アポロチョコの由来と種類は？レアの逆アポロについても調査！

アポロチョコは、製菓会社の株式会社明治が発売しているチョコレート菓子です。ギザギザがついた円錐の形をしており、頂点側がイチゴチョコ、底辺側がミルクチョコの味です。

形を可愛いと感じる人も多いでしょう。1969年に発売されて以降長く愛されているアポロチョコですが、その由来はどんなものなのか、また種類にはどのようなものがあるのか知りたい人も多いと思います。その前に、アポロチョコがどのように楽しまれているかファンの感想を見ていきます。

ファンも多いだろうアポロチョコですが、以下のような感想があります。長く愛されたからこそ編み出された食べ方の工夫などもあり、変わらない味を楽しんでいる人が多いことをうかがわせます。大人になっても楽しまれ続けるチョコレート菓子だからこそ、ロングセラーで在れたのでしょう。

チョコレートとイチゴチョコの組み合わせが最高だという感想です。一度に10個も口に入れるということは、よほどアポロチョコが好きなんだということがわかります。それほど熱烈なファンを持つチョコレート菓子なのでしょう。

冷凍して食べるという通な食べ方をする人もいました。チョコレート自体が冷やしても美味しいので、アポロチョコを冷やして食べるというのもアリなのかもしれません。また、この人もミルクチョコとイチゴチョコの2層構造が大好きなようで、アポロチョコが長く愛される秘密が2層構造にあるとわかります。後にリンクを張っている動画の投稿主も、2層構造の甘酸っぱさが何とも言えないと言っています。

アポロチョコ特有の2層構造ですが、その境目を嚙み分けるという遊びもあるようです。長く愛された分、食べ方にも様々な工夫がされています。夏場溶けてしまうのはチョコレート菓子の定めですが、それでも手に取ってしまう人は多そうです。ついつい手に取ってしまう味ということになります。

チョコレート菓子の定番だという声や、冷凍して食べるというファンならではの工夫、チョコとイチゴの味のコンビネーションが好きだという声があります。イチゴチョコとミルクチョコの間を綺麗に分けて食べるという遊びもあるようです。いずれにしろ、アポロチョコはファンの多いロングセラーのチョコレート菓子ということがわかります。

2014年、フィギュアスケートの羽生結弦選手が世界歴代最高得点を出したときのキスアンドクライを切り取った新聞記事がありました。そこには、手にロックバンドであるポルノグラフィティのツアーグッズである「アポログラフィティ」を持った羽生選手が映っています。羽生選手はポルノグラフィティのファンだそうで、それを知っていた羽生選手のファンが演技後に投げ入れたものだと言われているそうです。

「アポログラフィティ」はポルノグラフィティのデビュー曲「アポロ」とアポロチョコを掛けた限定品で、今は販売されていません。しかし、どんな商品だったのか気になる人も多いでしょう。実際にポルノグラフィティの曲のなかで言及されているアポロ宇宙船に関係があるアポロチョコと、ポルノグラフィティがコラボするのは当時話題になったと思います。羽生選手のファンはきっと苦労して手に入れたのでしょう。

小さい山のようなチョコレート菓子のアポロチョコですが、その由来はアポロ宇宙船でした。アメリカ航空宇宙局（NASA）が米ソ冷戦時代にケネディ大統領の声明をもとに着手した、人類の月面着陸を目標にしたアポロ計画の宇宙船アポロ11号の形を模しています。

アポロ宇宙船の地球帰還モジュールは確かにアポロチョコと似ており、アポロ宇宙船がアポロチョコの由来であり形を真似たんだということがわかります。

ただ、アポロ11号の帰還は1969年7月21日であるのに対しアポロチョコの商標登録がされたのは1966年であるため、名前はアポロチョコの方が先ということになります。つまり、アポロチョコの形の由来は宇宙船アポロですが、名前の由来はそうではない、ということです。

アポロチョコの名前の由来ですが、ギリシャ神話に出てくる太陽神アポロンからとったそうです。太陽神アポロンはギリシャ神話に登場する男神で、詩歌や音楽などの芸能の神として名高いほか、羊飼いの守護神・光明の神・病を払う治療神などの多くの側面を持ちます。主神ゼウスの息子で、オリュンポス十二神の1柱です。明治がどんな思いでチョコレート菓子にアポロンの名前を冠したのか考えてみるのも面白いかもしれません。

発売当初の初代パッケージは、今とは違いシックな感じになっています。また、初代パッケージには中のアポロチョコがみえるように透明の窓がつけられています。今のパッケージが可愛さ重視になっているので対比してみると面白いかもしれません。また、初代パッケージを大切に持っている人がいたらとてもレアな品物を持っているということになります。

実はきのこの山は、アポロチョコを作っている機械から違うお菓子が作れないかと考えられて発案されたものだそうです。きのこの山のチョコの部分、つまりキノコの傘の部分のギザギザは、確かにアポロチョコの形と似ています。

きのこの山をよく見ると、チョコの部分の色が頂点側と底側でわずかながら異なっています。頂点の方がややチョコの色が濃いようにみえます。この点も、頂点側と底側でチョコの種類が異なるアポロチョコと似ている点です。アポロチョコときのこの山は同じ機械から作られた兄弟とも言えそうです。

ここからはアポロチョコの種類にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。公式サイトには、私たちが普段見るアポロチョコ以外では「ぎゅっと濃いアポロ」、「アポロジャンボ」、「棒つきアポロ」、「手作りアポロ」、「アポロプチパック」の5種類が紹介されています。普通のアポロチョコも含めればレギュラー商品は6種類ということになります。

ぎゅっと濃いアポロは、普通のアポロチョコと同じくらいの大きさで、イチゴチョコの濃さが普通のアポロチョコより濃いチョコです。普通のアポロチョコよりもイチゴの味が濃く、酸味が増しているようです。値段は普通のアポロチョコよりも高めのようです。

箱型の容器に入っているアポロチョコは、アポロジャンボといい、アポロチョコよりも大きなサイズであることが特徴です。大きく目立つのでお菓子作りのトッピングに用いるという人もいました。普通のアポロチョコはイチゴ味が強く、アポロジャンボはミルクチョコの味が強いなどと、味の違いがあるのではないかという考察をしている人もいました。

棒付きアポロは文字通りアポロチョコの底辺部分に棒がさしてあるアポロチョコで、チョコの部分はかなり大きいサイズだそうです。1つの商品に4本入っており、口いっぱいに頬張って食べることができます。大人でも結構大きく感じたそうなので、子供に食べさせる時は喉に詰まらせないか、棒で遊んで怪我しないか気を付けた方がいいでしょう。

アポロプチパックは、四面体の独特な包装で包まれたアポロチョコです。中に入っているアポロチョコは少量で、食べきりサイズとなっています。普通のアポロチョコよりもチョコレートは小粒だそうですが、味自体は変わりないようです。

手作りアポロについては、逆アポロの噂の真相にも関わりますので後で述べますが、簡単に言うとアポロチョコを簡単に手作りできるキットのことです。キットにあるものだけで作れるので手軽で、家族の思い出作りなどに最適です。

アポロチョコには地域限定品もあります。北海道限定品に「アポロホワイトプレミアム」があります。これは地域限定品と言えるのか微妙ですが、全国で販売されているレギュラーではない商品として「富士山アポロビッグ」というものがあります。地域限定品の種類は2種類と少なめですが、北海道土産に「アポロホワイトプレミアム」があると知ると北海道旅行が楽しくなります。

アポロホワイトプレミアムは、普通のアポロチョコのピンクの部分がその名の通りホワイトチョコレートになっており、大きさは普通のアポロチョコの1.5倍とボリュームがあるそうです。断面をみると、ホワイトチョコレートのなかに甘酸っぱいイチゴ味の部分がありお土産には喜ばれます。

パッケージも限定品なだけあって豪華です。24粒のアポロチョコがぎっしり、小包装で入っているようです。購入できる場所は新千歳空港、函館空港などの空港やJR旭川駅、JR千歳駅などの主要な駅、金森赤レンガ倉庫、五稜郭タワーなどの観光地などで買えるそうです。価格は870円とお手軽です。

富士山アポロビッグは大粒のアポロチョコです。普通のアポロチョコの2倍以上あり、底辺部分にはミルクチョコ、上部にはイチゴチョコ、その更に上に富士山の冠雪を模してホワイトチョコレートがコーティングされています。通常のアポロチョコに比べて通常の3倍のイチゴチョコが使われているらしく、濃厚な味わいを楽しめます。

イチゴの甘酸っぱさとホワイトチョコレートの滑らかさが絶妙で、冷やして食べるとチョコらしい歯ごたえが楽しめるらしいです。

箱の中に入っていたらラッキーな気持ちになれる、逆アポロについて紹介します。逆アポロは、写真の通りピンクのイチゴチョコとブラウンのミルクチョコの場所が反対になっているアポロチョコです。

逆アポロが100箱のアポロチョコの中に含まれるのか検証してくれている動画がありました。1箱にアポロチョコは約33個あるらしく、3300個のなかから逆アポロを探したのですが、結局見つからずに動画は終わっています。3000分の1以下の超レアなアポロということになるのでしょうか。

しかしまた別の動画には、動画の投稿主が明治に直接問い合わせを行っています。その結果によると、現在レアなアポロチョコは製造されていないそうです。ただ、昔は製造されており、その写真が出回っている可能性があるそうです。ただ、手作りキットでは逆アポロを再現できるということでした。

動画のタイトルは紛らわしいですが、手作りキットで逆アポロを作ってみたという動画もありました。逆アポロをぜひとも手に入れたいという人は、手作りキットで作ってみることをお勧めします。

現在は製造されていないという逆アポロですが、レアな限定品として存在すると信じている人も多いと思われます。そんなレアな逆アポロを、自分で作れる手作りキットですが、逆アポロだけでなく様々な形や色のアポロが作れます。

作り方は至って簡単です。制作に必要な材料は揃っているので、お湯に入れて溶かしたチョコペンを型に流し入れ冷蔵庫で冷やし固めるだけで作れます。ただし、チョコペンは固まるのが早いため事前にどういうデザインにするか決めておいた方がいいようです。

具体的な作り方としては、まず50℃くらいのお湯でチョコペンを温めます。チョコが柔らかくなったところで、型にチョコペンやミンツなどを入れてアポロチョコをアレンジします。チョコが温かい間に済ませるのがコツです。次に型を揺らして奥までチョコを入れます。最後に、30分以上冷蔵庫で冷やせば出来上がりです。チョコは型から簡単に外すことができ、作ってすぐに楽しめます。

製菓会社明治の発売しているアポロチョコは宇宙船が形状の由来であり、太陽神アポロンが名前の由来だということがわかりました。また、普段目にすることが多いアポロチョコだけではなく、地域限定品や手作りキットなど豊富な種類があることもわかりました。中でもアポロホワイトプレミアムは北海道限定の商品だということで、レア度が高いといえます。

引用したアポロチョコのファンの感想を見ると、三角錐型の独特の形状やイチゴチョコとミルクチョコの味の絶妙なコラボレーションが、アポロチョコが長く愛されてきた要因であることもうかがえました。1969年からのロングセラーのチョコレート菓子であるアポロチョコの歴史がもっと続いてほしいと願う人は多いでしょう。

アポロチョコのレアバージョンとして存在が信じられていた逆アポロは、残念ながら製造が中止されていることがわかりました。しかし、前述した手作りキットを使えば簡単に再現可能だということがわかりました。

この記事ではアポロチョコの美味しさとその意外な種類の豊富さ、手作りキットという遊び心のある商品の存在について言及してきました。この記事を読んで、今すぐアポロチョコを買いに行きたくなった方もいるのではないでしょうか。