちらでは「あぶくま」という銘柄で、1本1本丹精込めた日本酒を造っています。近年では、そのこだわりの味が認められ、金賞を受賞した日本酒です。福島県内外を問わず、お酒が品薄状態となるほどの人気となっています。中でも「ひやおろし」は、軽快で華やかな香り、すっと消える喉越し。原酒と言ってもさほど重くはなく、透明感のある適度な味わいが人気の日本酒です。
第2位「雪小町」日本一金賞受賞の日本酒
北国の「雪」と、美酒、美人の「小町」で命名されたと言います。北国の美酒にふさわしいよう祈りの込められた銘柄で、酒蔵は郡山市東部の西田町にあります。緑豊かな風土の中でお酒に合う米作りに勢力を注いでいて、お酒の仕込み水にはあぶくま鍾乳洞由来のミネラルが程よく溶け込んだ中硬水を使用しています。純米吟醸酒と純米酒はどちらも個性あふれる、芳醇で爽快な辛口酒で、多くの方々から人気の日本酒です。
第1位ランキング「金水晶」日本一金賞受賞の日本酒
福島の地酒「金水晶」はここでは欠かすことはできません。というのも全国新酒鑑評会8年連続で金賞を受賞しているという、とても優秀なお酒だからです。1位にランクインさせてもらいました。奥州街道八丁目宿で明治28年創業の老舗。福島県福島市唯一の酒蔵で、何と地域の御神酒としても愛飲されていると言うから、折り紙付きの日本酒です。こちらも福島地元のお米、水、人にこだわり、手造りで丁寧な酒づくりを心がけています。
福島の日本酒造り
日本の都道府県の中で3番目の面積を誇る福島県は、歴史的な経緯や気候、地形などの面から大きく3つのエリアに分けられます。白虎隊ゆかりの地で豪雪地としても有名な「会津」、海と阿武隈高地に挟まれた「浜通り」、阿武隈高地と奥羽山脈の間にある「中通り」の3つの地域がそれです。それぞれの地域には蔵元が数多く点在し、自然に恵まれた地の利を生かした日本酒造りが盛んにおこなわれています。
日本酒に合う福島の名物料理1
日本酒によく合う福島県のご当地料理の食材は、「身欠きにしん」です。保存が効くこともあり、内陸部では特に重宝されたと言います。その身欠きにしんを使い、山椒と一緒に漬けたのが「にしんの山椒漬」です。山椒が生臭みを消し、腐敗も防いでくれます。山椒の香りがたまらない美味しさで日本酒にもよく合います。また、海の無い会津では、アユ、イワナ、ウグイ、ヤマメ、コイなどの川魚が昔からよく食べられてきました。
日本酒に合う福島の名物料理2
日本酒を飲みながら頂きたい福島県ご当地のご飯が「わっぱめし」です。わっぱとは、山中で働く人や旅人がお弁当の容器として使っていた、丸い形をした箱のことを指します。奥会津檜枝岐のものが有名で、このわっぱにご飯を入れて、季節の野菜や山菜、肉や魚などを乗せて蒸しあげたのが「わっぱめし」です。新潟などにも同じ形式の料理がありますが、福島のものが有名ですので、福島に行った際には是非食べてみてください。
福島の日本酒は粒ぞろい
福島は同じ県内とは思えないほど、浜通り、中通り、会津と代表的な3エリアで各地域ごとで非常に多様な日本酒を味わうことができます。それだけでなく一口に会津のお酒と言っても、その中で個性が異なり、二本松、福島、郡山、矢吹、天栄、白河などは同じ中通りエリアでも全く違うお酒です。「阿武隈山系」だけでも古殿、三春、田村、平田、塙、矢祭とあり、「浜通り」のいわきと相双もまた、それぞれに違う個性があります。
福島の日本酒は金賞受賞銘柄数が日本一!
日本酒の産地として認知度の高い福島県ですが、大きく味のタイプで3つに分類してみました。まずは「すっきりタイプ」ですが、てふ、奈良萬、口万、雪小町、あぶくまがこれにあたります。飲みやすさ抜群なので、日本酒慣れしたない方はこちらから飲み始めてみては如何でしょうか?続いて「しっかりタイプ」は、大七、天明、飛露喜があたります。それらの間の「バランスタイプ」には、人気一、廣戸川、写楽、金水晶があたります。
日本一の福島の日本酒を堪能しよう
2011年3月11日の東日本大震災で福島県の蔵元は多大な被害を受けた上に、原発事故による風評被害は未だに拭い切れていません。ただ蔵元が仕入れる福島県産の酒米や、醸造に使う仕込み水は放射能検査がきちんと実施されていて、安全安心のお墨付きです。蔵元の努力は実りつつあり、国際的な日本酒コンクールで福島県産が1位に輝いたほか、日本酒の全国新酒鑑評会では、6年連続で福島県が金賞受賞数日本一の称号を受けました。